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木もれびの森(相模原市)ウォーキング [東京・神奈川(平野部)]

2021/09/07(火)

■第441回 : 木もれびの森(相模原市)ウォーキング


感染症が爆発的な広がりを見せていて、蔓延している地域では、「人を見たら感染源と思え」くらいの感覚でいないと安心して過ごせそうもありません。まさに私もそんな地域のただ中にいるので、今回は徒にお出掛けをするのは避けて、普段から日常的に歩いている近所の森を紹介したいと思います。

相模原市南区の「木もれびの森」は、コナラやクヌギなどの雑木林が連なる緑地で、今もなお相模野の面影を残しているといわれる広々とした林内には、四季折々の自然を感じられる散策路や芝生広場が整備されています。
木もれびの森(大野台地区)の中にあったコブシ広場

周囲が住宅密集地で、交通量の多い道路にも隣接する環境にありながら、「木もれびの森」の広さは73haに及びます。森林の多くが山間の傾斜地として残る中、都市圏に広大な平地林が残るのは極めて貴重なのだとか。

市街地と隣り合わせの森ですから、散策や森林浴などの利用者が多く見られる割に、その広さゆえか、ネットでもその全容が見られる記事は少ないようなので、今回は森の全域を満遍なく歩いて記事にしてみました。

 距離:13.8km / 歩行時間:3時間50分 (休憩除く) 

(散策行程)
相模原南病院前の交差点 10:06
案内看板 No.1~2    10:08(No.1), 10:34(No.2)
中央広場        10:36
案内看板 No.3~5    10:53(No.3), 11:04(No.4), 11:15(No.5)
イヌシデ広場      11:17
コブシ広場       11:24
案内看板 No.6~12    11:34(No.6), 11:41(No.7), 11:46(No.8), 11:50(No.9)
            11:56(No.10), 12:18(No.11), 12:25(No.12)
相模原南病院前の交差点 12:44
ベンチ(相模緑道緑地) 12:50-12:55
案内看板 No.13~16   12:58(No.13), 13:15(No.14), 13:20(No.15), 13:56(No.16)
相模原市慰霊塔     14:01


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

あまり知られてなさそうなので、まずは相模原市の地図で「木もれびの森」の大まかな位置を示します。相模原市の南区にあって、JR横浜線の古淵駅から徒歩で、小田急線の相模大野駅からバスで、アクセス可能です。

森の様子はこんな具合(下図で緑色のエリアです)。全体がひと続きではなく、いくつかの地区に分かれていて、中には赤破線が示す散策路が張り巡らされています(散策路はかなり省略されていて実際はもっと多い)。
また、地図を縮小したので少し分かりにくいですが、林内の16箇所に番号が付いた案内看板が立てられていて(下図にマウスを載せると○印で示します)、今回はこれを1番から16番へと、番号順に巡ることにします。
  ※下の写真は縮小して文字が潰れているので、大き目の写真を こちら に置いておきます。

森の様子を別バージョンの地図で。森がすぐ住宅街に接していたり、国道をはじめとする幹線道路がすぐ脇を何本も通っているさまがお分かり頂けるかと思います。私の自宅ももちろんこの地図の中にあります。
これ以降、記事中の要所では、この地図の縮小版を使って現在地を示しながら書いていきたいと思います。







前置きはこのくらいにして、ここからが本文です。
スタート地点に選んだ現在地はここ。

そこは相模原南病院の前にある交差点。自宅から10分もあれば歩いて来られる場所です。
交差点のすぐ先で、相模緑道緑地(以下「緑道」)が分かれます。この緑道は用水路跡を整備したもので、総延長は10km以上に及び、ここはその途中に過ぎません。なぜ中途半端な地点をスタートに選んだかというと‥‥
ここに「木もれびの森」の1番目の案内看板があるからなのでした(上の写真にも小さく写っています)。


案内に従って、まずは「木もれびの森」の大野台地区に向けて、緑道を進むことにします。元が用水路だけに、ほぼ真っ直ぐにのびている緑道は、日頃から散策でしばしば来ているコースでもあり、歩き慣れた道です。
しばらく進んで、右手の住宅地が途切れた先に見えてきたのが、「木もれびの森」の一部です。
事前に入手していた、「木もれびの森」大野台地区の詳細な散策路のマップがこちら。このマップは森の何箇所かに置かれていたのを以前の散策時に持ち帰っていたもので、今回歩くコースもこれを元に考えてありました。
  ※下の写真は縮小して文字が潰れているので、大き目の写真を こちら に置いておきます。







