SSブログ

高松山・七沢森林公園・白山・桜山 [丹沢]

2023/01/22(日)

■第461回 : 高松山(146m)・七沢森林公園・白山(283m)・桜山(280m)


今回歩いてきたのは、ともに厚木市観光協会の観光情報サイト「あつぎ観光なび」に載っている、
  ・高松山ハイキングコース
  ・白山順礼峠ハイキングコース(に加えて 白山ハイキングコース の一部も)
という2つのコースを、その中間に位置する七沢森林公園内の遊歩道を経由して繋げたようなコースです。

巡った3つの山々は、いずれも標高は低いながら、起伏に富んだ尾根道で結ばれていて、楽に歩ける緩やかな傾斜の箇所は意外と少なかったです。さらに、単体ではさほどハードではないこれらのコースも、複数を繋げて歩き通すことで、全体としてはそれなりにタフで歩き応えのあるコースになりました。

 累積標高差(登り):783m / 距離:11.4km / 歩行時間:3時間50分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
南警察署前 06:19-06:26 相模大野 06:39-06:54 愛甲石田
愛甲石田駅 07:15-07:23 小野宮前

(登山行程)
小野宮前バス停  07:25
小町神社     07:35
秋葉神社     07:45
高松山      07:55-08:00
七沢森林公園南口 08:25
ピクニック広場  08:40-08:45
ながめの丘    09:05-09:10
順礼峠      09:10
物見峠      09:50
むじな坂峠    09:55
白山       10:15-10:25
白山神社     10:30
桜山       10:40-10:50
飯山観音(長谷寺) 11:25
ローバイの丘   11:35-11:40
飯山観音前バス停 11:50

(復路)
飯山観音前 12:01-12:23(早着12:21) 本厚木駅
本厚木 12:25-12:38 相模大野 12:45-12:52 東通り


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

冒頭で触れた通り、今回歩くのは厚木市の2~3のハイキングコースを、不連続な区間で森林公園の遊歩道を経由して繋ぎ合わせたコースで、「あつぎ観光なび」サイト内で見られる地図で示すと下図のような具合です。
    ※下の地図にマウスを乗せると、歩いたコースを赤線で示します。

スタートは小野宮前というバス停。小田急線の愛甲石田駅から路線バスに乗って10分ほどの地点です。
反対車線側の焼肉店の屋根の上に、すぐに登れそうな高さで見えているのが(このあと実際にあっという間に登れてしまいます)、まず最初に目指す小町神社のピークになります。また、この写真では電柱と重なってしまいましたが、バスの進行方向には大山の端正な三角形がスッキリと見えていました。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
バス道路から細い路地に入った途端、「高松山ハイキングコース」の道標が立っていたのを見てびっくり。知名度が低そうな山域だから、コースも目立たずにひっそりとしているとばかり思っていたのです。
バス道路の1本隣の道に出ると、そこが小町緑地の入口となっていて、そこにはきちんとした案内図も。
小町緑地の案内図。  ※下の縮小写真をクリックすると、大きな地図を表示します。
階段を上がるときちんとした駐車場があり、その隅にはトイレも。意外にも良く整備された緑地のようです。
小町神社への案内に従って、階段道を登り始めます。道はずっと舗装されていて、ほぼ遊歩道でした。
分岐点にもしっかりと道標による道案内が。ここは左折して遊歩道の続きへ。
鳥居をくぐれば、神社があるピークはもう間近。バス停から10分歩いたかどうかという距離だったので‥‥
鳥居をくぐった先で振り返ると、スタート地点のバス停があるコンビニが、まだすぐ近くに見えていました。
    ※下の写真にマウスを乗せると、建物名などを補足表示します。


小町神社の建つピークは、適度な広さがあって、落ち着いた佇まいの場所でした。解説板によると、このあたりが、諸説ある小野小町の出生地のひとつらしい(ここはあまり有力視されていない模様だけれど)。
小町神社の社殿は小振りながら、手入れは行き届いている様子で、中も小綺麗になっていました。
社殿の前には腰掛けて寛げるスペースも。ベンチ背中側のこんもりとした盛り上がりは「小町塚」で、Wikipediaでも全国各地に点在する小野小町の墓所のひとつに挙げられているものですが、詳細は不明だとか。
その奥に眺められた、大山から南へ延びる稜線は、木々が葉を茂らせる時期だと全く見られなさそうでした。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。


