SSブログ

瀬淵山・高指山・ゴウド山・(甲東)不老山 [高尾・陣馬]

2010/05/08(土)

■第173回 : 瀬淵山(560m)・高指山(911m)・ゴウド山(887m)・(甲東)不老山(839m)


今回の行先は、上野原市街の北西に位置する不老山を中心とした、低山ばかり4座です。この不老山は丹沢の不老山と区別して「甲東不老山」と呼ばれています。
そして、近隣にある旧甲東村の山を3つ合わせた「甲東三山」という呼称もあるらしいのですが、ネット等による調査では、その顔ぶれを《不老山・高指山・瀬淵山》とする記事と《不老山・高指山・ゴウド山》とする記事が見つかって、どちらが正しいのかもハッキリしませんでした。
そこで、どちらが正しい甲東三山でも良いように、これら4つの山を全て巡ることにしてしまったのが今回のルートなのでした。

 累積標高差(登り):1012m / 距離:11.9km / 歩行時間:3時間20分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:4時間30分 

(往路)
長久保 06:45-06:51 古淵 06:51-07:13 八王子
八王子 07:16(06:06の延発)-07:23 高尾
高尾 07:46-08:08 上野原 08:42-09:04 瀬淵入口

(登山行程)
瀬淵入口バス停  09:05
瀬淵山      09:45-09:55
和見峠      10:10
高指山      10:50-11:00
ゴウド山     11:15-11:20
高指山      11:35-11:45
(甲東)不老山   11:55-12:05
不老下バス停   12:40-12:45
大野貯水池バス停 13:15

(復路)
大野貯水池 13:43-13:48 四方津 14:06-14:35 高尾
高尾 14:38-14:45 八王子 14:50-15:01 橋本
橋本 15:04-15:15 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

上野原駅から不老下行きのバスに乗って、瀬淵入口で降りました。バス停の隣には、「瀬淵・瀬淵山入口→」という道標が立っていて、それに従って簡易舗装の車道に入ります。

瀬淵集落の奥から山道が始まりますが、一般的な登山道ではないため、あまり明瞭ではない上に、少々草木がうるさくて進みづらい箇所もあります。
それでもかなりの所までは頂上への道筋を辿れていましたが、どこかでそれを外れてしまったらしく、最後のほうは斜面を適当に登ることになりました。

瀬淵山の頂上には靖國ノ宮と忠魂碑があって、どちらも立派なものでした。

瀬淵山を後にして、最初は西へ下る明瞭な道に入りますが、北へと向きを変えて下り着いた鞍部から先は、再び細い踏み跡を追って正面の尾根に取り付きます。
ヤブも倒木もなく、踏み跡も終始明瞭で歩きやすい尾根を進んでいくと、ほどなく和見峠に出て一般登山道に合わさりました。

和見峠から先はずっと一般ルートなので、もう何も心配がなくなります。
しばらくの間は、植林地内の単調なジグザグ登りが長く続いて、ひたすら退屈な時間でしたが、ようやく尾根に出れば、そこから上は待望の自然林。淡い緑が日差しを受けて輝き、ため息が出るほどの美しさでした。

高指山の頂上は樹林に囲まれて展望はありません。ベンチが2脚あったので、その片方に腰掛けて休憩していきます。

高指山からは、権現山への道に入って、途中にあるゴウド山までを往復します。展望のほとんどない緩やかな尾根道をしばらく辿り、棚頭からの道に出ると、ゴウド山はすぐ右上に位置しています。
登山道はゴウド山の西側を巻いていて、取り付く踏み跡も見当たりません。でもそのまま北側まで回り込むと、あとは穏やかな傾斜の尾根を僅かに歩けばもう山頂でした。
山頂には赤いテープが巻かれた樹木があり、近付いてみると「2010.4.3 ゴウド山 887M 静岡やぶこぎ」と書かれています。ほんのひと月前に貼られた新しいテープのようでした。
ほとんど人に顧みられていない様子の頂上は、地面がやや荒れており展望もなく、気持ち良く長居できる場所ではなかったので、この写真を撮った後はそそくさと来た道を引き返しています。

高指山に戻ってから、今度は不老山へと向かうと、はじめはしばらく急降下が続きます。一気に100mほど下って、目指す不老山と同じくらいの高さになってからは、今度は小刻みなアップダウンの連続となりました。
左右に支尾根が派生するごとに、きっちり小ピークがあって、しかもそれら全てを律儀に踏んでいきます。少々やせた細い尾根は、ミニサイズながらも稜線歩きの面白さがあって、時に岩混じりだったりして変化にも富んでいます。短い区間でしたが、今回のコースの中では一番楽しめる箇所でした。

不老山に着くと一気に正面が開けて、今日初めて「展望」と呼べるだけの景色が広がりました。あいにく丹沢方面には雲が多くて、その手前の道志の山並みが見られる程度でしたが、眼下には東西に点在する集落などを広く見渡せて、まずまずの眺めです。
左寄りには中央高速の談合坂SAが、そして右寄りには大野貯水池が見えています。

不老山の先では、ほぼ一定した傾斜の歩きやすい道が続いて、ぐんぐんと下っていきます。途中の金比羅大権現のある地点は見晴らしが良く、登りであればひと息入れたくなる地点でした。墓地の奥にある登山道の起点まで下ったところで、山道は終わってあとは舗装道路歩きとなります。

集落内に入ると辻々には道標がきちんと立っていて、迷わずに下り続けて行きます。バス道路がすぐ下に見えてからは、そのバス道路に直行するショートカット道が分かれていましたが、不老下バス停に向かうのならば車道を歩いても距離には大きな差がなく、むしろなだらかに下れそうなので、そのまま車道を進んでいきました。

不老下のバス停は、何故こんな所に?と思うような人気(ひとけ)のない地点にあって、道路の向かい側は「交通安全祈願」の小さな園地となっていました。
ただし、ここから出るバスの時間まではあと1時間半以上もあります。予め考えていた通り、もう少し早く帰れる便を捕まえるべく、さらに大野貯水池まで歩いてしまいます。

不老下バス停から大野貯水池までは、ずっと車道歩きです。2車線のバス道路をずっと歩いていくのが一般的なようですが、途中で大回りをしている箇所では、花坂集落の中を抜けてショートカットしていきました。

大野貯水池に着くと、地元の人が散歩をしていたり、どこからか訪れたらしいハイカーの姿も見られましたが、人数はごく少なくてとても静かです。
椅子の上にフカフカの座布団がひかれた東屋もあって、その屋根の下で穏やかな水面を見ながら、遅めの昼食をとりつつバスを待ちました。
最後にどうでも良いことですが、四方津駅でバスを降りる際になんとなく運転手名のカードを見たら、なんと朝に乗った不老下行きのバスと同じ人だったのでした。

タグ:高尾・陣馬
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。