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万六ノ頭・連行峰・茅丸・生藤山・熊倉山 [高尾・陣馬]

2019/11/16(土)

■第418回 : 万六ノ頭(883m)・茅丸(1019m)・生藤山(990m)・熊倉山(966m)


この日の行先は、生藤山とその界隈です。生藤山・茅丸・連行峰という3つのピークを巡るのはもう3回目ですが、登りは万六尾根、下りは軍刀利神社の3社を経る道と、前後にはともに初めて歩くコースを選びました。

ところで、9月~10月にかけての強烈な台風をはじめとする豪雨の影響で、ホームグラウンドとする丹沢・高尾・奥多摩・秩父の各地域では、登山道にも深刻な被害が相当数発生するなど、行先選びが難しくなっています。
今回のコースでは、生藤山周辺の尾根上と軍刀利神社への下りは大丈夫そうだったものの、登る予定の万六尾根は直近の情報に乏しく、唯一得られた情報が倒木や崩壊が複数箇所あるとしていて、コースを変更すべきか少々迷いましたが、現状が的確に記述されていた情報源のお陰で、想定内の対処で無事に歩くことができています。

(往路)
古淵 05:36-05:58 八王子 06:08-06:23 拝島
拝島 06:26-06:44 武蔵五日市 07:10-07:44 柏木野

(登山行程)
柏木野バス停   07:50
万六ノ頭     09:25-09:35
連行峰      10:40-10:50
茅丸       11:05-11:10
生藤山      11:25-11:35
三国山      11:40-12:00
軍刀利神社元社  12:10
熊倉山      12:25-12:40
軍刀利神社元社  12:50
軍刀利神社奥ノ院 13:10
軍刀利神社    13:15-13:40
井戸バス停    14:00

(復路)
井戸 14:31-14:55 上野原 15:06-15:24 高尾
高尾 15:31-15:37 八王子 16:00-16:23 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

武蔵五日市駅から乗ったバスを柏木野で降りて歩き始めます。駅前ではさほど寒さを感じなかったのに、ここまで来ると空気がかなり冷たくなっていて、今シーズン初めて吐く息が白くなるのを見て少し驚かされました。
柏木野バス停のすぐ先で、民家の間へと下りていく細道の入口に道標が立っていました。
ちょうどこのエリアで、今週の月曜~金曜にシカの捕獲調査が実施されたとのこと。これは良い兆しかも!
冒頭でも書いた通り、今回歩く道の豪雨後の状況を予め確認しようとしても、これから歩く万六尾根については直近の情報に乏しくて、最大手SNSのヤマレコでも新しい記録は1件も見つからないという困った状況でした。
さらに探すと、ヤマケイオンラインに11/4の記録が1件だけ見つかり、それによると、登山口付近に数箇所の倒木や崩壊が集中して存在するものの、通過できる程度のものであるらしい。それを見て決行の判断をしたのですが、山仕事の人が今週毎日のように入っていたのなら、倒木などがすっかり処理されているかもしれません。
民家の間を抜けた道は、すぐに小さな橋を渡って、山の中へと入っていきます。このコースは、バスを降りたらものの2~3分で、すぐさま山道を歩き始められるのでした。

期待もむなしく、山道を登り始めると間もなく、ネット上の写真で見ていた通りの光景が現れました。倒木は未処理のままだったのです。ここは幸いに、道を塞ぐのが割と細い枝ばかりで、それらを乗り越えて突破します。
その直後、畳みかけるように次の倒木が出現。ここは枝と枝の間をかいくぐるようにして抜けていきます。
間髪をいれず、今度は斜面が道ごと崩れた箇所が。でも崩れ方が小規模なので、ここは割と普通に歩けました。
そしてすぐ先には、また次の倒木です。ここは倒木を避けて、斜面の下側をわずかに迂回しました。
結果的に、登山道の被害は立て続けに現れたこの4箇所だけで、11/4の記録にある状況と変わっていない模様。いずれも影響は軽度で、特に難しいことをする必要はなく、また危なっかしい思いもせずに通過できました。

その後はもう、豪雨の影響が感じられるような箇所が現れることはなく、落ち着いて歩けるようになります。
道はほぼ一定の傾斜が保たれていて、楽に登ることができました。勾配が急に感じる箇所も、段差が生じる箇所もない素直な坂道で、とても歩きやすかったです。景色がずっと植林なのが、ちょっとアレですけれど。
西向きの斜面を進むため、しばらく日陰の道が続いたのち、かなり登って、やっと日が差す高さに達しました。

