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武田の杜「健康の森」・片山(大宮山) [甲府近郊]

2021/10/29(金)

■第446回 : 武田の杜「健康の森」・片山(大宮山,665m)


久々に遠出をしたこの日は、山梨県甲府市の「武田の杜」の中にある、「健康の森」を歩き回ってきました。

コロナ禍に突入した昨年3月以降は、登山以外の用件も含めた全ての外出先を、神奈川の県央地域および隣接する東京多摩地域に限っていたので(東京・神奈川の都県境の在住につき、両都県の行き来は日常生活でも不可欠なため許容して頂きたく)、その地域から外に飛び出すのは、実に1年半ぶりのことになるのでした。

「健康の森」の展望広場(西の平)からの富士山。富士山が大きく見える場所まで行ったのも久々でした。

 累積標高差(登り):689m / 距離:11.7km / 歩行時間:3時間15分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
古淵 05:59-06:21 八王子 06:35-08:09 甲府
甲府駅バスターミナル 08:40-09:02 千代田湖入口

(登山行程)
千代田湖入口バス停 09:10
みはらし広場    09:35-09:40
案内板(28)     09:55
サービスセンター  10:20-10:25
片山(大宮山)    10:35-10:40
森林学習展示館   10:45
自由広場      10:55-11:00
西の平(展望広場)  11:15-11:30
第二広場      12:05
案内板(5)      12:15
山百合の道入口   12:40
千代田湖      12:55-13:05
千代田湖バス停   13:10

(復路)
千代田湖 13:25-13:43 甲府駅北口
甲府 14:16-15:10 八王子 15:21-15:44 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

まずはじめに、「武田の杜」は甲府市街地のほど近くにある広大な森林公園です。私は2011年に、下の全体図に紫色の線で描かれた「武田の杜遊歩道」(広い公園ゆえに総延長約22kmのロングコース)を歩いているほか、その遊歩道の一部を絡めてほかの山に登ったことも2回あって、割と馴染みがあるエリアだと言えるでしょう。
今回歩いてきた「健康の森」という一角も、この森林公園の西側の一部となっています。
  ※この全体図は縮小で字が潰れたため、図の上にマウスを乗せると、主要な地名を大きく表示します。
こちらは「健康の森」の拡大図です。森内に遊歩道がくまなく張り巡らされていて、あちこち満遍なく回れば歩き応えがありそうですし、片山(大宮山)というピークがあるほか、高低差のある山道も随所に見られるなど、山歩きの一環とするにも申し分なさそうに思われて、新たな行先候補として選んでおいてあったのでした。
  ※図の上にマウスを乗せると、今回歩く予定のコースを重ねて表示します。


甲府駅で南口に降りてみたら、以前の面影が全くないほど駅前のロータリーが大改修されていて、いかに久しぶりに来たのかを思い知らされました(改修の完了は2017年らしい)。路線バスに関しては、乗り場の刷新だけにとどまらず、最新の総合案内システムが導入されていて、バス停での情報表示も親切で分かりやすかったです。
25分ほど路線バスに揺られて、千代田湖入口で下車しました。「健康の森」の核心部に最も近いバス停です。
はじめは車道の坂道を登っていきます。右上に見えてきたのが「健康の森」最高点の片山(大宮山)付近で、そこまでの標高差は350mほどとあまり大きくはなく、しかもその半分以上をこの車道で登ってしまいます。
しばらく続いていた住宅街が坂の途中で終わると、車道はやがて森の中へと入っていきます。
森に入って2つめのヘアピンカーブを曲がると「健康の森」への入口がありますが、ここは一旦見送ります。
というのも、車道をもう少し登った先に「みはらし広場」なる地点があると、地図を見て分かっていたから。
上の写真の入口をやり過ごし、広場を右手に見ながら通り過ぎると、反対側の入口に「みはらし広場」の標柱が立っていました。ベンチがいくつか並べられたテラスは眺めが良く、甲府市街を一望できる様子が分かります。
ベンチの前に立てば、甲府市街が広がる先に山梨県南部の山々を眺められて、遠くには少し安倍奥の山並みも。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
ただ残念だったのは、テラスの右端に寄らないと富士山が見えてこなかったり、、、
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
南アルプスの山々も、今度はテラスの左端いっぱい寄って、辛うじてその一端が見られる程度だったことです。南アルプスを見るのだったら、中央線の車窓からのほうがよっぽど格好良く眺められたような。。。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


展望を楽しんだら、車道を引き返して先程スルーしていた入口まで戻り、ここから「健康の森」に入ります。あまり使われていない入口なのか、ここが「健康の森」の入口であることが何も示されていない、ひっそりとした雰囲気で、立っていたのもゴミの持ち帰りや山火事防止などの一般的な注意が書かれた看板だけでした。
やや荒れた道を少し登ると、すぐにしっかりとした道に出て、そこには道標も立っていました。
そこから遊歩道が整備されたエリアに入ったようで、歩きやすい道に変わって、緩やかに下っていきます。
34番の案内板が立つ分岐点で、別のところから登ってきた道に合わさりました。
そこからは登り坂に変わりました。道幅はいっそう広くなって、歩いていてとても気持ちの良い道です。
33番の案内板が立つ分岐点。要所要所でいちいち写真を撮っていたので、写真数が大変多い記事になりました。
多くの地点に、このような番号付きの案内図が立てられていて、とても分かりやすいです。
引き続き緩やかな登り坂のこの道は「夏の小道」とされていて、木々の中には多少色付いているものも。
左手に下っていく道を分けると‥‥
そのすぐ上が28番の案内板が立つ分岐点で、ここを右に鋭角に折れます。
すると、やや草深いところもある道に変わりました。どうやら道によって、整備状況に差があるようです。
27番の案内板が立つ分岐点。ここは右に分かれる「くりの道」へ。
今度は下り坂に変わりました。森内のなるべく多くの地点を巡ろうと、敢えて変則的な経路をたどっていることで、通る道によって登りだったり下りだったりするため、単純な標高差以上にアップダウンをさせられます。
37番の案内板が立つ分岐点を直進したら、ここからは再び登り坂に。
どの道も、ひたすら森の中を進むばかりで、あまり景色は変わり映えしません。見通しの良い場所も、休憩用のスペースも出てきませんが、でもその分余計な伐採は避けられているはずなので、このままで良いと思います。
38番の案内板が立つ分岐点は、左に鋭角に折れて「松ぼっくりの道」へ。
そこからは、森内で一番高いエリアを目指すことになるからか、いくぶん傾斜がきつくなりました。
26番の案内板の分岐点は四差路になっていて、歩いてきた道のほか、下から登ってきた道2本が合わさります。
残る1本の道を登り続けていくと、ほどなく景色が開けてきました。一番高いエリアに入ったようです。
8番の案内板を見れば、そこからはほぼ平坦な道になりました。奥の方には建物も見えてきます。