社殿の横を抜けて、その先の尾根に続く山道を進みます。次に目指すのは正面に見えてきたお隣のピーク。
軽く下った鞍部と、少し登り返したあたりで、それぞれ分岐点を通過。いずれも道標が道案内をしていました。
ピークへ登り詰める階段の出現に、気分が一旦凹んだものの、登ってみると段が低めで登りやすかったです。
こちらのピークにも神社が。この秋葉神社は、小さな祠があるだけのささやかな神社でした。
奥にそびえる大木がご神木でしょうか。ただ、この神社は解説の類が皆無で、縁起等は分かりませんでした。


秋葉神社のピークから高松山へ向けて歩を進めると、市街地から遠ざかることで次第に森も深まってきた感じ。
道は小さな登り下りを何度か繰り返すものの、勾配はどこも緩やかで楽に歩けます。もし近所にこんな所があったら、私なら足繁く通ってしまいそう。私の自宅近辺だとほぼ平坦地ばかりで、登山のための脚力維持にはやや物足りないのです。こんな穏やかな山道なら、毎日のように歩いても苦にならなくて理想的かも。
高松山のすぐ手前には、十字路状の分岐点。奥に見えてきた頂上部まで往復したら、またここへ戻って左方向に進みます(戻ってくる時は進行方向が逆なので右折になります)。この地点には道標が必要ではないかと。
上の写真の階段を上がった先はちょっとした広場で、ベンチとテーブルのセットがいくつかありました。
この広場もほぼ頂上だと言えますが、奥でもう一段上がった所が最高点になるようです。
高松山の頂上です。なるほど、ここが少々手狭なので、一段下の広場でも休憩できるようにしたのでしょう。
東側に展望が開けていて、展望写真も設置されていました。それによると、都心方向にはスカイツリーや副都心の高層ビル群、横浜方向にはみなとみらい地区、さらに江ノ島などが眺められるようです。
空気が少々澱んでいたこの日の展望はこんな具合です。横浜のランドマークタワーがクリアに見えた程度で、都心部のビル群はぼんやりと。また、これより右側は逆光になり、江ノ島の方角はうまく写せませんでした。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
樹木が展望を阻む西側には、明治天皇の行幸記念碑(左)と高松大明神の石柱(右)があります。
三角点がすぐには目に入らず少し探したところ、高松大明神の石柱の斜め前に埋もれ気味になっていました。


高松山の頂上には、登ってきた道のほかは東へ下る道しかなく、西側に行くには来た道を引き返すのが早そうでした。なので、すでに書いておいた通り、広場の手前にあった階段まで戻り、階段下の十字路を右折します。
そちらは歩く人が少なくなるのか、やや細くなった道で緩やかに下ります。
ほんの2~3分で少し開けた場所に出ると、そこが分岐点になっていて道標が立っていました。
その道標は、次に向かう七沢森林公園をきちんと案内してくれていて、それに従って左折します。
するとその先は、舗装された遊歩道っぽい道に変わり、右手にはグラウンドなどが現れます。
すぐに建物も現れて、左の階段を下れば、頂上からさほど下った感覚がないうちに車道に出てしまいました。
そこは「森の里」と呼ばれる研究開発地域で、大企業の研究施設が立ち並ぶ中を車道で抜けて行きます。
高台の研究開発地域から坂道を下ってきたら、若宮橋交差点を直進します。進行方向に高くそびえている大山の、手前を左右に横切る稜線の一帯がすべて七沢森林公園内で、このあとその稜線を左から右へと歩くことに。
森の里の住宅街に入った後は、歩行者用の陸橋が近付いてきたあたりで脇道へ。
閑静な住宅街を進みます。休日のまだ朝早めの時間ですから、人影もまばらでした。
奥のほうに七沢森林公園の入口が見えているのを目印に、この細い路地へ。


