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陣馬山 [高尾・陣馬]

2012/04/21(土)

■第229回 : 陣馬山(857m)


今回が5度目の陣馬山は、登り始めから早くもガスの中に入り、ついに頂上目前では雨に降られるという始末でした。
当初はその後、陣馬・高尾縦走路を明王峠方面に進み、さらにいくつかのピークを経由して下山する予定で、一旦はその通りに歩き始めたのですが、どうも東へ行くほど雨脚が強まる傾向にあるようです。
しかもハイカーの多い縦走路だけに、ぬかるみが激しくてとても普通には歩けません。

そこで、西に行くほど降水確率の低かった天気予報を思い出して、下山方向を正反対の西に変えてみました。
すると、思惑通りに雨が止んでガスも晴れた上に、登山道には湿り気すらほとんど見られなくなって、なんと好天の時と同じように歩けてしまいます。
期待以上の劇的な変化に、すこぶる快適に下ることができて、会心の計画変更となりました。

 累積標高差(登り):782m / 距離:13.3km / 歩行時間:3時間35分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:4時間0分 

(往路)
古淵 06:21-06:44 八王子 06:49-06:56 高尾
高尾 07:11-07:24(遅延 07:20-07:33) 藤野

(登山行程)
藤野駅   07:40
陣馬登山口 08:05
栃谷登山口 08:25
陣馬山   09:40-10:05
陣馬登山口 11:10
藤野駅   11:40

(復路)
藤野 11:45-12:15 八王子 12:20-12:42 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

藤野駅には先月にも来たばかりですが、駅舎の改築工事が始まっていて、改札口の位置が変わっていました。
今年8月の完成時には、これまでとは全く違った駅舎を見られることになりそうです。


駅から25分ほどで、この陣馬登山口。ここまではバスで来ることもできますが、本数は1時間に1本あるかないかです。
ここで一ノ尾根の登山道を見送ってさらに車道を進み、まだ歩いたことのなかった栃谷尾根の登山口へ向かいます。
途中にぽつんと1軒だけ建っていた民家。庭先などにさまざまな花が咲いていて、山里の春を感じる風景でした。
栃谷尾根の登山口でも、1本だけ立っていたサクラが満開となっていました。
ここで左に鋭角に折り返すようにして、さらに上にある小さな集落を目指します。


栃谷集落の手前には、ハイカー向けの休憩所がありました。
まだ時間が早いためか、休憩室は施錠されていて中に入れませんでしたが、トイレを有り難く使わせて頂きました。
集落を過ぎても、畑地や墓地が広がる中に、コンクリート舗装された道が続きます。


標高500mを過ぎて、ようやく登山道に入ります。栃谷尾根は、ほぼずっと植林地が続いていました。
少し登っただけで、早くもガスに巻かれてしまいました。時々雨粒も落ちてきて、湿った登山道が滑りやすかったです。
しばらく直線的な道で緩やかに登れましたが、頂上まで0.9kmの道標を過ぎると、ジグザグに折り返す道に変わります。
そして頂上直下はこんな木段が続くようになり、同時に雨脚も強まってきたので、久々にレインウェアを羽織りました。


そんな調子でしたから、頂上ももちろんガスの中です。
過去4回の登頂は、いずれもカメラを持ち歩く前でした。今回初めてこの白馬像を撮影するのが楽しみだったのに‥‥
周囲もこんな状況で、下山を始める登山者を見送ると、たちまちガスの中に消えていきます。


冒頭に書いた通り、当初は陣馬山から東に進んで、明王峠から矢ノ音などのピークを経由して下山する計画でした。
ところが、その通り歩き出すと途端に雨脚が強まります。そういえば、予報は東に行くほど降水確率が高かったのです。
しかも登山道の泥濘が半端ではなく、シューズが非防水だったことで、すぐに前進をためらう状況に陥ってしまいます。

そこで一考を案じました。
西ほど天候の回復が早いとされた予報に懸けて、回れ右をして陣馬山に登り返し、西へ下る一ノ尾根に転進したのです。


計画変更の効果はてきめんでした。一ノ尾根に入った途端に雨が止んだばかりか、ガスさえもスッキリと晴れたのです。
登りの栃谷尾根は下から終始ガスの中だったので、やはり一ノ尾根が栃谷尾根よりも西にあるのが良かったのでしょう。
しかも登山道が湿っていたのは下り始めだけ。すぐこのように、雨の影響など全く感じない様子に変わってくれました。
この尾根を下りで歩くのは初めてでしたが、緩やかな尾根ですし、足元も滑らないので快適そのものでした。
栃谷尾根とは違って自然林も多かったのですが、まだ木々の芽吹きは浅くて、新緑はもう少し先になりそう。


尾根を下り切って、車道が迎えてくれる手前にはちょっとした広場があります。
そこでは何本かの大きなサクラが見事に満開となっていて、しばらく見入ってしまいました。


落合集落の中に入ると、民家の庭先ではツツジが咲き誇っていました。
道端では、ハナモモのピンク色も鮮やかだったです。
こちらのハナモモは、1本の幹から、白とピンクの2色の花を付けているように見えました。
あとは、朝にも歩いた車道で藤野駅へ戻ります。コースを短縮したので、なんと歩き終えてもまだ午前中なのでした。
最後は時々薄日が差すようになって、もう少し上で粘っていたらどうだったのかな、とも思いましたが、振り返ってみると、山は相変わらずガスの中でした。

タグ:高尾・陣馬
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