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道保川公園 [東京・神奈川(平野部)]

2021/01/22(金)

■第436回 : 道保川公園


再び「緊急事態宣言」が発出されて、不用不急の外出は控えたいところですので、今回は日頃から自宅周辺でしているお散歩レベルの内容になります。それでも記事にしたのは、この日は少し場所を変えてみたからで‥‥。

というのも、私が住む相模原市内の公園は、どこも小振りであまり身体を動かした気分になれそうもなく、しかもその立地も平坦な場所ばかりで、登り下りができないことも物足りなさそうだと、以前より何度か書いていました。だからこれまでの公園歩きで出掛けていた行先は、すべて隣接する町田市や座間市だったのです。

それでも良く探してみると、市内の、それも自転車で30分ほどで行ける近さに、河岸段丘の地形を活かした傾斜地にある公園が見つかりました。とはいえ小さな公園なので歩いた距離なんて普段の散歩よりも短かったくらいで、園路も大半が平坦地にばかりあったので大した運動にもなりませんでしたが、自然豊かな景色の中を気持ち良く歩けましたし、これまで相模原市内の公園の記事が全くなかったので、紹介がてら書いてみた次第です。

 累積標高差(登り):94m / 距離:2.4km / 歩行時間:0時間50分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
自宅-自転車移動(約5.5km)-道保川公園(上段入口)

(登山行程)
(上段)入口  10:15
あずまや   10:25
(南)入口   10:35
丸崎入口   10:55
(上段)入口  11:05

(復路)
道保川公園(上段入口)-自転車移動(約5.5km)-自宅


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

まずは県道52号線を西へ進んで、北里大学と北里大学病院の前を通ります。
県道507号線に入ったら、陽光台七丁目交差点の次の角を左折します。ところで、県道の1本西側を並走する道に少々気になる物件があり、この交差点のあたりから見えていたりもして、そこには帰りに寄ることにします。
県道から細い道に入ったら、あとは道なりに進むだけ。とある十字路まで来れば、直進方向の左手に道保川公園の一部が見えてきました。その一方で、公園のメインの入口は、ここを左折した先にあるのですが‥‥、
左折方向にあるのは「七曲り」と呼ばれる急坂です。この坂の下を道保川が流れていて、道保川公園も大部分が坂の下の川沿いにありますが、この急坂を自転車で登り下りするのは大変そうなので、こちらには進みません。
「七曲り」の坂上にある十字路はちょっとした展望地で、丹沢の山々を眺めることができました。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


ということで、十字路を直進して道保川公園の入口へ。この入口に特別な名前はなさそうでしたが、ここは上段と下段とに分かれている公園の上段なので、便宜上「(上段)入口」としてほかの入口と区別することにします。
道保川公園は広い相模原市内でも2つしかない風致公園のうちの1つなので、自然な景観を楽しみたいところです。しかし、すでに触れた通り、この公園の大部分は坂を下った下段にありますし、道保川もずいぶん下を流れています。なので、さほど広くない上段には川沿いの景色などは一切なく、その南端は何もない広場でした。
北方向に歩き始めても、ちょっとした雑木林が広がる程度で、公園の上段は割とありきたりな風景ですね。
でも木立の中にはいくつもの遊具が置かれていて、きっと近所の子供たちにとっては良い遊び場なのでしょう。
公園の上段はさほど広くないだけに、すぐに北端あたりに出てしまって、その先の家並みが見えてきました。
でも左を向けば、公園の下段への入口があって、そこから‥‥
この木段で、公園の上段と下段との間を行き来することができるので、下段に向かって斜面を下っていきます。
なお、上段と下段とを結ぶ園路はこの1本だけですし、それが川沿いまで一気に下ってしまうから、もう下段にはほとんど平坦な園路ばかりしかなく、あまり登り下りの運動にはならなかったという点では期待外れでした。


木段を下り切る少し手前で右に折れると、「こもれびの沢」に出ました。たった今下ってきた斜面のどこかから湧いているらしい小さな沢で、すぐに奥のほうに見えてきた道保川の本流に合わさるようです。
この水辺はホタルの生息地になっていて、“泥まゆ” があるから立ち入らないように、とのことでした。
道保川の本流側に進んで振り返った「こもれびの沢」です。
道保川の本流沿いに出ました(現在地はそれなりの広さがある道保川公園下段のほぼ中央付近)。このあとはまず下流方向に進み、最下流にあたる南端まで行ったら引き返して来て、最後に上流側へ向かおうと思います。
道保川の本流にはいくつかの池が配置されていて、池の中には白鳥の姿も(分かりづらいけれど写真中央)。
白鳥のアップです。しばらく観察していると、しきりに水中の小さな生き物をついばんでいました。


