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鷲ヶ峰・和田山・三峰山 [八ヶ岳とその周辺]

2012/08/04(土)

■第234回 : 鷲ヶ峰(1797m)・和田山(1721m)・三峰山(1887m)


先週に続いて、今週の行き先も「霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイル」です。
前回は区間Bを歩きましたが、今回は区間Cと区間Dを繋げて、霧ヶ峰の少し先から、美ヶ原の少し手前までを歩いてきました。
最後に登った三峰山は、爽快な草原の尾根を登り詰めた開放的なピークで、そこから得られる360度の展望は見事です。
なのに紹介される機会が少なくて、出会った人は数える程。素晴らしい景色を、静かな中で心ゆくまで満喫してきました。

 累積標高差(登り):811m / 距離:10.8km / 歩行時間:3時間25分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
古淵 07:02-07:23 八王子 07:47-09:53 上諏訪
上諏訪 10:30-11:17 八島湿原

(登山行程)
八島湿原   11:20
鷲ヶ峰    11:55-12:05
和田峠    12:50
和田峠(古峠) 13:05-13:15
和田山(北峰) 13:35-13:40
三峰山    14:20-15:20
扉山荘前   16:10

(復路)
扉山荘前 16:53-18:10 松本 18:35-20:35 八王子
八王子 20:44-21:06 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

前回ゴールした八島湿原バス停が、今回はスタート地点。遅い時間のバスしかなくて、11時過ぎの行動開始です。
バス停付近から、最初に登る鷲ヶ峰への尾根が見えていました。なお、鷲ヶ峰自体はまだ見えていません。

鷲ヶ峰への登山道はこんな感じで、草原もあれば、樹木の間を抜けることもあります。
中央分水嶺ですから、登山道の左側に降った雨は太平洋へ、右側に降った雨は日本海へと注ぎます。
途中で振り返ると、霧ヶ峰一帯を見下ろすことができました。ちょうど前回歩いてきたあたりです。
中央奥の右寄りで、レーダードームの突起があるのが車山、左端には北の耳と南の耳、そして右手には八島ヶ原湿原。

鷲ヶ峰の頂上に到着。展望の良いピークですが、広さはあまりありません。
三角点は、初めて見る御料局三角点でした。このあたりの森林が、かつて御料林(皇室財産)だったことの証です。
南西側には諏訪湖が見えていました。その先にある中央アルプスは雲の中です。
北には美ヶ原が遠くに(中央奥の平坦な山稜)。そのすぐ左にある緑色の丸いピークは、この日最後に登る三峰山です。
そして、この写真にも数頭写っていますが、前回に引き続き、今回もしばしばトンボの群れに遭遇しました。

鷲ヶ峰の北側は樹林帯に入ります。下り切ったこのあたりは穏やかな道ですが、下り始めてしばらくの間は急降下。
しかも滑りやすい岩混じりの道やガレ場が続いて、慎重な足運びを要求され、まだ序盤にして膝が笑いかける始末でした。
最低鞍部のあたりで、この日初めて中央分水嶺トレイルの道標を見ました。
そして1621m峰への登り返しを始めるあたりで、鹿の頭骨を発見です。
周囲には他の部位の骨も散乱していましたが(左下は肋骨か?)、角は見ませんでした。

1621mピークに埋まっていたのは、宮三角点らしかったのですが、アップで取り忘れて、この中に小さく写っているのみ。
和田峠が近付いてくると、気持ちの良い針葉樹林の中を抜けていきます。
ドライブインのある現・和田峠。スタートした八島ヶ原湿原よりも低く、ここがこの日の最低標高地点です。

現・和田峠から和田峠古峠までは、旧中山道で登ることができます。
でも旧中山道の登り口へ向かうと遠回りになるので、スキー場の建物脇を登ってショートカットを目論みました。
が、続いていると思っていた踏み跡はみるみる薄くなって、しまいには道と呼べる状況でなくなってしまいました。
と思ったら、すぐ左手に作業道を発見、そちらに乗り移ります。
古峠の方角を目指して順調に登ってくれるのは良いのですが、いつまで経っても旧中山道と合流しません。。。
旧中山道に合流したのは、なんと古峠が見えてきてから(この背後がもう古峠です)。完全に道の選択を誤りました。
右端の開けた草原を登ってきましたが、歩きたかった旧中山道は、左端の樹林の中を上がってきていたのです。