その建物は「健康の森」のサービスセンターで、入口には飲料の自販機があり、中ではトイレも利用可能です。
サービスセンターの前は、何組ものテーブルとベンチが置かれた、居心地の良いスペースになっていて‥‥
そこからは甲府の市街地を一望できました。その先にはもちろん、甲府盆地をぐるりと取り囲む山々が。
サービスセンター前からの展望です。標高を上げただけあって、下にあった「みはらし広場」よりも広範囲の山々を見渡せて壮観でしたし、ここからなら富士山と南アルプスも同じ画角に入れられました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
富士山は、下に少し樹木が被って、あまりスッキリとした見え方ではなかったけれど(右端は三方分山です)。
南アルプスも、白根三山は見えているのが頂上部だけ、鳳凰三山には樹木がかかり、さらに右にある甲斐駒ヶ岳は死角に入っているなど、残念な面も否めませんが、まぁこの標高ですから高望みするほうが無理でしょうか。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


サービスセンターまでは車道が通じていて、キャンプ場へ向かう車道に入り、緩やかな坂道をさらに登ります。
キャンプ場の近くまで来ると、片山(大宮山)への道が分かれます。
そこから山道に変わるものの、ここからだと、山頂までの標高差なんてたった30mほどしかありません。
だから、ほんの数分でもう山頂に出てしまい。これを登山と言って良いものやら‥‥。(特に車で来た場合は)
片山(大宮山)には標識がいくつか。ひときわ立派なのは、2019年に25座が選定された「甲府名山」の標柱です。
樹木に囲まれて展望はなく、大きく開けてもいませんが、明るい場所でベンチなどもあり、居心地はまずまず。
三角点はちょっと探しました。標石はほぼ埋まりかけ、保護石も標示杭もなくて目立たず、誰かが立てた小さな杭(丁寧に「三角点を大切に」のマジック書きまで)がなければ、これが三角点だとは分からなかったかも。
山頂の北側には6番の案内板。案内図ではここがビューポイントとされ、甲府名山の資料にも「冬季には、甲府市内で唯一北アルプスを望むことができる山」とあるのに、北側にもパッとした眺めはなさそうでした。 ※10年以上前の記事だと木々が疎らで展望台まであったりして(解体された?)、資料が当時のままなのでしょう。


片山(大宮山)の北側は、6番の案内板の前まで車道のような道が通じていたけれど、その脇の細い登山道へ。
緩やかに下っていくと、すぐに森林学習展示館の裏手に出ました。
森林学習展示館の正面に回ったところです。立ち寄らなかったけれど、帰宅後に調べていたら、南アルプスの眺望が楽しめるとか(展望休憩室なる部屋があるらしい)。中に入っていたらどれくらい見られたのだろう?
北側の展望を期待して、7番の案内板が立つ尾根が張り出した地点に行ってみたところ、樹木が邪魔で叶わず。
なので少々ガッカリした気分になって、7番の案内板の前から、自由広場への遊歩道に入りました。
そこで途中の分岐を見落として下り過ぎてしまったのですが、むしろそのお陰で、期せずして大きく見通しが開けた地点に出たではありませんか。北側には茅ヶ岳などが並び、八ヶ岳も最高峰の赤岳などが見られました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
さらに左を向けば、西側にはこれまで見られなかった甲斐駒ヶ岳が。この日は3ヶ所あった展望地がいずれも南側を向いた場所でしたから、思いがけず北側と西側を眺められたのは貴重で、怪我の功名だと言えそうです。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


登り返して、見落としていた分岐を発見、正しい道に入って、今度こそ自由広場を目指します。
自由広場は一面に芝生が広がる、気持ち良さそうな場所でした。
自由広場の傍らには9番の案内板が立っていたほか‥‥
トイレもあります。今回のコース取りでは、ここが最後のトイレになるので、有難く利用させて頂きました。
自由広場からは「癒しの小径」に入って、次の目的地である「西の平」へ向かいます。
「癒しの小径」はその名の通り、ほとんど平坦で穏やかな道で、心が安らぐような優しい景色の中を進みます。
23番の案内板が立つ分岐点で、道は3本に分かれます。左右の道がともに前方の小さな丘を巻いていて、平坦なままで進めるらしいのに対して、真ん中の「虹の小道」はその丘を登り下りするようなので、迷わず‥‥
その「虹の小道」へと入りましたが、10mあるかないかの小さな丘なので、ほんのわずかに登っただけです。
やはり山としては扱われていないのか、少し奥のピークっぽい地点にも、山名標などは見当たりませんでした。
その先で登った分だけ下れば、3本に分かれた道が再び1本に合わさります。
すぐ先には21番の案内板が立つ分岐点。「西の平」へは直進です。
20番の案内板が立つ分岐点まで来ると、その後方にもう「西の平」の展望広場が見えていました。


「西の平」の展望広場では、これまでの展望地と同じように、甲府の市街地がある南側が開けていました。
「西の平」展望広場からの展望です。西側の視野は少し狭まって、南アルプスは全く見られません。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
その代わり富士山は、樹木などがかかることなく、スッキリとした姿で眺められました(冒頭の富士山の写真も、これを元にサイズを調整したものです)。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
ゆっくりするついでに、三角点を探してウロウロ。「西の平」の西端近くにあったのは、状態の良い三角点ではあるものの、あまりらしくない地点にある上に目印の標示杭がなくて見つけにくく、GPSの力を借りました。


