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日の出山・御岳山 [奥多摩]

2018/10/21(日)

■第390回 : 日の出山(902m)・御岳山(929m)


めっきり山に行く回数が減ってしまいましたが、この日は午前中に時間が作れたので、近くの大山(丹沢)でも軽く歩いてこようと出掛けてみたら、なんと小田急線が人身事故で本厚木より先に行くことができません。

そこで横浜線を北上しながら、高尾方面や奥多摩方面の山々の中から、代わりの行先を慌てて考えた結果、無計画で地図も無しにぶらりと行ける歩き慣れたコースとして、この御岳山を選んだのでした。

 累積標高差(登り):791m / 距離:9.4km / 歩行時間:2時間55分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:3時間30分 

(往路)
古淵 05:15-05:19 町田 (小田急線運転見合せで引き返す)
町田 05:33-05:58 八王子 06:08-06:23 拝島
拝島 06:26-06:44 武蔵五日市 07:10-07:27 松尾

(登山行程)
松尾バス停    07:30
日の出山     08:55-09:10
御岳山      09:50-10:00
ケーブル下バス停 10:50

(復路)
ケーブル下 10:58-11:06 御嶽 11:19-11:35 青梅
青梅 11:39-11:56 拝島 12:01-12:12 八王子
八王子 12:20-12:43 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

鉄道の人身事故で計画変更を余儀なくされ、出鼻をくじかれましたが、武蔵五日市駅に着くと、上空には雲ひとつない青空が広がっていました。スッキリとした秋晴れにテンションが上がります。
松尾行きのバスに乗り換えて、終点で下車します。乗客の中には、私のほかにもう1人登山者がいましたが、その方が1つ手前の白岩滝で降りたので、終点まで乗り続けたのは私だけでした。
バス道路をさらに奥へと少し進んだら、このY字路で左の細い道へ。
細い道に入ると、所々に少しきつめの登り坂が現れるようになります。でも涼しいおかげで、この程度の傾斜ならほとんど汗をかかずに登れるようになっていて、いかに久しぶりに山に来たのかが実感できました。
最後の人家を過ぎると、そのすぐ先が登山口。いよいよ山道が始まります。


登山道は、序盤はやや傾斜がきつく感じますが、やがて緩やかな坂道が続くようになり、歩きやすくなります。
時折足元に「日の出山の会」の小さな赤杭が現れて標高を教えてくれます(50m間隔の標高で見られました)。
「顎掛岩」の前を通過しました。日本武尊が蝦夷征伐の帰りに、この岩に顎をかけて関東平野を見渡したとか。
登山口で分かれた林道と再び合流します。標高約750mのこの地点までは、快適な登山道だったのですが‥‥。
すぐにまた林道と分かれると、そこから頂上までは、ほぼずっと木段が連続するきつい登りに変わります。
ほかの登山者の姿を一切見ないままずっと登ってきて、このまま誰にも会わないのかと思ったら、長かった木段がやっと終わり、頂上が見えてきて石段に変わる最後の10mくらいの地点で、初めて下山者とすれ違いました。


日の出山の頂上に到着すると、先客はたった3人だけで、意外なほど静かです。やや早めの時間とはいえ、オフシーズンでもないのにここまで空いていることは珍しいのでは。15分ほどの滞在中にも人は増えませんでした。
ここが日の出山の最高点。それにしても気持ちの良い青空です。地域や標高によっては紅葉も楽しめる時期になっていますし、これだけのお出掛け日和ですから、遠出をした人も多かったのでしょうね。
空気が澄んでいて展望も良好。南側には、当初行く予定だった大山などの、丹沢の山々が良く見えていました。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
こちらは奥多摩の核心部です。現在地がさほど高くないので、雲取山は鷹ノ巣山の右隣にほぼ隠れている模様。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
富士山は、富士見台の右肩に、辛うじて頂上部だけが姿を見せていました。冠雪がなかったら分かり難いかも。
都心方向もスッキリと見渡せました。写真ではほとんど分かりませんが、肉眼ではスカイツリーが割とクリアに見えています。また、写真右側で真ん中あたりの高さが光っているのは、相模湾の海面です。


日の出山の次は御岳山へ。一旦鞍部まで下って、この鳥居をくぐると、御岳山への登り返しが始まります。
御岳の山上集落に入り、土産物店が並ぶ路地を抜けて、武蔵御嶽神社の大鳥居前まで来ました。ここが長い石段の始まりで、鳥居の先に見えている随身門をくぐって進みます。
300段を超える石段を登り切って、御岳山の頂上部に建つ武蔵御嶽神社の拝殿前へ。
さすがにここは観光客の姿も多く、普段通りの賑わいです。拝殿前に参拝者の列ができるのも、見慣れた光景。
御岳山の最高点を目指して、拝殿左脇にある神符授与所の前を通り、拝殿の奥にある玉垣内に入ります。
社地の最奥で、最も高い地点に鎮座するのが、この大口真神社です。
大口真神社の左脇には「御岳山山頂」の石柱が立ち、その奥が「奥宮遥拝所」になっています。
「奥宮遥拝所」に立つと、奥の院のピークを正面に拝む形になっていました。


武蔵御嶽神社を後にしたら、下山を開始します。時間的には、もう少し歩いていられる余裕があったので、この分岐で多くの人が行き交うケーブルカーの駅への道を見送って、右に分かれる表参道を下ることにしました。
今や舗装道路となっている表参道ですが、江戸時代の初期に整備された立派な杉並木が往時を偲ばせています。
ここで少し意外だったのは、表参道を登ってくる人と次々にすれ違ったことです。観光客なんて、ケーブルカーで登ってくる人ばかりだろうと思っていたら、自分の足で登っている人も結構いるのですね。
ケーブルカーの下の駅(滝本駅)が目前に迫ったあたりに「杉並木一号大杉」があり、頂上側から順に振られた番号札の数字は「784」になっていました。幹回りの立派な約800本もの杉の大木ばかりが、約3kmにわたって道の左右に立ち並ぶ表参道は、古の風情を感じられるコースなので、是非1度は歩かれることをお勧めします。
「ケーブル下」バス停に到着したら、ここからはバスに乗って御嶽駅に向かいました。

タグ:奥多摩
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