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黒川駅~栗平駅コース [街歩き]

2022/07/25(月)

ふとしたきっかけで3週続けることになった、新百合ヶ丘駅まで出掛けたついでに、小田急電鉄が紹介する「小田急沿線 自然ふれあい歩道」を歩く企画。その最終回に選んだのは「黒川駅~栗平駅コース」です。
この日は歩き始めてみたらあまり調子が思わしくない感じで、ショートコースを1つ歩いただけで切り上げてしまったため、納得した上での判断だったとはいえ少々の物足りなさも残す結果となりました。

 累積標高差(登り):119m / 距離:4.1km / 歩行時間:1時間0分 (休憩除く) 

(散策行程)
黒川駅       12:55
真光寺公園     13:15-13:20
尾根上のベンチ   13:35     (栗木緑地(真光寺緑地))
鶴川台尾根緑地   13:40
常念寺       13:50
栗平駅       14:00


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

毎週、某ゲームのアイテムを獲得しに小田急線の新百合ヶ丘駅まで出掛けるのも、3週目の今回がラストに。
3週間にわたる某映画の集客キャンペーンは、先週までの経験から、映画館まで行かなくても駅構内で目的が果たせると分かっていたので、この日は改札内でスマホを操作し、週替わりの最後の報酬をゲットしました。

ここからが本題です。
「小田急沿線 自然ふれあい歩道」のこの周辺のコースのうち、小田原線側は前回までに両隣の駅までのコースを歩いたので、今回は多摩線のエリアを歩こうと、黒川→栗平→五月台の3駅を繋ぐコースを計画しました。
    ※下の写真にマウスを乗せると、コースの表示に変わります。
その前半が「黒川駅~栗平駅コース」で、途中で「みどころポイント」に設定された次のような地点を巡りながら進む、1時間ほどのショートコース。この記事もこれらのポイントを中心に書き進めていきます。
     [1] 川崎市黒川青少年野外活動センター  ※立ち寄らなかったので割愛します
     [2] 林床の植物  ※良く分からなかったので割愛します
     [3] 真光寺公園
     [4] 栗木緑地
     [5] 雑木林(栗木緑地)からの景色
     [6] 歩道の植物  ※良く分からなかったので割愛します
     [7] 鶴川台尾根緑地
     [8] 常念寺
なお計画時点では、このコースだけだと歩き応えが今ひとつのように思われて、後半に同じような距離の「栗平駅~五月台駅コース」コースを繋げて歩く予定にしていたのに、結局そちらは歩かずじまいになりました。


「黒川駅~栗平駅コース」の起点は黒川駅。3週連続のこのシリーズは、コースを歩くこと自体の楽しみはもちろん、沿線に長年住みながら起終点がどれも初めて乗降する駅ばかりで、駅前の風景からして新鮮でした。
広い道路に出たらすぐ、歩道のさらに右側に分かれるスロープが目に入るので、そこを登ります。
スロープを少しだけ登ったら、「散策路」の道標が示している右手の階段道に入ります。
※このまま直進すれば、すぐ先に最初の「みどころポイント」である青少年野外活動センターの入口があるはずですが、歩くのが目的ですし建物内に入らないほうが無難なご時勢でもあり、立ち寄るのは控えました。
その散策路は、はじめのうち青少年野外活動センターの敷地との境界を進みます。
青少年野外活動センターの敷地から離れて間もなくのあたりは、次の「みどころポイント」となっていて様々な「林床の植物」が見られるとのこと。でも私が植物に詳しくないゆえ、あまり良く分かりませんでした。
その後も続く散策路は、道の両側とも様々な施設が間近に接していて、境界のフェンスに左右を挟まれた細い通路を歩くような具合です。そのため、自然の中を歩いているという気分には程遠かったのが残念でした。
それでもしばらく進むと、それなりの広さのある森に入っていきます。
階段とそれに続く坂道を登り終えたこの地点で、左に小道が分かれました(写真では分かりにくいですが)。
小道の先には四阿が。ただ、少し鬱蒼とした森の中で、この時期に快適に過ごせる立地ではなかったです。
四阿の近くには分岐があって、小田急のコースも、ここでメインルートとサブルートに分かれます。メインルートは真光寺公園をスルーしてショートカットしてしまうので、ここは公園に寄るべくサブルートへ進みます。
携帯電話の基地局を過ぎた先の分岐は、真光寺公園への案内に従って左へ(直進は行き止まりらしい)。


 みどころポイント[3] 真光寺公園 
分岐を過ぎたら、もう真光寺公園の中だったようです。そこまでとは違う明るい雰囲気の森に入りました。
公園には裏手から入った形で、すぐ先が園内で一番奥の最も高い一角。展望デッキのような場所からは‥‥
多摩丘陵の起伏を活かした公園につき、芝生広場を見下ろしたり、遠くに市街地を眺めたりできました。
少し下ったあたりに、このコースで唯一のトイレがあって(2つのコースを繋げて五月台駅まで歩いた場合も、ここが唯一のトイレになります)、有難く利用させて頂きました。
芝生広場の脇に続く、木陰を歩ける気持ちの良い道を進みます。
公園内の一番低いあたりまで下ってきました。その先がメインの入口のようです。
入口の近くにはちょっとした池もありました。
入口から園内を振り返っています。そこそこの広さがあり、緑豊かな景色を味わえる美しい公園でした。
そこからは、少しだけ車道を歩きます。小田急線の鶴川駅から、バスでここまで来られるようですね。


