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籠ノ登山・池の平湿原 [上信越]

2010/07/21(水)

■第179回 : 水ノ塔山(2202m)・籠ノ登山(2227m)・池の平湿原・三方ヶ峰(2040m)


今回は久しぶりの平日山行で、スタートの高峰高原からゴールの湯の丸高原まで、標高の高いところばかりを結ぶルートです。最初に水ノ塔山と籠ノ登山にサクッと登ってしまえば、後半は池の平湿原などの平坦な道をのんびり歩くだけという、お気楽なプランです。帰りに乗る湯の丸と佐久平駅を結ぶバスが、夏期のしかも短い期間にしか運行がないので、それに合わせて行ってきました。

 累積標高差(登り):654m / 距離:9.7km / 歩行時間:3時間25分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:6時間10分 

(往路)
古淵 05:15-05:18 町田 05:22-05:56 新宿 06:04-06:18 東京
東京 06:52-(あさま503号)-08:20 佐久平 08:40-09:50 高峰温泉

(登山行程)
高峰温泉    10:00
水ノ塔山    10:40-10:50
東籠ノ登山   11:15-11:25
西籠ノ登山   11:40-11:50
東籠ノ登山   12:05-12:15
兎平      12:35-12:55
  (池の平湿原周遊)
三方ヶ峰    13:35-13:45
見晴岳     14:00-14:15
湯の丸(地蔵峠) 14:50

(復路)
湯の丸 16:00-17:00 佐久平 17:13-(あさま540号)-18:06 大宮
大宮 18:10-18:40 新宿 18:50-19:24 町田 19:43-20:00 長久保


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

高峰温泉行きのバスは、佐久平駅からの乗客は10人だけでした。小諸駅でもさらに3人が加わったのみ。やはり平日だからでしょうか。大半の人は車坂峠で降りたので、たぶんお目当ては浅間山なのでしょう。終点の高峰温泉まで乗ったのは、私を含めて4~5人だけでした。
高峰温泉のバス停前からは、最初に登る水ノ塔山から続く稜線がきれいに見えていました。
同じ写真には入らなかったけれど、もちろんもっと左側には、籠ノ登山まで見渡せていたと思います。

登山道ははじめ樹林帯に入りますが、少し登るとすぐに木々の背丈が低くなって、見晴らしが良くなります。
やがて岩ゴロの道に変わり、傾斜を増していきます。次の写真では上空はまだ青空ですが、この後次第にガスが出てきてしまいました。

水ノ塔山の頂上にも大岩がゴロゴロと転がっていました。十数人のグループが先着していましたが、5分ほどすると先に出発してくれたので、それ以降はひとりの頂上です。でもあいにくこの時はすっかりガスに囲まれていて、展望はほとんどありませんでした。

水ノ塔山から籠ノ登山へは、軽いアップダウンを繰り返しながらの稜線歩き。でもガスが出ている上に、道が樹林の中に入ることもしばしばで、稜線漫歩という雰囲気はありませんでした。
この2つの山、ほとんど標高が同じなので、最後までキツイ登りもなく、あっさりと籠ノ登山に到着します。
広い頂上には、この時はまだ10人にも満たないくらいの人しかいませんでした。そして頂上部いっぱいには、小さな岩の欠片が敷き詰められたようになっています。

この頃になると、ガスはかなり薄くなっていて、特に北側の山麓などは気持ち良く見渡せるようになっていました。下の写真で、中央やや右寄りに写っているのは田代湖です。

東籠ノ登山から、すぐお隣に見えている西籠ノ登山を往復します。単純に1度ガクッと下ったら、その分を登り返すだけ。頂上と鞍部との標高差も100mもありません。
西籠ノ登山は、ちょうど無人の時間帯に当たりました。こちらは大岩がゴロゴロと転がる、狭い頂上です。

私が西籠ノ登山に行っている間に、東籠ノ登山はにわかに騒々しくなってきていました。子どもたちが続々と到着し、大集団になりつつあります。見ていると、その集団の隊列は池の平方向から長く延びていて、誰かが新たに到着するたびに聞こえてくる「ヤッホー!」の合唱もひっきりなしに続きます。
東籠ノ登山に戻ると、先生らしき人物が生徒たちを点呼していて、学校登山だと分かりました。
こちらは広い頂上なので、居合わせても不自由はありませんでしたが、なんとこれから西籠ノ登山に向かう模様です。あの狭い頂上にこの大人数で押し掛けると、どういうことになってしまうのか、ちょっと心配です。

さて、2度目となる東籠ノ登山で、実は今日の「登山」はもう終わったようなものでした。少なくとも、まとまった登りはこの後にはもうありません。とはいえ、下りは最初岩ゴツの急坂で始まるので、そこを下り切るまでは気を抜けません。でも今日はステルスソールのアプローチシューズを選んで履いてきたおかげで、岩道でも足元に不安はありませんでした。
やがて道が樹林の中に入っていくと、あとは穏やかな道に変わって、池の平湿原の玄関口に到着です。ここはさすがに人が多くて、駐車場にもたくさんの車が停められていました。
ここは登山地図によれば「兎平」という地名ですが、現地の道標によると現在地名は「コマクサ峠」だそうです。

上の写真にも写っていますが、池の平湿原には、籠ノ登山で一緒になったのとはまた別の学校らしい生徒さんたちがいて、こちらは数人ずつの小グループに分かれて行動しているようでした。
池の平湿原に入って、まずは東歩道で放開口へ向かいます。これは湿原の外縁をなぞるような道で、しばらくは普通の山道のようでした。そして放開口のすぐ手前まで来たところで、ようやく湿原の中に続く木道が始まります。
ちょうどこの頃から上空が晴れてきて、湿原の緑も輝くように明るくなりました。花が多くなって、写真に収めている人もしばしば見かけます。私も時間はタップリあるので、少し遠回りをするようにしてグリーン広場を回っていきます。

湿原の奥からは、ちょっとした登りをこなせば、あっけなく三方ヶ峰の頂上です。
ここからは、最初に歩いてきた水ノ塔山から籠ノ登山への稜線が、木々の上に顔を出していました。

今日最後のピークである見晴岳へは、ほんの短い距離と僅かな登りで到着します。
頂上へ登り詰める直前には、池の平湿原のほぼ全容を見渡せる場所がありました。

見晴岳からは、「地蔵峠」を示す道標に従って、湯の丸への道を下っていきます。
しばらくは、道幅は狭いものの良く整備された道が続きましたが、下りの大半を終えて緩やかになり、ササが出てくるようになると、かなりササの濃い箇所もありました。特に、車道が近づいてきて、そのすぐ脇を並走するようになると、ササの背丈も高くなり、もう少しで道を覆い隠してしまいそう。この最後のあたりは、車道を歩いてしまう人も多いのか、あまり歩かれていない感じでした。

普段よりはゆっくり歩いていたつもりでしたが、それでも湯の丸(地蔵峠)に着いたのは、バスの時刻よりも1時間以上前でした。
ちょうど学校登山の生徒たちがバスで下りてきて、湯の丸高原ホテルの前で大集合しています。でも一般の観光客や登山者は、平日とあってかあまり見かけませんでした。広い駐車場で見かけた数少ない車も、3時を過ぎて夕方の気配が漂い始めると一気に減ってしまって、少し寂しくなります。
そんな調子でしたから、佐久平駅へ向かうバスも、結局は私を入れて6人だけでした。

タグ:浅間山
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