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守屋山 / 高遠城址公園 [南アルプス]

2011/11/02(水)

■第215回 : 守屋山(1650m) / 高遠城址公園


今回はまず、南アルプス山系最北端にあって、展望の良さとともに諏訪大社のご神体であることでも知られる守屋山に登ります。そして伊那側に下った後は、高遠城址公園に向かって、翌日から始まる秋まつりを先取りして紅葉狩りを楽しむという、なかなか密度の濃い1日となりました。

 累積標高差(登り):1058m / 距離:10.6km / 歩行時間:3時間0分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
古淵 04:59-05:21 八王子 05:35-06:20 大月
大月 06:23-07:12 甲府 07:25-08:25 茅野
茅野 08:40-08:49 高部

(登山行程)
高部バス停  08:50
杖突峠    09:55
分杭平    10:20-10:25
守屋山(東峰) 10:55-11:05
守屋山(西峰) 11:20-11:30
守屋山(東峰) 11:40
古屋敷バス停 12:15

(バス移動)
古屋敷 12:40-13:13 高遠横町

(おまけの散策)
高遠城址公園 13:30-14:10

(復路)
高遠 14:30-14:55 伊那市 15:06-16:00 岡谷
岡谷 16:03-18:01 八王子 18:04-18:26 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

スタートの高部バス停。茅野駅から10分ほど乗ったところです。
バス停の文字はほとんど読めなくなっていて、いかにも地方のローカルバスって感じです。


杖突峠への旧道を登ります。はじめは舗装道路でした。
山の中に入ると路面はダートに変わります。平日ということもあってか、通る人も車も全く見かけません。
かなり標高を上げて、ようやく傾斜が緩んできました。さほど鮮やかではないですが、秋色に染まった道です。


国道152号線に合流すると、間もなく杖突峠です。
ここには「守屋登山口」バス停がありますが、ここにバスが来るのは、毎年4月の桜の季節だけ。
そして道路脇には、100台は停められようかという広大な駐車場がありました。


カラマツの黄葉の中を登り始めます。黄葉した落ち葉が風に舞ってキラキラと輝き、それがシャワーのように降り注いで、とてもきれい。
30分ほど歩いて分杭平に着くと、そこが「登山道入口」となっていました。
ここまでは、登山道と林道が並走していて、車でも入れるようです。
分杭平にはたくさんのテーブルとベンチのほか、避難小屋も建っていました。
避難小屋の中をちょっと覗いてみました。なんか快適に過ごせそう。
分杭平はとても居心地の良い場所でした。今度また来たら、ここでゆっくりしてみたい。
特にこの時期は、黄金色に輝くカラマツの黄葉も見事でした。


登山口から先の登りも、引き続きカラマツの多い森の中を進みます。
ここなどは道の様子が穏やかですが、急な登りも多くて、最も急なところでは「胸突坂」という標識も見かけました。


守屋山には東峰と西峰の2つの山頂があって、まず東峰に到着しました。周囲は360度の大展望です。
頂点は岩がゴツゴツしていますが、北側には展望図の置かれた平坦な一角もあります。
最高点は次に向かう西峰のほうで、この写真の右端のあたりです。
4日前の霧訪山に続いて、この日も北アルプスの槍・穂高が見られました。この4日間で積雪がぐっと増えています。
南アルプスはぼんやりと。特に中央の北岳なんかは、辛うじて見えている具合でした。
こちらは南八ヶ岳です。さすがに八ヶ岳は近くて、北八ッと南八ッが1枚の写真には収まりませんでした。
そして眼下には諏訪湖があって、その対岸には昨年登った高ボッチ高原や鉢伏山、そして美ヶ原あたりが見えています。


東峰の南側の肩には、山麓にある守屋神社の奥宮があります。鉄格子は風雪から守るためでしょうか。
西峰へ向かうと、すぐに古屋敷への分岐点に出ました。西峰を往復した後で、帰りはここから下ります。
東峰と西峰の間は、穏やかな尾根道が結んでいました。さすがにここまで標高を上げると、もう冬の装いです。


最高点の西峰に着きました。しかし、このように周囲が微妙に木々に取り囲まれていて、展望は今ひとつです。
八ヶ岳を眺めてもこんな具合。木々が葉を茂らせている季節だったら、ほとんど見えなくなるのでは?
三角点を見ると、角が取れていたのを補修した様子が真新しく、標柱もほぼ新品。ごく最近に手入れされたようです。


古屋敷へ下る道に入ると、最初はこんな心許ない踏み跡が続いている程度で、この先どうなることかと思いますが・・・
でもすぐに明瞭な尾根道に変わりました。こちらの道も比較的良く歩かれているようです。
かなり標高を落として、ようやく紅葉が見られるようになりました。
黄葉も鮮やかでした。
そして地面には落ち葉が降り積もって、サクサクと踏みしめていくこの時期ならではの気持ち良い感触を楽しめました。


さらに下ってこの鳥居をくぐります(下をくぐった後で振り返っています)。
すると間もなくゴールの守屋神社に着きました。
バスを待つ古屋敷バス停は、守屋神社の目の前にあります。写真右端が待合室付きのバス停。
折り返しとなる便が少し早く着いて、小さなロータリーに停まっていました。
これからこのバスに乗って、次の目的地・高遠城址公園に向かいます。


終点の高遠駅まで乗っていくと城址公園から遠くなるので、手前の高遠横町で降ります。
坂を登って、城址公園に着きました。平日とあってか、園内の人出はまばらです。


高遠城址公園の紅葉は、くすんだ色合いのものも多く、期待していたほどには鮮やかではありませんでした。
やはり今年はどこに行っても、色付きがパッとしないようですね。
そんな中でも、発色の良い木が単発でちらほらとあって、それなりに見応えがありました。


帰りは、この高遠駅からバスで伊那市駅へと向かい、そこから5年ぶりに飯田線に揺られていきました。

タグ:南アルプス
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