 みどころポイント[4] 栗木緑地 
バス道路を外れて脇道に入るとすぐ、コースマップが次の「みどころポイント」にしている緑地が現れました。ただ、てっきり「栗木緑地」に来たつもりでいたら、看板には「真光寺緑地」と書かれています。
帰宅後に調べたところ、この緑地は東京都町田市と神奈川県川崎市との都県境に位置していて、町田市側が「真光寺緑地」(町田市立)、川崎市側が「栗木緑地」(たぶん川崎市が整備)となっている模様です。
木段を登って尾根筋に上がりました。左折方向は先程分かれた小田急コースのサブルートで、ここがメインとサブに分かれていたコースが再び合わさる地点です。
尾根上に続く緑地を進みます。道の両側とも尾根のすぐ間際まで宅地開発が及んで、辛うじて尾根上に細長く緑地が残っているだけですから、首をちょっとでも左右どちらかに振ると、家並みなどがすぐに目に入ります。
それでも木立の道はいくらか涼しげですし、アップダウンもほとんどなく、快調に歩が進みます。
所々に左右のいずれかから上がってくる階段があって、手軽な散策コースとして親しまれている様子でした。


 みどころポイント[5] 雑木林(栗木緑地)からの景色 
しばらく進むとベンチが現れて、周辺の街並みを見渡せました。でもこのベンチからだと、丹沢の山並みが手前の集合住宅に半分がた遮られてしまうため、山岳展望としてはちょっと冴えません。
山を眺めるには、ベンチを少し過ぎたこのあたりが適していました。が、この日はどうも雲が多くて‥‥
丹沢の主稜線や、その上に少し顔を出すはずの富士山などはほぼ雲の中でした。
見えていたのは、丹沢前衛の高取山・仏果山・経ヶ岳といった低い山並み止まり。結局この3回シリーズでは、いずれも似たり寄ったりの期待外れな展望しか拝ませてもらえなかったのが残念です。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
さらに進むと車道に出て、栗木緑地(真光寺緑地)はここまでとなるようです。


 みどころポイント[7] 鶴川台尾根緑地 
でも緑地自体は車道を横断した先にも続いていて、ここからは「鶴川台尾根緑地」になるようです。
はじめは崖沿いを進みます。左側には深い森がそれなりの面積で広がっているのに、一般には開放されていないのかそこに入る道はなく、森の中の雰囲気が味わえないのは勿体ない気がします。景色は良かったけれど。
緑地の後半では、道が崖沿いから離れて森の中に入れたものの、その状況はあまり長くは続きませんでした。
ほどなく森の中から抜けてしまうと、そこからは車道歩きとなります。
次のポイントまではほぼ一本道。車道とはいえほとんど車は通らず、割とのんびりと歩けました。


 みどころポイント[8] 常念寺 
栗平駅にかなり近付いた頃、道は最後のみどころポイントとなる常念寺の門前を通ります。ここから境内へ。
西暦1200年代の開山とも伝えられる寺院ですが、境内は現代的な雰囲気で古刹っぽさは感じませんでした。
あとは栗平駅へ向かうだけ。ここを右に入って、コースマップのルートを少しだけショートカットします。
栗平駅に着きました。当初の計画では、引き続き「栗平駅~五月台駅コース」で五月台駅まで歩く予定でしたが、どうも体調があまり思わしくなくて、炎天下をさらに歩き続ける気分になれず、ここで打ち切っています。

今回も街歩きの記事につき、最後に高低グラフを添えておきます(サイズはいつもの約2倍)。
先々週や先週のコースと比べると、登り下りが少なめで、木立が作る木陰を歩ける区間が多いのにも助けられ、暑い中でも楽に歩けるコースだったという印象です(計画を縮小したことで距離も短くなりましたし)。
しかし、小田急の紹介文に「緑に囲まれた尾根道を気持ち良く散策しながら いろいろな植物にふれあうことのできる コース」と書かれているコースなのに、私が植物に詳しくないばかりに、みどころポイントの説明も2箇所すっ飛ばすなど、このコースの本来の魅力を伝えられる記事になっていないのではないかと思います。今後は、植物についての理解も深められると良いけれど‥‥

タグ:街歩き
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柿生駅(王禅寺)コース [街歩き]

2022/07/17(日)

この日も新百合ヶ丘駅まで所用で出掛けたので、前回と同様に、小田急電鉄が紹介している「小田急沿線 自然ふれあい歩道」の中から「柿生駅(王禅寺)コース」を歩いてきました。
「標高70~80m程度の丘陵が連続する起伏の多いコースです」という紹介文の通り、今回もアップダウンが多めの、盛夏の真っ昼間に歩くのは少々厳しいコースで、またしても汗だくになってしまいました。

