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円海山・大丸山・大平山・天台山 [東京・神奈川(平野部)]

2013/03/30(土)

■第252回 : 円海山(153m)・大丸山(156m)・大平山(159m)・天台山(141m)


午後に別件が入っていたこの日は、午前中で歩き終えるように、近場で低山ばかり4座をハシゴしてきました。
まずは横浜市が市民の森などとして整備している円海山・大丸山エリアを歩いた後、鎌倉の天園ハイキングコースまで足を伸ばして、大平山と天台山にも登頂していきます。
そして下山後は残り僅かな時間の中で、久々に鎌倉の寺社を2箇所ほど巡ってきました。

横浜市の市民の森一帯は、山というよりは丘陵地に過ぎませんし、周囲に住宅街が隣接する環境でもあり、市の案内図を見るとエリア内には休憩所などの人工物も多くて、公園のように整備されている様子が窺えました。
このため、トレイルがすっかり車道化されていたり、そうでなくても遊歩道のようになった箇所が多いのではと思っていましたが、今回歩いたコースは自然な山道がほとんどで、とても気持ち良く歩けたのが意外でした。

 累積標高差(登り):479m / 距離:13.6km / 歩行時間:3時間20分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
南警察署前 06:16-06:30 相模大野 06:34-07:04 藤沢
藤沢 07:09-07:14 大船 07:19-07:26 港南台

(登山行程)
港南台駅  07:30
円海山   08:10
大丸山   08:50-09:00
天園    09:50
大平山   09:55
天園    10:00
天台山   10:10-10:20
鎌倉宮   10:45-10:50
鶴岡八幡宮 11:05-11:25
鎌倉駅   11:40

(復路)
鎌倉 11:42-11:48 大船 11:53-11:57 藤沢
藤沢 12:04-12:26 相模大野 12:47-13:00 大沼小学校前


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

港南台駅は都会の真っ只中にあって、周囲には市街地が広がるばかり。
大きなザックを背負った格好で降りたことに、少なからず違和感を覚える駅でした。
そんなわけで、歩き始めの15分はずっと幹線道路が続き、この消防署の角を右折して細い道へ。
すぐに鋭角に左に折れると、ようやく市街地を抜けて登り坂になりますが、でも舗装道路が続いていました。
高台に出るので少しずつ景色が良くなっていきますが、道の両脇に続くフェンスがなんとも興醒めです。
これほどの高いフェンスが必要な理由は、少なくともこの道をただ歩いていただけでは分かりませんでした。
やがて、何基もの電波塔が林立する一帯に突入。こうなると、立入禁止のフェンスもやむなし、でしょうか‥‥


ここから、横浜市の市民の森に入るようです。右側の建物はトイレでした。
すぐに「いっしんどう広場」に出ました。
「いっしんどう広場」からの展望は、国土交通省によって「関東の富士見百景」に選定されていました。
丹沢山塊を越えて富士山が見られる、とのことなのですが、どんより曇っていたこの日の眺めはこの通り。


「いっしんどう広場」から円海山までは、道標が「ふじづか休憩所・氷取沢方面」と案内する道で往復します。
その道は円海山を左手に見ながらわずかに巻いてしまいます。
少し行き過ぎた頃、左手に鋭角に折れる2本の道がこんな感じに現れるので、左側の道を奥へ進みました。
事前の調査で予め分かっていたことですが、すぐに行く手をフェンスに遮られます。
右に写っている展望台は、使われなくなってから長い年月が経過している雰囲気でした。
三角点もフェンスの向こう側らしく、その位置を確認することもままなりません。
でも頂上とほぼ同じ標高には到達していますし、代替の標識もここにあるので、この地点を以て登頂とします。


「いっしんどう広場」に戻ってから、次の大丸山へ向かいます。
さほど山深い訳ではないのですが、ずっと自然な感じのする山道を歩けて、なかなか気持ちの良いコースです。
さまざまな道が張り巡らされていて、随所に分岐点がありますが、道案内もしっかりしていました。
でも、ちょっと横を向いたら、すぐそばまで住宅街が迫っている、という箇所も多かったです。