現在地はここ。
最初に歩くのは、「木もれびの森」の大野台地区のうち、
左図で明るい緑色にハイライトしたブロックです。
この森の中を赤矢印のような道順で進みます。

ここから「木もれびの森」の中に入ります。
入ってすぐのあたりは、盛夏だからか、侵入防止柵を覆い隠すほど緑が濃かったです。
その後も森の様子をカメラに収めていきますが、冒頭でも触れた通り森の全域を満遍なく歩いたので、写真の数が多くなった上に、平地林ゆえに景色の変化が少なく、さほど変わり映えのしない写真が揃ってしまうことに。
全部を同じように載せると冗長な記事になってしまうので、一部の写真は縮小率を上げて見た目がコンパクトになるようにしました。 ※赤枠を付けた小さな写真は、クリックするとほかの写真と同じサイズで見られます。

森の中には細い小道のほか、車が通れるほどの砂利道もあって、
途中でその砂利道の1本を横切ります。
 (その後も何度か横切りますが以降は省略)


すると、整然としてスッキリした感じの景色の中を歩ける場所も。


このブロックの北端付近で左折すると、道が少し細くなります。


さらに砂利道を横切ると、このブロックの西端あたりでは、
少し草深い道になりました。


途中で砂利道に入って、入口の近くへ戻る方向に進路を変えます。


最後は再び土の道に入って、先程まで歩いていた緑道の続きへ。

相模緑道緑地に戻ると、緑道の左側に用水路の遺構が現れました。
昭和38年に完成した畑地かんがい用水の大野支線は、その大部分が相模緑道緑地として整備され暗渠になったりしているのに対して、この場所では用水路が開渠のまま残されていて、当時の様子を伝える貴重なものらしい。


さらに進むと、いくつもの道が合わさる一角に出ました。





現在地はここ。
「木もれびの森」の大野台地区のほぼ真ん中に位置し、
少し先に2番目の案内看板が立っていて、
左手には中央広場があります。

正面に立っていたのが、相模原市登録有形文化財「畑地かんがい用水大野支線」の解説板。
さらに左奥にも、大きな案内図などが立っていて、この写真の右端に写っているのが‥‥
2番目の案内看板でした。
左手に現れた中央広場は、入口付近にテーブルやベンチがいくつも置かれていて、この時も多くの人が寛いでいました。なお、「中央広場」という名前は公的な案内には一切出てきませんが、先に紹介した大野台地区の詳細図にそう書かれていたのを採用しています。きっとこのあたりの人たちにはそう呼ばれているのでしょう。
それなりに広さがあって、気持ち良く過ごせる草地の広場です。奥の方には、佇まいが印象的な1本の樹木が。
中央広場の入口あたりを、奥のほうから振り返りました。







現在地はここ。
中央広場の北端あたりから、細い道に入って、
左図で明るい緑色にハイライトしたブロックを歩きます。

すると、道の脇には次々と歌碑が現れるようになりました。
最初に見た歌碑は詠み人が柿本人麿でした。

その後も矢継ぎ早に歌碑を見ます。
こちらは詠み手が額田王でした。


三差路を右折します。ここにも歌碑が。
歌碑の中には「作者不明」のものも結構ありました。


この小道には「森の散策路」という名前が付けられていました。


森の外れに出ると、「東の入口」という標柱が立っていました。
中央広場とその周囲の森を合わせた、今歩いているあたり一帯は
「相模原中央緑地」とされていて、そこへの入口ということらしい。


次の分岐を左に入って、車道のすぐ脇を進みます。

ちょっとした広場に出ると、ここでもベンチには寛いでいる人たちの姿が。ここも森の外れで車道に接していて、自転車が何台か停められていることから、相模原中央緑地への入口としても利用されているようでした。
広場にはさらに、万葉集と歌碑についての解説板もありました。「相模原中央緑地では ‥(中略)‥ 12種類の植物を万葉の歌で紹介してあります」とあるので、数々の歌碑は、植物観察の助けとして立てられたのでしょう。

広場を右に折れた先にも、歌碑が並ぶ道が続きます。
この歌碑は詠み人が大伴家持でした。


このあたりでは歌碑のほかにベンチも多く見られるなど、
広い森の中でも相模原中央緑地とされる一帯は良く整備されて
いましたし、ここでは散歩中の人なども多く見掛けました。