あずまやの近くに出ました。ここから最下流の公園南端までの間は、道保川沿いの園路のほかに、山際に沿った園路もあるので、まずは後者の園路で公園南端に向かい、前者の園路で戻ってくることにします。
ということで山際のほうに向かいますが、なるべく長い距離を一筆書きの要領で歩けるように、事前に道順を考えてあったのに、実際には通行止めの箇所がいくつかあり、その通りには歩けないことも何度かあって‥‥
「双子沢」では、この木道を往復することになりました(沢の奥へ通じるもう1本の道が通れなかったため)。
「双子沢」の上部は、沢というよりは湿地(または浅い池)の様相でした。この先で引き返します。
「双子沢」の下部はこんな様子。このあたりは水辺らしさが全開の瑞々しい景色が続きましたし、このあとも、市内に2つしかない風致公園ならではの、自然豊かな景色を公園内の随所で堪能できました。
その後は、右手側の少し離れた距離に、道保川の本流とそれに沿った園路を見ながら進みます。


道保川公園の南端まで来たので、一旦公園の外に出てから引き返してくることに。
公園南側の入口の様子です。駐車場がこの近くにあることから、ここがこの公園のメインの入口と考えられますが、ここにも特別な名前がなさそうなので、この記事では「(南)入口」として他の入口と区別しています。
(南)入口から入ってすぐのところには「水鳥の池」があります。入口近くのこの島には上がれませんが‥‥
少し上流側に、デッキで結ばれた小さな島があったので、そこに上がってみました。
「水鳥の池」のデッキから、下流側((南)入口側)を見たところです。
一方、池の上流側はこんな景色。このあとは、この方向に歩いて行きます。


「水鳥の池」の先には「一の橋」が架かっていて(上の写真にも小さく写っています)、この橋を渡ります。
「一の橋」の上から「水鳥の池」を振り返りました。池の中には先程まで立っていたデッキも見えています。
「一の橋」の上流側はこんな具合。ここからは川の両岸に園路があって、今回は右岸を進むことにしました。
上の写真で左前方に見えていた木道を歩いています。進行方向に「二の橋」が近付いてきました。
「二の橋」の先には、少し前に向かい側からも見ていた池があって、先程もいた白鳥がなお食事中でした。
「二の橋」の上から下流方向を振り返っています。こんな清々しい水辺をずっと歩いてきました。
はじめに上段から下ってきたあたりを過ぎて、さらに上流方向に向かいます。


「さえずりの沢」への分岐まで来たら、右に分かれる小さな沢に沿って奥へと進みます。
ほどなく右奥に斜面が迫ってきて、すぐ先が沢の源頭のようです。
このあたりが「さえずりの沢」の源流部。これまでに見てきた「こもれびの沢」や「双子沢」もそうでしたが、どの沢も源流付近にして結構な水量があります。この先の斜面の上は住宅地が広がる相模野台地ですから(私の自宅もそこにあります)、その地下深くを豊かな伏流水が流れているということなのでしょう。
園路はその先で少しだけ斜面を登っていくものの‥‥
進めるのは傾斜が急になる手前までで、ほとんど登った気分にはなれません。
その後はちょっとした小尾根を進んで先程の分岐へ戻ります。尾根上は「林間広場」となっていました。
道保川の本流沿いに戻ったら、さらに上流へ。ぼちぼち公園の最上部が近付いていて、流れも細くなりました。
道保川公園の北端まで来ました。道保川の源流はもう少し先ですが、公園として整備されているのはここまで。
公園北端の入口には名前がついていて、「丸崎入口」とのこと。向かい側が丸崎地区だからですね。