 累積標高差(登り):262m / 距離:8.9km / 歩行時間:2時間20分 (休憩除く) 

(散策行程)
柿生駅       13:50
茶臼山緑地     14:00
むじなが池公園   14:20
白山神社      14:25-14:30
王禅寺ふるさと公園 14:45
王禅寺       15:00
琴平神社      15:10-15:15
籠口ノ池公園    15:30
東柿生小交差点   15:35
下麻生花島公園   15:40-15:50
月読神社      15:55
おっ越し山緑地   16:15-16:20
浄慶寺       16:25-16:30
柿生駅       16:40


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

この日もまずは小田急線の新百合ヶ丘駅へ(写真は撮り忘れていて前回の使い回しです)。
やって来たお目当ても前回同様、某ゲームのアイテムですが、本題から外れるため詳しくは触れません。
今回も映画館まで行くことなく、改札口付近で目的を果たせました。

ここから本題に入ります。
「小田急沿線 自然ふれあい歩道」のうち、新百合ヶ丘駅を起終点にできるコースは前回歩いてしまったので、今回はお隣の柿生駅から歩けるコースのうち、「柿生駅(王禅寺)コース」を選びました。
上図の通り、やや複雑な道順をたどる長めのコースながら、曲がり角をはじめとする要所に目印となる情報がたっぷり書かれた親切な案内図を手に、今回も迷わずに歩くことができました。コースは途中で「みどころポイント」に設定された以下の各所を巡っていて、当記事もこれらのポイントを中心に書き進めていきます。
     [1] 茶臼山緑地
     [2] 白山神社
     [3] 王禅寺ふるさと公園
     [4] 王禅寺
     [5] 琴平神社
     [6] 籠口ノ池公園
     [7] 道標(東柿生小交差点)
     [9] 月読神社
     [10] おっ越し山緑地
     [11] 浄慶寺と秋葉神社
                ※「[8]歩道沿いの植物」は良く分からず通り過ぎていたので割愛します

ということで、小田急線でひと区間だけ移動したら、柿生駅の南口からスタートです。
はじめは線路沿いの道を新宿方面に進みます。
線路沿いを離れる目印は、小田急線の車窓から良く見ていたこの蕎麦屋さん。店の前を通る小道に入ります。
すぐの分岐点には「茶臼山・日光台」の道標が立って、左の上り坂を案内していました。


 みどころポイント[1] 茶臼山緑地 
細い道を登って尾根まで上がると、宅地化された右手側の斜面とは対照的に、左手側の斜面には樹木が茂っていて、これが「茶臼山緑地」のようです。
その斜面も、開発の手はすぐ下まで及んでいて、緑地は道路沿いに細々と残るのみ。狭い上に崖が間近に迫るからか、ガードレールが続いて緑地内に入れるようにはなっておらず、ただ案内板が立っているだけです。
案内板は2箇所に立っていて、茶臼山という地名の由来などが記されていました。
尾根上を歩く間、左手側にはずっと緑地が続きますが、その狭さゆえか公園等としての利用は全くされていません。中に入れず外からただ眺めただけでは、「みどころ」としては今ひとつ、というのが率直な印象でした。
尾根の先端で緑地が途切れると、そこから階段道に変わって、さっき登った分をあらかた下ってしまいます。
下った先でバス道路を横断すると、一転して道は上り坂に。今回もアップダウンの多いコースなのでした。
住宅街から道を1本外れると、左手に「むじなが池公園」の森が続く静かな通りに出ました。
小田急のコース案内では、ここを道なりに直進となっています。しかしそれだと「むじなが池公園」にはかなりの遠回りになってしまうので、左に分かれる階段を下ってショートカットします。

団地の中を抜けるような具合で、公園の入口へ。ここは「みどころポイント」には選ばれていません。
「むじなが池公園」に入るとすぐに大きな池が。釣り人が糸を垂れていたので何か釣れるのでしょう。
池の奥へ行けそうな道は、小田急のコースから外れますし、少々鬱蒼とした様子にも見えて、見送りました。
池からは、調整池の脇の遊歩道を進みます(小田急のコース案内通りに歩くと、ここが往復になります)。


 みどころポイント[2] 白山神社 
遊歩道が終わって広場に出ると、そこに白山神社の鳥居が建っていました。
神社へは、さほど長いものではないものの、細くて急な石段を登ります。
白山神社は江戸時代初期以前の創立とされていて、この地域の鎮守のひとつだったようです。
石段は上部が特に急勾配で、上から見下ろすと真下に転がりそうでした(脇にはもう少し緩やかな階段も)。
バス道路を横断した先で、「島田生長の森緑地」に入ります。
道の両脇に森が続く程度で、さほど広い緑地ではありませんが、ほぼずっと木陰を歩けて助かりました。
その後はしばらくの間、住宅街を進みます。
住宅街のただ中にあった王禅寺中公園。コース沿いにあったので、公園内にもちょっと寄って行きました。
15分ほど歩いて突き当たったT字路の向こうが、次のポイントの王禅寺ふるさと公園です。