十字路に出たら右折します。


すると、ちょっと細い道になって‥‥


先程歩いた中央広場の奥をかすめるように通っていきます。


その後も細い道に入って進みます。


前方に道路や建物が見えてくると、
そこが次の目標としていた地点です。








現在地はここで、3番目の案内看板とトイレがあります。
このあと、左図で明るい緑色にハイライトしたブロック(小さくて
分かりにくいけれど)を赤矢印のように歩きます。

見えてきた建物は公衆トイレ。今回のコースだと、この先トイレは終点の慰霊塔までなく、とても貴重な存在。
そこにもベンチが置かれた小さな広場があって、談笑している人たちの姿がありました。
ここが相模原中央緑地の「西の入口」になっていて、次に目指していたものが道路を渡った先に見えています。今はその方向には進まないのですが、番号順に巡っている都合で、とりあえず写真だけは撮っていくことに。
それがこの3番目の案内看板です。写真を撮った後は、また道路を渡って、それまでいた側に戻りました。

その後は、車道に沿った道を少し歩きます。


T字路を左折した先にはベンチが。本当に良く整備されています。


その道は「森の中道」という名前のようです。


十字路を右折すると、今度は「思索の道」に入りました。


前方に道路が見えてきたら、その手前を右に折れれば、
次の目標としていた地点は間もなくです。








現在地はここ。
ここからは、相模原中央緑地を外れて、左図で明るい緑色に
ハイライトしたブロックを赤矢印のように歩きます。

そこは、車道がT字路になっている地点で‥‥
車道に出てから歩いてきた道を振り返ったところ。ここが相模原中央緑地の「南の入口」になっていました。
上の写真でも右端に小さく写っていますが、そこに4番目の案内看板がありました。
余談ですが、1~3番目の案内看板はどれも北が下だったのに、4番目では北が上に変わりました。だから、それまでの看板のイメージで現在地を探そうとしたら、地図上でちょっとした迷子になって一瞬戸惑うことに。
実はこのあとも、全16枚の案内看板は北が上のものと下のものとが混在していました。どうやら看板の立つ向きに合わせてそうしてあるようで、個々の看板を単独で捉えるならば、その方式にも十分な合理性があると言えそうです。まぁ、この森では上下が完全に逆の2種類だけだったので、そうと分かれば現状でも混乱せずに見られたのですが、全部を一連のものとして見るときには、統一性のあるほうが分かりやすいような気もします。
広い公園とかに行った時、見るたびに全然違う向きの案内図が現れたりして(酷い所だとデザインまでマチマチだったり)、かえって分かりにくいのにと感じることもありますよね‥‥。

4番目の案内看板に背を向けて車道を渡ったら、この細い道で
その先の森の中へと入ります。


そこは、大野台地区の詳細図で「境界木の並木道」となって
いた道。そのためか、比較的立派な幹周りの樹木が並ぶ一画も
ありましたが‥‥


すぐに、割とありふれた感じの樹木に戻ってしまいます。
「境界木」という言葉にも馴染みがないので、正直なところ
あまり良く分からず、ここは説明が欲しかったような。。。


そうこうするうち、1本先の車道に出てしまいます。


少し車道を歩いて、ゴミ集積所のところから、さらに向こうの
森の中へと入ります。

すると、すこぶる気持ちの良い森に入りました。今回歩いた全コース中で、このあたりの雰囲気が一番だったような。雑木林にありがちな雑然さを感じない、調和のとれた景色で、どこかの高原の森みたいにきれい。
そこは「木もれびの森」大野台地区でも端のほうに位置します(もう1つ隣が南西端のブロック)。住宅街から少し離れるからか、散策でここまで足を延ばす人も少ないようで、静かに歩けるのもとても心地良かったです。

美しい森のブロックを横切った先で車道に出ました。


歩くコースをなるべく一筆書きに近くしたかった都合で、
少しだけ舗装道路を進んで、ここから右手の森へ。


そこは「木もれびの森」大野台地区の南西端のブロック。
ここも隣のブロックと雰囲気が近くて、気持ち良く歩ける森でした。

しばらく進むと、すぐ右手を並走する車道に、次の案内看板が立っているのが見えました。このあとは、今歩いている道をそのまま進みますが(写真の左上方向に)、案内看板は見たいのでそこまで往復してきましょう。







