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原町田七福神 [東京・神奈川(平野部)]

2021/01/05(火)

■第435回 : 原町田七福神


相変わらず遠出する気になれない状況が続いているので、今年の初歩きには近場も近場、自宅から歩いて行ける「原町田七福神めぐり」を選び、こんなご時世でもそれなりの人出が避けられそうにない三が日が過ぎるのを待って、出掛けてきました。交通機関どころか自転車での移動すら必要としない行先の記事はこれが初です。

今回巡った「原町田七福神」は、町田市制50周年を記念して2009年に開設されたもの。設置場所は町田駅近くの街中や寺社ですし、全て回っても約3kmというコンパクトさで、買物や食事等と合わせて気軽に楽しめます。

 累積標高差(登り):150m / 距離:5.8km / 歩行時間:1時間35分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
自宅-徒歩移動(約2.9km)-カリヨン広場(小田急線町田駅東口)

(登山行程)
大黒天(カリヨン広場)  12:45
毘沙門天(浄運寺)    12:50
ぽっぽ町田       12:55-13:00
布袋尊(宗保院)     13:05-13:10
恵比寿神(町田天満宮)  13:15-13:20
福禄寿(町田商工会議所) 13:25
寿老人(勝楽寺)     13:30
原町田ふるさとの森   13:45
芹ヶ谷公園       14:10  (多目的広場)
弁財天(母智丘神社)   14:25
カリヨン広場      14:35

(復路)
カリヨン広場(小田急線町田駅東口)-徒歩移動(約2.9km)-自宅


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

今回は自宅から歩いて小田急線の町田駅へ向かい、まずは西口の景色が目に入ってきました。日頃から町田界隈での用事の際は歩いて出掛けているので、ここまではいつもの道を普段通りに歩いてきたに過ぎない感覚です。
なお、さすがに自宅前からコースの線を引き始めるのは躊躇われるため、片道3km弱(私の足で歩いて30分少々)ほどある町田駅までの往復は記録から割愛して、歩行距離や行動時間にも含めないことにしました。
ということで、東口のカリヨン広場に来たら、ここを起点として記録を付け始めます。
そして、原町田七福神のうちの1つが、もうこの広場の一角にあるのです。
それがこの大黒天。五穀豊穣の神様で、商売繁盛にもご利益があるとされています。


カリヨン広場から、原町田中央通りを南へ歩き始めます。原町田大通りを渡ると、道の両側にずっと商店だけが並んでいるようで、次の目的地が左手のすぐ先に見えてきました(この写真にも赤い幟が小さく写っている)。
商店街の合間に忽然と現れたのは浄運寺への入口で、門前の右手にもう2つめの七福神が見えています。
この時期らしく、毘沙門天は紅白のマスク姿でした。福寿増長の神様で、武道成就にもご利益があるらしい。
せっかくなので、浄運寺にもお参りをしていきました。


さらに原町田中央通りを進むと、左手に「ぽっぽ町田」という建物が現れるので、ちょっと寄り道。
建物内には観光案内施設の町田ツーリストギャラリーがあるほか、コーヒーのチェーン店や北海道と沖縄のアンテナショップ、各種イベントが行われる催事場などがあり、 屋外広場では野菜市が開かれたりもしています。
町田ツーリストギャラリーでは、七福神めぐりのスタンプが押せる色紙が販売されていて、7ヶ所のスタンプをすべて押したものが見本として展示されていました。スタンプラリーをしながら巡るのも楽しそうですね。
※感染症拡大防止のため、現在は各所のスタンプが撤去されてここに集められており、ここで全種のスタンプを押せる状況でした。


寄り道を終えたら、JR町田駅ターミナル口の改札脇にある連絡通路を通って、駅の南側に渡ります。
やって来たのは宗保院。天文年間頃(1500年代半ば)の開山とされる、由緒ある寺院です。
立派な山門の前まで進むと、その右手前に次の七福神が。どの七福神も赤い幟が良い目印になっていました。
宗保院にあったのは布袋尊、家庭円満の神様です。
墓地が大半を占める広い境内にはお墓参りの人たちがいただけ。静かな中で、軽く手を合わせていきました。