小1時間ほど、地味に西向きの斜面を登り続けた道は、ここで尾根に上がって左へ進みます。
尾根に上がって左折した直後に振り返りました。逆コースで下る場合は、ここで尾根から外れて右に折れるのですが、そのまま尾根を直進する踏み跡もあったために、そのことが分かりにくくなっていたように思われます。
一応は道標があるものの、「柏木野バス停→」という指示標は外れて地面に落ちている状況。この時は落ちた指示標が、辛うじて右折方向を指していたけれど、いつ来ても同じ向きに置かれているという保証はないしなぁ。
仮に下山時に誤ってここを直進すると、その先で道はわずかながら登り返しとなります。だから一貫して下って来た尾根道が、もし登りに変わってしまったら、その時は下降点を通り過ぎたと思ったほうが良さそう。
尾根上は時折雑木を交えた森になります。でも、もう紅葉は過ぎてしまったのか、それとも天候不順で上手く色付かなかったのか、頭上にはくすんだ色合いの葉が残るばかりで、落ち葉を踏み締めながら登っていきます。
途中には傾斜が緩んで平坦に近い一帯も。植林でなければ気持ち良さそうな景色が広がりそうなのが残念です。

ほどなく、尾根を外れて斜面のトラバースが始まりました。万六ノ頭を巻くあたりに差し掛かったようです。
しばらく続いたトラバースから、ここで尾根に復帰します。登山道は、道標の通り道なりに直進しますが‥‥。
巻いてしまった万六ノ頭を踏んでいこうと、左後方に鋭角に折れて、道標の背後の斜面に入ります。
道標の地点から万六ノ頭までは、薄い踏み跡が続いていました。以前は登山道が万六ノ頭を巻かずに頂上を通っていたので、その頃の名残なのか、それとも、今でもそれなりに歩かれているからでしょうか。

軽く登っていくと、なにやら標識らしい物が見えてきました。万六ノ頭に着いたようです。
万六ノ頭の頂上です。樹木に囲まれて展望はなく、地味な地点ではあるものの、樹木が疎らなおかげで程々の広さを感じられて落ち着いた雰囲気ですし、写っている標識類のほかには人工物もない、好ましい場所でした。
山名標は、いずれも私製のものが2つありました。

元の道に戻って、丈の低いササの中に続く穏やかな道を進みます。
鞍部まで下って登り坂に変わると、万六ノ頭までの登りにはなかった、少し急な箇所も現れるようになります。
湯場ノ頭(927m)の付近を過ぎると、道は再び下り坂に。湯場ノ頭のピークがどの地点だったのかは分からずじまいで、一番高かったあたりを少し行き来してみても、山名標はどこにも見当たらないようでした。
連行峰へ向けての登りが始まると、傾斜はいっそう急になって、少々苦しい区間でした。
道の傾斜が収まってササが深くなると、間もなく連行峰に到着です。

連行峰に着きました。ここも展望のない地味なピークです。ここまで、自分以外に誰もいない中を静かに歩いて来ましたが、さすがに生藤山と陣馬山を結ぶ縦走路上は歩く人も多く、次々に登山者と会うようになりました。
連行峰から先へ進むと、時折ほんのりと色付いた木々を見られるようになりました。
連行峰から三国山までの間は、茅丸と生藤山が鋭く尖っているのを除けば、残りの大半は穏やかな尾根道が占めています。景色もこんなふうにゆったりとした感じなので、とても気持ち良く歩ける区間です。鋭鋒の2座にはともに巻き道もあるので、ピークにこだわらなければ、三国山まで楽に歩くこともできるでしょう。

茅丸の直下まで来ると、尾根通しに頂上を踏んでいく道と、巻き道とに分かれます。
茅丸はこの日の最高点でもあるので、迷わず尾根道へ進むと、尖ったピークだけに急な木段の連続となります。
木段を登る途中では、この日見た中で発色が一番鮮やかだった紅葉を少し楽しめました。
茅丸の頂上は狭くて、登山者が5~6人も居合わせると窮屈に感じてしまいそうですが、この時は無人でした。
頂上標柱とベンチです。
茅丸は旧藤野町の十五名山だったので、その標柱も。ところで、前に来た時はこの方向に少し展望があったはずなのに、樹木が成長してしまったからか、今となっては見られる景色がほとんどなくなっていました。
茅丸の反対側も急な木段になっていて、そこを下っていきます。
ほどなく巻き道が合わさってきて、ここからは再び穏やかな尾根道に戻りました。

尾根道を少し進むと、道がかなり細くなったあたりの先に‥‥。
今度は生藤山の、頂上へ行く道と巻き道との分岐点で、ここももちろん頂上に向かいます。
生藤山の東側斜面は、頂上直下が急な岩道になっていて、ところどころ手も使って登っていきます。
さほど長くは続きませんが、少し険しい箇所もあるので、もしここを下りに取る時は要注意でしょう。
生藤山に着きました。ここもさほど広い頂上ではなく、2組のグループが先着していたりして、全体の写真はうまく撮れませんでした。しかも、のちに大団体がやってきて、ほとんど追い出されるような形になるのです。
頂上標柱も、もう少し違う角度から撮りたかったのですが、まぁ人気のある山域なのでこれは仕方ないですね。
ここにも旧藤野町十五名山の標柱がありました。手前は本日のコース上で唯一見られた三角点です。
生藤山も、以前はもう少し展望が良かった気がしますが、現在開けているのは富士山の方角だけでした。
富士山をアップにしてみました。富士山の左側の稜線を遮っているのは御正体山で、富士山正面やや右寄りの手前には鹿留山から杓子山への稜線がうっすらと見えています。

