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小松ハイキングコース・榎窪山・草戸山 [高尾・陣馬]

2011/12/04(日)

■第217回 : 小松ハイキングコース・榎窪山(420m)・草戸山(364m)


膝の具合に少し不安のあったこの日は、超低山かつ短距離というルートで、膝の具合を確かめながら歩いてきました。
そして今回、メインの見所は、実は山の頂ではなく、相模原市内でも屈指の紅葉の名所とされる評議原です。超低山だけに、まだ見頃の紅葉が残っているのでは、という期待を込めたルート取りでしたが、その狙いは当たったのでしょうか。

その評議原の紅葉です。
‥‥でも実は、このような鮮やかな赤はわずかに残されていただけで、全般的には見納めが近くなっていました。

 累積標高差(登り):584m / 距離:10.9km / 歩行時間:3時間20分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
古淵 07:13-07:26 相原 07:35-07:40 境橋

(登山行程)
境橋バス停   07:40
評議原     08:25-08:30
金刀比羅神社  08:35
航空神社    08:40
榎窪山     09:15-09:20
草戸山     09:35-09:40
権現平     10:25
法政大学バス停 11:20

(復路)
法政大学 11:35-12:01 橋本 12:32-12:42 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

今回、電車での移動はわずか5駅、バスにも5分ほど乗っただけで、スタート地点の境橋バス停に降り立ちました。自宅を出発してから45分ほどしか経っておらず、まだ8時前なのでした。

少し歩いて、広田小学校前のバス停前を通過します。ここを通るバス路線、下りは夕方に3本あるのみで、朝のスタートには使えません。
そしてすぐ先の小松橋交差点には小松橋バス停があります(写真右端)。
ここがハイキングコースの最寄りのバス停になるのですが、休日の下りの便は午後に1本あるだけという有様。それで少し離れたバス停から歩いてきたのでした。

小松橋バス停のすぐ近くに、小松ハイキングコースの起点があり、ここから山道に入ります。
小松ハイキングコースの案内図。縮小したため文字はつぶれてしまいましたが、オレンジ色の破線を左下(起点=現在地)から右上にたどります。

私にとっては、つい最近存在を知ったばかりのハイキングコースなのですが、意外にも良く歩かれている様子です。所々にある分岐点には、道標が立っている箇所すらあって、整備もそれなりに行き届いている印象でした。

左から登ってくる別の道を合わせる地点に、小松城跡の解説版がありましたが、目立った遺構は残っていないようです。

紅葉を楽しみにしていた評議原に着きました。でも落葉が進んでいて、見頃には少し遅かったようです。
これが評議原の全景。予想よりもこぢんまりとした場所でした。
地面は落葉したモミジで赤く染まっていて、もう少し早く来れば見事だったのでしょう。近いことだし、また来年にでも来てみようかな。

山道が終わった先で石段を登ると、高台に金刀比羅神社がありました。
高台だけに展望が良く、振り返れば都心のビル群やスカイツリーがくっきりと見えていました。
奥の斜面を少し登って、奥の院にも軽くお参りしていきます。

さらに斜面を登っていくと、一番高いあたりに航空神社がありました。戦時中この地で起きた戦闘機の墜落事故を受けて、平和と航空機の安全運行を願って建てられた神社のようです。
戦闘機の模型が奉納されている様子をネットで見ていましたが、この日は新幹線の模型しかなかったような。なぜ航空神社に新幹線なのかは激しく謎です。

見下ろしている城山湖は、揚水発電のための人造湖です。
写真左端が次に目指す榎窪山で、その後は湖の上に見える稜線を左から右に歩いて、右端のあたりに写っている(はずの)草戸山に向かいます。
振り返ると、八王子に最近できたスカイタワーの先に、筑波山が見えていました。もうすっかり冬の展望ですね。

湖畔まで降りてくると、城山湖の石碑の周囲が、きれいに紅葉していました。

湖畔から林道で登っていきますが、なんとこの道、最後まで林道のままで、全く山道を歩くことなく東高尾の縦走路に出てしまいました。なんてこったorz

縦走路に出た地点から少し戻るようにして、榎窪山に寄り道して行きます。ここがこの日の最高点です。
でも普通は単なる通過点でしかないことのほうが多いこの地点、なんだか雑然としていて殺風景なのでした。
木々の間からは、お向かいにある高尾山の山頂付近が見られました。右手の山腹には、薬王院のものらしい建物も写っています。

東高尾縦走路の榎窪山~草戸山間は、良く整備された道。でも意外にアップダウンがあって、しかも急な木段が多いので、いつ来ても凹みます。

東京都町田市の最高峰、草戸山です。展望台が建っていますが、景色が良いとはお世辞にも言えず、単なる休憩舎と思ったほうが良さそう。

草戸山の先の草戸峠で東高尾縦走路から離れて、大戸方面に向かうと、やがてこの峠の丘展望台に着きます。
書かれている通り、八王子市街やスカイツリーが見えていたほか、ここからも筑波山まで見渡せていました。