続いて、すぐ近くの町田天満宮へ。正式な入口ではないっぽいけれど、地上から入れそうなのはここからだけ。
三が日を過ぎた平日のこの日も、ここだけは参拝者で賑わっていて、社務所の前には短い列ができています。
参拝も順番待ち(数人程度ではありますが)。人との距離が近かったので、ここでの参拝はやめておきました。
恵比寿神は拝殿左手の、旧社殿にあたるらしい摂社の前にありました。
恵比寿神は七福神の中で唯一の日本発祥の神さまで、商業・漁業・海上の守護神とされています。
町田天満宮の境内には、この出世稲荷をはじめ、いくつかの境内社もありました。
参拝後は、再びJR町田駅の北側に戻るため、跨線橋を渡ります。
跨線橋から振り返りました。参道の先が跨線橋にしか繋がっていない上、鳥居が跨線橋のすぐ隣に建っていて、鳥居を撮るには跨線橋に登るしかないですし、正式な入口がどこなのかも分からなかった町田天満宮でした。


JR町田駅の北側に戻って、初めにも歩いていた原町田中央通りに入ったら、なぜかここだけ赤い幟がいっぱい。
次の七福神は、町田商工会議所の建物前を過ぎてすぐの所にありました(通り過ぎてから振り返っています)。
福禄寿は財宝守護の神様で、福(繁栄)・禄(財産)・寿(長寿)の三徳を備えているとか。


次の七福神もすぐ近くの勝楽寺にあって、このあたりは次々と回れてしまいます。
寿老人は参道の途中右手にありました。不老長寿の神様です。
勝楽寺だけはほかに全く人の姿がなく、しんと静まり返っていました。


ここまで45分ほどで6ヶ所を回り終えていて、七福神めぐりとしては早くも最終盤。残る弁財天は少し距離が離れているものの、それでも15分もあれば歩けるような場所にあって、直行してしまうと物足りなさそうです。
もう少し歩く距離を延ばしたかったのと、ずっと街中の舗装路ばかりを歩いてきたので、いくらかは土の上を歩こうと、ここで七福神めぐりからは一旦離れて、公園を2ヶ所ほど回って行くことにしました。

勝楽寺の南側の道を真っ直ぐ歩いて、住宅街の外れまで来ました。ここからこの坂道を下ります。
坂道を下っていくと、左側の景色が森に変わりました。これが「原町田ふるさとの森」の一部のようです。
さらに下ると、森の中に道が見え、舗装路と行き来できる箇所も現れますが、まずは下り切ってしまうことに。
30mほど下ったでしょうか。舗装路を下り切ったところで振り返りました。電信柱が立っている所に、右手の森の中へ続いていく道があったので、そこから「原町田ふるさとの森」の中に入り、今度は登り返していきます。


森の中の道に入ったら、たった今下ったばかりの舗装路のすぐ脇を登り返して行きます。このあたりには、ここが「原町田ふるさとの森」であることを示す物は何もなかったようでした。
あらかた登り返したところで、舗装路の近くを離れて尾根筋を進む道に入りました。あまり知られてなさそうな森にしては、良く踏まれている感じの道なので、普段から地元の人に歩かれているのでしょう。
少し進むと下への分岐道が現れて、一旦その道で下のほうの様子を見てきてから、また引き返してくることに。
斜面を下っていくと、今度は十字路状の分岐点に出ます。どうやら「原町田ふるさとの森」では、斜面の上段(尾根道)と中段と下段にそれぞれ道が付いていて、所々で行き来できるようになっているようです。
一番下まで下ると小さな川の近くに出ますが、川に下りたあたりで子供たちが遊んでいる様子の賑やかな声が聞こえたのでそちらへは向かわず、川の上流方向に進路を変えると、ちょっとした広場に出ました。
広場からは先程の分岐点まで引き返し、さらに登っていくと公園に出てしまいました。帰宅後にGoogleマップを確認すると「ふるさとの森広場」となっていたので、森と一体となって整備されている公園でしょうか。
登りすぎたようなので少し戻って、尾根道の続きを進みます。
「原町田ふるさとの森」の反対側の端まで来たようで、階段道に突き当たりました。左に登ると、つい先程と同じ公園に出そうだったので、右に下っていきます。
すると、少し前に一度来ていて見覚えのある、ちょっとした広場の反対側に出ました。
ちょっとした広場も「原町田ふるさとの森」の端っこにあったようで、すぐ先には道路が見えていて‥‥。
そこに「原町田ふるさとの森」と書かれた看板なども立っていたので、ここがちゃんとした入口だったのかな。


