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山北つぶらの公園・大野山 [丹沢]

2019/11/09(土)

■第417回 : 山北つぶらの公園・大野山(722m)


この日の行先は、これで4回目の登頂となる西丹沢の大野山です。
今回は初めて谷峨駅側から登る、いつもとは逆回りのコースにしたほか、2年前に新しくできた「山北つぶらの公園」内をぐるりと回ってから大野山に向かうという、これまでとは少し違う味わい方で楽しみました。

(往路)
大沼 06:05-06:15 相模大野 06:24-07:04 新松田
松田 07:23-07:37 谷峨

(登山行程)
谷峨駅       07:40
嵐集落(登山口)   08:00
都夫良野地蔵堂   08:30
山北つぶらの公園  08:35-09:30
十字路       09:55
大野山       10:30-10:55
旧共和小学校    11:40
都夫良野入口バス停 11:55
大野山入口バス停  12:10
山北駅       12:25

(復路)
山北 12:54-13:01 松田/新松田 13:20-13:59 相模大野
相模大野 14:30-14:40 市営斎場入口


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

JR御殿場線の谷峨駅からスタートです。同じ電車から降りた人たちは、ほぼ全員が西丹沢方面行きのバス停に並んだようで、駅から歩き始めたのは私だけのようでした。なお無人のこの駅でも、3月から交通系ICカードが利用可能になっていますが、JR東海エリアにつき、JR東日本エリアからはICカードで乗り通せないことに要注意。
駅前から大野山を望みます。予報では、晴れるのはお昼頃かららしく、朝はまだ上空が一面の曇り空でした。
吊り橋の嵐橋で酒匂川を渡ります。
まずは車道で標高差100m近くを登ります。
嵐の集落に入ったら、すぐに大野山へのハイキングコースが分かれます。普通に大野山を目指す場合は、ここが登山口になりますが、今回はその前に「山北つぶらの公園」に寄りたいので、その案内に従って直進します。

嵐集落のすぐ先で、地形図が明らかに左カーブの手前で左折するよう主張しているので、前方に左カーブが見えてきたあたりで現れた左への分岐道を、何も道案内のない細い道なのを不審に思いつつも曲がってみたら‥‥。
その道は真楽寺で行き止まりでした。おかしいなぁ。。。
実際のところは、ただ道なりに進むだけで良かったのでした。下は左半分が持ち歩いていた地形図(予定コースを赤線で記入)で、現状を知って改めて見ると、これでは自分が間違えたのも無理もないと思いました。一方、帰宅後に確認したGoogleマップでは、実態をほぼ正確に表現できていたので、それを右半分に載せています。
その後は九十九折の車道で、さらに標高差150mを登ります。少々肌寒い朝だったのに、結構汗をかきました。
結局車道だけで約250mを登り、小1時間かけてようやく公園の入口へ。でも入園前に、ちょっと寄り道です。

そのまま車道を進むと、すぐ先に都夫良野地蔵堂があります。
江戸時代まで遡るらしい建物も、外観はとてもしっかりとしていて、手入れや補修が行き届いているようです。
地蔵堂の奥には石仏や庚申塔などが並んでいました。

地蔵堂から戻ったら、いよいよ「山北つぶらの公園」に入ります。2017年3月に開園の、まだ新しい公園です。
まずは、階段を上がって広い駐車場へ。つい数分前に開いたばかりの駐車場に、早くも何台かの車が停められていて、大野山へ向かう様子の登山者の姿も。奥に見えている小山は、最初に向かう「さくら山展望広場」です。
標高約400mの高台にあって、展望には恵まれている公園なのですが、あいにくこの時間もまだ曇り空でした。
天気が良ければ、こんな景色が見られるようです。きっちり晴れた日を選んで、また改めて来るとしましょう。
駐車場には公園内の案内図がありました。遊歩道は案内図の上半分のエリアに集中していて、その外周をぐるりと一周できそうです。さらに、途中で自然探索路に入り、下端の「開運の滝」にも行ってみることにしました。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真は こちら です。