案内図では「尾根道」となっているのに、実際に尾根上を歩くことは稀で、道は尾根の少し下に続きます。
このため大丸山には、メインコースから外れて往復することになりました。
大丸山への登りはずっと階段道ですが、距離はわずか。ひと息で登れてしまいます。
大丸山の頂上は、そこそこの広さがあり、この日に訪れた4つのピークの中で唯一快適に過ごせる場所でした。
時間はまだ朝9時前。着いた時は先客が2人いましたが、やがて私だけの頂上となりました。
頂上標柱と三角点。背景は金沢八景方面で、八景島シーパラダイスがぼんやりと霞んで見えていました。


「尾根道」に戻って、またすぐに分岐するこの階段道に寄り道します。
ちょっと登ると、すぐに関谷奥見晴台に出ます。北側が開けていたので、円海山が見えていたのかもしれませんが、見晴台というほどパッとした眺めではありませんでした。


再び「尾根道」に戻って少し進むと、148.1m三角点の西側をかすめるあたりで、左に分岐する踏み跡を発見。
明瞭な踏み跡を追って、ピークとおぼしき地点に来ましたが、この写真の範囲では捜し物は見つかりません。
少し捜索範囲を広げると、来た道を少し戻ったあたりのササの中に隠れるようにして、三角点がありました。
探し方が悪いか、そうでなくても笹ヤブの様子が変わってしまうと、見つからなくなってしまいそうです。
そして踏み跡はさらに続いていて、そのまま追って行くと、少し先で「尾根道」に復帰することができました。


市境広場まで来ました。この写真に収まっている範囲が全てで、広場というには少々手狭な場所です。
当然、横浜市の市民の森のエリアも、このあたりまでとなります。


鎌倉へ抜ける尾根道に入ると、所々で、ほんの一瞬だけですが山深い雰囲気になったりしました。
近くの樹木にリスを発見!! 慌ててカメラを取り出して構えるまでの間、逃げられなかったのは奇跡的かも。
こんな切り通しを通過すると、いかにも鎌倉に入っていくんだ、って気分になります。
正面だけ見ていれば雰囲気の良い道ですが、右を向けば、笹の間から見えるのがすぐ下にある霊園だったり。


天園の茶屋前で、天園ハイキングコースに突き当たりました。ここからは鎌倉エリアです。
天園からは、まず大平山を往復します。ゴルフ場脇の道路を歩いて、この岩の緩い斜面を登った先が大平山。
大平山の頂上は狭い上に、ゴルフ場側の斜面がフェンスで閉ざされていて、殺風景でした。
大平山の頂上から、登ってきた岩の斜面を振り返ります。
左上でこんもりと丸く盛り上がっているのが、先程までいた天園のあたりです。


天園まで戻って、天園ハイキングコースを南下しますが、そのままでは次の天台山を巻いてしまいます。
そこで右手の斜面に注意しながら天台山に近付いていくと、注意していなくても見逃しようのない明瞭な道が分岐していて拍子抜けでした。この道、明瞭なばかりか、なんと刈り払いまでされていました。
天台山の頂上は、小さな祠と三角点があるだけの狭いスペースでした。
山頂には南側からも道が付いていたので、その南斜面を下ってみます。
ロープが下がる急斜面でしたが、途中には岩穴や石仏らしきものが見られるなど、曰くありげでした。
すぐに天園ハイキングコースに合流するかと思ったら、なかなか合流せず、一時は全然別の方向に導かれる心配もした程でしたが、ここで元のコースに戻りました。
右奥から下ってくるのが天園ハイキングコースで、天台山から南尾根を下った場合は左端の標柱の脇に出ます。


あとは道なりに下って行くと、瑞泉寺の近くにある登山口に出て、山歩きはここで終了となります。
鎌倉駅へ向かう途中、まず鎌倉宮に寄って参拝していきます。
その後は細い道を繋いで鶴岡八幡宮へ。清泉小学校前の通りでは、桜並木が満開となっていました。
桜並木の道には、昔懐かしい丸形の郵便ポストも健在でした。


鶴岡八幡宮には、横から入る形になりました。
人力車に乗っていたのは、結婚式を挙げたばかりらしい新郎新婦。このあと、境内では別の新郎新婦も見掛けたので、少なくとも2組が挙式を執り行っていたようです。
大石段を登って、本宮でお参りしていきます。
源平池の周囲のサクラも見頃でした。
鶴岡八幡宮は、さすがに人が多かったです。
鎌倉駅に到着。予定通り、午前中のゴールでした。

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