 みどころポイント[3] 王禅寺ふるさと公園 
池の畔にあずまやが建つ入口から、王禅寺ふるさと公園に入ります。
ここは川崎市の市制60周年を記念して、多摩丘陵の豊かな自然を生かして作られた、水と緑がテーマのとても広々とした公園で、周囲を住宅街に囲まれていながら、中に入るとそれを全く感じないほど広大です。
入口付近には多摩川をイメージしたという小さな流れがあって、こどもたちが水遊びをしていました。
園内は起伏に富んでいます。小田急のコースから外れるためこの階段は登りませんでしたが、この先にはかなり歩き応えがありそうな散策園路が続いていて、工夫して歩けば山歩きの良いトレーニングにもなりそう。
緑の豊かさに、舗装された散策路を歩いていても、とても清々しい気分になれます。
緩やかな坂道を上がって行くと、景色が次第に開放的になってきて、左右に広場が現れます。
爽やかで癒しのある風景に、つい暑さを忘れてしまうほど。この公園、とても気に入りました。
広場の脇から公園の外へ。小田急のコース通りに歩いたことから、今回は広い公園のほんの一部を見ただけになってしまったので、ここにはまた改めて来たいですし、その時は公園全体を巡りたいと思います。


 みどころポイント[4] 王禅寺 
王禅寺ふるさと公園に隣接するような位置に王禅寺の西門があって、ここから王禅寺の境内へ。
境内に入るとすぐ、左手に観音堂があります。
ひっそりと佇んでる感じの観音堂。本尊の観世音菩薩はこちらに安置されているらしい。
さらに進むと本堂が建ち、その前には日本最古の甘柿といわれる「禅寺丸」の原木も。
木々に囲まれた本堂は、近寄って撮影するしかなく、全体像が写せません。さらに、ゆっくり過ごしたかったのに、蚊に付きまとわれて落ち着かず、来た時期が悪かったようです。さっきの公園で休んでおけば良かった。
本堂から石段の参道を経て表参道に向かうと、あたりにほとんど人の気配がなくなって静かになります。
東門から王禅寺の境内を後にします。表参道を歩いてきた以上、本来はこちらが正門なのではと思われますが、現在では西門よりアクセスが悪いからか、なんか廃れた雰囲気すらあって裏口のような風情に感じました。

さて今回のコースでは、王禅寺付近が柿生駅から最も離れていて、ここを境に進行方向が柿生駅へ戻る方角に変わるため、地図を見ながら歩いていると、このあたりで折り返し点を過ぎたような感覚になります。
少し車道を進むと、右手に緑地が現れて、そこも先程までいた王禅寺ふるさと公園の一角らしい。
緑地に入ると展望デッキのようになっている場所があります。小田急のコース案内には「天気の良い日には、丹沢連峰越しに富士山がみえます」と書かれていて、その眺めを楽しみにしてきたのでしたが‥‥
その方向は雲がやたらと多くて、その合間に稜線っぽいラインが途切れ途切れにうっすら見える程度でした。
少し下ったあたりの園内に公衆トイレがあって、有難く利用させて頂きました。


 みどころポイント[5] 琴平神社 
車道に戻ったあとは、小さな墓地の中を通って、琴平神社の裏手に出ました。
ここだけを見ると、本殿があるだけのこぢんまりとした神社という印象ですが、少し離れた所に大きくて立派な儀式殿・社務所があり、季節ごとの儀式も数多く行われるなど、地域の人々の信仰を集めているようです。
きれいな本殿は火災による焼失後、2011年に再建されたもので、周囲の手入れも行き届いている様子でした。
この石段も相当の急勾配でした(ほかに、もう少し緩やかな階段があり、車道からはスロープもあります)。
下ってきた石段を振り返ったところです。
その後はバス通りを少し歩いて、この消防倉庫を目印に脇道に入ります。
細い道の途中には、神明社の小さな社がありました。
さらに歩行者しか通れない細い道に入ったら、ジグザグの階段道を登ったりして進みます。
次のポイントの籠口ノ池公園に突き当たりました。右折側にある公園入口を目指す前に左を向くと‥‥
そのT字路が下り坂の頂上になっていて、丹沢の山々が連なる西側が大きく開けています。が、相変わらず雲が多くて、霞みながらもハッキリと見られたのは丹沢前衛の高取山・仏果山・経ヶ岳のシルエットまで。その上に重なるはずの核心部の山並みは、所々が朧気に見え隠れするさまから想像するしかありませんでした。


 みどころポイント[6] 籠口ノ池公園 
籠口ノ池公園へはこの入口から。斜面上に立地する公園は、その面積の大半を森が占めています。
高いほうの入口から入ったので、池に向かって山道を下って行きます。
池まで下りてきました。池畔にはサクラが並んでいたので、春にはお花見ができそうです。
しかしこの時期はあまり見るものもなく、休めるかと思ったあずまやも虫に寄り付かれて落ち着きません。
反対側の入口まで歩いてやっと見つけたベンチも、日なたで長居する気になれず、ここでも休憩はお預けに。
籠口ノ池公園の先では、案内図に書かれた「水路にふたがしてある道」を目印に進みます。


