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蛾ヶ岳 (グループ山行) [富士山とその周辺]

2012/11/10(土)

グループ山行 : 蛾ヶ岳(1279m)


この日は職場の山の会で、紅葉を楽しみに、山梨県の蛾ヶ岳と四尾連湖に出掛けてきました。
紅葉はほぼ見頃だった模様で、鮮やかな黄色に染まる明るい尾根道を堪能できています。
また1時間少々で立てる頂上からは、北側に南アルプス・八ヶ岳・奥秩父といった山並みを一望し、振り返れば富士山という好展望を楽しんできました。

 累積標高差(登り):586m / 距離:8.0km / 歩行時間:3時間15分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
八王子駅集合 07:15
八王子駅発  07:30
四尾連湖着  09:50

(登山行程)
四尾連湖 10:00 (駐車場)
蛾ヶ岳  11:15-11:40
大畠山  12:50-13:05
四尾連峠 13:20-13:30
子安神社 13:45-13:55
四尾連湖 14:00-14:05 (キャンプサイト)
四尾連湖 14:20 (駐車場)

(復路)
四尾連湖発 14:30
談合坂SA 15:50-16:05
八王子駅着 17:40


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

四尾連湖の手前にある駐車場に車を停めたら、登山口はその駐車場のすぐ脇にあります。
登り始めから、鮮やかな黄葉を楽しめる雑木林が続きます。
紅葉よりも黄葉のほうが好きな私には、堪えられない景色でした。


稜線まで上がると、一旦は北風にさらされるようになって寒くなりました。
しかしその後は尾根通しに進むことはなく、ほとんどのコブは南側を巻いてしまいます。
アップダウンの少ない穏やかな道になると同時に、北風からも逃れられて、ダブルで歩きやすかったです。
穏やかな道は西肩峠まで。ここから頂上までは、さほど長くは続きませんが、それなりの急坂に変わります。
復路の急な下りは慣れないメンバーにとっては少し手強かったようで、ストックを使ってみてもらいました。


1時間15分で、蛾ヶ岳の頂上に到着。幸いにも、この頃までに強い北風は収っていて、さほど寒さはありません。人の数も思っていたより少なくて、ゆっくりと展望を楽しめたのも良かったです。
頂上には、金刀比羅宮の小さな祠、三角点、それに山梨百名山の標柱がありました。

西側から北側にかけては、このような大パノラマが広がっていました。(拡大した画像はこちら)
左側には南アルプスの山々がズラリと連なり、北部の白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)はすでに雪化粧です。
右側には、甲府盆地が広がる先に、八ヶ岳から奥秩父方向までが広く見渡せていました。
パノラマの中央付近の拡大です。左端の奥が白峰三山で、その手前に重なる紅葉の稜線が先月登ってきた櫛形山。手前の眼下では四尾連湖が青い瞳のように輝いていました。次に向かう大畠山も右端に入っています。
振り返れば富士山の姿が雄大でした。右に延びる裾野を途中で遮っているのは、先々月に登った竜ヶ岳。


蛾ヶ岳を後にして、途中までは来た道を引き返していきます。稀に紅葉を見ることもできました。
同じ道も、進行方向が変わると、往路の時とはまた違った表情が楽しめたりします。
赤くなりきらない、オレンジ色に近い紅葉も、明るくて良いですね。
それでもやはり黄葉が美しかったです。
写真を撮ってばかりで、なかなか前に進みません。下る時のほうが、登る時よりも時間を掛けていたような。
私の好きなカラマツも黄葉が進んでいました。落葉のシャワーには、まだ少し早いようでしたが。


次に立ち寄った大畠山は、樹林に囲まれていて展望の全くない頂上です。
しかも無線中継所が幅をきかせていて、落ち着ける場所もほとんどありません。
そこにあったのは、2種類の私製標識と三角点だけでした。
ただ、展望がない割には二等三角点となっていて、蛾ヶ岳にあった三等よりも等級が上なのでした。かつては展望が良かったのでしょうか?


大畠山からの下りでは、紅葉した木々も見られました。
でも四尾連峠が近付くにつれて、緑が主体の景色に変わります。
四尾連峠には文学碑公園があって、野沢一(誰?)の詩碑が立っていました。
またここの峠からも、南アルプスの白峰三山を拝むことができています。


四尾連峠からは四尾連湖に直接下る予定でしたが、こんな標識を発見して、少し回り道をすることにしました。
しばらく尾根を歩いた後で、グングンと下って行くと、この子安神社がありました。
が、鐘楼のような建物は基礎の損傷が激しくて傾いており、神楽殿も荒廃が進んでいます。毎年秋にはここで例大祭が開かれて神楽を奉納していたようなのですが、それも昨年からは行われなくなった模様。山間部の集落で進む過疎化により、地域の伝統文化を継承できない事例が増えていることが、残念でなりません。


四尾連湖に着くと、対岸の山並みが一面に紅葉しているさまに、しばし目を奪われました。
ここまで、この中をずっと歩いてきたのですね。(拡大した画像はこちら)
駐車場に向かって湖畔を半周していく途中で、登ってきた蛾ヶ岳(右奥のピーク)も見えてきました。
紅葉だけでなく、湖水もきれいに澄んでいました。
四尾連湖の湖畔には鮮やかな紅葉もあって、秋の彩りを最後まで楽しめた1日でした。

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