現在地はここ。
「木もれびの森」大野台地区で、南西端のブロックとその隣の
ブロックとを隔てる車道上です。

案内看板の前まで来ました。看板の奥に何やら広場が見えるので、そこまで行ってみることにします。
5番目の案内看板です。
案内看板の先にあったのはイヌシデ広場。ベンチがたくさん置かれていて、のんびりと過ごせる雰囲気です。
ここはいつ来ても誰かがひと休みしているイメージがありますが、この時は無人でひっそりとしていました。







現在地は1つ前と同じ地点。
ここから左図で明るい緑色にハイライトしたブロックを歩き、
3番目の案内看板の近くに出たら、そこからは森を外れて
赤矢印の方向に進みます。

5番目の案内看板とイヌシデ広場を往復したら、元の道に戻ってその続きを進みます。

森の外れで車道に出たら‥‥


斜め前方の入口から、向かい側の森の中へ


そこも森の端っこを通り抜けるだけのような形ですが、
さらに車道を横断したら、その先を右に折れて、
再び森の奥へと向かいます。

すると森の雰囲気が良くなって、左手に広場が見えてきたので、この先の十字路を左に曲がります。
見えていたのはコブシ広場。「木もれびの森」の大野台地区は、随所にこういった広場があるのも良いですね。
7~8人が腰を下ろせる程度の小さな広場で、ここもこの時は無人でした。

コブシ広場を過ぎて先へと進みます。
このあたりの森も、なかなか好ましい雰囲気でした。


前方に車道が見えてきたら、そこはすでに歩いた
相模原中央緑地の一画なので、左折して森の出口へと
向かってしまいます。


ここから森の外に出たら、少し車道を歩きます。

はじめに歩いていた相模緑道緑地の続きに入ったら、ここで一旦は森から離れる方向に進みます。







現在地はここで、森からは遠ざかって、緑道の両側は住宅地です。
次に進むのは赤矢印の方向。

緑道を突き当たりまで進むと、そこに6番目の案内看板がありました。
6番目の案内看板の場所は、1番目の看板と同様に、森からは少々外れていますが、ここから緑道を進むと「木もれびの森」大野台地区のシンボル的な中央広場に出られるので、2つの看板はその目印になるのでしょう。
突き当たりを左折して、引き続き緑道を進みます(突き当たりは緑道の分岐点でもあり、右折方向にも緑道は延びています)。すると道の左側はしばらく住宅地が続き、右側には相模原ゴルフクラブの木立が並んでいます。
しばらく進んで、道の左側に続いていた住宅地が途切れたら、その先に現れたのは、先程も少し歩いていた「木もれびの森」大野台地区の南西端のブロックで、再びその中を歩くことができます。







現在地はここ。
ここから左図で明るい緑色にハイライトした、大野台地区南西端の
ブロックを、赤矢印の方向に歩きます。

車道を横断すると、そこに森への入口と次の案内看板がありました。
7番目の案内看板です。
森の中へ入ると、せっかく良い雰囲気の森なのに、すぐ脇を2車線の車道が並走していて、クルマの走行音がひっきりなしに聞こえてしまうのがいささか興ざめでした。
ほどなく森の外れが近くなり、この先で車道に出てしまうと、「木もれびの森」の大野台地区はほぼ歩き納めとなります(正確には、このあとでまた近くまで戻ってきて、南端あたりを少しだけかすめて歩くのですが)。







現在地はここ。
ここからは、車道に沿って続く相模緑道緑地を歩いて、
赤矢印の方向に向かいます。

車道に出て、森からの出口を振り返りました。
そこには8番目の案内看板が。ここまで約5.3kmを歩いて、16個ある案内看板の半数をようやく巡ったことになりますが、距離の上ではまだ全体行程の4割にも達していなくて、ゴールはまだまだ遠いです。
森が完全に途切れてしまったので、少し前まで歩いていた緑道に戻って、すぐ先にある交差点まで来ました。
そこはその名も「木もれびの森入口」という交差点で、対角側に次の案内看板がありました。
9番目の案内看板です。8番目の看板からの距離はほんの150mほどで、すぐに次の看板を見る具合でした。

交差点を渡ったら、その後も引き続き緑道を進みます。
左手に「木もれびの森」西大沼地区の森が現れますが、この地区の
森には遊歩道がほとんどなく、ここはただ眺めるだけで通過します。


