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麦草峠から雨池周遊 [八ヶ岳とその周辺]

2012/10/08(月・祝)

■第238回 : 麦草峠から雨池周遊


連休最終日のこの日は、八ヶ岳の森と池を巡って、ゆる~いトレッキングを楽しんできました。
麦草峠を起終点にして、雨池・縞枯山荘・五辻・コケモモの庭といったあたりを周遊するプランです。
2009年に登った縞枯山や茶臼山の周囲をぐるっと1周しながらも、山の頂上には見向きもしないルートでした。

 累積標高差(登り):354m / 距離:10.4km / 歩行時間:2時間55分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:4時間20分 

(往路)
古淵 07:54-08:16 八王子 08:33-10:06 茅野
茅野 10:35-11:39(延着11:55) 麦草峠

(登山行程)
麦草峠バス停    11:55
雨池(南側分岐点)  12:40
雨池(西側分岐点)  12:55
雨池峠       13:30
ロープウェイ山頂駅 13:45-13:50
五辻        14:10-14:15
出逢いの辻     14:30
コケモモの庭    14:50
麦草峠バス停    15:00

(復路)
麦草峠 15:20-16:24 茅野 17:32-19:12 八王子
八王子 19:17-19:39 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

茅野駅からバスに揺られること1時間で、麦草峠に到着。三角屋根の建物は麦草ヒュッテです。
帰りのバスに乗るのが約3時間半後で、あまり余裕のないところへ、15分も到着が遅れて、ちょっと焦って出発です。
バスの到着が遅れた理由はこれ。麦草峠周辺では道の両側に路上駐車が連なって著しく交通を阻害し、車が全然流れていなかったのです。一体どんな神経をしていたら、こんなふうに車を停めて平気でいられるのか、不思議で仕方がない。


歩き始めは快適な木道。森の雰囲気も素晴らしく、気分上々のスタートでした。
しかし木道が終わると、岩がゴツゴツした歩きにくい道に変わって、それが結構長く続きます。
地面はジメジメしていてぬかるみが多く、足の置き場を選ぶ必要があって、ちょっと煩わしい気分にさせられました。
この日のルートは、その後もこんな状態の箇所があちこちに出現するのでした。
登山道を歩いていたのに林道に出てしまうと、「あ~つまんないの」となるのが普通ですが、この時ばかりは歩きにくさから開放されるのが大歓迎で、ずっと手前から、「早く林道に出ないかな」と待ち望んでいたほどでした。
林道から再び山道に入ると、今度は木道が続いて快適でした。
木道の下は池のような水溜りになっている箇所が多く、ここは木道がなければ歩けなかったと思います。


雨池に着くと、水面いっぱいに靄が立ち込めていて、すぐ近くの対岸も白く霞んでいます。
墨絵のような世界が幻想的で、ちょっと立ち去りがたい雰囲気でした。
靄には動きがあり、まるで生き物のように形を変えていて、見ていて飽きません。


雨池を2/3周ほどしますが、遊歩道は池畔からは少し離れてしまい、ほとんど池の姿を見られません。
どうやら池畔の木々が紅葉しているようなのですが、近づいて見られないのが残念です。
北東側の分岐点まで来たところで、再度池畔に出られたので、紅葉していたあたりを撮ってみます。
上の写真では少し暗い写りになってしまいましたが、実際とほぼ同じような明るさで撮れたのがこちら。


雨池を離れると、また少し林道を歩きます。こちらも秋の色に染まり始めていました。
あまりアップダウンのない今回のルートにあって、雨池から雨池峠への登りが、短いながらも急で唯一苦しい場所でした。岩が折り重なる中を、岩の上から上へと飛び移るようにして進んでいきます。
滑りやすそうな所も結構ありますが、ステルスソールのシューズが威力を発揮してくれる状況なので、足元の不安は全くなく、サクサクと進めます。それでも、下りだったらかなり神経を使ったかもしれないですね。
いくらサクサク進めると言っても、ひと息には登り切れません。途中でひと休みしつつ、振り返って景色を楽しみます。
今回のルートには、展望の良い所がほとんどなかったので、ここからの眺めがこの日一番だったかも。


十字路となっている雨池峠に着きました。
雨池峠から木道を歩いていくと、行く手に青い三角屋根が見えてきます。
三角屋根の建物は縞枯山荘。
ちょっと寄っていきたいところですが、歩き始めが遅れたせいでそんな余裕もなく、写真を撮るだけで後にしました。


縞枯山荘の先にも木道は続きます。
ロープウェイの駅が近づくと、坪庭の探勝路が合流してきて、ここから先は軽装の観光客で賑わう世界に変わります。


ロープウェイの山頂駅です。実際のところは、山頂でもなんでもないところにあるんですけどね。
ロープウェイの駅付近から北横岳方面を見上げると、その斜面では縞枯現象が確認できました。
こちらは坪庭方面。探勝路を大勢の人たちが歩いています。


ロープウェイの駅前から、五辻方面への道に入ると、途端に静けさが戻ってきました。左端の頂は縞枯山です。
五辻のあたりまでは、概ね木道が続いて歩きやすく、苔むした森の様子は、ため息が出そうなほどに美しかったです。
五辻には休憩舎があって、ここで少し休んでいきました。ここまで来ると、ほとんどすれ違う人もなく、静かです。


五辻を過ぎると、石ゴロの歩きにくい道に変わったり、、、
かと思えば、ちょっとした草原が出現したり、、、
でも草原を過ぎると、麦草峠と雨池の間のような歩きにくい道が再現して、出逢いの辻もそんな途中にありました。
次の分岐点はオトギリ平。近くにはテーブルとベンチが2組ありました。


オトギリ平の先から急な岩道を下っていくと、コケモモの庭に出ます。
コケモモの庭の全景。向こう側から下ってきて、中央部を横切ってきてから振り返りました。


コケモモの庭からは、ちょっと歩けばすぐに車道に出て、あとは麦草峠に戻るだけとなります。
麦草峠の周辺には、路上駐車の車がまだ結構残ったまま。
でも連休最終日も午後3時となって、交通量のほうが減ってきたのでしょう。車は割と普通に流れていました。
麦草峠に戻ってきました。
結構なペースで歩いてきて、それでもバスの20分前。何か少しでもアクシデントがあったら、危なかったところです。
3年前に来た時は、バスを待つ間に麦草ヒュッテで蕎麦を食べていったのに、今回はそんな余裕もありませんでした。

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