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父不見山・観音山 [奥武蔵・秩父]

2011/05/25(水)

■第205回 : 父不見山(1047m)・観音山(698m)・観音院


今回はバスに計80分揺られて、秩父の北端まで入っていきます。
埼玉・群馬県境の父不見山に登った後、長い車道歩きを挟んで、札所三十一番・観音院の背後にそびえる観音山に登り、最後に観音院に参拝してきました。

 累積標高差(登り):1333m / 距離:18.3km / 歩行時間:4時間45分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:8時間5分 

(往路)
古淵 05:35-05:56 八王子 06:08-06:51 東飯能
東飯能 07:03-07:04 飯能 07:14-08:07 西武秩父
西武秩父 08:30-09:10 小鹿野役場 09:20-10:00 長沢

(登山行程)
長沢バス停 10:00
坂丸峠   10:50-10:55
長久保ノ頭 11:20-11:25
父不見山  11:35-11:40
杉ノ峠   11:50
馬上バス停 13:10-13:20
牛首峠   13:40
日尾城跡  13:45
観音山   14:15-14:30
観音院   14:50-15:00
栗尾バス停 15:35

(復路)
栗尾 16:08-16:57 西武秩父 17:00-17:48 東飯能
東飯能 18:02-18:36 八王子 18:39-19:02 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

今回は久々に「秩父漫遊きっぷ」を使用しました。秩父エリアの西武観光バスがほぼフリーパスになるので、バス派には嬉しいきっぷです。

西武秩父駅からバスを2本乗り継いでようやく着いた、長沢(ちょうざわ)バス停。バス1台通るのがやっとの狭隘区間を延々と抜けてきました。

途中の分岐点で。かつて直進だったはずの父不見山への道は、いつの間にか右折に変わっていました。左を示していたはずの父不見山の指示標が、うまい具合に細工されて右を示すようになっています。
直進方向が近道なので、もし行けそうならば、と少し進んでみました。でもこの廃車の脇を抜けてすぐの所で、斜面崩落で道が消えていて、歩ける状況にはありませんでした。

しばらくは杉の植林地の中を進みます。地面には打ち落とされた枝葉が散乱していて、あまり気持ちの良い道ではありません。

坂丸峠に着くと、正面からは群馬県側からの道が上がってきていました。
峠には古い祠もあって、昔から良く歩かれていた道であることが窺えます。

山頂が近くなって、ようやく自然林の中に入りました。新緑の明るい道です。

父不見山のすぐ手前にある三角点ピーク、長久保ノ頭まで来ました。ここは父不見山よりも少しだけ高くて、今日の最高点です。
唯一開けた方向には、城峯山が見えていました。肉眼では頂上の電波塔がハッキリ分かったのですが、縮小写真では厳しいですね。

父不見山の頂上。標識がいっぱいありましたが、展望はほとんどありません。長居する気にはならず、5分だけでここを後にしました。

杉ノ峠では、杉の大木の間に石祠を見ます。ここにも群馬県側からの道が上がってきていますが、それを背にして埼玉県側へ下ります。

林道を6km以上歩いて、ようやく馬上バス停に到着。ここは数時間前、バスに乗って通過していた地点でもあります。

牛首峠への道は、こんな水路の脇を進むという、ちょっと怪しげな始まり方でした。
でも、少し荒れたりジメジメしたりしていますが、普通に歩ける道でした。こんなふうに、階段状に整備されている箇所も多かったです。

巨岩の間を通った先が牛首峠でした。峠越えの道は、ここから観音院入口へ下っていきますが、さらに登り続けて観音山を目指します。

途中で日尾城跡に寄り道してみましたが、小ピークに八幡様があっただけで、特に解説板の類はありませんでした。

観音山への道に戻ると、鞍部へ下った先がクサリ場となっていました。ただしここは木の根などを足かがりに登れたので、クサリは使いませんでした。

時折新緑の美しい道となりますが、でもあまり長くは続きません。
そして頂上への登りが始まると、こんな木段ばかりの道に変わります。しかも登るほどに段差が大きくなっていって、かなりきつかったです。

頂上の手前にあった三角点。上に見えているベンチはすっかり朽ちていました。
ここが観音山の頂上です。右手の岩の上と、手前の三角点と、どっちが高かったかはいい勝負だと思いました。
頂上の展望は今ひとつでしたが、通り過ぎて少し西側に回ると、遠くに両神山のシルエットが見られました。この形はどこから見ても良く分かりますね。

急降下を続けて、札所三十一番・観音院まで来ました。ここを訪れるのは、3年前の札所巡り以来2度目となります。
本堂の左上の大岩壁からは、聖浄の滝が流れ落ちていました。いかにも霊山といった雰囲気に、こちらも厳かな気持ちになります。
前回来た時は人が多くて、鐘楼はスルーしていたのでしたが・・・
この時、境内には私を合わせて3人だけ。時間も順番も気にせず、ゆっくりと1回撞かせて頂きました。

観音院から車道をしばらく下っていくと、水子地蔵寺の前を通ります。無数の地蔵の一体一体に、赤い前掛けや風車が供えられていて、どちらを向いても赤く染まった景色が印象的です。写真ではその肝心の赤があまりきれいに出ていないのですが・・・

栗尾バス停で、ここが始発となる西武秩父駅行きのバスを待ちます。写真には入りませんでしたが、左側にはベンチも置かれていました。

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