「西の平」を後にしたら、気分はすっかり下山モード(実際は全然そうならないと地形図から分かっていても、めぼしいスポットをほぼ巡り終えて下り始めるから、どうしてもそんな気分に)。「西の平」西端の案内板がない分岐点で遊歩道から外れて、北側の斜面を縫うように通された外周コースを経由し、千代田湖へと下ります。
少し下ると、19番の案内板が立つ地点で外周コースに出ました。ここを右に折れて、北斜面への道に入ります。
すると途端に草深い道に変わりました。すでに歩いた南側斜面の何本かの道は、市街地に近いこともあってか、どこも良く歩かれている感じだったのに、この様子では北側斜面の道はろくに歩かれていないのでしょう。
路面が平坦でない、こんな片斜面の箇所も散見されるなど、全般的に歩きにくいです。案内図ではほかの道と区別なく書かれていますが、北側の外周コースは遊歩道と呼べる整備状況ではなく、登山経験がなければ安全には歩けないと感じました(案内図には一応「中・健脚者向け」と添えられているものの、それでは不十分かと)。
18番の案内板が立つ分岐点は直進します。ここまではずっと下りでしたが‥‥
その先で道は登りに変わって、なかなかすんなりとは下れません。地図を見て予め分かっていたことだけれど。
17番の案内板が立つ地点も直進。相変わらず、歩きにくさが少し収まってきた程度の、やや細い道が続きます。
その後は時折下りが現れたりしても、概ね登りが主体で、いつしか下山気分なんて吹き飛んでいました。
ここは、計画では直進する予定だった分岐点。でも直進方向の「管理道」という表現が微妙に思われたのと、その道を結構立派なクモの巣が塞いでいて、満足に歩かれていない気配がありありなのを見て、予定変更です。
分岐点を右折すると、長い木段を急登することに(とはいえ直進していても、同じだけ登りはあったはず)。
木段の先にもきつめの登りが続いて、13番の案内板が立つ分岐点まで来たら、ここで外周コースを外れます。
それからも少々頼りない道が続いたのち、第二広場へ。久しぶりに明るい場所に出てきたという印象です。
第二広場の入口脇には10番の案内板。
第二広場からは、ようやく遊歩道と言えるような道を歩けるようになりました。でもまだまだ登りが続きます。
11番の案内板が立つ分岐点まで来れば‥‥
ようやく、最終的に下る「山百合の道」が道標の案内に現れました。今回のコースもいよいよ終盤に入ります。
にもかかわらず、道は登り続けています。一番最後に下りる下山路へ向かっているのに、そこまでの道がずっと登りだというのは、分かっていて組んだコースとはいえ、正直なんだかなぁ、という心境にもなりました。
案内図では結構離れて書かれていたのに、次の5番の案内板が立つ分岐点には意外なほどすぐに着きました(地図合ってる?)。さんざん登り返してきましたが、ここから「山百合の道」に入れば、あとは下るだけのはず。


しかし、確かに分岐点から少しだけ下ったけれど、その先でまたも登りに変わって、それが結構長く続きます。
結局、この2番の案内板が立つ分岐点まで、何故かほとんど登りばかりが続くという、想定外の事態に。どう見ても下る一方のように書かれている案内図とは、現況が明らかに違っていて、すっかり惑わされました。
帰宅後に気になって、冒頭で示していた、歩く予定のコースを赤で記入した案内図に、実際のGPSの軌跡を青で重ねてみてびっくり。イラスト化した案内図ゆえに、正確さに欠けるのは仕方ないにしても、最後に歩いた右上部の「山百合の道」などは乖離が大きすぎて、特に現在地の2番の案内板は全く別の地点になっちゃってます。
── そもそもこの案内図、等高線なんかが書かれて、あたかも地図として正確そうなツラをしているのに、実は縦横比が歪で(縦に約2割引き延ばされている)、だから案内図上でほぼ同じ距離に見えるところを歩いても、縦方向が横方向よりもかなり長く感じる不自然さには現地でも気付いていましたし、地形図を重ねる際も、縦方向だけ余計に伸ばさなければ合わさらないヘンテコな代物でした。これがもっとイラストチックに振り切った案内図だったら、ハナから正確さには期待せずにいて、騙されることもなくダメージも小さかったでしょうに。
検証すると、今いる2番の案内板の分岐点は、サービスセンターなどとほぼ同じ標高まで登り返してきていて、道理でここまでの登りが想定よりも長かった訳です。本当に下山が始まると言えるのも、ここからなのでした。


そこからは、ようやく下り一辺倒の道になります。「山百合の道」は、それなりの標高差を下るため、遊歩道というよりは登山道に近い印象でした。時折、あまり新しくもなさそうな倒木が放置されていたりしたけれど。
でも急な箇所はなくて割と歩きやすく、途中からは、何度か折り返しも交えて徐々に下っていく感じでした。
帯那川沿いに出たあたりでは、沢の水音が清々しかったです(もっとも現地では、案内図の不正確さでとっくに現在地を見失っていて、これが帯那川とは気付いてません。迷った訳ではないのでGPSは見ませんでしたし)。
1番の案内板は、珍しく分岐点ではない地点に。これが最後に見る案内板で、もう千代田湖は目と鼻の先です。
1番の案内板から千代田湖に向かうと、道は登りに変わります。あまり大きな登りではないけれど。。。
というのも、千代田湖を堰き止めた堰堤の高さ分を登らされるからで、そこから流れ出た帯那川沿いを歩いていた以上、こうなることは必定なのですが、最後まで登りが付きまとって、楽には下らせてもらえませんでした。


道路に出て、登ってきた堰堤を振り返りました。ガードレールに「山百合の道入口」と書かれています。
正面にはど~んと千代田湖が。人造湖ではあるものの、開放的な景色に心が洗われました。
あとは湖畔に沿った車道を歩いて、バス停に向かうだけです。
でもバスの時間に余裕があるので、ここから湖の中に突き出た半島状の部分に入り、ひと回りしていくことに。
半島状の部分は、湖畔がずっと遊歩道のような感じになっています。釣り客向け貸しボート店の私有地っぽい掲示があったのを気にしつつ入ったのだけれど、この時は特に誰かに咎められることはありませんでした。
半島状の部分の北端あたりからは、北に茅ヶ岳のほか、八ヶ岳も一部のピークが頭だけ見えていました。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
進むにつれて遊歩道の方向や、見られる対岸の景色などが変わって、なかなか楽しめます。
半島状の部分の先端まで来ると、南西方向に櫛形山が眺められました。太陽光が水面で光っているのもきれい。
少々くすんだ具合ながら、この時期らしい色彩も。どこまで行ってもこの半島の湖畔にはベンチひとつなく、ずっと立っているしかなかったのですが、最後にしばらくマッタリとした時間を過ごせました。
千代田湖バス停に着いたら、ここでも木製のベンチが朽ちていて座れず、立ったままでバスを待つことになりました。実はここに来るのは今回が2度目で、8年前の2013年に来た時は普通に使えたベンチなんですけどね。なおバスは1日3便(朝昼夕に各1便、休日は朝昼の2便のみ)と少なく、これは8年前と変わらずでした。
久々の遠出ということで、帰りにはお土産も購入。歩いた場所が武田氏に因んだ名前だったので、お土産もそれっぽい名前のものに合わせました(何も考えずに超定番を選んでも同じ結果になっていた気もしますが‥‥)。
[右]:極上 生信玄餅(金精軒)
■敢えて見慣れた桔梗屋の「桔梗信玄餅」ではなく、「極上」かつ「生」を謳っている金精軒の信玄餅をチョイス(金精軒にも普通の信玄餅もあります)。甲府駅改札口脇(改札外)の金精軒の店舗で購入しました。
■なるほど、つきたてのような柔らかさで、お米の風味もしっかり感じられ、ノーマルな信玄餅とはひと味違うのが分かって、原料と製法にこだわっただけのことはあるようです。難点があるとすれば、紙パッケージから出した餅に黒蜜ときな粉をかける際に皿がないと厳しいことと、5個入りなのに黒蜜が1つの容器にまとまっていて、職場等で配るのには向かないことでしょうか。もっとも「生」のため消費期限が3日間と短く、主に自宅への持ち帰りが想定されていると思われるので、これをことさらマイナスポイントとするほどでもなさそうです。
────────────
[左]:桔梗信玄生プリン(桔梗屋)
■プリンなので当然ながら要冷蔵で、購入時に保冷剤が無料で1個付きますが、効き目が1時間程度のため甲府で買ってしまうと自宅まで持たず、かといって2個以上頼むと有料らしいので、帰路の八王子で途中下車した際に、セレオ八王子店内の黒蜜庵(桔梗屋のスイーツ専門店)で購入しました。
   ※八王子で一旦改札外に出た方が運賃が安上がりなので、元から途中下車する予定だったのです。
■これは大当たりでした! 今までこれを知らずに生きてきたのを後悔したほどで、今後も八王子を通るたびに買いたくなってしまいそう。まず、程よい甘さとなめらかな口どけのプリン自体が相当に美味しく、ほのかなきな粉風味で意外なほど信玄餅感もあります。そこに黒蜜をかければ、さらに濃厚な甘味とコクが加わって、そのウマさときたら、もはや感動的ですらありました。2015年におみやげグランプリのフード・ドリンク部門でグランプリを受賞しているのも頷ける逸品で、私は信玄餅よりも断然こちらのほうが好みです。
 ※2021/11/19追記:その後、八王子駅改札内の「桔梗屋 東治郎」でも販売されていると分かり、11/17の醍醐山からの帰りにまた買ってしまいました。駅ナカだから八王子を通る時はいつでも買えて、超便利!