七沢森林公園の南口から公園内のスロープへ。ここまでの車道歩きは15分ほどでした。
スロープを上がって尾根上に出ても、まだその先に舗装路が続いていましたが‥‥、
その左側に寄り添うように山道もありました。景色はほとんど変わらないけれど、やはりこちらを歩きます。
車道と山道が並ぶ状況はすぐに終わって、ここからは山道だけになりました。
七沢森林公園内はすごく起伏に富んでいて、しばしばこのような長い木段を登らされます。
ここは直進して尾根通しに歩きたいところを(暖かい時期なら可能だったでしょう)、敢えて左の舗装路へ。
それは、舗装路を軽く下った先にあるピクニック広場で、トイレを利用したかったからなのでした。
トイレの利用後は、ピクニック広場内の小道を通って先程までいた尾根(の続き)に登り返します。
ここで尾根道に復帰しました。
尾根道に戻った直後も、かなり急な登り木段が待ち構えていて、割と体力勝負といった道が続きますし‥‥、
せっかく木段を登っても、またすぐに下ってしまうだけだったりして、なんだか報われない気分に。全体的に見ても登ったり下ったりが忙しくて、公園内といえどお気楽には歩かせてもらえない、結構ハードな道です。道理で、住宅街に間近に接しているのに、近所からお散歩感覚で歩きに来た感じの人をほとんど見ない訳ですね。
この木段は、登った先に何かがあるのが見えています。
それは「もみじ展望台」でした。展望図によれば、ここでも都心やみなとみらい地区を望めるようですが‥‥
高松山にいた頃よりも空がさらに霞んで、東京都心や横浜のビル群はともにぼんやりと見える程度でした。
その少し先に、今度は「ながめの丘」への分岐が。
開けているのが手前の「もみじ展望台」と同じ東側なので、あまり期待せずに、でも一応立ち寄ってみます。
ここからの眺めはあまり広角ではなく、ほぼ都心方向に限られていて、しかも先程と同様に霞んでいました。
その代わり南側を望める場所もあって、相模湾に日光が当たって光り輝くさまや、そこに浮かぶ江ノ島などを眺められました(写真のほぼ中央で、相模湾からの反射光を遮っているのが江ノ島です)。


「もみじ展望台」への分岐に戻り、尾根道の続きを軽く下っていくと、すぐに順礼峠に到着です。
順礼峠の様子を反対側から。写真奥の山道を下ってきました。
順礼峠では尾根道のほかに、峠越えの道も両側から登ってきていて交差しています。また、ちょっとした休憩用のスペースもあって、七沢森林公園の施設として「とうげの広場」という名前も持っているようでした。


順礼峠からは「関東ふれあいの道」となり、白山への道は長い木段の登りで始まります。順礼峠~白山間は、2008年に逆方向に歩いているのに、あまりに昔過ぎて何1つ覚えておらず、初めて歩くのと同じ感覚でした。
長い木段で登った小ピークには三角点(右手前)があり、左奥には何かの基準点らしき物体も(正体不明)。
その先で鹿柵を通過して、さらに尾根道を進みます。
ほどなく「ここまでは七沢森林公園でした!」の看板が(もちろん裏側には反対のことが書かれていました)。
でもその先も「関東ふれあいの道」ですから、良く整備された道が続いていきます。
アップダウンの多さも相変わらずで、楽に歩ける緩やかな区間が途中にあっても、それが長続きしません。
こんな小さなコブをいくつも越えていきます。このコブにあった道標を良く見ると、標柱の最上部に‥‥
「井出山」と書き足されていましたが、調べても信憑性が不明だったので、この記事では採用しません。
「関東ふれあいの道」だからなのか、登り下りの激しさを勘案してのことなのか、所々に休憩用のベンチが。
そんな中でも登るのが一番にキツかったのが、この木段でした。
長い上に急勾配で、各段の段差の大きさにも骨が折れました。登り切るまで、途中で何度足を休めたことか。
やっと登り詰めるとそこが物見峠。だから地形上の「峠」ではなくて、トッケ(突起)からの転化でしょうか。
物見峠でも東側を眺められて、空の霞みが少し収まってきたのか、横浜のビル群は割とクリアに見えるように。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
そのいくつか先のコブに、今度は「むじな坂峠」の石柱があって、ピークなのに「峠」という地名が続きます。
さらに進むと、またも少々キツい木段が出現、先程のものほど長くはなかったのが救いでした。
軽く下っていくと御門橋バス停への分岐点を通過。道標を見ると、白山まで残りあと0.4kmに迫っていました。
なので、これが白山への最後の登りになりそう。