公園内に入ったら全て自然な感じの遊歩道かと思ったら、「さくら山展望広場」の手前までは舗装道路でした。
最後だけ木段を登って「さくら山展望広場」へ。こぢんまりとした芝生の丘、といった体裁の場所です。
一丁前に山頂標識があって、標高は429mでした。天気が良ければ、ここからも富士山が眺められるはず。
そんな中、近くにある大野山はきちんと眺められました。間近なだけに、大野山は公園内のあちこちから見られますが、中でもこの「さくら山展望広場」からが一番すっきりとした姿で眺められたようです。

「さくら山展望広場」の次は、もうひとつの展望広場である「つつじ山展望広場」への遊歩道を進みます。
このあたりは「紅葉の小道」と名付けられていて、まだ若木ながらもみじの並木が続いていました。
要所には案内図か道標がしっかりと立っていて、道に迷うことはありません。ここから「つつじ山展望広場」へはスロープと階段道とがあって、階段道のほうへ。
すると、結構段差の大きな木段の登りが続きます。公園まで車とかで来ていればそうでもなかったかもしれませんが、すでに250mを登ってきているので、大きな腿上げに少し難儀しました。
「つつじ山展望広場」は、先程の「さくら山展望広場」よりひと回り大きな、ゆったり寛げる広さの場所です。
「つつじ山展望広場」の標高は432mで、「山北つぶらの公園」内で最も高い地点になります。
大野山の方向は、樹木が少々邪魔をしていて、樹木が成長したら頂上を見通せなくなってしまいそう。
広場の奥には東側を望める場所もありましたが、曇り空の下では海がぼんやりと見える程度でした。
空気が澄んでいれば、三浦半島や房総半島、さらには伊豆大島まで見渡すことができるようです。

広場からさらに東へ進むと、木段でガクンと下ることに。公園内は、結構アップダウンが激しいのでした。
「山の神」に出ると、そこは小さな広場になっていて‥‥。
広場の隅っこに、ささやかな祠が祀られていました。
このあと「山の神」の少し先で、4頭のイノシシの群れに遭遇。すぐに逃げて行ってしまいましたし、いずれも小さくて可愛らしい子どものイノシシで怖さは感じませんでしたが、野生のイノシシとはこれが初遭遇でした。

「山の神」から「東の見晴らし」へは、長い木段でさらに急降下を続けていきます。
下り切ったところが「東の見晴らし」で、公園内で最も低い地点になるようです。あまり人が来なさそうな公園の一番奥のどん詰まりにあたるからか、フェンスに囲まれて殺風景な場所でした。
しかも名前の割に、見られる景色もありふれたものでした(決して曇っていたからばかりではなさそう)。
さらに、先程見た案内図では、ここから木段とは別の道で中央広場へ行かれるように書かれていたはずなのに、なぜか木段以外の道が見当たりません。下の写真は「東の見晴らし」の奥で振り返った様子ですが、右端のフェンス沿いが道のようになっていて歩けそうに見えるものの、その手前がロープで塞がれていて入れないのです。
仕方なく木段を登り返して(これが結構きつかった!)、遊具広場などがある公園の中心部に来ました。
近くには管理事務所やトイレなどがあります(案内図には出ていませんが、トイレは駐車場にもありました)。
隣接する「里の広場」からも大野山を眺められましたが、送電線が少々邪魔っぽかったです。