ほどなく右手も森に変わりました。
右手側は「木もれびの森」麻溝台地区の森で、このあとぐるっと
円を描くようにして回ってくる予定です。








現在地はここで、このあと、まずは左図で明るい緑色にハイライト
した「木もれびの森」の麻溝台地区を巡り、その後は車道を歩いて
赤矢印の方向に向かいます。

2車線の車道を横断してさらに緑道を進むと、次の案内看板が現れました。
10番目の案内看板です。上の写真の通り、看板脇から森の中へ入れますが、ここでは緑道をさらに進むことに。

すると、それまで寄り添っていた車道から離れて、緑道が
「木もれびの森」の中に入りました。


なおも進んで、森の外れが近くなったあたりに、
「木もれびの森」の案内図が立っていました。


その案内図です。
文字を読まれたい方は、右の画像をクリック。

森の出口が迫ってきたあたりで、右手の森の中へと入ります。
思いのほかしっかりした道が付いていましたが、「木もれびの森」の麻溝台地区は、最初に歩いた大野台地区と比べるとずっと規模が小さくて、あまり歩かれていないようですし、景色も割と平凡なものにとどまりました。

ということで、小さな写真で説明も簡単に済ませることに。
小さな区画だけに、すぐに反対側に出そうになったので、
ここを鋭角に右に折れます。


すると今度は、つい先ほど通ったばかりの緑道に戻って
しまいそうになって、その手前を左に曲がります。


なんとなく鬱蒼とした印象の森ですし、このあたりは
虫が多く、立ち止まるとすぐに寄り付かれるので、
この時期は快適には歩けないようです。


前方に車道が見えてきたら、その手前の十字路を左へ。


ここで一旦森の外へ出ることになりました。


少し車道を歩いて、2車線の道路を横断した先のこの地点から、
再び右手の森の中へ。

そこはさらに小さな区画で、事前にほとんど情報もなく、ちゃんと歩ける道があるのか心配していたほど。でもその割に、柵で囲まれた立派な道があったのが意外でした。あまり歩かれていない感じではありましたが‥‥。
しかもほぼ1本道で、ただ道なりに進むことしかできず、ほどなく、少し前に通った緑道に出てしまいました。
小規模の森でしたから、「木もれびの森」の麻溝台地区を歩いていたのは、ほんの20分ほどの短い間で終わってしまうことになりました。その後は都市計画道路の古淵麻溝台線を歩いて、古淵駅の方向に移動します。
途中で通過する「西大沼4丁目」交差点にも、「木もれびの森」の案内看板があります。
それは交差する県道52号の北里寄りの一角に立っていました。
11番目の案内看板は、上の写真のように手前に邪魔な柵があって、斜め上からでないと撮れませんでした。
古淵麻溝台線をさらに古淵駅方向へと進みます。しばしば左右には小さな森が現れるものの、少し前に触れた通り、西大沼地区の森には散策路がほとんどなくて、その中を歩いたりできないのが残念です。







現在地はここ。
このあとは、はじめに歩き残していた、「木もれびの森」大野台地区の
最も南東側のブロック(左図で明るい緑色にハイライトした部分)を
歩いたのち、スタート地点に戻ってさらにその先へと進み、赤矢印の
ように東大沼地区へと向かいます。

古淵麻溝台線を「西大沼三丁目」というバス停のある十字路まで歩いてくると、そこに次の案内看板が立っていました。看板の後方は広場になっているようです。
12番目の案内看板です。これで、残りはあと4つ。
看板の先にある広場に入りました。ここは森が開けていて、気持ち良く過ごせる場所になっています。
広場の奥から、看板が立つ入口の方向を振り返りました。ただここも、広場がポツンとあるだけで、そこからどこかへ散策路が伸びていたりはせず、これ以上は森の中を進めませんし、広場にも特に名前はないようでした。
仕方なく、森の中を車道で進みます。結局、西大沼地区の森で歩けたのは、広場の中だけだったのでした。
突き当たりのT字路まで行って、その先が大野台地区に変わると、森の中にも散策路が見られるようになります。でもT字路の先に現れたのが、細くて怪しげな道だったのでここは見送って‥‥
少し左に歩いて別の入口から森に入りましたが、ここも草深くてあまり絵になる風景ではありませんでした。