ここが旧中山道の和田峠古峠。
この写真のほかにも、旧跡を示すいろいろな物がありました。

登山道は和田山の東側を僅かに外れて通っていたので、笹藪を漕いで山頂の三角点を確認しました。

和田山を過ぎると、いよいよ三峰山(左奥)への稜線が見えてきました。
ここから三峰山までずっと、こんなササ原や草原の中に道が続いていきます。
徐々に三峰山(左奥)に近付きます。こんな気持ちの良い稜線なのに、人とほとんど会わないのが勿体なくて仕方がない。
最後は草原の中を登り詰めます。この爽快感は、ちょっと筆舌に尽くしがたいものがありました。

三峰山の頂上に到着。三角点は、奥に見える最高点よりも少し手前に埋まっていました。
ここにも登山者の姿はなく、無線機を片手にラジコングライダーを飛ばしている人が2人いるだけで、静かです。
こんな立派な標柱が立っていました。
背後は北側の展望で、緑色の尾根の中に延びているのが、このあと下る道。その左上の平坦な稜線は美ヶ原一帯です。
南側に一段下った岩陰には「大峯山大権現」などと彫られた石碑が並んでいて、かつては信仰の山だったようです。

360度の展望がありますが、北・中央・南の各アルプスが雲の中だったりと、大パノラマとならなかったのが残念。
南側には、これまで歩いてきた稜線がずっと見渡せましたが、車山や、その背後の八ヶ岳は、雲に覆われた後でした。
  (画像にマウスオンすると、歩いてきた稜線を黄色いラインで示します)
中央分水嶺はここで西へと向きを変えて、2年前に歩いた鉢伏山や高ボッチ高原へと続いていきます。
ここから二ッ山を経て鉢伏山へ至る未踏区間も、いつか歩いてみたい。1度大きく下ってから登り返す厳しい道ですが‥‥

三峰山の頂上には、ゆっくりと1時間ほど滞在して、雄大な景色を思う存分楽しみました。
しばらくはずっと晴れていましたが、午後3時を過ぎると一転してガスが出始めて、みるみる覆われていきます。
やがて山頂一帯もガスに巻かれてしまいます。最初の写真とほぼ同じアングルで撮ってみるとこの通り。
帰りのバスの時間にはまだ余裕がありましたが、これ以上視界が悪くならないうちに、下り始めることにしました。

三峰山から扉峠へ下る道は、最初の草原を過ぎると概ね樹林の中。良く整備された穏やかな道で歩きやすかったです。
扉峠が近付いてくると、ブナや針葉樹などの気持ちの良い森を抜けていきます。
扉峠の手前でビーナスラインに出たら、あとは少しだけ車道を歩きます。

扉橋を渡れば、間もなく扉峠の交差点が見えてきました。
扉峠からは、茶臼山へ向かう登山道があります。
歩き始めが11時などと遅くなければ、さらに茶臼山を越えて美ヶ原まで向かいたかったところでした。
廃止された路線バスのバス停。美ヶ原では、かつて3系統の路線バスが運行されていましたが、既に2系統が廃止され、今や1系統しか残っていません。その1系統も運行本数が年々少なくなって、もはや風前の灯火といった有様なのです。

こちらは現役の扉山荘前バス停。松本方面に少し下ると、何もない場所に忽然と出現しました。
松本駅と美ヶ原を結ぶこの路線も、ついに今年のダイヤ改正で、7~8月の20日間だけの運行に減らされてしまいました。
もし廃止などという事態になれば、私はもうこの周辺の山に来られなくなるので、なんとか存続して欲しいところです。
バス停の名前にもなった扉山荘は、随分前に廃業しており、荒廃した建物が少し先に残っていました。
バスが来るまで時間を潰せるような場所が、扉山荘の周囲にないかと期待していたのですが、想像以上にひどく荒れ果てた様子でどうにも居心地が悪かったので、最後は扉峠の交差点まで戻って、広場でバスを待ちました。

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