 みどころポイント[7] 道標 
「水路にふたがしてある道」が東柿生小交差点に突き当たると、そこに次のみどころポイントがありました。
それは交差点の一角にあるこの道標。昭和4年のものでさほどの古さはなく、周囲にも特に説明等が見当たらないものの、各方向に行先として書かれた地名が、当時の人々の行動範囲を知る上で興味深いものだそうな。
さらに進むと、右手に下麻生花島公園が現れます。住宅街の中の小さな公園ですから、何よりまず虫がいませんし、開放的で風の通りも良く、木陰のベンチで涼しく過ごせたので、ここで暫く休んでいきました。
※小田急もここが休憩適地と考えているのか、案内図でもこの公園内に入るようにコースが書かれています。
その後、不動橋で真福寺川を渡った先では、「月読神社入口」の案内に従って細い道へ。
細い道はすぐに人しか通れない道幅になり、やがて山道に変わって登っていきます。


 みどころポイント[9] 月読神社 
登った先にあったのが、月読神社。小さな神社ですが創建は1534年とされていて、古い歴史があるようです。
社殿を正面に見る方向に鳥居があり、その先には長い石段が続いていて、そちらが本来の参道なのでしょう。
月読神社から先は進路の目印がやや少なくなって、悩ましい箇所があったものの、森の脇の道に入れば‥‥
ほどなく竹林の中の道に出て、コースを間違えずに進めていることを確認できました。
その先も森の中を進むのに道は舗装されていて、すれ違う人も多かったですし、こんな細い道でも近隣の方々の生活道路になっているようです。このT字路から先は、直進方向にあるおっ越し山緑地まで往復することに。


 みどころポイント[10] おっ越し山緑地 
細い道を直進すると、右手にこんもりとした高まりが現れて、「おっ越し山ふれあいの森」の標識が現れました。標識の脇から高みへ登るらしい木段が分かれますが、ここは見送って舗装路を進んでみます。
※小田急がここの名称を「おっ越し山緑地」としているのに対して、現地の標識等はもれなく「おっ越し山ふれあいの森」となっていて、Googleマップでも後者が採用されています。この記事では前者を用いましたが、後者を使うほうがより適切かもしれません。
すると舗装路が住宅街に近付く一方で、右手に登る木段がもう1箇所あったので、そこに入ってみました。
そこから登るべき高低差はいくらもなくて、あっという間に頂上が見えてきます。
おっ越し山緑地の頂上は、展望には恵まれないものの、明るくて居心地も良く、少し足を休めていきました。
なおここには、特に山名標のようなものはなく、山としての名前は定かではありません(手前のT字路にあった案内板に、かつてこの一帯が丸山と呼ばれていたとの記載がありますが、現在も通用する名前かは不明)。
先程のT字路まで引き返したら、右折して次のポイントへ向かいます。
森の中にある、まるで山道のような道が、引き続き舗装されていることに少々の違和感を持ちつつ進みます。


 みどころポイント[11] 浄慶寺と秋葉神社 
舗装路を下って行くと、右手に秋葉神社が現れました。江戸時代に遠州秋葉神社を勧請したものとされていて、その総本山たる遠州秋葉神社を訪れた 2018年3月の山行(秋葉山に登った時)が思い出されます。
軽く手を合わせた後で石段を下ると、下った先が隣接する浄慶寺の参道になっていました。
参道に下りたら、もう浄慶寺は目の前にあります
境内は小振りながら良く整えられていますし、静かで落ち着いた佇まいでした。
浄慶寺は16世紀末~17世紀初期頃の創建とみられる古刹です(創建年は資料によって1584年だったり1615年だったり)。しかし、穏やかな雰囲気の建物には格式ばったところがなく、くつろげる雰囲気だったのが好印象。
庭園風の前庭には1000株を超えるアジサイが植えられ、「柿生のあじさい寺」とも呼ばれているらしい。
さらに庭のあちこちに表情豊かな数々の羅漢像が並び、それらを見ているのも楽しかったです(ここまでの写真にも多数写っています)。これらは懇意にしている石材店が毎年1~2体ずつ納めているものだとか。
羅漢像は表情が豊かなだけでなく、その仕草もとても親しみやすくユーモラスです。このようにパソコンを打っているかと思えば、お団子を食べていたり、将棋を指していたりと様々で、見ているだけで心が和みました。
浄慶寺を後にしたところで、歩いてきた参道を振り返りました。門の少し奥に見える鳥居は秋葉神社のもの。
門前の道を少し歩いてすぐに2車線の道路に突き当たったら、それが柿生駅の駅前を通る道。
浄慶寺から10分ほどで、スタート地点の柿生駅南口に戻ってきました。

