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松茸山・春ノ木丸 [丹沢]

2014/01/13(月・祝)

■第273回 : 松茸山(584m)・春ノ木丸(487m)


この3連休はいろいろと用事が立て込んでいて、最終日に軽く歩いてくる程度の時間しか取れませんでした。
近場の低山を2つ繋げて作成したルートは、山道を歩く時間よりも道路を歩く時間のほうが圧倒的に長い、という代物でしたが、松茸山の登山道が結構いい雰囲気だと分かり、出掛けた甲斐が十分にある山行となりました。

 累積標高差(登り):689m / 距離:14.4km / 歩行時間:3時間45分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
古淵 06:33-06:44 橋本 06:55-07:40 鳥屋

(登山行程)
鳥屋バス停     07:40
水沢川口      08:20
松茸山       08:55-09:10
早戸川口      09:40
宮ヶ瀬       10:30
春ノ木丸      11:00-11:10
宮ヶ瀬       11:30
鳥居原ふれあいの館 11:50

(復路)
鳥居原ふれあいの館 12:00-12:47 橋本 13:04-13:14 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

橋本駅からバスに乗って45分ほど、鳥屋バス停にやって来ました。時間はまだ7時40分です。
なんだかバス停が白くてぼんやりしていると思ったら、うっすらと霧氷のようなものが付いていたのでした。
はじめは家並みが続く中を歩いていきます。遠くには、丹沢最高峰・蛭ヶ岳の雪化粧が見えていました。


集落が終わり、人家が途絶えてもなお進んでいくと、宮ヶ瀬コッコパークが現れました。
たまご拾いができるこの場所も、まだ早朝で人の気配はありません。その代わり、ニワトリの鳴き声がとにかく元気で、初めて聞くほどの太い鳴き声でした。それだけ健康で、きっとタマゴもおいしいのでしょう。
宮ヶ瀬コッコパークを過ぎると、沿道には建物が全くなくなって、ひたすら道路だけが続いていく具合でした。


何もない林道をしばらく歩いて、ようやく松茸山への登山口のひとつ、水沢川口が見えてきました。
もうちょっと登山口らしいのを想像していたのですが、ここには案内図が立っているだけでした。
でも、階段道を下って水沢川を渡る橋の前まで来ると、橋を渡った先にあずまやが建っているのが見えました。
ということで、このあずまやで身支度をして、登山開始です。


水沢川口からの登山道は、最初からずっと木段が続きます。
良く整備されていますが、登りの前半はとにかく木道のオンパレード。余程傾斜が緩い場所以外は、ことごとく木段になっていた気がしますが、段差が大きな箇所はなくて、歩きにくい木段ではありませんでした。。
木段が終わると、丹念にジグザグを繰り返しながら、細い尾根を登っていきます。ジグザグが傾斜を緩和して登りやすいですし、そこそこ景色も見られるので、割と気分良く歩いていけます。
稜線に上がり、少しの間、穏やかな尾根歩きを楽しんでいると、はや下山中の単独行の男性とすれ違いました。
このあとはもう、春ノ木丸を含めて人を全く見なかったので、この日に見掛けた唯一の登山者になっています。
気持ちの良い尾根道がすぐに終わると、頂上直下だけは、少々大きな段差がキツく感じる木段に変わりました。


松茸山の頂上にはあずまやが建っていました。
あずまやの柱に私製の頂上標識が付けられていましたが、残念ながら標高が間違っています。570.5mは南側に少し下った場所にある三角点の標高で、松茸山の正しい標高は584m。ちゃんと調べなかったのでしょうか。
展望は樹木の間からで、あまりスッキリしませんが、無理に伐採するよりも、ありのままで良いと思います。
この写真は丹沢の核心部方向で、中央やや右寄りが、麓からも見えていた丹沢最高峰・蛭ヶ岳です。
鬼ヶ岩ノ頭(写真左)から手前に分かれる白馬尾根を良く見ると、その名前の由来となった白馬の雪形がハッキリと分かりました。(画像にマウスオンすると、雪形の位置を示します。なお、写真右端は蛭ヶ岳です)
蛭ヶ岳のさらに右側には、丹沢主脈北部の山並みが連なっていました。写真中央が黍殻山です。