あとは、公園内を戻るのが普通なんでしょうけれど、一旦公園の外に出てしまいます。というのも‥‥
ストリートビューを見ていたら、道路を少し進んだ先に、斜面に取り付くスロープが写っていたからです。
何も情報のなかった道にしては、しっかりと手入れがされた歩きやすい道でした。近隣住民の生活道路として整備されているっぽい感じで、実際に途中ですれ違う方もありました。
途中にはまるで山の中のような雰囲気の場所も。
しかしそんな雰囲気はいくらも続かず、すぐに坂を登り切って、台地上の住宅街に出てしまいます。
でも、あとは道路を進むしかないと思っていたら、名もないちょっとした公園があってその中を歩けたり‥‥
住宅街の裏に沿って土の道が続いていて、そこを歩いているうちに‥‥
再び道保川公園に入って、見覚えのある、上段と下段を結ぶ園路の下り口に出ました。
自転車を停めた広場に戻ってきたら、公園歩きは終了。小さな公園だけに、歩き始めてから1時間も経っておらず、登り下りできる坂道も少なかったので、満足に歩こうと思ったら2周くらいしないと物足りなさそうです。


以降は余談になりまして、冒頭でチラッと触れた、ちょっと気になっていた物件に立ち寄ります。
来た道を引き返す途中で、県道507号線に出る手前のT字路を右折(往路では向こうから直進してきました)。
ほどなく交差する二車線道路の向かい側に見えてきたのが「中古タイヤ市場」相模原店の自販機コーナーです。
レトロな自販機がズラリ。メディア等でも取り上げられて、マニアにはかなり知られたスポットみたい。私もたまたま出掛ける直前の1/14に見たNHK-BSプレミアムの番組「ニッポンぶらり鉄道旅」で存在を知りました。
それでは、ひととおり見て回りましょうか。
早速珍しい、そば・うどんの自販機。こちらはきつねうどんで、左隣のもう1機がきつねそばでした。
惣菜系の自販機は、とり唐揚・たこやき・たこやき・あんドーナツ・ポテトバターというカオスな組み合わせ。
かと思えば、やきそば・焼おにぎり・サンドイッチ・ホットドッグの自販機も。商品補充が大変そう。
かき氷まで自販機になってるんですね。味はメロン・イチゴ・レモンの3種類。
カレーライスの隣にはみそ汁も。カレーはボンカレーの甘口と辛口、みそ汁は白みそと赤みそが選べます。
トーストサンドも、ハムチーズとコンビーフの2種類。充実したラインナップに、店主のこだわりが窺えます。
ハンバーガーは、バンズもパティもしっかり厚みがあって、なかなか食べ応えがあるらしい。
こちらもラーメンとチャーシューメンの2種類が選べました。
自販機の列は奥にある2列目へと続きます。1列目と比べると、こちらは少々地味だったでしょうか。
レトルトカレーなどの自販機は、温めて出す感じでもなかったので、普通に箱に入ったまま出てくるっぽい。
お菓子の自販機には、携帯用ハンドジェルもラインナップ入り。この時期ならではの配慮でしょうか。
近頃見ることのなくなった、瓶コーラや瓶ファンタなどの自販機も。
野球盤ガム・スロットマシーンガムといった玩具系ガムの下段に、何故か「酢いか」が。違和感甚だしいです。
各種駄菓子と、揚げにんにく・するめ足といったおつまみ系には、唐突にプラモデルが同居。もう何でもあり?
普通のお菓子の自販機を見て、ちょっとホッとする自分がいました。
こちらの中古タイヤ店を本業とする傍ら、社長さん自らが自販機の修理・調整を行うことで、古い機械でも良好な状態を保ちつつ(古すぎて交換部品がなければ部品の自作もするらしい)、珍しい物が多いだけに自販機への商品補充なども自前で行っているとか。愛情溢れる方の元で稼働できて、これらの自販機も幸せ者ですね。
詳しくはウェブで多くの記事を読めますし、YouTubeでも多数の動画が見つかりますので、もっと知りたくなった方はそちらで。この方面に詳しくない私は、単に懐かしさを楽しめただけでしたが、全国的にもほとんどここでしか見られないような自販機も少なくなくて、貴重な存在になっているようです。
※「中古タイヤ市場」相模原店への行き方 (所在地は冒頭のマップでも緑のピンで示しています)
小田急線相模大野駅またはJR横浜線相模原駅から神奈中バスで相模原浄水場下車すぐ(本数は少ないですが相武台前駅や小田急相模原駅からの便もあり)。JR相模線原当麻駅から神奈中バスの場合は友愛病院前で下車して少し歩きます。なおJR相模線原当麻駅からなら30~40分で歩ける距離ですが、往路は長い坂道を登ります。

