海沢探勝路・大岳山・鋸山 [奥多摩]
2010/10/17(日)
■第185回 ： 海沢探勝路・大岳山(1266m)・鋸山(1109m)
今日はまず、海沢の２つの滝を巡った後で、悪路とされる海沢探勝路で大岳山まで登ります。そして下りは、山歩きを始めてまだ間もない2005年11月(第６回登山)にも歩いた、奥多摩駅までの長いルートを再訪しました。
| 累積標高差(登り)：1441m ／ 距離：15.2km ／ 歩行時間：５時間０分 (休憩除く) (参考) 同コースの標準時間：６時間０分 |
（往路）
古淵 06:09－06:31 八王子 06:35－06:45 立川 07:05－08:25 白丸
（登山行程）
白丸駅 08:30
海沢園地 09:40－09:45
三ッ釜の滝 09:50
大滝 10:10－10:15
大岳山 11:30－11:45
鋸山 12:30－12:40
登計峠 13:45
愛宕山 13:50
奥多摩駅 14:05
（復路）
奥多摩 14:21－15:03 青梅 15:08－15:37 立川 (遅延)15:51－16:01 八王子
八王子 16:09－16:20 橋本 16:24－16:35 古淵
大きなマップで見る（Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです）
スタートは白丸駅。青梅線は良く利用しますが、御嶽駅以遠で唯一降りたことのなかった駅で、今回初めて訪れました。
はじめは延々と海沢沿いの舗装林道を歩きます。１時間以上かけてようやく着いた海沢園地には、小さなあずまやが建っていて、少し足を休ませました。そしてあずまやの奥にこの道標を見て、沢沿いの探勝路に入っていきます。
三ッ釜の滝までは、ものの５分で着きました。ここまでは、山道としては割と普通に歩ける道です。ここで犬連れの若いご夫婦と会ったのを最後に、しばらく人の姿を見なくなります。
三ッ釜の滝を後にすると、その先は急登になります。次の滝はネジレノ滝なのですが、探勝路から枝道を大きく下るような案配だったのでスルーしました。大滝も、やはり枝道をかなり下りますが、さすがにここはしっかり見てきました。その名の通り落差の大きい豪快な滝で、水量も豊富で迫力満点。轟音と水しぶきが周囲を支配しています。
写真では伝わりませんが、この圧倒的な姿の前にひとりで立ち尽くしていると、呑み込まれてしまいそうな感覚になりました。ここは来て良かったと思います。
大滝から登り返した分岐点にある標識。この先は「悪路」だそうです。
思っていたほど悪い道ではありませんでした。足場の悪い箇所はいくつも見受けられましたが、危険という程の代物ではなく、登山道としては想定内ではないでしょうか。しばらく進むと、下の写真の地点では海沢を渡ります。渡った先の様子が少々怪しげで不安でしたが、細いながらも明瞭な道が続いていました。
さらに進んでいよいよ沢を離れると、急登の連続になります。滑りやすく足場の悪い箇所ではロープも下がっていました。急登区間を登り切って、ようやく傾斜が緩んでくると、ほどなくこの道標の地点で一般登山道に合わさりました。ただしこの道標に、海沢への道を示す指示標はありません。
分岐点から大岳山の頂上へはすぐに到着。あいにくの曇り空で、展望はほとんどありませんでした。近くの笹尾根とかがうっすらと見えてはいましたが・・・
頂上からは、来た道を戻る形で奥多摩駅を目指します。先ほど登ってきた分岐点を過ぎた後も、岩っぽい中の急降下が続きますが、やがて山頂を巻いてきた道を合わせると、こんな穏やかな道がしばらく続くようになります。2005年の時に、とても気持ち良く歩けたのが印象的な場所だったのですが、今日ももちろん気分は上々です。
しかし穏やかな道は鋸山の手前まで。突然岩っぽくなった急坂を登ると鋸山ですが、樹木に囲まれて展望はありません。
鋸山から先は、もうひたすら下る感じです。途中でコースが２つに分かれる所では、４年前に通らなかった鎖場のほうに進みます。上の方を見て楽勝かなと思った鎖場は、下に行くにつれて良い足場がなくなって、少し強引に降りざるを得ませんでした。
さらに進むと、ちょっとした登り返しが何度か出てきて、次第にそれが足にこたえるようになってきます。やっと舗装道路に降り立つと、すぐ先が登計峠。鳥居の先には愛宕山への登りを残していますが、でもここまで来るとホッとできます。
愛宕山の頂上にある愛宕神社を越えて行くと、最後の最後でこんな下りが待っています（下ってから振り返って撮影）。逆ルートだったら、登る前にここで心が折れてしまいそう。。。
このあとも少し下りが続いて、ようやく車道に出ると、あとは数分でゴールの奥多摩駅に到着となりました。
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