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玄岳 [伊豆]

2010/12/19(日)

■第191回 : 玄岳(798m)


玄岳は伊豆半島の付け根に位置する低山で、頂上からの360度の展望が魅力の山。富士山や箱根・伊豆の山々を眺められるほか、東西の両方向に海を見下ろすこともできます。
通常はバス路線のある熱海側からの往復ルートで歩かれていますが、函南駅側からも、細い道を結んでいけば玄岳まで繋がりそうです(普通の人ならばそんなことをしない距離ですが)。
そこで、函南駅から丹那断層の見物を絡めて玄岳に登り、熱海側に下るルートを設定して出掛けてきました。

 累積標高差(登り):927m / 距離:13.7km / 歩行時間:3時間40分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
南警察署前 06:16-06:26 相模大野 06:39-07:30 小田原
小田原 07:36-07:59 熱海 08:05-08:13 函南

(登山行程)
函南駅     08:20
熱海街道横断点 09:10
丹那断層    10:00-10:15
氷ヶ池     11:05-11:15
玄岳      11:40-11:55
玄岳ハイクコース入口バス停 12:40

(復路)
玄岳ハイクコース入口 12:40-13:00 熱海 13:16-13:38 小田原
小田原 13:41-14:35 相模大野 14:50-15:05 南警察署前


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

起点の函南駅。同じ電車からこの駅で降りる人はほとんどいませんでした。改札を出ると、ちょうど畑毛温泉行きの路線バスが出るところでしたが、どうやら乗客はいなかった模様です。

冷川団地までは2車線の道路でしたが、団地前で脇道に入った途端、ちょっと怪しげな雰囲気に変わります。冬枯れの時期を選んできたのは正解だったようです。

沢沿いの道はやや荒れていますが、コンクリートによる舗装がずっと続いて、歩く分には問題ありません。でも車両の通行は少し厳しくなっている箇所もありました。なお地形図が破線で描いているこの道、GoogleやYahoo!の地図では途中で途切れているのですが、ちゃんと繋がっていました。

沢から上がって人家のあるエリアに出てきました。ここまで歩いてきた道を振り返るとこんな具合。確信がないと、こちら側から入るのはちょっと躊躇われそうです。

その後、畑や牧場が広がる鬢の沢というエリアでは、地図に書かれている道が実際は無かったりして、予定ルートの変更を余儀なくされましたが、なんとか丹那断層まで到着です。
地中の断層面を一部発掘したものが、地下観察室として見られるようになっていました。
こちらは地表面の断層の様子。手前側と向こう側とが、あきらかにズレてますね。

その後、熱函街道を渡る交差点で、今日初めて玄岳への標識を見ました(写真左上)。

こちら側のルートは、かなりの高さまでコンクリート舗装の道路が延びていました。やっと舗装が切れた先も、このように荒れた感じの道が続いて、あまり歩いていて楽しい道ではありません。

やがて道が細くなり、このようにササが道の両側からトンネルのように覆い被さってくると、氷ヶ池は間もなくです。

氷ヶ池直前の分岐点。右に折れると、氷ヶ池を通らずに玄岳に直行しますが、ここを左に進んで氷ヶ池を回るルートに入ります。このあたりは草深くて、ササなどを掻き分けながら歩くしかありません。写真でもどこが道だか分かりにくいですが、ここでは、進むべき道は写真左端に真っ直ぐ延びているのでした。

氷ヶ池。南岸を歩きながら、北西側を見ると、遠くに箱根駒ヶ岳が見えました。

こちらは氷ヶ池の東端。ここで少し休憩していきました。人がいないばかりか、鳥や魚も見かけず、私以外に動くものの姿はありませんでした。

玄岳の山頂に着きました。このように、腰くらいの高さがあるササに囲まれた中が切り開かれた頂上です。360度の展望がありますが、このササのために腰掛けると何も見えないので、展望を楽しむには立っている必要があります。
北西側には富士山と愛鷹山。なのですが、富士山は雪を抱いた頂上部だけが辛うじて雲の上に顔を出しています(写真右上の、雲よりも明瞭な白色のところ)。
西側には、そのうち歩きたいと思っている沼津アルプスを俯瞰できました。山並みや沼津市街の向こうは駿河湾です。
そして反対側(南東側)を見ると、こちらには相模湾があって、浮かんでいるのは初島です。さらに写真左端には、遠く霞んだ房総半島がうっすらと写っているのですが、写真を縮小した関係でほとんど分からなくなってしまいました。

真鶴半島も、もちろん頂上からも見えていましたが、少し下ったところからは、熱海市街や熱海港と一緒に見られるようになりました。まさに、これから下る方向です。

下る途中で見た標識。
あの~、私、4△歳なんですが、それでも「新品」って言っても良いでしょうか?

熱海側は比較的穏やかな登山道でした。石がゴロゴロしてはいましたが、さほど歩きにくさはありません。

竹林が出てくると、間もなく登山道は終わります。この先で舗装道路に変わって、沿道には次第に建物が増えていきました。

今日のゴールはこのバス停。ほとんど待ち時間もなく、すぐにバスがやって来たのはラッキーでした。

タグ:伊豆
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