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原町田七福神 [東京・神奈川(平野部)]

2021/01/05(火)

■第435回 : 原町田七福神


相変わらず遠出する気になれない状況が続いているので、今年の初歩きには近場も近場、自宅から歩いて行ける「原町田七福神めぐり」を選び、こんなご時世でもそれなりの人出が避けられそうにない三が日が過ぎるのを待って、出掛けてきました。交通機関どころか自転車での移動すら必要としない行先の記事はこれが初です。

今回巡った「原町田七福神」は、町田市制50周年を記念して2009年に開設されたもの。設置場所は町田駅近くの街中や寺社ですし、全て回っても約3kmというコンパクトさで、買物や食事等と合わせて気軽に楽しめます。

 累積標高差(登り):150m / 距離:5.8km / 歩行時間:1時間35分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
自宅-徒歩移動(約2.9km)-カリヨン広場(小田急線町田駅東口)

(登山行程)
大黒天(カリヨン広場)  12:45
毘沙門天(浄運寺)    12:50
ぽっぽ町田       12:55-13:00
布袋尊(宗保院)     13:05-13:10
恵比寿神(町田天満宮)  13:15-13:20
福禄寿(町田商工会議所) 13:25
寿老人(勝楽寺)     13:30
原町田ふるさとの森   13:45
芹ヶ谷公園       14:10  (多目的広場)
弁財天(母智丘神社)   14:25
カリヨン広場      14:35

(復路)
カリヨン広場(小田急線町田駅東口)-徒歩移動(約2.9km)-自宅


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

今回は自宅から歩いて小田急線の町田駅へ向かい、まずは西口の景色が目に入ってきました。日頃から町田界隈での用事の際は歩いて出掛けているので、ここまではいつもの道を普段通りに歩いてきたに過ぎない感覚です。
なお、さすがに自宅前からコースの線を引き始めるのは躊躇われるため、片道3km弱(私の足で歩いて30分少々)ほどある町田駅までの往復は記録から割愛して、歩行距離や行動時間にも含めないことにしました。
ということで、東口のカリヨン広場に来たら、ここを起点として記録を付け始めます。
そして、原町田七福神のうちの1つが、もうこの広場の一角にあるのです。
それがこの大黒天。五穀豊穣の神様で、商売繁盛にもご利益があるとされています。


カリヨン広場から、原町田中央通りを南へ歩き始めます。原町田大通りを渡ると、道の両側にずっと商店だけが並んでいるようで、次の目的地が左手のすぐ先に見えてきました(この写真にも赤い幟が小さく写っている)。
商店街の合間に忽然と現れたのは浄運寺への入口で、門前の右手にもう2つめの七福神が見えています。
この時期らしく、毘沙門天は紅白のマスク姿でした。福寿増長の神様で、武道成就にもご利益があるらしい。
せっかくなので、浄運寺にもお参りをしていきました。


さらに原町田中央通りを進むと、左手に「ぽっぽ町田」という建物が現れるので、ちょっと寄り道。
建物内には観光案内施設の町田ツーリストギャラリーがあるほか、コーヒーのチェーン店や北海道と沖縄のアンテナショップ、各種イベントが行われる催事場などがあり、 屋外広場では野菜市が開かれたりもしています。
町田ツーリストギャラリーでは、七福神めぐりのスタンプが押せる色紙が販売されていて、7ヶ所のスタンプをすべて押したものが見本として展示されていました。スタンプラリーをしながら巡るのも楽しそうですね。
※感染症拡大防止のため、現在は各所のスタンプが撤去されてここに集められており、ここで全種のスタンプを押せる状況でした。


寄り道を終えたら、JR町田駅ターミナル口の改札脇にある連絡通路を通って、駅の南側に渡ります。
やって来たのは宗保院。天文年間頃(1500年代半ば)の開山とされる、由緒ある寺院です。
立派な山門の前まで進むと、その右手前に次の七福神が。どの七福神も赤い幟が良い目印になっていました。
宗保院にあったのは布袋尊、家庭円満の神様です。
墓地が大半を占める広い境内にはお墓参りの人たちがいただけ。静かな中で、軽く手を合わせていきました。