メジャーな縦走路を離れてマイナールートに入っていますが、道はしっかりしていました。

さらに進むと、明瞭な道が右手に分岐しました。が、分岐先を案内していたはずの道標を見ると、何故か分岐方向の指示標が抜けていて、支柱には空洞ができており、行先不明になっています。
構わず入ってみると、1分もしないうちにテーブルとベンチのあるこの地点で行き止まりとなりました。
それなりに見晴らしの良い地点で、どうやらここが「段木入の丘」のようです。

さらに進んで権現平に着きましたが、この通り全く何もない場所で、単なる分岐点に過ぎませんでした。
ガイドブック等で案内されているコースはここを右折して「雨乞の碑」に向かいますが、今回は直進して館ヶ丘団地のほうに下ります。
この先はほとんど紹介されていない道になるのが不安でしたが、道標がこうやって示している道ならば問題なさそう。
なお、この写真では分かりにくいですが、直進方向の「恋地 町田街道」の指示標には、親切な誰かが黒マジックで「館ヶ丘団地」と加筆していました。
恋地なんて地形図にも載っていない地名では地元の人にしか通じなさそうですし、直進しても右折しても町田街道に出ることになるので、元の表示のままでは曖昧すぎて見る人を惑わすだけだったはず。行政が作る標識って、どうしてこういうのが多いんでしょうね。。。

この日のルートの中で、最も歩く人の少なそうな区間に入りましたが、それでも道は明瞭でした。
いくらマイナールートと言っても、高尾という超メジャーなエリアだけに、隅々までそこそこ歩かれているのでしょう。
上の写真では分かりにくいのですが、道の左側にはずっと有刺鉄線が続いていて、拓殖大学の敷地内に入るな、ということのようです。

山道は唐突にここに出て終わります。こちら側には何の案内もなく、場所が場所だけに、何の下調べもなくいきなり現地を訪れたのでは、見つけにくいこと甚だしいと思います。
一体どこに出たのかというと、町田街道脇の駐車場の奥。山道は右端に写っている1BOX車の後方にあって、その車は、上の写真の右隅で見切れている車と同一です。
ここは清掃工場入口交差点からわずかに南に進んだ所。北東に少し歩いて館ヶ丘団地まで行けば、すぐに高尾駅行きのバスに乗ることができます。
でもそれだと帰宅経路が大回りになるため、JR横浜線の駅に向かうバスを捕まえるべく、法政大学まで歩くことにしていて、ここからは車道歩きとなる予定でした。

が、上の写真を撮った後で何気なく振り返った時、なんと目の前の斜面に木段を発見!(この写真では不明瞭ですが、実際はもっと分かりやすい)
ここまで歩いてきた市境の尾根が、道路を横断した先にも続いているのは予め地図で確認してあったのですが、清掃工場と法政大学のどちらかの敷地に入ってしまう上、航空写真を見てもそこに道があるようには見えなかったので、あとは車道を歩くしかないと思っていたのです。
木段を登ってみると、尾根上に達した所でフェンスが現れて、そのフェンス沿いに山道が続いていきます。
どこに向かっているのかは不明ですが、多少見当違いの方向に連れて行かれたとしても、舗装道路を歩くよりはマシと、この道に運命を託してみました。
なお左下に見えているのは清掃工場へ向かう道路です。

しばらく進むと道幅が広くなっていきます。そして分岐点に出た所でこの標識を見て、ここが法政大学のジョギングコースだと分かりました。
その後もジョギングコースにはいくつか分岐点が出てきますが、GPSで現在地確認をしながら、バス停の方向を見定めて進路を選択していきます。
キャンパス内に、こんな風に自然を感じながら歩いたり走ったりできる道があるなんて(しかも相当の距離がありました)、ここの学生さん達は恵まれていますね。
この木段を下って、元々歩いてくる予定だった、大学構内の道路に出ました。もうバス停はすぐ近くにあって、思惑通りに、道路を歩く距離を最小限に抑えることに成功です。
道路に出た所にはこんな案内図も立っていました。法政大学ジョギングコースの一部は、このウォーキングコースと重なっていたようです。

そして前方にはこんな鮮やかな紅葉が広がっていました。図書館の建物を目の前にした道路脇です。
ここが、この日に見た紅葉の中で一番きれいだったように思います。

最後は、このバス乗り場で橋本駅行きのバスを待ちます。歩き始めが早かったとはいえ、まだ11時台も前半という、午前中だけの山歩きでした。

タグ:高尾・陣馬
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