今回も街歩きの記事につき、ブログだけに載せるので、高低グラフを添えます(サイズはいつもの1.25倍)。
小田急のマップで約7.5kmと書かれたコースを、公園内なども含めてほぼ忠実にたどったはずが(なんなら1回近道をした箇所すらあったのに)、実際の歩行距離は9km近くなっていて、かなり乖離が大きいです。
恐らく、柿生駅からの純粋な周回部分(経路が単純な円を描くように簡略化した道順)だけが勘定され、むじなが池公園や白山神社やおっ越し山緑地などでの、枝道を往復する区間が計算から外れているのではないかと。

そして最後に‥‥

このコースは、白山神社→王禅寺→琴平神社→月読神社→秋葉神社→浄慶寺の順に6つの寺社を巡りますが、正面から入れたのが白山神社と浄慶寺だけ(ともに正面からの往復)だったのが少々気になりました。
王禅寺なんて裏手から入って参拝後に表参道へ抜ける順路でしたし、琴平神社と秋葉神社もともに横っ腹から入ったあとで参道の石段を下って出てくる具合だったのが、参拝の作法をいささか軽んじてしまったようで残念に思われたのです(月読神社は参道を全く歩かなかったので順路を変えても印象は同じでしょう)。
順路を逆向きにすることで、これら3つの寺社にもきちんと表口から入れるようになるので、特に礼節を重んじる方であれば、そのほうがより晴れやかな気持ちでお参りできるかもしれません。ご参考まで。

タグ:街歩き
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百合ヶ丘駅~新百合ヶ丘駅コース [街歩き]

2022/07/08(金)

所用で新百合ヶ丘駅まで出掛けたこの日は、せっかくなのでその足で、小田急電鉄が紹介している「小田急沿線 自然ふれあい歩道」の中から「百合ヶ丘駅~新百合ヶ丘駅コース」を歩いてきました。
「眺望の良い起伏に富んだ丘陵地に展開する、里山の植物に親しみながら巡るコースです」と書かれた通りにアップダウンが多いコースは、盛夏の真っ昼間に歩くのは少々厳しくて、汗だくになってしまいましたけれど。

 累積標高差(登り):258m / 距離:6.9km / 歩行時間:1時間30分 (休憩除く) 

(散策行程)
百合ヶ丘駅     12:15
高石神社      12:25-12:30
香林寺       12:40-12:50
タブノキ      13:00
向原の森公園    13:15-13:25
金程万葉苑     13:30
勝坂        13:35
もみじが丘公園   13:45
万福寺さとやま公園 13:50-13:55
新百合ヶ丘駅    14:15


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

まずは、所用を先に済ませてしまおうと、小田急線の新百合ヶ丘駅にやって来ました。
当初の目的地は、駅前のこの建物内にあるイオンシネマでした。実際には駅の改札口付近で目的が達せられてしまい、ここまで来る必要はなくなっていましたが、一応現地の様子も見ておこうと建物前に来てみたところ。
というのも、某ソーシャルゲームが本日封切の某映画とタイアップして、上映館でアプリを操作するとゲーム内で使えるアイテムを獲得できるというキャンペーンが開催中で、それをお目当てに来ていたのです。
スマホの位置情報をどこまで厳密に判定するものなのかと、試しに駅に着くなり改札口前でアプリを動かしてみたら、案の定、館内にいるものとして扱われたので、誤差を織り込んだ緩めの条件にしているのでしょう。
※ちなみに、キャンペーンは3週にわたって行われ、毎週異なるアイテムが獲得できるので、ここにはあと2回来る予定です。


さて、ここからが本題です。
歩きに来たコースは、その名前の通り小田急線の百合ヶ丘駅と新百合ヶ丘駅とを結んでいて、現在いる新百合ヶ丘駅から歩き始めることもできます。でも、紹介の通り百合ヶ丘駅→新百合ヶ丘駅の方向で歩くほうが良さそうに思えたので、少々余計な鉄道利用に感じつつ、ひと駅間だけ乗って百合ヶ丘駅からのスタートとしました。
これから歩くコースです。小田急電鉄はこのようなコースを多数設定・紹介していて(ほぼ全駅分あるのではないかと)、案内図のPDFはウェブサイトからダウンロードできます。
「百合ヶ丘駅~新百合ヶ丘駅コース」は、道順はやや複雑なものの、曲がり角をはじめとする要所に目印となる情報がたっぷりと書かれた親切な案内図で、これさえ持っていれば間違えずに歩けるようになっていました。
このコースを百合ヶ丘駅→新百合ヶ丘駅の方向に歩くと、「みどころポイント」に設定された次の7箇所を番号順に巡ることになるので、この記事でもこれらのポイントを中心に書いていきます。
     [1] 高石神社
     [2] 香林寺・五重塔
     [3] タブノキ
     [4] 向原の森公園
     [5] 金程万葉苑
     [6] 史跡勝坂
     [7] もみじが丘公園