続いて、すぐ近くの町田天満宮へ。正式な入口ではないっぽいけれど、地上から入れそうなのはここからだけ。
三が日を過ぎた平日のこの日も、ここだけは参拝者で賑わっていて、社務所の前には短い列ができています。
参拝も順番待ち(数人程度ではありますが)。人との距離が近かったので、ここでの参拝はやめておきました。
恵比寿神は拝殿左手の、旧社殿にあたるらしい摂社の前にありました。
恵比寿神は七福神の中で唯一の日本発祥の神さまで、商業・漁業・海上の守護神とされています。
町田天満宮の境内には、この出世稲荷をはじめ、いくつかの境内社もありました。
参拝後は、再びJR町田駅の北側に戻るため、跨線橋を渡ります。
跨線橋から振り返りました。参道の先が跨線橋にしか繋がっていない上、鳥居が跨線橋のすぐ隣に建っていて、鳥居を撮るには跨線橋に登るしかないですし、正式な入口がどこなのかも分からなかった町田天満宮でした。


JR町田駅の北側に戻って、初めにも歩いていた原町田中央通りに入ったら、なぜかここだけ赤い幟がいっぱい。
次の七福神は、町田商工会議所の建物前を過ぎてすぐの所にありました(通り過ぎてから振り返っています)。
福禄寿は財宝守護の神様で、福(繁栄)・禄(財産)・寿(長寿)の三徳を備えているとか。


次の七福神もすぐ近くの勝楽寺にあって、このあたりは次々と回れてしまいます。
寿老人は参道の途中右手にありました。不老長寿の神様です。
勝楽寺だけはほかに全く人の姿がなく、しんと静まり返っていました。


ここまで45分ほどで6ヶ所を回り終えていて、七福神めぐりとしては早くも最終盤。残る弁財天は少し距離が離れているものの、それでも15分もあれば歩けるような場所にあって、直行してしまうと物足りなさそうです。
もう少し歩く距離を延ばしたかったのと、ずっと街中の舗装路ばかりを歩いてきたので、いくらかは土の上を歩こうと、ここで七福神めぐりからは一旦離れて、公園を2ヶ所ほど回って行くことにしました。

勝楽寺の南側の道を真っ直ぐ歩いて、住宅街の外れまで来ました。ここからこの坂道を下ります。
坂道を下っていくと、左側の景色が森に変わりました。これが「原町田ふるさとの森」の一部のようです。
さらに下ると、森の中に道が見え、舗装路と行き来できる箇所も現れますが、まずは下り切ってしまうことに。
30mほど下ったでしょうか。舗装路を下り切ったところで振り返りました。電信柱が立っている所に、右手の森の中へ続いていく道があったので、そこから「原町田ふるさとの森」の中に入り、今度は登り返していきます。


森の中の道に入ったら、たった今下ったばかりの舗装路のすぐ脇を登り返して行きます。このあたりには、ここが「原町田ふるさとの森」であることを示す物は何もなかったようでした。
あらかた登り返したところで、舗装路の近くを離れて尾根筋を進む道に入りました。あまり知られてなさそうな森にしては、良く踏まれている感じの道なので、普段から地元の人に歩かれているのでしょう。
少し進むと下への分岐道が現れて、一旦その道で下のほうの様子を見てきてから、また引き返してくることに。
斜面を下っていくと、今度は十字路状の分岐点に出ます。どうやら「原町田ふるさとの森」では、斜面の上段(尾根道)と中段と下段にそれぞれ道が付いていて、所々で行き来できるようになっているようです。
一番下まで下ると小さな川の近くに出ますが、川に下りたあたりで子供たちが遊んでいる様子の賑やかな声が聞こえたのでそちらへは向かわず、川の上流方向に進路を変えると、ちょっとした広場に出ました。
広場からは先程の分岐点まで引き返し、さらに登っていくと公園に出てしまいました。帰宅後にGoogleマップを確認すると「ふるさとの森広場」となっていたので、森と一体となって整備されている公園でしょうか。
登りすぎたようなので少し戻って、尾根道の続きを進みます。
「原町田ふるさとの森」の反対側の端まで来たようで、階段道に突き当たりました。左に登ると、つい先程と同じ公園に出そうだったので、右に下っていきます。
すると、少し前に一度来ていて見覚えのある、ちょっとした広場の反対側に出ました。
ちょっとした広場も「原町田ふるさとの森」の端っこにあったようで、すぐ先には道路が見えていて‥‥。
そこに「原町田ふるさとの森」と書かれた看板なども立っていたので、ここがちゃんとした入口だったのかな。