「里の広場」からは「開運の滝」への自然探索路に入れるのですが、なんと「危険のため立入禁止」でした。滝を見るのも楽しみでしたし、自然探索路でもより山歩きっぽい雰囲気を味わえそうだと期待していたのに‥‥。9月までは滝見物の記事がネットにあるので、割と最近の措置らしく、先日の豪雨災害の影響かもしれません。
でも案内図によると、「開運の滝」があるのと同じ「トチヤ沢」まで下る道が、別にもう1本あるようなので(「開運の滝」からはかなり離れた所にしか行かれないけれど)、「里の広場」を北の外れまで下っていきます。
ところがこちらも同様に「危険のため立入禁止」でした。残念ながら今回は諦めますが、それぞれの探索路の入口まで来なければ通れないことが分からないって、不親切過ぎませんか? 誰もが最初に見るであろう、駐車場にあった案内図に記載があるべきだと思いますし、できればネットにも情報を上げておいて欲しいところです。
当日の道の様子をまとめて案内図に加筆してみました。歩いた経路を黄矢印で、立入禁止だった探索路を赤点線で示します。探索路が立入禁止であることは、赤X印の地点まで行くと初めて分かる、という状況でした。
  ※下の写真にマウスを乗せると、加筆した案内図に切り替えます。
最後に取っておいた一番の楽しみが果たせず、公園内の散策は消化不良気味に終わりましたが、もし「開運の滝」へ行けば100m以上の高低差の登下降を強いられたはずで、その分の体力を温存できた形にはなりました。

「山北つぶらの公園」を後にして、公園入口から大野山へと向かいます。通常は、谷峨駅からの車道を戻るようにして進むコースが案内されていますが、今回は地形図の破線路を追う形で、案内のない道に入ってみました。
  ※下の写真にマウスを乗せた時に、オレンジ色の矢印が表示される道です(通常は左端の道を進みます)。
すぐに「関係者以外の立ち入りはご遠慮ください」との看板が。でも今回は失礼して立ち入らせて頂きます。
はじめ舗装されていた道は、舗装がなくなっても、しばらくは車道の体裁を保っています。
車の轍がほとんど見られなくなってからも、ほぼ平坦の歩きやすい道が続きました。
実は「山北つぶらの公園」から大野山へは、一般的に案内されているコースが少し大回りするのに対して、ほぼ直進するこの道ならば歩く距離がいくらか短くなるほか、なにより一般的なコースにあるアップダウンがこちらの道にはなく、楽に歩けるという大きな利点があるのです。
私有地ならともかく、公社が管理しているような道なら、うまく調整して登山者に開放できないものでしょうか。現状のままでも通行に支障があるような箇所はなく、そのために何かしらの整備が必要になるとも思われませんでした。そうなれば、公園を起点にした大野山登山がより快適になり、公園のPRにも繋げられるのでは。

ほどなく、左から上がってくる一般登山道に合わさりました(なるほど、この分岐がそうだったのか)。人気の山だけに、ここから先は、前後に常に登山者を見ながらの道のりになります。
少し登ったところが、登山地図でコースタイムのポイントとなっている十字路です。
すぐ先に動物除けのフェンスがあって、扉部分を開閉して通過します(フェンスの通過は計2回ありました)。
谷峨駅側からの登山道は、大半が木段になっています。段差が大きな箇所も少なくありません。
木段ばかりが続く、少々しんどい登りです。でも考えようによっては、ここを下るよりは身体に優しいのかも。
かなり登ると、南東側の斜面にある牧場の建物が見られるようになりました。
休憩舎が建つあたりまで登った頃、ようやく晴れてきました。ただ、周囲にはまだ雲が広がっていて、本来ならずっと富士山や海を眺めながら歩ける爽快な道なのに、見られる景色はパッとしませんでした。
その代わり、ススキの中を進む、この時期らしい風情を味わえた場所も。
木段の段差には、最後まで苦しめられました。この高さはもう少しどうにかならなかったものなのか。