振り返ってみると、武田の杜「健康の森」は、派手な見所はなくて月並みな印象にとどまり、片山(大宮山)も山としてはむしろ地味な部類だったのが否めないものの、明るい広葉樹林の中を存分に歩き回れるのはとても心地良く、所々で見られる展望も程よい変化を付けてくれて、上等な森林浴を心ゆくまで味わえたという印象です。
記事中では外周コースの北斜面区間を少し辛口に評しましたが、それは遊歩道っぽく紹介されているから故のことで、私のように登山経験者が歩く分には、むしろ山歩きに近い感覚を楽しめて、それはそれでありでした。

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高尾山・小仏城山・景信山 [高尾・陣馬]

2021/10/24(日)

■第445回 : 高尾山(599m)・小仏城山(670m)・景信山(727m)


登山を再開して、前々回・前回と手頃な山で足慣らしをしてみたものの、それでは現在どの程度の脚力が維持できているのか、あまり良く分かりませんでした。どうやら慎重になるあまり選んだコースが軽すぎたようです。

そこで、今回は高尾山から奥高尾への縦走路へ。何度も歩いているので以前との比較ができますし、小仏城山までを目標としつつ、厳しそうなら高尾山で打ち切ったり、逆に余力があれば景信山まで足を延ばす、と臨機応変に対応でき、公共交通機関での移動も比較的短い距離で済むという、こんな時にピッタリな行先なのでした。

 累積標高差(登り):873m / 距離:10.4km / 歩行時間:3時間45分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:4時間40分 

(往路)
古淵 04:59-05:21 八王子 05:26-05:33 高尾
高尾 05:38-05:41 高尾山口

(登山行程)
高尾山口駅 05:45
霞台    06:30
薬王院   06:45
高尾山   07:00-07:20
一丁平   07:45
小仏城山  08:10-08:20
小仏峠   08:35
景信山   09:10-09:30
小仏バス停 10:20

(復路)
小仏 10:40-11:01(早着10:56) 高尾 11:00-11:06 八王子
八王子 11:09-11:21 橋本 11:24-11:35 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

最寄駅から1年半ぶりで始発電車に乗って、高尾山口駅には2番電車で到着。同じ電車には20人ほど(たぶん全員ハイカー)が乗っていたようです。日の出時刻の10分ほど前で、すでに空はかなり明るくなっていました。
まだ6時前ですから、ケーブルカーの駅前も閑散としていますし、軒を連ねる土産物店も開店前でした。
写真はどれも明るく撮れていますが、谷間の道に入って両側に森が迫ると、さすがに少々薄暗かったです。
妙音橋手前の分岐点で6号路を見送って、そのまま車道を進む病院前コースに入ります。
東京高尾病院前にあるこの坂が、車道なのに相当の勾配があって、何気にこのコースで一番きつい登りかも。朝はこの秋一番の冷え込みでしたから、山シャツの上に化繊のベストと薄手のジャケットを重ねて出掛けてきて、それでも少し寒く感じることがあった程だったのに、ここで息が上がって、いくらか汗ばんできました。
病院の奥にある階段を上がれば、その先に登山道が続いています。


登りはじめは傾斜が緩やかですし、歩きやすい土の地面が続いていて、道の様子もいたって穏やかです。
少し登ると、6号路の琵琶滝から登ってきた道が正面から合わさります。進行方向は右折ですが‥‥
左手に石仏広場があって、ここでジャケットを脱ぎました(まだ風が冷たくて、吹かれたら寒かったけれど)。
ウェアを調節したのは、その先で登山道の表情がガラリと変わって、高尾山界隈の山道で最もワイルドだと思われる区間に入るから。といっても、岩が露出した地面が一見荒々しく見えるだけで、きつい傾斜にはならず、ずっと二本足で普通に歩けて、手を添えるような場所もないので、「険しい」と表現するほどではありません。
標高を上げていくと、ようやく太陽の光が届くようになって、徐々に日差しの温もりが感じられるように。
見た目ほど険しくないとはいえ、グングンと登り続けてもいるので、この区間で結構身体が温まりました。
2号路に入って、間もなく現れる石段を上がれば、しばらく続いた登りは一旦ひと区切りつきます。


石段を登り霞台園地に出たところで1号路に合わさると、南東側が開けていて展望台になっています。
冷え込みが強かっただけに、霞台の展望台からは横浜のランドマークタワーなどが良く見えていました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
霞台園地から高尾山頂までは、舗装路の1号路を進みます。ここまでで既に、山頂までの標高差の2/3以上を登っているので、もうこの先にきつい登りはなく、あとは比較的楽に歩けます。写真は霞台園地の十一丁目茶屋。
ほどなく浄心門をくぐって、薬王院の境内に入ります。
すると左右に赤い灯篭が並び、早朝でまだ人が少ない静けさも相まって、あたりは神聖な空気に包まれました。
この分岐から先は、いつも男坂の石段を登っていたので、今回は初めて女坂へ。緩やかな車道が続きます。
分かれた道が再び合わされば大杉原で、参道の脇にいくつも並ぶ杉の巨木に目を奪われます。
山門が見えてきたら、舗装路を歩くのはそこでおしまい。でも薬王院の境内では石畳の道や石段が続きますし、その先は再び舗装路となりますから、高尾山頂まではもう山道を歩くところが全くないのでした。


