比叡山・延暦寺・三千院 [関西]
2011/05/18(水)
■第204回 : 比叡山(848m)・延暦寺・横高山(767m)・梶山(大尾山)(681m)・三千院
西日本の山に初めて行って来ました。延暦寺参拝を兼ねて比叡山に登り、京都一周トレイルを北上して梶山(大尾山)まで縦走した後、大原に下って三千院を参拝するという、盛り沢山のルートです。
そんな欲張った計画になっていたのは、実はこのルートが、200回記念の行先候補でもあったからなのでした(桃の花の時期になったので、200回記念は山梨に行ってしまったのでしたが)。
累積標高差(登り):1456m / 距離:18.4km / 歩行時間:5時間30分 (休憩除く) (参考) 同コースの標準時間:8時間15分 |
(往路)
古淵 05:15-05:38 新横浜 06:00-08:01 京都
京都 08:15-08:32 比叡山坂本
(登山行程)
比叡山坂本駅 08:40
延暦寺・根本中堂 10:00~
延暦寺・阿弥陀堂 ~10:20
比叡山(大比叡) 10:35-10:40
浄土院 11:10
釈迦堂 11:20
横高山 12:00-12:10
水井山 12:25-12:35
仰木峠 12:55
小野山 13:15
梶山(大尾山) 13:50-14:00
音無の滝 14:40-14:45
三千院 14:55-15:25
大原バス停 15:35
(復路)
大原 15:40-16:26 四条河原町 (お買い物・徒歩移動) 京都
京都 17:42-19:44 新横浜 19:49-20:15 古淵
大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)
スタートの比叡山坂本駅。比叡山への出口は反対側になりますが、そちら側には駅前と呼べるような景色が何もなく、この写真を撮るためだけに一旦東口に回っています。
しばらくは車道や日吉大社の参道を歩いて、日吉大社を右に見送ったところから、この階段が始まります。階段の左手は比叡山高校でした。
やがて山道になりますが、こんな感じの荒れた道がずっと続きました。雨水の流れ道になってしまっているのが明らかで、かなり歩きにくいです。
こんな酷い箇所も少なくありません。ここなどは、雨の時は完全に川の中に道が没しそうです。
比叡山延暦寺の根本中堂です。さすがにここは人が多かったです。
大講堂。このあたりも人がひっきりなしです。鐘楼は自由に撞けるようになっていた模様。
阿弥陀堂は、何故かひっそりしていました。多くの人が参拝ルート外としているのでしょうか。おかげで全く人が入らない写真が撮れています。
阿弥陀堂の左側の奥にある、こんな所を抜けた先に、結果的に大比叡まで通じている道があったのですが、何も案内はありませんでした。
比叡山の最高点、大比叡です。ここに写っている範囲が全ての狭いピークで、展望もありません。
三角点をアップで撮りました。
比叡山頂バス停前の駐車場からは、京都市街が眺められました。
なぜ京都市街だと分かったかというと、京都タワーが見えていたから。(中央やや奥です)
延暦寺の西塔エリアに来ました。浄土院はこの枯山水が美しかったです。
こちらは釈迦堂です。
春だというのに、何故かモミジが。登山道が奥比叡ドライブウェイと絡むあたりで、こんな木を何本か見ました。こういう種類なのでしょうね。
今日2つ目のピーク、横高山。ここも展望は全くありません。
満開のツツジ。いかにも5月の山を歩いている、という気分になります。ただしツツジは群落にはなっていなくて、散発的でした。
水井山も三角点ピークですが、やはり展望は全くなしでした。
仰木峠で、京都一周トレイルと東海自然歩道は稜線と分かれて下って行きますが、さらに稜線を北上します。
小野山の周囲は荒れていて、しかもどこが頂上かハッキリしませんでした。何本かのテープで目印が付けられていたここが最も高かったと感じましたが、標識らしき物は見当たりませんでした。
小野山から下って行くと、林道に出てしまいます。ちょっと興醒め。
しばらく林道を歩いた後、こんな標識を見て再び山道に入ります。
山道はすぐ左折するのですが、右にも踏み跡があったので行ってみると、琵琶湖が見えていました。
見えているのは琵琶湖大橋ですね。
今日最後のピーク、梶山(大尾山)にも三角点。ここでは、木々の間に少しだけ琵琶湖方面が見えていました。
梶山(大尾山)から大原へ下る道は、荒れた沢の中を歩くトンデモナイ道でした。かなり下った所でこんな物を見せられても、もうどうしようもありません。もっと上にいる間に言って欲しい所です。
しかも、これだと気を付けさえすれば通れるように思ってしまいますが、そんなナマ易しいものではありませんでした。
こちらは「三の滝」。ここまでは、割と普通に下ってこられて、写真を撮る余裕もありました。
次第に沢は険悪になっていきます。ほとんど整備されていないのか、道が崩落しても放置されたままの箇所が多く、道がある所とない所がほぼ半々。道がない所では、こんな荒れ沢の中を下ることになります。
こんな所、流れの穏やかな時にしか歩けませんし、なおかつ、それなりの経験を持つ人に限られるでしょう。登山地図でここが一般の登山道(しかも何の注意書きもない)とされているのは、私の感覚では間違いだと思います。
歩けそうな所を注意深く見極め、足運びにも慎重を期して、なんとか無事故で下りましたが、何度かの徒渉では靴の中に水が入りました。メッシュ地のトレランシューズだったのが最大の原因ですが。。。
「二の滝」は、看板のすぐ左隣に覗き見るのがやっとでしたが、縮小写真では分かりにくくなってしまいました。
久しぶりにマトモな標識を見ましたが、この箇所も水量がこの程度でないと安全には渡れないでしょう。
さらに下ってから、ようやく「警告」というニュアンスが伝わる標識を見ました。
相次いでこんな標識もありました。これから登ろうとする人への警告としては十分かもしれません。
しかし、この標識の設置者は、沢は登るよりも下る方が難しいということが理解できていないのではないか? そうでないとすれば、何故山の上にこれと同じ警告を設置しないのだろうか。
この「音無の滝」が「一の滝」でもありました。その名前からもっと静かな滝なのかと思っていましたが、割と普通に瀑音が響いています。
ここまで来ると、一般観光客でも歩ける道が迎えに来ていて、ようやく緊張から解放されました。
三千院の前まで来ました。右手が境内で、左手には茶店などが並んでいます。なんかいい感じの景色ですね。
三千院では建物内が撮影禁止だったので、庭の写真が多くなりました。緑がきれいです。
赤色がひときわ鮮やかだった観音堂。中では金色の観音像が見事でした。
タグ:京都北山
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