板屋の頭・子の権現・竹寺 [奥武蔵・秩父]
2011/01/02(日)
■第193回 : 板屋の頭(四本松)(522m)・子の権現・竹寺
今回の登山は今年の初詣を兼ねて、足腰の神様として信仰されている子の権現と、そこから関東ふれあいの道で結ばれていることから、組み合わせて歩かれることも多い竹寺という、計2箇所の山寺を巡ってきました。
累積標高差(登り):995m / 距離:10.2km / 歩行時間:3時間10分 (休憩除く) (参考) 同コースの標準時間:5時間5分 |
(往路)
古淵 06:33-06:55 八王子 06:59-07:40 東飯能
東飯能 07:53-08:15 吾野
(登山行程)
吾野駅 08:20
前坂 08:50-08:55
板屋の頭 09:20
タカソリ山 09:35
六ッ石の頭 09:50
スルギ 10:00
子の権現 10:25-10:35
豆口峠 11:00
竹寺(鐘楼堂) 11:15-11:20
竹寺 11:25-11:50
小殿バス停 12:15
(復路)
小殿 12:29-13:15 東飯能 13:25-14:02 八王子
八王子 14:20-14:42 古淵
大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)
今回のスタートは西武秩父線の吾野駅。元々ガラガラの電車でしたが、この駅で降りたのも僅か6人。私を含めて全員がハイカー姿でした。(私以外の5人全員がこの写真に入っていたりします)
4日前にも来たばっかりの前坂です。その時は正面から登って左に向かいましたが、今日は手前から登ってきて、そして右へと向かいます。ここまでの道は、登り始めの傾斜が少々きつかったのを除けば、まずまず歩きやすかったです。
前坂からスルギ方面へは、石灰石採掘のために山が削られて、尾根道は消滅しています。このため一旦かなり下って車道を歩かされたりしました。その間、こんな小さな標識が道案内をしてくれました。この写真の地点から再び尾根に取り付いて、いくつかの小さなコブを越えていきます。
少しだけ手を使う必要のあった岩尾根を急登すれば、ほどなく三角点峰の「板屋の頭」(「四本松」とも呼ばれるらしい)に到着です。中央奥のやや右寄りには、木に括られた白いプレートが写っていますが、マジックで書かれているこまごまとした文字は判読が難しくなりつつありました。
葉を落とした木々の間からはいくらか展望があって、北西には子の権現の駐車場らしい建物と、これから歩く予定の、そこへと続く尾根が見渡せます。また東側には、越上山や顔振峠のあたりが見えていました。
「タカソリ山」(地形図の532m標高点)はルートから少し外れた所にありますが、期待に反して分岐点には何もありませんでした。薄い踏み跡を追って寄り道をしてみましたが、樹林帯の中の全く面白味のない場所で、木の幹に巻かれたテープに山名が書かれていただけ。すぐに引き返します。
再びちょっとした急登があって、その後に「六ッ石の頭」というピークも通過していきます。ここなどは山名が書かれたものすらなく、意識せずに通り過ぎてしまうことが多いのではないでしょうか。地面を見ればなるほど、石が6つくらい転がっていました。
スルギはY字路になっていましたが、倒れた道標が斜面に立てかけられている状況。指示標が示す方向が曖昧になっていて、次にどちらに進むか少し考えさせられました。ここには写真に向かって左からやってきて、左折して写真の右方向に進むのが正解でしたが、撮影するために立っている手前側へも道が延びており、それは吾野方面へ下る道だったようです。
前坂からスルギまでの間には急登が2回あって、逆方向に歩く時は急降下になるので要注意箇所となりそうです。道はしっかり付いていて、少なくともこの時期であれば迷う心配はなさそうでした。そして、ここから先は歩きやすい道に変わります。
子の権現に到着しました。思っていたほど人出は多くなく、早速本堂でお参りしていきます。本堂の右手には、子の権現のシンボルとも言うべき鉄製の大ワラジ(写真下)があって、その隣にはやはり鉄製の大きな夫婦下駄もありました。
子の権現から竹寺へ向けて歩いて行くと、その途中にあるのが豆口峠。三角屋根だけの小屋の隣には、「神送り場」という習わしについての解説板が立ってましたが、小屋との関連は不明でした。
竹寺の手前の分岐点まで来たところで、竹寺は後に取っておいて、先に鐘楼堂へ向かうことにしました。下る道を見送って尾根道に入ると、緩やかな道でしばらく登らされることになります。鐘楼堂は地形図の581mピークにあって、周囲では恐らく一番高い所に当たりそうです。南東側が開けていて展望もありました。鐘は自由に撞いても構わないようなので、せっかくだし1回撞かせてもらいました。
竹寺に着きました。記帳ができたり、精進料理が食べられたりする本坊の周囲には、結構人が出ています。本坊では、甘酒が無料で振る舞われていました(下の写真でも、鍋と、たくさんの湯呑みが写っています)。
本殿の周囲は人がまばらで、意外なほどひっそりしています。登り口の鳥居にかかっている「茅の輪」をくぐって、本殿を参拝していきました。
最後は小殿バス停に出てから、飯能駅行きのバスを待ちます。バス停の向かい側には待合所(写真右)とトイレ(写真左奥)がありました。
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