立派な山門をくぐって、薬王院の中心部に入ります。
手水舎や御札の授与所、売店などの前を過ぎ、仁王門への石段を登ります。
薬王院の本堂の前でも、全く人が入らない写真が撮れました(そうなるのを少し待ったけれど)。
薬王院はいくつもの伽藍が山の斜面に配置されているので、ここから先は奥へ進むたびに石段を登ることに。
石段の先には本社とされている飯縄権現堂。手前で鳥居をくぐったので(上の写真参照)、元々は神社らしい。
権現堂の背後に回るとまた石段が現れて、さらに奥へと進みます。
こちらは奥ノ院の不動堂。薬王院の一番奥にあって、ここまで来れば山頂までの標高差は約40mを残すのみです(実際にはこの先に短い下りが何度かあって、その分を余計に登らされますが、いずれにせよあとひと登り)。
薬王院の境内から出ると、あとは山頂までほぼ舗装路が続きます(階段が少しばかりある薬王院からの出口付近も木道になっています)。かつては山道が残る部分もあったのに、すっかり味気なくなってしまいました。
山頂手前の2階建てトイレは閉鎖中で使えませんでした。その理由や期間などが分かる掲示が何もなかった上、帰宅後に関連する記事を探しても何も見つからなくてモヤモヤ。もしかしてこの時たまたまだったのかなぁ?


高尾山の山頂に到着。頻繁に山に登っていた頃と同じようには歩けないだろうと、やや抑えめのペースを心掛けてきた割に、1時間15分でここまで来られたのは、まずまずの出来ではないでしょうか。しかも、ゆっくりと歩いたからか疲労感もほとんどなく、このまま縦走路に入ってさらに先へ進んでも全く問題なさそう。
高尾山の三角点です。休日とはいえ、時刻は7時になったばかりで、着いた時はまだ人の姿もまばらでした。
程よく冷え込んだのちにスッキリと晴れた朝でしたから、望んでいた通り見晴台からの眺めも上々のようです。
富士山も、丹沢の山々も、きれいに見渡すことができて壮観です。さすがに、もっと寒い時期なら見られる南アルプスを期待するには少し早かったようでしたが‥‥。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真は こちら です。
上のパノラマのうち、左半分の丹沢の山々を少し大きくしてみました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
続いてパノラマの右半分。富士山を中心に西丹沢や道志の山々が並び、西は三ツ峠山の周辺まで見られました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
富士山のアップです。左に並ぶのは大室山、右下にはさがみ湖リゾートプレジャーフォレストの観覧車も。
ちょうど人が増え始める頃合だったのか、展望を楽しんでいる間に後続のハイカーが次々と現れてきました。奥高尾側に少し下ったあずまやのあたりは、引き続きひっそりとしていたので、そちらでひと休みすることに。
とあるベンチの端でネコが丸まっているのを見て、急に近付くと警戒されるかなと思って、少し距離を置いて同じベンチの反対側の端に座ってみたら、なんとそのネコが寄ってきて膝の上に乗ってきたではありませんか!!
でも、構って欲しそうな素振りはありません。もしかして、じっとしているとまだ寒く感じる時間でしたし(私も一旦脱いだジャケットを再度羽織りました)、私の身体から暖を取ろうという魂胆なのかもしれません。
だとすると、ネコは好きなので素直に嬉しかったけれど、その一方でちょっぴり悩ましいことにもなりました。というのも、休憩はいつものように行動食を摂る程度で手短かに済ませるつもりだったからなのです。
少し迷った末、せっかく熱源にありつけたところなのに、早々に離してしまうことになるのはやはり心苦しかったので、休憩を少し延ばして、しばらく付き合ってやることにしました。


休憩後は奥高尾への階段道を下っていきます。小仏城山までの道中で、この階段の下りが一番煩わしいかも。
標識に「これより先は奥高尾です」と書かれた分岐点。ここからは、このところ南北どちらかのまき道に入ってばかりだったので、久しぶりにもみじ台を通る真ん中の道を進んでみることにしました。
もみじ台は閑散としていて、ここで見掛けた人は3人だけ。まぁ茶店の開店前ですからね。。。
もみじ台からも、富士山をはじめ高尾山の見晴台からとあまり変わらない眺めを楽しめました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真は こちら です。
しばらくここを通っていなかったから忘れていたけれど、もみじ台からの下りは木段の連続でした。これが結構長く続くのでいい加減ウンザリしましたし、やっぱりこれからはもみじ台は巻いてしまおうっと。
木段を下り切ると、南北のまき道が合わさる分岐点で、ここから小仏城山へ向けての登りが始まります。
その先も木段が多いことは変わらないものの、登りだからかさほど鬱陶しくは感じないですみます。


一丁平もほとんど人影がなくて静か。ここで休憩も考えていましたが、思いのほか余裕があってスルーします。
一丁平の園地から軽く登ったところに、展望デッキと休憩舎があります。ここからも富士山を眺められました。
一丁平の展望デッキからも、高尾山の見晴台からとほぼ同じ方角を眺められます。ただ、以前は全方向をもっとスッキリと見通せたのに、伸びてきた樹木が邪魔になってきてしまいましたね。。。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
一丁平からの富士山のアップです。左隣は西丹沢の大室山。
一丁平の先でわずかに下った後は、木段の登りがダラダラと続きます。抑えめのペースで歩いているからか、ランナーだけではなく普通の登山者にも時折抜かれたりしました(以前の私にはほとんどなかったことだけど)。
まき道への分岐点が現れたりすれば、小仏城山まではあとひと頑張りです。


小仏城山に到着したのは08:10。これまでは始発で出掛けたら8時前後に着くことが多くて、意識的に結構ゆっくり歩いてきたにしては(高尾山での休憩も長めでしたし)、あまり大きくは変わらなかったという印象です。
都心方向は霞んではいるものの、それでも高層ビル群などがしっかりと見えていました。
東京スカイツリーの方向をアップにしてみました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
木々に囲まれて見通せる方角が限られた山頂ですが、相模湖への下山口に回ると、富士山も見られます。
富士山も少しアップで。このサイズに縮小する前は、ジグザグを描く登山道がハッキリと写っていました。
ここまで来ても体力的にはまだまだ余裕があったので、この先さらに景信山へ向かったとしても、登ることは問題なくできるでしょう。されどその場合に、景信山から無理なく下れるかとなるとそれはまた別問題。
下りの脚力にどの程度の余力があるのかは、ここまでのコースではあまり見極められなかったので、とりあえず小仏峠まで下ってみた際の感触を元に、景信山まで行っても大丈夫そうかどうかを判断することにしました。