ということで、ここからは再び説明を大雑把にしてしまいます。
途中にある分岐で分かれていたのは細い道ばかりで、入るのは
気が進まず、見送っていたら反対側の道路に出てしまいます。


なので少し道路を歩いて、すぐ近くにあった別の入口から
入りなおすことに。


ところがそこも、あまり歩かれていない細い道でした。
やや鬱蒼としていて虫も多く、とても気持ち良くは歩けません。

途中で左折してみたら、さらに草深い道になり、蜘蛛の巣も
うるさくなりました。この1つ隣の区画は、はじめに歩いた
相模原中央緑地で居心地が良かったのに、1本道路を隔てた
だけでこんなに雰囲気が変わるとは。


少し道が広がると、不快指数は下がりましたが、それでも
虫の多さは相変わらずで、快適とまではいきません。


ほどなく車道に出てしまいますが、ここは車道に出てからのほうが
落ち着いて歩けました。ヤレヤレ。


「木もれびの森」の大野台地区もこれで歩き納めになりました。
森を後にしたら、大野台中学校の脇の道を進みます。


再び都市計画道路の古淵麻溝台線に出たら、じきに見覚えのある
相模原南病院の建物が現れます。


スタート地点だった、相模原南病院前の交差点に戻ってきました。
ここから相模緑道緑地を、スタート時とは反対の方向に進みます。


交差点の先で、緑道は少しウネウネとした経路をたどります。


でも住所が大野台から西大沼に変わると、この先で‥‥

かつての用水路跡であることを彷彿とさせる、真っ直ぐに延びる道になりました。
緑地のところどころにはベンチが。スタートからここまで、3時間近くほとんど休まずに歩いていたので、ここで少し足を休めていきました。
2車線の車道が見えてきたら、そこが西大沼と東大沼の境になっていて、渡った先で「木もれびの森」の東大沼地区に入ります。次の案内看板も、その入口にありました。






現在地はここ。
ここから「木もれびの森」の東大沼地区のうち、左図で明るい緑色にハイライトしたブロックに入ります。森の広さの割に、散策路は多くなくて歩ける箇所が限られているブロックではありますが、そこを赤矢印のように進んでいきましょう。

前の写真の車道を渡って、森の入口に立ちました。緑道の左側に案内看板が立っています。
13番目の案内看板です。
そのまま緑道を進んで行くと、すぐに国道16号に突き当たるので、その少し手前から右手の森の中へ。
大野台地区や西大沼地区では、この日初めて歩いた道も多かったのに対して、自宅から近い東大沼地区は、日頃から足繁く通っていて全ての道が頭に入っています。だから、目を瞑っても歩けるほどなのは良いのですが‥‥
細い道が入り組んだ森だけに、パッとした景色の場所は少なくて、以降は適宜端折りながら説明を続けます。

なるべく一筆書きに近いコースにしたかった都合と、
このあたりの森が住宅地とすぐ隣り合わせという事情もあって、
ここで一旦森からは出てしまいます。

少しだけ車道を歩いて、ここから右手の森へ。
(ここには左手の森へも入る道があり、すぐあとに車道の奥から
 またここへ戻ってきた時に、その道も歩きます)

すると、この一帯では一番しっかりした道に入って、景色もその分スッキリした印象になっていたと思います。
でもそういう区間は短くて、ほどなく森の外れが迫ってきます。X字状の四差路に出たら、そこを中心とした「8」の字のような道順で歩くことになるので、今はとりあえずここを一旦右に折れます。

すぐに車道に出てしまいます。
向かい側はゴール地点の慰霊塔なのですが、そこは最後の
楽しみに取っておいて、車道を左へ。


慰霊塔の敷地を右手に見ながら少し車道を歩いたら、
またすぐに左手の森の中へ。


ついさっき通ったばかりのX字状の四差路に出て、
まだ歩いていない右の道へ。


またしても車道に出てしまうので、車道を左へ。


すると、少し前に「また戻ってくる」と書いていた、
7枚上の写真の地点に戻るので、右手の森の中へ。


間もなく現れる分岐を左に入ると‥‥


かなり道が細くなる箇所を通過します。
ここは空が曇っていると昼間でも少し薄暗かったり。


その後の分岐を右へ右へと進んで行くと、
国道16号が間近に迫りました。

「市営斎場入口」というバス停の裏手に出たら、バス停へと行き来できる道があるので、そこを通って国道へ。
すると、次の案内看板は、バス停のすぐ先で国道16号に沿って立っていました。
14番目の案内看板です。