松茸山からの下りは、別の登山口(早戸川口)へ向かいます。下り始めは緩やかな尾根道でした。
少し下ると、頂上からは見えなかった宮ヶ瀬湖が見られるようになりました。次の目的地でもあります。
登山道脇の三角点。頂上にあった標識に書かれていた標高値は、この三角点のものです。
早戸川口への道は、木段が少なめで快適に下ることができます。こちらを下りに選んだのは正解でした。
早戸川口に着くと、山の中では人をひとりしか見なかったのに、車がたくさん停まっているのが不思議でした。


早戸川口から宮ヶ瀬までは、宮ヶ瀬湖の湖岸道路をぐるっと歩いていきます。ここまでほとんど人の姿を見ていませんし、車両通行止の道路なので、引き続き人なんていないんだろうと思っていたのでしたが・・・
ところが湖岸道路に入ると、随所でカメラを構えて、静かに野鳥観察をする方々の姿がありました。こんな橋の上では、さらに釣り人の姿も加わります。早戸川口に停まっていた車は、この方々のものだったのですね。
きっとここが、野鳥観察の適地なのでしょう。野鳥観察の人が、次から次へと途切れることなく現れることで、長い湖岸道路も変化があってあまり退屈せずにすみました。
かなり歩いて、宮ヶ瀬が近くなってくると、最後に渡る予定の虹の大橋が見えてきました。
湖岸道路も終盤近くなり、地形図の411m標高点のほぼ真北に位置するあたりで、この階段が現れます。少々ヤブっぽいらしいものの、春ノ木丸への道を大幅にショートカットできるバリエーションルートの入口です。
でも今回は、正規登山道の様子をしっかり確認したいので、ここは見送って引き続き湖岸道路を進みました。


湖岸道路を50分歩いて、ようやく宮ヶ瀬に到着。正面がビジターセンターの建物です。
宮ヶ瀬湖の湖畔エリアは後回しにして、すぐさま春ノ木丸の登山道に入ります。
森の中の登山道にしては見通しが良いほうで、振り返るとしばしば宮ヶ瀬湖を見下ろせました。
動物除けのフェンスを、相次いで2箇所で通過していきます。
途中には、やや急な箇所が現れたりしたので、下りに選んだ道のほうが歩きやすいようでした。
北尾根に上がった所は平坦地になっていて、ベンチが置かれていました。頂上はすぐ先です。


春ノ木丸の頂上に到着です。
樹木に邪魔をされて、葉が茂っている時期ならば展望はほとんどなさそうですが、この時期は宮ヶ瀬湖や対岸の山々を見ることができました。写真の中央奥(やや左寄り)の山々は、権現平と南山です。


湖畔園地へ下る道には、あまり急な箇所はなく、落ち葉を踏みしめて歩ける気持ちの良い区間もありました。
ただ、落ち葉の下に木段が隠れていたりするので、常に足元への注意は必要でしたが。。。
かなり下った所に展望台のようなものがあって、こんな景色が見られました。宮ヶ瀬湖の対岸は高取山です。
登りと同様に、動物除けのフェンスを2回通過して、駐車場の端に降り立ちます。
こちら側の登山口は、予め場所が分かっていないと探しづらいかも。


宮ヶ瀬湖畔園地に入って、メイン階段前からの景色を少し楽しんでいきます。
湖の対岸に見えているのは、高取山から仏果山にかけての稜線です。
宮ヶ瀬からもバスは出ていますが、本厚木駅へ向かっても遠回りになってしまうので、行きと同じバスに乗って橋本駅に戻るべく、もう少し歩き続けることにします。
ということで、さっき遠くから眺めていた虹の大橋を渡っていきます。
が、いざ橋の上に出てしまうと、たいして特徴のないありふれた橋でしかないのはガッカリでした。
朝に乗ったバスの終点・鳥居原ふれあいの館に着くと、ちょうど折り返しとなるバスが着いたところでした。
時間に余裕があれば、館内を見ていきたかったのですが、発車時間が迫っていて、1本逃すと次は1時間後になってしまいます。結局トイレを利用しただけで、すぐにバスに駆け込むことになりました。

タグ:丹沢
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