ということで、そのまま縦走路を進んで小仏峠へ。小仏城山までの道が、ほとんど遊歩道に近いレベルまで整備されていたのに対して、この先はれっきとした登山道に変わり、足への負担もそれまでよりは大きくなります。
ひとしきり下ると、ベンチがいっぱいある地点が。撮らなかったけれど、ここからも富士山が見えるんですね。
小仏峠まで、あまり歩きやすいとは言えない道が続くものの、割とスムーズに下れたのでちょっと安心。
鞍部の小仏峠に到着した時点でも、足には特段の疲労感や違和感がありません。ここまでのような下りを、このあとでしばらく続けたとしても平気そうな感触だったので、このまま景信山まで行くことにしました。
小仏峠から景信山への道は、やや傾斜がきつくなって、一見少々ハードな登りになりますが‥‥
階段状になる箇所がほとんどなく、好みの歩幅で登れるので、自分に合ったペースで歩けば苦ではありません。
山頂が近付いてきたあたりに分岐点があって、左に山頂を巻く道を、右にヤゴ沢への下山路を分けます。
景信山に登った後はここからヤゴ沢へ下るつもりだったので、ふとその道を見てみたら、なんと通行止!
これはショックが大きいです。丹念にジグザグを繰り返して傾斜が緩く抑えられ、かつ階段も一切ないという、特に下りで足に優しい道だから、ここならブランク後の鈍った足でもあまり負担にならないと思っていたのに。


気を取り直して景信山に到着。まずは山頂の一段下にある「景信茶屋 青木」の脇を突っ切ります。
「三角点 かげ信小屋」の前に出れば、左に富士山の案内があるので、まずはそちらを見ていくことに。
富士山はこんな見え方でした。やや不自然なので、この方向だけ見通せるようにしてあるのでしょう。
富士山のアップです。リンク先の大きな写真なら、山頂への道の様子もお分かり頂けるかと。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真は こちら です。
小屋の反対側に回れば、今度は関東平野のパノラマが広がりますが、その前に奥へと進むと‥‥
山頂標識と三角点がある一角があって、ここが景信山の最高点っぽい。
何度も来ている場所なのに、三角点脇に「点の記」の複写が掲示されていることを、今回初めて気付きました。
ここからは景信山からの展望を紹介しましょう。最初はそのほぼ全貌を一枚にまとめてみたもの。澄んだ青空の下で関東平野を一望することができ、その先には何やらうっすらと遠くの山並みが見えているようです。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
上のパノラマを左(北側)から順に見て行くと、左端で奥武蔵の山々の上に見えていたのは赤城山でした。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
その隣には日光連山が。関東以北最高峰である日光白根山は、冠雪している様子もバッチリ分かります。景信山からの距離は130km近くあって、冬の訪れを前にした今の時期に見られたのはラッキーだったかも。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
そして筑波山などもぼんやりと。こちらも距離は100km少々あります(前出の赤城山もほぼ同じくらい)。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
さらに右を向けば、都心方向の眺めも引き続きまずまずです。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
一番右側(南東側)には、房総半島の山並みもかすかに見えていて、これらの展望をしばらく堪能しました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


下山は小下沢方向の道から小仏バス停へ。景信山行きを決める上で、ヤゴ沢コースなら比較的楽に下れるからと考えていたこともあって、そこを通れなくなったのは大きな誤算でしたが、まぁ仕方ありません。
上部は木段の多い道ですし、ブランクの長さもあるので、足への衝撃が和らぐよう、そろりそろりと歩きます。
途中の分岐点で小下沢への道を見送って右折します。登って来る人が多い時間帯だけに、すれ違い待ちが多かった上に、撮影するにもタイミングを選ぶので、やっぱり人が少ないヤゴ沢コースを通れたら良かったのになぁ。
しばらく慎重に下ってきましたが、意外なことに、どうやらあまり気にしなくても順調に歩けるようです。
分岐点を過ぎると木段も減って歩きやすくなり、最後のほうは以前と同じくらいにリズミカルに下れました。
登山口まで下ってきた時点でも、まだ脚力には余裕が残っていました。
あとは車道を少しばかり歩くだけです。
小仏バス停に到着。最後まで調子良く歩き切れて、今後も余程ハードな山でなければ、あまり臆せずに出掛けられそうだと分かったのは大きな収穫でした。ま、もしもコロナがこのまま収まってくれれば、の話ですけれど。


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草戸山・大戸緑地 [高尾・陣馬]

2021/10/15(金)

■第444回 : 草戸山(364m)・大戸緑地


先週、久々の山登りにしては思いのほか順調に歩けたとはいえ、ブランクも長かったので今回も軽めのコースに抑えようと、近場の低山に出掛けてきました。近距離ながら公共交通機関を利用してみた点も前回と同様です。

この日も特段のトラブルもなく歩けたものの、途中には少々の違和感が生じることがあったりもして、以前のような脚力に戻り切るまでは、少しずつレベルアップしていくことがやはり大切だと実感した1日になりました。

 累積標高差(登り):394m / 距離:5.7km / 歩行時間:1時間45分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
古淵 12:39-12:52 相原 13:12-13:29 青少年センター入口

(登山行程)
青少年センター入口バス停 13:35
大地沢青少年センター   13:55
境川源流         14:10
草戸山          14:15-14:25
草戸峠          14:35
峠の丘          14:45-14:50
山桜のおか        15:05
段木入の広場       15:10-15:15
若宮八幡社        15:25
大戸のおか        15:25-15:30
雨乞い場の碑       15:35-15:40
草地広場         15:45
青少年センター入口バス停 15:50

(復路)
青少年センター入口 16:00-16:15 相原 16:25-16:40 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

ところで今回は、今年7月の『境川を源流域手前まで遡る』の続編でもあり、その時のゴール地点から歩き始めたら、まずは草戸山の直下にある「境川源流」とされる地点を目指したのち、もちろん草戸山にも登ります。
そこで、JR横浜線の相原駅で路線バスに乗り換えたら、青少年センター入口で下車します。境川源流や草戸山へは、バス停先のY字分岐を右に入り、この写真の真ん中に見えている道を進むのですが‥‥
その前に来た方向を振り返って、川上橋をカメラに収めます。これが前編の時に境川を最後に渡った橋だったのに、あまりの何気なさに下を流れるのが境川だとは気づかず、この橋だけ撮り損ねていたのでした。
やり残しを回収したら、Y字分岐の右の道を歩き始めますが、源流地点に達するまでは「境川を遡る」の続きなので、なるべく境川に沿って歩けるよう、目的地へは直行せずに、すぐに右に分かれる小道に入ります。
ほどなく近付いてきた境川を、小さな橋で渡ります。現地で不明だった橋名は、検索によれば段木入橋らしい。
そこから少しだけ、境川沿いを歩けます。かなり流れが細くなったとはいえ、まだそこそこ水量がありますね。
でもその道は、この先で境川の本流から離れてしまうので、ここで小さな橋を渡って、元の道に戻ります。さすがにこんな橋に名前はないだろうと思っていたら、なんとネット上にはしっかり上段木入橋だという情報が!
その後は舗装された車道を緩やかに登っていきます。境川は右手の畑地の山際あたりを流れている模様。