大野山の頂上に着きました。先着していた登山者は思っていたほど多くなく(20人くらいだったような)、静かで落ち着いた雰囲気でしたし、ベンチにもまだ空きが多く見つかりました。
頂上標柱の後方に広がる西丹沢の奥深い山々は、早い時間から晴れていたのか、割ときれいに眺められました。
この祠の付近が最高点のようです。ちなみに大野山は、三角点の標高が722.8mなので、山自体の標高も723mとされていますが(私の記録では小数切り捨てで722mとしています)、その三角点はここから若干下った地点にあるため、この山では三角点の標高をそのまま山の標高とすることがあまり適当ではありません。国土地理院の最新データでは、この付近の標高が726mを超えており、実際の大野山の標高もそのくらいになるのでしょう。
上の写真でも左端に写っている展望図です。ここに書かれている通り、一応は全方位に近い展望がありますが、この時は北西側から徐々に晴れてきているところで、楽しめたのは北側を中心とした展望に限られました。
その、大野山から北側の西丹沢を眺めた様子がこちら。檜洞丸よりも東側はまだ雲に覆われていたほか、不老山の少し西側にある富士山も、この時は全く見えていませんでした。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
しばらく頂上で粘っていると、富士山が微かに見られるようになってきましたが‥‥。
30分近くいた間では、最も雲が薄くなった時でもここまでで、スッキリとした姿は見られずに終わっています。
眼下の丹沢湖は、先日の豪雨の影響か湖水が濁ったまま。見慣れた普段とあまりに違う姿が少々衝撃的でした。

大野山での休憩後は、ここから地蔵岩コースを下って山北駅へと向かいます。
下りはじめは長い長い木段。こちら側から登ってくる時は、最後の最後になって苦しめられるところです。
草付きの斜面を下り終えて森の中に入っても、木段はまだ続きます。ここは前は普通の坂道じゃなかったっけ?
小さな沢を過ぎると、そこから先は穏やかな道に変わって、とても気持ち良く歩けるようになります。
すれ違った登山者の方から、上の斜面にシカが何頭かいるのを教えて頂いて、なんとか1頭だけ撮れました。
その後も歩きやすい緩やかな道が続きます。谷峨駅側の登山道は木段ばかりでしたから、そちらを登ってこちらに下るほうが、体力的にはきつくても身体には優しい歩き方になるのかな。

35分ほどで登山口まで下ってきました。ここからは車道歩きになります。
登山口を振り返ったところです。
旧共和小学校の手前にはいつも利用するトイレがあって、今回もありがたく使わせて頂きました。
2011年に閉校となった旧共和小学校は、現在は地域の取り組み拠点となっていて、イベントなどが催されたり、週末はカフェが開店したりしているようですが、この日は何の看板も出ていなかったような‥‥。
旧共和小学校の前でふと振り返ると、見えているではないですか!
富士山の回りにあった雲がすっかり取れています。今なら大野山の頂上からもきれいに見られることでしよう。

その後は時折細い道に入ったりしますが、道案内はしっかりしていました。
このあたりは車両が通れないので、のんびりと歩けます。途中で2回ほど、小さな集落の中を通過しました。
再び車が通る道まで降りてきました。でも、まだまだ駅までは距離があります。
すぐにバス停を見ますが、朝に1往復があるだけの路線で、下山には使えません(運行日も限られています)。
その後は、しばらく変わり映えのしない景色が続いて、少々退屈を覚える区間に入ります。山北駅へ下るコースは、山を下りてからの車道歩きが長いのが難点ですね。
国道246号に出る手前には大野山入口バス停があって、ここからはバスも使えますが、歩いてもあと15分ほど。
なので、そのまま歩き続けて、春には見事な桜並木が見られるJR御殿場線沿いの道に入ります。

山北駅に到着したのは、次の電車まで30分ほど待つタイミングだったので‥‥。
駅前にある山北町観光協会の観光案内所へ(この写真のみ、撮り忘れたので拾い物です)。
中では町内の観光案内のほか名産品の販売もあり、地元の和菓子店が製造する「丹沢の猪」を購入。猪をかたどった最中で、甘すぎない上品な味の餡に、まろやかな小豆の粒の食感が合わさって、とても美味しかったです。

タグ:丹沢
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