森の中へ戻って先へ進むと、またすぐに車道に出ることに。


そこからしばらくの間は、車道を歩くしかありません。
車道の両側は「木もれびの森」なのですが、このあたりには
散策路がなくて、森の中を歩けないのが残念です。


しばらく車道を歩くと、慰霊塔の参道に突き当たりました。

その突き当たりは慰霊塔の参道の起点になっていて、右に見えるこの参道を進めば慰霊塔に着きますが、ゴール地点に行くのは早いので、まだそちらには進みません。ここで右端に写っているのが、次の案内看板です。
15番目の案内看板は、慰霊塔参道脇の車道に立っていました。これでついに、残る看板は最後の1つだけに。






現在地はここ。
ここからは「木もれびの森」の最後の3つのブロック(左図で明るい緑色にハイライトしています)を歩きます。このあと、2つある若松地区のブロックを回ったのち、ラストに東大沼地区の先程巡らなかったブロックを回って、ゴール地点へ。

慰霊塔の参道に背を向けると、そこは国道16号の「相模原南警察署前」交差点です。
交差点から国道を横浜方面に少し歩くと、右手に「木もれびの森」の若松地区が現れて、すぐにその入口前へ。
入口はちょっと薄暗くて、あまり遊歩道っぽくも見えず、普通の感覚なら入るのが躊躇われる感じでしょう。
でも森の中に入れば、広い道が現れると分かっていたのですが、それでも実はこの区画を歩くのは気が進みませんでした。というのも、過去何度か来た時に、いずれも居心地がすこぶる悪い森だったから。
ろくに歩かれておらず(実際にここでほかの人を見かけたことは皆無)、地面が荒れていたり蜘蛛の巣が鬱陶しかったりしますし、しかもこの時期は虫も多くてとにかく不快。しかしその割に、いつ来ても草がきっちり刈り払いされて広い道幅が保たれていたり、誰が歩くのか何本もの道が縦横に通ったりしているのが大いに謎です。
それでもここを歩きに来たのは、ここを通らないと「木もれびの森」の全域を「満遍なく歩いた」とは言えなくなりそうなことと、ここを通るとコースを一筆書きに近くする上で都合が良かった、という事情からでした。

そんな訳で、今回のコースで最悪の印象だったブロックは、
夥しい虫からの相次ぐ攻撃に辟易しつつ足早に駆け抜けて、
そそくさと出口へ向かうのが精一杯でした。


少し車道を歩くと、すぐに隣接する区画の森への入口が現れます。

すると、道を1本隔てただけなのに雰囲気は一変して、居心地の
良い森に変わりました。はじめは森の外周を道路沿いに進むので、
森の中に入った感覚には乏しいのですが‥‥

この分岐から森の奥へと入っていくことができました。
木々に囲まれた中を進んでいると清々しい気持ちになれます。良く歩かれていて、整備も行き届いている感じ。
そして森の中央部あたりには、落ち着いて寛げそうな広場がありました。木漏れ日がまた素敵です。
広場の先で森から出ると、そこには見覚えのある慰霊塔の参道が(先程、奥の車道から出てきた地点です)。
慰霊塔の参道を少しだけ進みます。進行方向に慰霊塔を見るのはこれで3度目になりますが、それでもまだゴールするには早いので、ここでも参道の先のほうまでは行きません。その理由は‥‥
参道の左手に「木もれびの森」のもう1つの若松地区のブロックがあって、すぐにその入口が現れるからです。


