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陣馬山 [高尾・陣馬]

2013/06/01(土)

■第257回 : 陣馬山(857m)


今回が7回目となる陣馬山には、つい先々月にも登ったばかりで、珍しく短い間隔で同じ山を再訪しています。
それには理由があって、実は近々、グループ山行を案内して陣馬山に来ることになったのですが、その際の登りのコースに、1度も歩いていない陣馬高原下からの道を選ぼうと思っていたのです。
歩いたことがないままで案内するわけにもいきませんので、今回は下見を兼ねて軽く歩いてきました。

また、どうせ行くのなら、登り下りともにまだ歩いていなかったコースを見ておきたかったので、グループ山行時のエスケープルートの偵察にもなることですし、下りは和田バス停へのコースを歩いてみました。
ただ、和田から藤野駅へ向かうバスが、10:15 発の次が 13:42 発までないというスカスカなダイヤなのが悩ましく、中途半端な時間に下ってしまうと、藤野駅まで歩くしかなくなってしまいます。
そこで 10:15 発を目標に超ハイペースで歩いたため、行動時間が2時間未満というスピード山行になりました。

 累積標高差(登り):560m / 距離:7.7km / 歩行時間:1時間50分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:3時間10分 

(往路)
古淵 05:58-06:21 八王子 06:26-06:33 高尾
高尾 06:55-07:30 陣馬高原下

(登山行程)
陣馬高原下バス停 07:35
底沢峠      08:15
明王峠      08:25-08:30
陣馬山      08:55-09:20
和田バス停    09:55

(復路)
和田 10:15-10:29 藤野 10:36-10:50 高尾
高尾 10:51-10:57 八王子 11:00-11:22 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

JR高尾駅で下車します。グループで行く時の集合場所はどこにしようかなぁ?
充分に早く来たつもりだったのですが、陣馬高原下行きのバス停にはすでに30人近い人たちが並んでいました。
6時台の始発でこれですから、7~8時台の便になるともっと混みそう。大人数で押し掛けて大丈夫かな?
バスではどうにかギリギリ座ることができ、35分ほど揺られて、終点の陣馬高原下まで来ました。
写真右側の建物はトイレで、中が綺麗なのは良かったのですが、キャパが少なくて男性も並ぶようでした。
バスの乗客がもっと多い時間帯だと、トイレタイムがかなり長くかかってしまいそう。


ほぼ全員が陣馬山を直接目指す道に進んだようで、底沢峠へ向かう道に入ると、人を全く見なくなりました。
こちらの道は、少し歩いた所から一般車が入れなくなるので、車に注意する必要もなく、落ち着いて歩けます。
隣に小さな沢がずっと寄り添う道では、空気が涼しく感じられましたし、せせらぎの音も清々しかったです。
しばらく進んだ所で林道が終わると、道は間もなく登山道に変わります。


登山道は、少しきついかな、と感じる傾斜で始まりますが、その後もほぼ一定の傾斜が続いていて、慣れると楽に足を運べるようになりました。
ずっと樹林の中を進むのかなと思っていましたが、景色が開ける場所も意外と多かったです。
数十分後には、向こうに見える稜線の上を歩いているはず。
途中には少々草深い箇所もありました。夏になるとヤブっぽくなりそう。ごく短い間のことでしたが。
樹木の間から空が透けるようになってきました。もう稜線は間もなくです。


稜線に登り詰めた所が底沢峠。ここまで1時間で来るのが目標だったのですが、予想以上に快調に登り続けられて、かかった時間は40分。少し貯金ができたので、この先で少々ペースが落ちたとしても大丈夫そうです。
高尾山と陣馬山を結ぶ稜線上の縦走路に入ると、傾斜は緩やかになります。この先はもう何度も歩いている道。


すぐに明王峠に到着です。見晴らしが良く、休憩用のベンチもたくさんあるので、ここで少し休んでいきます。
明王峠からは富士山がきれいに見えていました。写真左側の山は、西丹沢の大室山です。
富士山のアップです。あと1ヶ月で山開きですが、まだ結構雪が残っているような・・・


高尾陣馬縦走路はとても歩きやすい道です。行き交う人も多く、まだ朝8時半ですが次々に人とすれ違います。
新緑の時期は終わって、緑が濃くなってきていました。


陣馬山の頂上に着きました。
ずっと早足で歩いていたのに、意外にもほとんど疲れることがなく、全くペースが落ちなかったので、目標タイムを30分上回っていました。ここで少しゆっくりしていても、和田からのバスには十分に間に合いそうです。
陣馬山のシンボル、陣馬像です。ここに来るのは曇りの日が多かったので、青空の下で写せたのは初めてかも。
360度に近い展望があって、もちろん富士山も見えていました。
富士山のアップです。陣馬山から富士山が見られたのも久しぶり。晴れている日に来ることが少なかったためですが、この日は朝早い時間帯に登頂できたことも良かったのでしょう。
特に南西側から北側にかけて広がる展望が素晴らしく、遠くには富士山周辺や中央線沿線の山々(写真左側)、近くでは奥多摩の山々が並んでいて(同右側)、なかなか壮観でした。大きな写真は こちら です。
こちらは展望図。遠くでは南アルプスや日光連山の一部も書かれていて、実際に南アルプスの悪沢岳は、かなり霞んでぼんやりと見えていました。最大限にズームを利かせても、デジカメではうまく写らなかったのですが。
8時台に着いた時にはまだ人が少なめだった頂上も、9時を過ぎた頃からは人が増えてきました。


陣馬山頂上を後にして、何度も歩いている一ノ尾根に入り、これから登る人と次々とすれ違いながら下ります。
頂上直下は歩幅と段差が合わない木段がしばらく続いて、この日のコースではここが一番歩きにくかったです。
木段が終われば、その後は穏やかな道に終始します。一ノ尾根コースは、このまま尾根末端まで緩やかで歩きやすい道が続くので、登り下りのどちらでも快適に歩ける、とても好きな道です。
和田に下る道は2本あって、すぐに1本目への分岐点に出ますが、こちらは前に歩いているのでスルーします。
途中には植林帯の通過もありましたが、短い間で終わって、すぐにまた緑の森に戻りました。
和田に下る2本目の道への分岐点です。こちらは歩いたことがなかったので、ここを右に折れて下ってみます。


一ノ尾根よりは傾斜が強まりましたが、大きな段差や歩きにくい箇所はなく、普通の坂道が続いて快適でした。
また、植林がほとんど見られず、集落が近付いても自然な感じの森がずっと続いて、雰囲気も良かったです。
眼下に集落の家並みや畑地が見えてくると、間もなく舗装道路に迎えられます。茶畑があるのは意外でした。
ここが登山口で、私が立っている地点は、もう2車線の広い道路になっています。
登山口から5分ほどで、陣馬自然公園センターの建物が見えてきました。
建物内には、陣馬山エリアの詳細な案内や、動植物に関する展示があります。またトイレのほかに、登山靴の汚れを落とすために水道やブラシが用意されているなど、とてもありがたい施設です。
和田バス停も陣馬自然公園センターの正面玄関前にあります。下りも快調に歩けて時間に余裕があったため、センター内の展示などをゆっくりと見ながら、バスが来るのを待ちました。

10:15 発のバスに間に合わせるためとはいえ、下山が9時台というのはこれまでの最速記録でした。
ここまで早くないにせよ、午前中に下山することは何度もあったのですが、帰宅してなお午前中というのも初めてだったような。午後になると曇ってきたので、やはり早い時間に登頂しておいたのは正解だったようです。

タグ:高尾・陣馬
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