大地沢青少年センターの第二駐車場が現れると、舗装道路はそこから先は歩行者専用に変わりました。
歩行者専用道に入るとすぐ、右下の林の中に木道が始まるのが見えたので、ここから階段道を下ってそちらへ。
舗装道路よりも断然雰囲気が良くなりますし、こちらのほうが境川をより近くに感じて歩けます。なお手前の第二駐車場からそのまま川沿いを歩いて来れば、余計な登り下り(些細なものでしたが)を避けられたようです。
木道脇にはゲンジボタルの養殖池にもなっているらしい田んぼが並び、その奥に境川が流れていました。さらに進むと木道橋で境川を渡ったりしましたが、遊歩道の橋なので写真は割愛します。
木道はさほど長いものではなく、ちょっとした広場に出た先で、また舗装道路へのスロープを上がります。
舗装道路に戻ったところには、大地沢青少年センターの本館が建っていました。
本館のほか、研修棟や炊事場などを見つつ、道路をさらに奥へ。左手には宿泊用のキャビンなどもあります。
トイレ棟(写真右)の先に、境川を渡る最後の橋がありました。迂闊にもあまり意識していなかったため、分かりにくい写真になっていますが、小さく写っているその橋は、ネットで調べると大地沢橋というらしい。
大地沢橋の先で左手に現れたのは「じゃぶじゃぶ池」で、とても気持ち良く過ごせそうな空間が広がっていました。この池と、それに続く野外ステージのあたりまでが、大地沢青少年センターの敷地だったようです。


建物などが何もなくなると、車道は未舗装に変わり、境川をすぐ左に従えて進むようになります。
未舗装の車道もここで終わって、小さな枝沢を木橋で渡った先は、いよいよ山道に変わります。
山道ははじめのうち、引き続き境川に寄り添うように進みます。
少し先で「境川源流入口」の標識を見ると、それまで穏やかだった道の様子が一変しました。
ジグザグ道で一気に高度を上げて、あれよあれよという間に境川源流の沢を高巻くようになります。
その先も木段の急な登りが続いて、たちまち息が上がります。なのに左側の様子を窺っていると、境川のほうも滝のような流れ方にでもなっているのか、一旦は大きく開いた高度差を急速に縮めてくるのが分かりました。
「境川源流」の標識を発見! ついに沢の源頭部に達した模様です。すぐ上に見えているのがもう草戸山の頂上部付近らしく、そこまでの標高差が60mほどに迫った地点のようです。
若干分かりにくいのはご勘弁頂いて、「境川源流」部の様子を少し細かく。水流が見られるのは写真下部までですが、その上に少し離れて湧水があるようで小さな水溜まりが見られ、そこが源流とされているのでしょう。
    ※下の写真にマウスを乗せると、文字による補足を表示します。
これまた分かりにくいながら、小さな水溜まりをアップで(この写真の右下が水溜まりです)。その左上の斜面も湿ってはいるので、厳密な源頭はもう少し上になるのかもしれないけれど、このときは水流を明確に目視できるのがこの水溜まりからだったので、この記事ではこの湧水を「境川源流」としたいと思います。


「境川源流」の先にも、何も案内はないですし、少々か細くなりながらも、さらに上へと道が続いています。
急斜面をやや強引に登る感じの、あまり良い道ではありませんが、普段から山歩きをする人なら問題なさそう。
2~3分もすれば、城山湖から登ってくる一般登山道に合わさりました。ここからは歩き慣れた道です。
一般登山道に入れば、すぐ先の頂上がもう木々の間に見えていました(この写真で白飛びしているあたり)。
ということで、あとはほんのひと登りで草戸山の頂上に到着です。
草戸山には、見晴台を兼ねた休憩舎があります。周囲の樹木が育ってしまって、ほとんど展望はないけれど。
公的な標識は、ここを「松見平休憩所」としているだけで、なぜか「草戸山」という表記はありません。
なので頂上標識と言えそうなのは、丸太を立てて手書きしただけの、私製っぽさ満載のものだけでした。
休憩舎からの展望がない代わりに、北東方向にちょっとだけ開けた一角があります。
その方向を眺めると、八王子駅前にある41階建て(多摩地域の最高層だとか)のサザンスカイタワー八王子が目立っていたほか、少し遠くには所沢駅周辺のビル群などを見渡すことができました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
この日は平日で、しかも午後2時を大きく回ったやや遅めの時間にもかかわらず、到着時には5人ほどのハイカーがいて、10分ほど滞在している間にもさらに人の出入りがあったりしました。こんなご時世ですから、私を含めて皆さん、なるべく人の少ないタイミングを見計らって歩こうと、工夫されているのかもしれませんね。

さて、これで『境川を源流域手前まで遡る』の時にやり残していた、最後のツメの部分までほぼ成し遂げました(元々は1日でここまで来るという冬期の計画を、酷暑の7月に実行するにあたり2回に分けていたのです)。
計画上はもう下山を残すのみですが、すぐ近くから登り始めたばかりの今回は、さすがにまだ全然歩き足りていないので、このあとさらに大戸緑地に向かい、緑地内のいくつかのポイントを巡っていくことにします。


そんな訳で、四辻を経て高尾山口駅へ向かう登山道へ。途中の鞍部で大地沢青少年センターへの道を分けます。
10分ほどで草戸山の北隣のピークである草戸峠に到着です。何度も歩いて見慣れた道はここまででした。
草戸峠から北西側を眺めると、高尾山と、そこから少し下がった斜面には薬王院らしい建物が見られました。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
草戸峠で一般登山道から外れて、大地沢周回コースに入ります。この先も、次の「峠の丘」までの道は1度歩いたことがあるものの、もう10年も前のことで記憶が定かではなく、初めて歩くのと何も変わらない感覚でした。
そこからは歩く人の少ないコースになるようで、細い道に変わり、小さなアップダウンが続くようになります。
決して悪い道ではなく、整備状況にも問題はなさそうなのですが、ただでさえ滑りやすい黒土の道は、2日前までの雨の影響も残っているらしく、油断すると足を取られそうな所が多くて、足さばきにすごく気を遣います。
 (写真のスリップ痕は、この先も結構長い距離続いたので、ハイカーではなくバイクの仕業っぽい。なにもこんな細くて地面の柔らかな道に乗り込んで来なくてもいいのに。たった1台通っただけでこれだけの跡が付くのだから、何台も来られたらたちまち抉られてしまって、早晩満足に歩けない道になってしまうではないか‥‥)


10分ほどで「峠の丘」へ。狭くてさほど雰囲気の良い場所ではないながら、ベンチの先に展望があるようです。
こんな標識が立っていて、その方向を見てみると‥‥
確かに八王子駅前のサザンスカイタワー八王子が良く見えました(草戸山からも見てきたばかりだけれど)。
近くにはこんな標識もあって、ほぼ同じ方角を指していましたが、都心方向は霞んでハッキリしなかったです。
「峠の丘」も分岐点になっていて、引き続き大地沢周回コースの道標に従って進みます。10年前に来た時は別の方向に進んだので、歩いたことのある道はここまで。以降はゴール地点までずっと、初めて歩く道になります。


