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栗沢山・アサヨ峰 [南アルプス]

2011/10/08(土)

■第212回 : 栗沢山(2714m)・アサヨ峰(2799m)


南アルプスの核心部に、実に4年ぶりに出掛けてきました。宿泊込みの山行も、2年ぶりとなります。
この日、特に午前中は南アルプス全域がほぼ快晴。
アサヨ峰に立てば、北に甲斐駒ヶ岳、南に北岳、東に鳳凰三山、西に仙丈ヶ岳と、四方に南アルプス北部のオールスターが勢揃いという、贅沢この上ない展望に大満足の1日でした。

 累積標高差(登り):1101m / 距離:10.5km / 歩行時間:5時間35分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:8時間30分 

(往路)
[前日] 古淵 14:58-15:20 八王子 15:41-17:36 甲府(泊)
[当日] 甲府 04:00-06:11 広河原 06:20-06:45 北沢峠

(登山行程)
北沢峠バス停 06:55
北沢駒仙小屋 07:05
栗沢山    08:45-09:00
アサヨ峰   09:45-10:05
ミヨシノ頭  10:35-10:40
早川尾根小屋 11:40-11:55
広河原峠   12:15
広河原峠入口 13:10
広河原バス停 13:25

(復路)
広河原 13:40-15:36 甲府 15:55-16:49 八王子
八王子 17:00-17:22 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

甲府で前泊して、駅前を朝4時に出発する路線バスに乗っていきます。乗車時間が2時間を超える長い路線です。
そんな時間なので、料金もすべて車内精算で、こんな昔懐かしい感じのパンチ券が発券されました。

広河原からさらに別のバスに乗り継いで、北沢峠まで来ました。
多くの人は、甲斐駒ヶ岳か仙丈ヶ岳を目指すはずです。私もかつて、その中のひとりだったことがありますが・・・

少し歩いて北沢駒仙小屋。ここまでは緩やかな下りでした。
小屋のテント場には、カラフルなテントの花がいっぱいに咲いていました。

栗沢山へは、針葉樹林の中をひたすら登っていきます。標高が2500mを超えたあたりからは、霜柱が見られるようになりました。
樹林帯を抜けてハイマツ帯に出ると、一気に展望が開けます。そしてやがて正面には、頂上が見えてきました。

栗沢山の頂上です。奥に写っているのは甲斐駒ヶ岳。仙水峠を挟んですぐ向かい側に当たります。
この頂上で、すでに南アルプス北部が全部見えていて、後ほど出てくるアサヨ峰からの眺めに引けを取りませんでした。

栗沢山からアサヨ峰へは、ハイマツ帯の岩稜歩き。周囲の大展望もずっと一緒です。
2箇所ほどあった大きな岩場の1箇所目。途中で、足を掛ける場所に少し悩みました。現在の私のスキルでは、この程度の岩場が限度のようです。
大きな岩場の2箇所目。こちらは難なく登り切れていますが、でも心臓はバクバクでした・・・

本日の最高峰、アサヨ峰に着きました。

展望のトップバッターは、やはり北側の甲斐駒ヶ岳でしょう。
南側にあるのは、日本第2位の高峰、北岳です。その右には間ノ岳も見えています。
東側には鳳凰三山が並んでいて、右のほうには富士山も顔を出していました。
そして西には仙丈ヶ岳。つまり、東西南北どちらを向いても、すぐ間近に日本百名山が見られるのでした。
ちなみに中央が仙丈ヶ岳で、その左奥には大仙丈、右手前には小仙丈が、それぞれ見えています。

歩いてきた尾根を振り返ります。手前の尾根の左端が、先程までいた栗沢山です。
アサヨ峰は日本三百名山に選定されていますが、山梨百名山の一座でもあるのでした。

早川尾根を、鳳凰三山を正面に見ながら下ります。しばらくはハイマツ帯が続きますが、ところどころに急降下の岩道がありました。
紅葉はほとんど見られず、たまに見つけても発色は今ひとつでした。
かなり下ったあたりで、アサヨ峰を振り返りました。

早川尾根ノ頭は、ポツンと三角点が埋まっていただけ。三角点に関心がなければ、ここが頂上だということも知らずに通り過ぎてしまうことでしょう。
早川尾根小屋は、素朴な感じの山小屋でした。オーナーの方がちょうど外に出ていたので、ここで15分ほど話し込んでしまいましたが、穏やかな話しぶりで好感の持てる方でした。

早川尾根小屋を過ぎると、森の緑に勢いが増してきました。それだけ標高を下げてきた証です。
広河原峠。ここで早川尾根とは分かれて、広河原へ下って行きます。

広河原峠からの下りは、一貫して急勾配の道が続きます。でもその割に難しい箇所はなかったので、快調に下ることができました。
苔むした地面の美しいルートでした。
この場所は、苔がとてもきれいだったのですが、しかしこの写真では全く伝わりそうにありません。

峠から1時間もかからずに林道に降りてきました。
あとは林道を歩いて行くと、ほどなくゲートの向こうに、ゴール地点の広河原が見えてきました。

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goo

はじめまして^^

登山をはじめて一年になります。
日帰り登山を近場で楽しめたらと検索していたら
とても参考になるブログに出会えることができました。

エコな登山!とても参考になります~~

先ずは・・・私も奥多摩方面を制覇したいと思っております^^

これからもとても楽しみに拝見させていただきます^^
by goo (2011-10-14 15:53) 

cellist

gooさん、はじめまして。
このような拙いブログにコメント下さってありがとうございます。

奥多摩あたりに良くお出掛けになられるのでしょうか。
あのあたりは私にとっても日帰り圏ですし、手軽に登れる山がいくつもあって良いですよね。

と言いつつ、まだ行っていない所もたくさん残っています。
gooさんがいい場所を見つけたら、教えて頂ければと思います。

それでは、ぜひまたお立ち寄り下さいね。
by cellist (2011-10-14 23:17)
(↑当初の投稿日時は上記ですが、リンク先修正のために後日投稿し直しました)
by cellist (2012-01-09 10:17) 

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