最初に向かう高石神社については、百合ヶ丘駅の駅前にこのような案内図も掲げられていました。ただ、小田急のコースはこれとは少々異なる道順となっていて、今回は小田急のコース通りに歩こうと思います。
広範に住宅地が連なるエリアなので、コースはずっと住宅街の中を進みます。そして最初から結構な登り坂。
案内図に従って車道から外れて、「高石見晴し緑地」に入ります。
が、せっかく高台にあるのに、植物に覆われたフェンスが斜面側に続いて、眺めはここからだけでした。


 みどころポイント[1] 高石神社 
「高石見晴し緑地」を横切って進むと、その先に高石神社への石段が現れました。
石段を登って高石神社の境内へ。1654年創建の歴史ある神社で、立派な社殿は1984年に改築されたもの。
社殿左手にある記念碑(写真左)の裏に回ると、展望が楽しめるようです。
高石神社からの展望です。あにいく、丹沢方面やその奥の富士山などは雲がかかって望めませんでしたが、高尾や奥多摩の山々を眺めることはできて、右端には次に向かう香林寺の五重塔も。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
社殿の背後には参拝者用の駐車場があって、そちら側の参道(?)から出てきて振り返ったところです。
高台にあった高石神社の先は、階段道などで一旦ガクンと下ります。
下り坂がバス道路に出るあたりまで続いたのち、香林寺五重塔の案内に従って進むと‥‥
再び登り坂に。炎天下で日差しを遮るものもない車道歩きに加えて、登り下りの連続に汗が止まりません。


 みどころポイント[2] 香林寺・五重塔 
そろそろ登り坂が収まろうか、というあたりに、香林寺への入口がありました。
アジサイに彩られた、心休まる雰囲気の参道を進みます。
山門をくぐると、すぐ先に本堂がありました。
香林寺は1525年創建の臨済宗の寺院で、ここは本堂のほかにも見所があるのです。
本堂の左手を抜けてさらに奥へ進み、墓地が広がる中を登っていくと、前方にその一部が見えてきました。
香林寺の五重塔。ここが、このコースで一番の見所だったでしょうか。1987年に建立された新しい五重塔は、古来の工法に近代的な手法を加えて建築されたものだとか。外観も今風に洗練されている印象を持ちました。
五重塔のそばには、墓参りの人のためらしいあずまやがあり、日差しを避けて休むことができました。
香林寺の先で緩やかに下ったのも束の間、ほどなくまた登りに変わると、今度はそれがかなり長く続きます。


 みどころポイント[3] タブノキ 
住宅街のただ中に、ポツンと1本そびえ立つ巨樹が現れました。これはクスノキの一種で、樹齢800年というだけに、幹回りがとにかく太くて、近寄ると圧倒されるような威圧感めいたものすら感じるほどでした。
勾配が緩やかになってきたものの、登り坂はまだまだ続きます。
尾根っぽいところに出て間もなく、道の先が下り坂に変わるこのあたりが、七国峠と呼ばれるこのコースの最高点。しかし、あたりに地名を記した標識類などがない上に、左側を家並み・右側を木立にそれぞれ阻まれて、かつて七つもの国々を見渡せたであろうことを彷彿とさせるような景色もありません。
※それ故か、小田急のコース案内でも、紹介文では途中で七国峠なる地点を通ることに触れておきながら、案内図には七国峠の位置について全く記されておらず、何の事前知識もなく歩いた場合にここが七国峠だと気付くのは難しいと思われました。
左側の家並みが少し途切れても、一段下にある住宅の屋根などが間近で、特段の眺めはありませんでした。
でも、コースを少しだけ外れて、すぐ近くの「千代ヶ丘西久保緑地」に寄り道すると‥‥
「麻生ビューポイント10 七国峠周辺」と題された石碑があり、「その昔は相模、武蔵、伊豆、安房、下総、常陸、甲斐の国々が見えたといわれています」と書かれていました。
ただこの公園も建物や樹木に囲まれて、石碑左前方の隙間から覗き見るような景色しかないのが残念でした。


 みどころポイント[4] 向原の森公園 
緩やかな下り坂の途中で、右手に現れるのが向原の森公園。小田急のコースマップで示されている道順は、ここで車道を道なりに進むだけになっていて、公園内には入らないような書き方になっていますが、みどころポイントに挙げられている公園ですから、ここはやはりその中も歩いておきたいところです。
ということで園内に入ると、斜面の緑地をまるごと公園にしたような具合なので、園路は大半が階段道になっています。先程の入口が斜面の上部にあったようで、そこから入るとどんどん下っていくことに。
あまり広くない公園ゆえ、森の深さもそれなりですが、ちょっとした山道を歩くような気分が味わえました。
傾斜地という立地を活かした大きめの遊具もあり、登ったり下ったりと子どもたちが存分に動き回れそう。
階段道を下り切って公園の反対側へ。入口としてはこちら側がメインなのか、案内図などはここにありました。
元の入口に戻ります。右奥に小さく写る階段道を下ってきたので、登り返しは左手前のこの階段道で。
3枚前の写真で下から見上げていた遊具の上部に出ました。これで遊べばバランス感覚が養われそうですね。
先程の入口から車道に戻ったら、車道を先へと進みます。相変わらず坂道が続きますが、一番高かった七国峠を過ぎたことで、それまでと一転してほぼ下り坂ばかりに変わり、以降は楽に歩けるようになりました。