するとその先も黒土の細い道が続きます。乾いていれば普通に歩けそうな道なのに、この時は滑りやすい箇所がしばしば現れて、1歩ごとに足の置き場を選びつつ歩く必要があり、なかなか思うように快調には進めません。
しばらく下ると分岐点に出て、このあたりから大戸緑地の中に入ることになるようです(計画上は草戸山・草戸峠の東側全域が大戸緑地内なのに対して、現在開園しているのは「山桜のおか」「段木入のおか」「草地広場」をそれぞれ中心とした限られた区域だけとされていて、整備途上なのかもしれません)。ここでは左の木段へ。
ちょっと気分が凹む景色ですが、この木段は決して長いものではなく、ほぼ見えている所まででした。
木段が終わると、それまで以上にか細い道に変わって、時折クモの巣にも引っかかるようになります。次に向かっているのは「山桜のおか」で、その周辺は大戸緑地の中でもあまり歩かれていないエリアになるのでしょう。
「山桜のおか」の手前には分岐点があり、「山桜のおか」に行った後に下る予定の道が左に分かれていました。
分岐点を直進するとすぐにベンチのある地点に出て、何も標識等がなくて分かりにくかったけれど、ここが「山桜のおか」らしい。やや手狭で展望とかもない地味な地点だから、なるほどここは訪れる人も少なそうです。


「山桜のおか」手前の分岐点からは、急な道をグングンと下ります。足元があまり良いとはいえず、そのためか道に沿って手すりが続いていて、何度か手を添えながら下っていると、足に微かにプルプルするような感覚が。
ここまでも滑りやすい箇所で足を踏ん張りながら歩いてきたりしたので、ブランクの長かった足には負担が大きかったようです。前回何事もなく歩けたのは、終始穏やかな道で歩きやすいコースだったからなのでしょう。
急な階段道をあらかた下り終えれば、その先でなにやら開けた場所に出られるようです。
そこが「段木入の広場」で、山と山に挟まれた谷間に、平坦な草地が広がっていました。
「段木入の広場」の草地は谷間の奥まで続いていて、奥のほうには木道が設置されています。
木道の脇にはいくつもの池が配置されて、その一帯がビオトープとして保全されているようでした。池によって面積や深さなどが様々に異なり、それぞれの環境に合った多様な生物が生息しているのだとか。
奥のほうから戻ってきて、入口付近から「段木入の広場」を振り返りました。ここからでは全容が見渡せないので、奥までずっと草地が広がっている様子が分からないですね。
ところで当初は、大戸緑地の全体をくまなく紹介する記事にしたいと目論んでいて、それゆえにこのあとは「段木入のおか」と「権現平」に向かって、緑地内の主要なスポットは漏れなく巡ろうと考えていました。
しかし足の様子に若干の不安が出てきましたし、道が滑りやすいコンディションの日に当たって思い描いていたほど快調にも歩けておらず、これでは帰りのバスの中で一番乗りたかった便にも間に合いそうにありません。
そこで予定を縮小して、10年前に1度行っている「段木入のおか」と「権現平」は割愛することにしました。


予定を変更したため、「段木入の広場」から車道を下りてくると、見覚えのある風景の中に入りました。
前方に見えてきたのは、はじめのほうで渡っていた上段木入橋で、従って右側を流れているのが境川です。ここには戻ってこないこもりだったのに、予定を縮小したことで、コースがきれいな周回経路ではなくなりました。
そのまま車道を歩き続けているとスタート地点まで戻ってしまうので、途中のこの地点から山の中へ。
山道を少し登ると、鬱蒼とした森の中に参道が現れました。上に鎮座している若宮八幡社への参道です。
石段を登っていくと、その先は杉並木の木段道に変わります。
最後に再び石段を登って、社殿の前へ。
若宮八幡社の社殿です。元禄元年(1688年)の創建と伝えられ、現在の社殿は平成4年に造営されたとのこと。


何も案内はないけれど、若宮八幡社の先にも道は続いていて、すぐ上の尾根に出た所には道標も見えています。
道標の前まで登ってきました。今からまずは「大戸のおか」へ行き、その次に「雨乞い場の碑」へ向かいます。
「大戸のおか」は道標から目と鼻の先にあって、1分もかからないうちに到着です。
ここはさほど高い地点ではなく、展望も比較的近いあたりを眺められる程度であまりパッとしませんでした。
なので「大戸のおか」からはすぐに引き返して、道標が立つ分岐点に戻ります。左下は若宮八幡社の社殿。
そこからは、改めて登り返すような形で、少しきつい坂道(でもあまり長くは続かない)を上がっていきます。


登り詰めた小ピークに、次の目的地でもある「雨乞い場の碑」が立っていました。
奥が「雨乞い場の碑」。かつて、日照りによる田畑の被害が心配される時、雨乞いの儀式をした場所らしい。
その儀式は、昭和22年頃まで行われていたとあります。決して遠い昔ではない前世紀の中頃まで続いていたことは少し意外な気もしますが、長く受け継がれてきたことが、石碑の建立に繋がったのではないかと感じました。
そこは展望の良い場所でもあり、解説板にも「遠く房総半島方面までの眺望があります」と添えられています。
まだ暖かい時期だったので期待せずに眺めてみると、確かに房総半島らしい山影がうっすらと見えていました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


「雨乞い場の碑」からは、良く踏まれた感じの歩きやすい道に変わって、快適に下っていきます。
山道を下り切った先に、本日最後の目的地、「草地広場」が見えてきました。
「草地広場」はそれほど広い訳ではなく、景色も特筆するほどのものでもなかったような。
「草地広場」に隣接して駐車場とトイレがあり、トイレを有難く使わせて頂きました。
あとは車道を少し歩くだけ。すぐに住宅地に入ると、スタート地点のバス停まではほんの2~3分です。
青少年センター入口バス停に戻ってきました。往路は一般の路線バスに乗りましたが、復路はすぐに来た一般の路線バスを見送って、その4分後に出る町田市民バスを待つことに。この写真は、一般の路線バスを見送った直後に、折り返す前の町田市民バスが反対方向のバス停に着いたところです(このあとUターンしてきました)。
ちなみに町田市民バスを選んだのは、一般の路線バスと違って途中で法政大学を経由せず、学生さんの利用がなくて混雑を避けられそうだったのと、相原までの運賃が¥100と安かったことです(一般の路線バスは¥242で、その半額未満! ただし駅前には入りません)。なので、できれば往復ともに使いたかったのだけれど、1日わずか3往復のみで時間を合わせるのが難しく、往路は本数の多い一般の路線バスを利用していたのでした。

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