白山の頂上に到着です。展望台と、その床面を屋根代わりにしたテーブル・ベンチがあり、傍らには三角点も。
展望台に登ると、大きく開けているのは東側から南側にかけての範囲で、まずは東側の展望から。こちらは空気がやや澱んだままで、都心の高層ビル群などは霞んでしまい、スカイツリーは良く分かりませんでした。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真は こちら です。
南側には湘南平や鷹取山などが、距離がやや近いからかハッキリ見られましたが、その先の伊豆大島などは霞の中でした(もう少し右に寄れば江ノ島とかは見られたっぽいのに、無線の人がずっと居座っていて動けず)。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
西側にも大山などが眺められました(これより右は樹木に阻まれていて、丹沢の核心部などは望めません)。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


白山からは、さらに稜線を北上して、すぐお隣にある桜山も巡ってしまいます。
白山神社までは、距離が短くて登り下りもわずか。頂上部をぶらぶらするうちに着いていた、みたいな感じ。
白山神社の社殿は、火災に遭ったのち昭和55年に再建されたものらしく、ほとんど傷みもなく小奇麗でした。
その先は急な箇所こそないものの、大小2つのコブを越えて進む道で、最後までアップダウンが続きました。


桜山に着きました。到着時は奥の最高点に意識があって、写真右端の頂上標柱には気付かずスルーしています。
ベンチが少しあるだけの桜山の頂上はやや手狭で、大人数だと若干窮屈に感じるかもしれません。まさに一番高そうな場所(写真中央)に標柱が立っていたので、てっきり山名や標高が書かれているものと思ったら‥‥、
そこには「ゴミは持ち帰りましょう!」の標語だけで、これには軽く脱力するしか。このあと周囲を見渡してようやく、なぜか少し離れて立っていた標柱(2つ上の写真の右端に写っていたもの)の発見に至ります。
どの方向も展望はほとんどなく、西側の大山が、葉を落とした樹木の枝の間から辛うじて窺える程度でした。


さて、悩ましかったのがここからの下山コースです。目的地が最寄りの尼寺バス停なら、選択の余地のない1本道ですが、せっかくロウバイが見頃の時期なので、飯山観音(長谷寺)に向かいたかったのです。
その場合、道順が単純になるのは、白山まで戻って男坂または女坂を下る方法ですが、往復区間を作らずにきれいな一筆書きのコースで歩こうとしたら、なんか迂回の多いクネクネした道筋しかなさそうなのでした。

下は前出の「あつぎ観光なび」サイト内の飯山白山森林公園の案内図です。現在地の桜山から扇の広場まで下ったあとが問題で、そこから直線的に長谷寺を目指せる道がなく、余計な距離を歩かされそう。しかも相当に簡略化された地図だから、実際には枝道が多数あるらしく、迷わずに長谷寺を目指せるかも不安材料だったのです。
    ※下の写真にマウスを乗せると、歩いたコース等を補足表示します。