道路に出たら、すぐ右には次に向かう芹ヶ谷公園の入口が見えていましたが、そちらには向かわず‥‥。
少し遠回りになり、余計な登り下りが増えることも承知で、一旦左への坂道を登っていきます。
そうして向かったのは芹ヶ谷公園の南口です。わざわざ遠回りして来たのは、今後の展開上、ここに自転車を停められるか確認しておきたかったためで、ストリートビューに駐輪場っぽいものがチラッと写っていたから。でも実際に来てみたら、それがせりがや会館の駐輪場で、公園の駐輪場ではないと分かってガッカリでした。


芹ヶ谷公園に入ったら、はじめは南口アプローチ園路を下っていきます。
「森の丘」のあたりからは、木段でさらに急降下。
下り着いたのは、本来ならば池になっていそうな場所ですが、なぜか水が全くなくて干上がっていました。
国際版画美術館の裏に出たら、正面に回ります。ここも手前の溝が水路のはずなのに、流れは全くありません。
「虹と水の広場」でも、噴水になっている池に水はなくカラカラで、その理由の説明も見かけませんでした。
「虹と水の広場」の先には「多目的広場」。芹ヶ谷公園の南側はこうした人工的な景観が主体です。
「多目的広場」に続く斜面には大型すべり台があって、このあたりでは家族連れの姿が多く見られました。
トンネルをくぐって芹ヶ谷公園の北側に入ると、一転して緑が豊かな景色に変わりました。
しかも、こちら側は小川にもちゃんと水が流れています。
水辺のちょっと癒される風景も随所に。
見るだけではなく、飛び石でこの景色の中を歩けたりするので、遊んでいる子供たちも多かったです。
休憩用のあずまやもあちこちに点在。
木々が緑の葉を茂らせる季節になったら、また見に来てみたくなる景色でした。
公園の北端まで来ると、小田急線の電車が前方の斜面の上を行き交っていました(一応小さく写っています)。
これは、公園内からだと見えないけれど、小田急線の車窓からなら見られる、芹ヶ谷公園の大きな看板ですね。
最後は木段を上がって、公園の出口へと向かいます。


芹ヶ谷公園を後にしたら、七福神めぐりの続きに戻ります。公園から出て住宅街の道路に入った途端、残っていた7つめの七福神への目印が早速目に入りました。小さく写っている赤い幟がそれです。
ここからこの日最後の目的地、母智丘神社に入ります。
芹ヶ谷公園側にあったのは、どうやら裏口だったっぽく、拝殿の裏に出たので正面に回りました。
7つめの七福神、弁財天は手水舎の脇にありました。芸術財福の神様で、琵琶を奏でている弁財天像も多いことから特に音楽の神様として知られ、七福神で唯一の女神でもあります。
拝殿を正面に見る側に別の入口があったので、帰りはこちらから。左端に弁財天も写っています。
こちら側には短いながら参道もありました。
参道から道路に出たところ。こちらが正面入口ですね。


あとは、その道路を道なりに進んで行くだけで、出発地点のカリヨン広場に戻ることができます。
カリヨン広場に戻ってきました。公園への寄り道を盛り込んでも、歩いた時間は2時間に満たず、距離も6kmに達しないショートコースでした(実際には、さらに自宅から町田駅までの往復6kmが加わるわけですが‥‥)。

この日の状況としては、七福神が設置された7ヶ所のうち、人との距離に気を遣う必要があるくらいの人出があったのはカリヨン広場と町田天満宮だけ、他の5ヶ所は同時に境内で見掛けた人数がいずれも2人以下で閑散としていましたから、三が日が過ぎてから出掛けたのは正解だったと思っています。さらに、見掛けたのは普通に参拝をしている人たちばかりで、私のほかに七福神めぐりをしているらしい人は誰もいなかったようです。

ということで、当日は満ち足りた気分で歩き終えていたのでしたが、かねてより報道されていた通り、記事を書いている間に再び緊急事態宣言が発出されてしまいました。もう1年近く、神奈川県内および相模原市に隣接する東京都町田市からほとんど出ずに生活するよう努めているところで、その他の感染症対策も含めて、これ以上気を付けようがないのではありますが、またしばらくの間は行動の場をより近所に絞るしかないのかなぁ。

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