 みどころポイント[5] 金程万葉苑 
次に訪れた金程万葉苑は、住宅地の中に現れた小さな緑地でした。
私有地とみられますが、一般開放されていて、自由に中へ入ることができます。
中には、ぐるっと1周できるような具合に、散策路が設けられていました。
緑地の中央付近にベンチが置かれた小高い丘が。風の通りが良くて気持ち良く過ごせたので、ここで少し休んでいきます(先程の向原の森公園は少々鬱蒼とした森のせいか、虫に寄り着かれて落ち着かなかったのです)。
小さな緑地だけに、ほんの数分でひと回りしてしまい、あまり構えて来てしまうと拍子抜けかもしれません。
また、ここでは万葉集で詠まれた草花を数多く見ることができ、かつては、それぞれの草花に詠み込んだ万葉歌の札が掲げられていたようなのですが、現在はなくなってしまったようです。このため、小さな林の中をただ歩いたというだけの印象で、特段の見所があるようには感じられませんでした。
※小田急の「自然ふれあい歩道」のサイトは、案内図には随時メンテナンスを行って最新の状況を反映している様子なのに対して、紹介文は古いままなのか、金程万葉苑については今も「それらの植物を詠み込んだ万葉集の和歌の札も掛けられています」と書かれていて、私もそれが見られるつもりで来ていたこともあって、なおさら残念でした。紹介文の更新を望みたいと思います。


 みどころポイント[6] 史跡勝坂 
金程万葉苑からは割と短い距離で、勝坂と呼ばれる見晴らしの良い地点に出ました。
そこからは南側が大きく開けていて、視界いっぱいに広がる住宅街を一望です。左端がゴールの新百合ヶ丘駅付近で、右端で遠くに連なって見えるのは町田駅周辺のビル群でしょうか。
右には丹沢の山々が。あいにく雲が多くて、丹沢主脈や、その上に顔を出すはずの富士山は雲の中でしたが。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
斜面の上部を横切る道路を進む間、右側が見晴らしの良い状況がずっと続くのに、崖のような急斜面が間近だからか、その方向に無粋なフェンスが続いて、スッキリとした眺めを楽しめる箇所が限られるのが難点です。
またこの場所は、戦国大名の北条氏康が初陣を勝利で飾った地とされ、小田急のコース案内でも「“史跡” 勝坂」と表記されています。しかし、かつてこのあたりに立っていたらしい史跡の案内板は撤去済みですでになく(桜の大木の脇にその痕跡だけが残る)、現在はここが史跡であることを窺わせる物は何もないようです。
その後は、住宅街をひたすら下ります。比較的穏やかな下り坂なので、足への負担はほとんど感じません。


 みどころポイント[7] もみじが丘公園 
最後に立ち寄るもみじが丘公園は、入口から見えるこの範囲がほぼ全てというような、とても小さな公園。
奥に階段があったので、まだ何かあるのだろうと登ってみましたが‥‥
階段以外に何がある訳でもなく、登った先もマンションっぽい建物の入口に繋がっているだけ。狭くて落ち着いて過ごせる場所の少ないこの公園のどこが見所なのかは全く分からずじまいです。小田急の案内では公園内の植物について触れていて、単に植物に明るくない私がその価値を理解できなかっただけなのかもしれませんが。
階段を戻る途中の分岐で、来た道とは違うほうを選んだら、隣接する「万福寺さとやま公園」に出ました。
こちらは対照的に結構な広さがあり、快適に過ごせる場所もあって、私にはこの公園のほうが印象的でした。
公園内に、近隣住民が生活道路としても使っているような、平坦で道幅の広い立派な遊歩道があるのに対して、小田急のコースはこんな山道へ。こんな時期ですし、草藪がうるさそうに見えて入るのを躊躇いましたが‥‥
道は細いながら、草藪のような鬱陶しい箇所はありません。ハイカーなら、楽しく歩けるのはこちらの道かも。
途中には少々のアップダウンもあって、緑の中を自然な感じに近い道を歩けるのが気持ち良かったです。
平坦な遊歩道に合流すれば、間もなく公園の反対側の端に出ます。


公園から出たら、あとはもう、駅に向かって住宅街を進むだけ。
新百合ヶ丘駅付近の建物が近くなってきました。
ゴールの新百合ヶ丘駅に到着。スタートからちょうど2時間後で、そのうち歩いていたのは1時間半でした。
今回は単なる街歩きのため、山歩きのウェブサイトには記録を載せず、このブログだけの記事としたので、ウェブ用の高低グラフを最後に添えておきます(ブログサイズに合わせて、縦横ともウェブ版の1.6倍の大きさ)。
歩いた距離は6km台で、もっと快適な時期だったら物足りなく感じていたかもしれませんが、思いのほかアップダウンが多いコースは、この暑さの中で歩くにはちょうどいい按配だったのではないでしょうか。


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