生藤山の西側もガクンと下る形になりますが、東側ほど急ではなく、特段の険しさもありません。
巻き道を合わせたら、生藤山と三国山はすぐ隣り合わせなので、あっという間に‥‥。
三国山に到着です。名前が示している通り、ここが東京・神奈川・山梨の3都県の都県境になっています。
三国山にはテーブルとベンチがセットで設置されていて、大人数での休憩にも向いているでしょう。
三国山からは、狭い範囲ながら西側の山々を眺められました。以下の2枚に写っているのは連続したエリアですが、同じ地点から1度に見渡すことはできなかったので、2枚に分かれています。
  ※下の2枚の写真は、マウスを乗せると山名ガイドを表示します。

三国山からは、笹尾根の縦走路に入って熊倉山に向かい、そこから引き返すようにして軍刀利神社の3つの社を巡りながら、バス停のある井戸へと下ります。まず三国山からガクンと下ると、軍刀利神社へ下る道の分岐点に出ました。ここを一旦は直進して、熊倉山まで往復して戻ってきたら、その下山路に入る予定です。
三国山と熊倉山の間は、2つの小ピークを越えて行く道のりで、最初の小ピークの手前は少し長い木段でした。
木段を登り切ったところに、軍刀利神社の元社があります。
元社には小さな社があるだけですが、現在は山麓に本殿がある軍刀利神社の起源がこの地点なのでしょう。
元社の正面からは、奥ノ院へ下る道がありました。あとでここから下れば近道になりそうですが‥‥。
道の様子を窺うと、あまり歩かれてなさそうで怪しげだったので、今回はこの道を見送ることにしました。

2つ目の小ピークを越えて、穏やかな景色の中を心地良く歩いていくと、前方に熊倉山が見えてきました。
熊倉山の頂上は、樹木に囲まれてこぢんまりとしていながら、上空が大きく開けた明るく開放的な場所です。
山名標はなく、山名といえば道標の標柱下部に現在地名として書かれていたものだけでした。
熊倉山では、樹木越しに南側を眺められて、見えていたのは丹沢の山々でした。
  ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。

熊倉山を後にしたら、来た道を引き返します。軍刀利神社元社の前では、奥ノ院へ直接下る道を見送りました。
三国山手前の分岐点まで戻ってきたら、ここから奥ノ院へと下ります。
この小さな道標は、上の写真の真ん中に一応写っているものの、陰になっていて判別不能だったので、改めて。
奥ノ院への道は、トラバース状の細い道で、路面が不安定な箇所も少なくなく、足元に注意が必要でした。
このあたりなどは、落ち葉が完全に道を覆い隠していて、路面の様子が良く分かりません。しかも、全般的にか細い道に終始するため、もし対向者が現れたらすれ違いに困りそうな状況が続きました。
三国山の南側から下ってきた道を合わせると、以降はトラバース道ではなくなって歩きやすくなりました。

ジグザグ道を快調に下ると、ほどなく沢沿いに出て、さらに少し下ったところが軍刀利神社の奥ノ院です。
奥ノ院の前ではカツラの巨木が荘厳な空気感を醸し出していました。
とにかく、この立派すぎる幹周りには目を見張るものがあります。推定樹齢は約500年だとか。
奥ノ院の前の橋を渡り、その先にあった鳥居をくぐると‥‥。
そこからは車道のような道に変わってしまって、もう山歩きの趣はなくなりました。

車道のような道をしばらく下っていくと、次の鳥居が現れる頃には、もうその建物が見えてきていました。
軍刀利神社の拝殿です。日本武尊を祭神とし、500年の歴史をもつ神社として、良く知られているらしい。
手水舎と境内入口付近の様子です。
額殿には大きな木刀が掛けられていました。
車道へと下る石段は、長くてなかなかの急勾配です。普段から山道を歩き慣れている人がひるむほどではないけれど、一般の参拝者には結構手強いのではないでしょうか。
下ってきた石段を振り返りました。

軍刀利神社の石段前までは舗装された車道が延びてきていて、あとは車道歩きになります。
やがて道は集落の中へと入り、2車線の道路に出ると、生藤山から見て以来の富士山が見えてきました。
再び富士山をアップで。午後なのでやや霞んでいた上、雲も出ていてスッキリした見え方ではなかったけれど。
集落内の車道からは、富士山とともに、西側の山々を眺められました。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
最後は井戸バス停で、上野原駅行きのバスを待ちます。
井戸バス停は待合所付き。てっきりここで、のんびり座って待っていられるものとばかり思っていたら、生藤山で鉢合わせした大団体がここでもほぼ同着となり(この写真の右端に姿が小さく写っている)、落ち着かない雰囲気になるのが目に見えていたので、ザックを置いたら少し離れた場所に移動して時間を潰しています。

タグ:高尾・陣馬
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