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浅間嶺・松生山 [奥多摩]

2010/02/14(日)

■第165回 : 浅間嶺(903m)・松生山(933m)


昨日の土曜日は雪。平野部では積雪には至らなかったものの、山間部ではしっかり降った模様なので、2年ぶりに新雪を楽しむ山歩きに出掛けることにしました。
浅間嶺への登りでは、2人いた先行者を抜かしてしまうと、行く手は全く足跡のない真っさらな雪景色が広がりました。それでも道型は明瞭で迷う心配は全くなく、新雪を踏んでいく楽しさだけを存分に味わえるという、願ってもない状況でした。

 累積標高差(登り):775m / 距離:10.1km / 歩行時間:3時間30分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:3時間50分 

(往路)
古淵 07:23-07:45 八王子 07:51-08:02 立川
立川 08:11-08:48 武蔵五日市 09:00-09:34 上川乗

(登山行程)
上川乗バス停    09:45
浅間嶺(最高点)   10:50-11:00
浅間嶺(展望台)   11:10
松生山       11:45-11:55
峠の茶屋      12:55
時坂峠       13:05
いっぷく亭 遊   13:30-14:10
払沢の滝入口バス停 14:15

(復路)
払沢の滝入口 14:20-14:40 武蔵五日市 14:48-15:06 拝島
拝島 15:21-15:32 八王子 15:39-15:50 橋本 15:53-16:04 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

武蔵五日市駅からのバスを上川乗で降りたのは、私のほかには単独行男性が1人だけ。その男性を追うようにして浅間嶺へ登り始めると、先行者の足跡もたった2人分だけでした。人が少ないのを期待して選んだルートではなかったので、これは嬉しい誤算です。
でも始めしばらく続く樹林帯の緩やかな道では、積雪はあまり深くありません。しかも日差しがあって気温が上がったためか、樹木の着氷が融けて水滴となり、頭上からポタポタと落ちてきます。多い所では小雨のような降り方になっていて、その下の地面では雪が消えているばかりか、すでにぬかるみ始めている箇所すらありました。

先行する2人との時間差は小さかったようで、やがてその2人を相次いで抜かしてしまうと、行く手に広がるのは、全く足跡のない真っさらな雪景色です。
標高が上がるとともに、積雪は数センチ程度の厚さになっていましたが、道型は明瞭で迷う心配は全くありません。新雪の中に新しい足跡を刻んでいく楽しさが存分に味わえるという、またとない幸運に恵まれました。

浅間嶺の休憩所からは、最高点を往復していきます。さすがに尾根上の山道にはもう先行者の足跡が残されていました。
浅間嶺の最高点は樹林の中にあって展望はなく、小さな標識が樹木にくくられているだけの地点でした。

浅間嶺の展望台にも寄って行きました。一般的には展望台の場所が頂上として扱われることが多いようです。
標識やベンチなどもあるこの場所は、天気が良ければ展望の良い地点ですが、この日はパッとしない空模様で、特に見るべき景色はありませんでした。

その後、松生山へのマイナールートに入ります。さすがにこんな状況の日に歩く人は少ないらしく、松生山方向には僅かに1人分の足跡が続いているだけでした。積雪はこれまでよりも一層深まって、道筋も不明瞭だったので、辛うじて片道分だけあるその足跡だけを頼りに松生山を目指します。
最初の急坂を登りきって、傾斜が緩やかになると、ほどなく入沢山の標識のある地点を通過します。あまりピークらしい地点ではなく、こんな所に山名が付いていることに少々違和感を覚えたほどでした。

入沢山の先でほぼ忠実に尾根をたどる道は、何度となく小さなコブを越えて行くのが少々煩わしく感じます。しかも着氷の重みで垂れ下がった木の枝などが至る所で道を塞いでいて、それを度々かいくぐって進むので、ちょっとしたヤブ漕ぎのようでもありました。
さらに進むとササが出てきて、その中を通って行くと、松生山の頂上に到着しました。曇り空が続いて展望は皆無ですが、浅間嶺と同様の、無人でひっそりとした雰囲気が実に好ましいです。三角点に積もった雪をどかして、そこに腰掛けて休憩していきます。

松生山からはアイゼンを付けて、先程の分岐点まで戻ります。その後はそれなりの傾斜が続いた小岩への分岐点付近まではアイゼンを着けたままで下りましたが、その先で外して普段の装備に戻ります。
やがて道が沢に沿って下り始めると、雪はこの時間までにかなりの部分が消えかかっていて、以降は問題なく歩ける状況に変わりました。あとは時坂峠を経由して下って行くだけです。

最後に、払沢の滝への分岐の少し手前にある「いっぷく亭 遊」に寄って腹ごしらえしていきます。注文した「つけとろそば」は、やや太めでコシのある麺がちょうど好みで美味しく戴きました。ただし、量はやや控え目だったので、大盛りにするか、ごはんとのセットにしたほうが良かったかもしれません。

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