若干の心配を抱えつつ、ここから下山を開始します(頂上標柱は下山路の下り口に立っているのでした)。
下るのはかなりの急斜面。でも道は大きなジグザグを描くことで勾配を緩和していて、楽に歩けました。
度々現れる道標のすべてが行先を「木の国だいら」としていて、ウェブの案内図(3つ上の画像)にない地名なので、なんかモヤモヤ。1本道だから躊躇せず進むしかないけれど、そうでなかったら不安になるのでは?
しばらく下ると分岐点に出ました。
そこには公園内の詳細な案内図が立っていて(なぜこれをウェブで公開しておかないのだろう?)、このあたりが「木の国だいら」だと分かるとともに、この先で進むべき道筋についてもようやく正確に把握できました。
「木の国だいら」と長谷寺の間が直線的な道で繋がっていないのは、途中に深い沢が3本もあり、いずれも高い橋で一気に跨げたりしないので、そのたびに等高線に沿って上流方向に大回りするからなのでした。
これは1本目の沢越えで、小さな橋で対岸に渡れる所まで上流側に遡らされた上に、渡った先では高巻きも。
でも公園内だけに良く整備はされていて、次第に平坦に近い遊歩道的な区間が増えてきます。
舗装路が上がってきている「扇の広場」まで下ってくると、そこにはトイレも(写真中央の木立の中です)。
その後も分岐が多かったり道もクネクネしていたりで経路は分かりにくい代わりに、「扇の広場」以降は要所ごとに長谷寺への案内道標が必ずあって、少なくとも長谷寺を目指す分には進路に迷わずにすみました。
すでに標高をかなり落としてして、もう沢越えが絡まないところでは穏やかな道が大半になりました。
でも沢越えにはアップダウンが付きまといがちで、3本目の沢越えとなるこの橋の先でも、再び登りが発生。だからもし桜山で体力的にいっぱいいっぱいの状況で、下山にこのコースを選んでしまったら結構大変かも。
3本目の沢越えのあとも、しばらくダラダラとした登りが続いたりして、余力が残っていて良かったです。
ここが最後の分岐点で、十字路を直進すればもう長谷寺は近いはず。
ふいに鹿柵が現れて、その向こう側に回ると‥‥
途端に森の中から抜けて、前方には長谷寺の建物などがもう間近に。そのまま進むと本堂の脇に出ました。


だから裏からすぐ境内に入れたところを、ここはやはりきちんと参拝をと、石段がある正面側に回りました。
飯山観音とも呼ばれる長谷寺は、公式サイトでは725年の行基による開創となっている古刹です(Wikipediaには弘仁年間(810~824年)の空海による開創説も併記)。ここは参拝者の姿も多かったです。
本堂の観音堂は江戸時代の建立とされていて、ただし屋根の葺き替えのほか、後年の増築箇所などもあるとか。


飯山観音での参拝を終えたら、駐車場脇から「桜の広場」へ。さすがにこの時期はちょっと寂しい景色です。
「桜の広場」の奥に、お目当ての場所へ通じる道がありますが、あまり積極的には案内されていない様子。限られた短い期間だけのことゆえ、案内を出すにも常設にはできなくて臨時でやるしかないのが難点なのかな。
遊歩道を歩いて行くと、ほどなくロウバイ咲き乱れる斜面が現れて、ちょうど見頃を迎えている様子でした。
「ローバイの丘」と名付けられたその斜面には、およそ千本のロウバイが(標識の右側が全部ロウバイです)。
写真数がかなり多くなってしまったので、ここで撮りまくったロウバイの写真は 別の記事 に分けました。


遊歩道に戻ったら、ちょっとした竹林の中を通ってさらに先へ。
林の中から抜けると金剛寺。807年に弘法大師が建立したとされる古刹も、現在は訪れる人も少なくひっそり。
でも雰囲気のある参道が続いていて、くぐってきた山門も風格を感じるものでした。
山門のすぐ右手には大師堂も。こちらは朽ちかけた姿が少々痛々しいような有様でしたが。。。


車道に出たら、赤い橋(庫裡橋)を渡って、飯山の観光エリアを後にします。
橋を渡ればすぐにバス道路で、飯山観音前バス停も目と鼻の先です。日中は土休日・平日とも1時間に2本ずつの運行で、ぶらっと来てもさほど待ち時間が長くならないから、普通はここでバスを待てば十分でしょう。
でも、坂道を少し上がることになるものの、隣の路線の飯盛山バス停まで歩けば、選択肢がもう1~2本増えます。私が乗った毎時01分発(休日時刻)は近くの上飯山発で空いていましたが、もう一方の毎時26分発(同)だと宮ヶ瀬が始発で先客も多そうですから、その場合は飯盛山バス停から乗るほうが着席率を上げられるかも。
最後に、バス停の近くから先程まで歩いていた稜線を眺めたりして、バスの待ち時間を過ごしました。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。

タグ:丹沢
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。