若松地区のもう1つのブロックに入ると、すぐに広場に出ます。
しばしば家族連れや子供たちが遊んでいる姿を見られるこの場所は、「憩いの広場」と名付けられていて、近隣の自治体の方々が整備をされているようです。
広場の脇にはこんなスペースもありました。
ここは小さな区画で、広場の先がすぐ出口になりますが、森は車道の先にも続いていて、そのまま隣の区画へ。
すると今度は、広々とした森に入ります。ここはその外周あたりをぐるっと1周するので、すぐの分岐を右へ。
なかなか気持ちの良い森なので、このブロックについてはすべて通常サイズの写真を載せたいと思います。
整備状況が良好で、道幅の広いしっかりとした散策路が縦横に張り巡らされています。森の雰囲気も明るくて安心して歩けるからか、この周辺の森の中でも特にこのあたりでは、散策等で歩いている人を多く見掛けます。
森の北西端に差し掛かると、車道の向かい側がゴール地点の慰霊塔になりますし、森からの出口には最後の案内看板の裏側が見えてきたりしますが、まだ未踏のブロックを残しているので、この写真の方向には向かわず‥‥
上の写真の地点を左に折れて、なおも森の外周を進み続けます。
すぐ脇を車道が並走する具合になりますが、車がほとんど通らないこともあって、雰囲気が悪くはなりません。
この区画をほぼ1周したら、「木もれびの森」の若松地区はここで歩き納め。車道に出ると、駐車場や住宅地などの一画を挟んだその向こうに、東大沼地区でまだ歩いていなかったブロックの森が見えていました。


2つの森に挟まれた住宅地を抜けたら、ここから「木もれびの森」東大沼地区の最後のブロックに入ります。
森の中には、柵で仕切られたしっかりとした道が張り巡らされていて、気持ち良く歩くことができました。
この森も外周あたりをぐるっとひと回りすることにして、反対側の出口近くまで進んだら右折します。
ここまで来ると自宅からも近いので、散策目的に限らず、普段の外出でも近道になるからと中を通ったりすることがあって、幼い頃から長年親しんできた森になります。かつてはもっと鬱蒼とした樹林が広がっていて道も細く、自然の森に近い雰囲気だったものが、木々が伐採されて明るく見通しの良い森に変わり、散策路が整備されて歩きやすくなったのは比較的近年のことだったように思います。
森の中を横切る車道に出たら、その車道に沿って少し進みます。
ほどなく森の北西端に出るので、森からは出ないようにして右の散策路へ。
すると、粗いウッドチップが敷かれた、足に優しい道になりました。同時に森の境界スレスレを進むようになって、どうしても近くの家並みが眼に入りますが、森の雰囲気はあまり変わらず快適に歩けます。
ただ、このまま真っ直ぐ進むとゴールの慰霊塔に出てしまうため、散策をもうひと粘りするべくここを右に。

森の奥へと向かうと、少し道が細くなって、明るさもそれまで
ほどではなくなります。


そして十字路に出たら、最後のひと粘りもここまで。
左折して森の出口へと向かいます。


ここで本日の森歩きは終了。ここからは車道を進んで、
最後の案内看板が立つ、先程すぐ近くを通った地点に戻ります。








現在地はここ。
スタート地点からほぼ4時間をかけて、14km弱を歩いてきました。

相模原市慰霊塔のすぐ前まで来ました(慰霊塔自体も右端に写っている)。写真左端は、少し前に歩いていた若松地区の「木もれびの森」で、森の中から裏側だけ見ていた最後の案内看板も、やはり左端に写っています。
その、16番目の案内看板です。16枚すべての看板を1日で歩きで巡った人は、そう多くはないのでは?
慰霊塔を背にして立つと、国道からここまで参道が続いていました。国道側の一部分しか歩かなかったけれど。
最後に、「木もれびの森」とは無関係になる思われますが、折角ですから振り返って、慰霊塔も見ていきましょう(ここも日頃から数えられないくらい来ている場所ではありますが)。
慰霊塔の敷地内に入りました。塔の手前は砂利がきれいに敷かれた広場になっています。
木陰になる場所にはいくつかベンチが置かれ、小さな手水舎のほか、右端に写る建物にはトイレもありました。
塔の周囲には明るい森が広がっていて、訪れた人が憩えるこんなスペースが随所にあります。
塔の前へと進みます。相模原市慰霊塔は、市内の戦没者を合祀しその冥福と平和を祈るための施設で、旧日本軍が建立した「相模忠霊塔」を起源とし、現在の塔は昭和27年に当時の相模原町によって設置されたものらしい。
最後は慰霊塔のアップで、この日の行程およびこの記事を締めくくりたいと思います。

以上、200点を超える膨大な写真を添えて、ダラダラと綴る記事になってしまいました。
長いばかりで内容に乏しいこんな記事に、いくらかでも価値があるとすれば、それは記録としての価値くらいだと思われて、読み物としての価値なんて無いに等しいでしょうから、ここまで目を通して下さったあなたは、かなり奇特なお方なのかもしれません。最後までお付き合い下さりありがとうございました。

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