道路に出たら、すぐ右には次に向かう芹ヶ谷公園の入口が見えていましたが、そちらには向かわず‥‥。
少し遠回りになり、余計な登り下りが増えることも承知で、一旦左への坂道を登っていきます。
そうして向かったのは芹ヶ谷公園の南口です。わざわざ遠回りして来たのは、今後の展開上、ここに自転車を停められるか確認しておきたかったためで、ストリートビューに駐輪場っぽいものがチラッと写っていたから。でも実際に来てみたら、それがせりがや会館の駐輪場で、公園の駐輪場ではないと分かってガッカリでした。


芹ヶ谷公園に入ったら、はじめは南口アプローチ園路を下っていきます。
「森の丘」のあたりからは、木段でさらに急降下。
下り着いたのは、本来ならば池になっていそうな場所ですが、なぜか水が全くなくて干上がっていました。
国際版画美術館の裏に出たら、正面に回ります。ここも手前の溝が水路のはずなのに、流れは全くありません。
「虹と水の広場」でも、噴水になっている池に水はなくカラカラで、その理由の説明も見かけませんでした。
「虹と水の広場」の先には「多目的広場」。芹ヶ谷公園の南側はこうした人工的な景観が主体です。
「多目的広場」に続く斜面には大型すべり台があって、このあたりでは家族連れの姿が多く見られました。
トンネルをくぐって芹ヶ谷公園の北側に入ると、一転して緑が豊かな景色に変わりました。
しかも、こちら側は小川にもちゃんと水が流れています。
水辺のちょっと癒される風景も随所に。
見るだけではなく、飛び石でこの景色の中を歩けたりするので、遊んでいる子供たちも多かったです。
休憩用のあずまやもあちこちに点在。
木々が緑の葉を茂らせる季節になったら、また見に来てみたくなる景色でした。
公園の北端まで来ると、小田急線の電車が前方の斜面の上を行き交っていました(一応小さく写っています)。
これは、公園内からだと見えないけれど、小田急線の車窓からなら見られる、芹ヶ谷公園の大きな看板ですね。
最後は木段を上がって、公園の出口へと向かいます。


芹ヶ谷公園を後にしたら、七福神めぐりの続きに戻ります。公園から出て住宅街の道路に入った途端、残っていた7つめの七福神への目印が早速目に入りました。小さく写っている赤い幟がそれです。
ここからこの日最後の目的地、母智丘神社に入ります。
芹ヶ谷公園側にあったのは、どうやら裏口だったっぽく、拝殿の裏に出たので正面に回りました。
7つめの七福神、弁財天は手水舎の脇にありました。芸術財福の神様で、琵琶を奏でている弁財天像も多いことから特に音楽の神様として知られ、七福神で唯一の女神でもあります。
拝殿を正面に見る側に別の入口があったので、帰りはこちらから。左端に弁財天も写っています。
こちら側には短いながら参道もありました。
参道から道路に出たところ。こちらが正面入口ですね。


あとは、その道路を道なりに進んで行くだけで、出発地点のカリヨン広場に戻ることができます。
カリヨン広場に戻ってきました。公園への寄り道を盛り込んでも、歩いた時間は2時間に満たず、距離も6kmに達しないショートコースでした(実際には、さらに自宅から町田駅までの往復6kmが加わるわけですが‥‥)。

この日の状況としては、七福神が設置された7ヶ所のうち、人との距離に気を遣う必要があるくらいの人出があったのはカリヨン広場と町田天満宮だけ、他の5ヶ所は同時に境内で見掛けた人数がいずれも2人以下で閑散としていましたから、三が日が過ぎてから出掛けたのは正解だったと思っています。さらに、見掛けたのは普通に参拝をしている人たちばかりで、私のほかに七福神めぐりをしているらしい人は誰もいなかったようです。

ということで、当日は満ち足りた気分で歩き終えていたのでしたが、かねてより報道されていた通り、記事を書いている間に再び緊急事態宣言が発出されてしまいました。もう1年近く、神奈川県内および相模原市に隣接する東京都町田市からほとんど出ずに生活するよう努めているところで、その他の感染症対策も含めて、これ以上気を付けようがないのではありますが、またしばらくの間は行動の場をより近所に絞るしかないのかなぁ。

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