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乃木坂46 3rd Birthday Live [その他]

2015/02/22(日)
乃木坂46 3rd Birthday Live

乃木坂46がデビュー3周年を迎えたこの日は、バースデイライブが開催された西武ドームに行ってきました。
西武ドームは、名前こそ「ドーム」ですが、実際には壁がない建物に屋根があるだけなので屋外同然なのです。
さらにその所在地たるや、都心と比べたら気温が5度は低いといわれる埼玉県所沢市で、なんと、すぐ隣には狭山スキー場まであるというではありませんか。
こんな真冬にそんな場所で行われるライブということで、観客も出演者も戦々恐々として臨んだライブでした。
 
下の画像は、西武ドームの公式サイトから、今月のイベントスケジュールをキャプチャしたものです。
この時期の西武ドームが、いかにイベント開催に不向きで不人気なのかを如実に物語っています。
しかもこのライブ、長さがもう尋常ではないのでした。一般的なライブならば、2~3時間がせいぜいですから、それならば普段の格好+αでもどうにか凌げるかもしれません(その日の天候にもよるとは思いますが)。
しかし、乃木坂46のバースデイライブは、その時点のレパートリーの全曲披露が恒例となっていて、それまでにリリースした全ての曲を歌わないと終われない、恐ろしいライブなのです。
 
最初に行われた1周年ライブは、24曲を披露して約2時間でしたから、この年だけはごく普通のライブでした。
それが昨年の2周年ライブになると、曲数が42曲に増えたことで、実に4時間半に及びました。この段階で十分に長丁場だったのに、その路線がそのまま踏襲されて、今年はいつ終わるか分からないと言われていたのです。
(↑昨年12月のMerry X'mas Showで会場に流された、3rd Birthday Liveの予告映像から)
 
今回披露されるのは実に68曲。その準備期間が始まると、約7時間半かかるという話がメンバーから伝わるようになります。正午に開演して、昼間のうちはまだ良いとしても、終盤を迎える頃にはすっかり日が暮れているでしょう。半野外の会場で、夜の厳しい寒さをどう乗り切るのか、それが観客にも出演者にも問われていたのでした。
 
それとは別に、チケットの争奪戦も熾烈だったようです。私は今回も、先行抽選で運良く当選させてもらえたのですが、その後の一般申込は開始数秒で完売となったらしく、そこに参戦しても勝機はなかったでしょう。
ただし先行抽選とはいえ、さらにその前に会員限定など2段階の抽選が行われた後なので、すでに良い席が残っているはずもありません。座席番号を確認したら、昨年のクリスマスライブと同様に、ほぼ最後列でした。
 (下の座席表にマウスを乗せると、私の座席位置を示します)
 
当日は、開演の1時間半前を目標に置いて、その通りの順調さで会場の西武ドームに到着しました。
電車を降りてドームの前に出てみると、まだ早いのに、人、人、人‥‥。さすが3万8千人収容の西武ドーム、これまでに私が参戦してきたイベントとは規模が段違いなのでした。
ズラリと並んだ祝い花の中には、世界のマーくんから届けられたものもありました。一番の推しはももクロらしいのですが、AKBのファンであることも知られていて、乃木坂のイベントにも何度か足を運んでいます。
メンバーの白石麻衣に始球式のお仕事が入ったとき、彼女にピッチングの指導をしていたのもこの人でした。
例によって、手荷物検査と金属探知機によるボディチェックがありますが、握手会と違ってライブはメンバーとの距離がある程度あるからなのか、ほとんど形式的でユル~いものでした。
普段のライブとは違い、みんな防寒具の用意とかでバッグの中身が多くて(この点に配慮して、今回は珍しく持ち込むバッグのサイズが制限されなかった)、入念に検めていたら捌けないという事情もあったのでしょう。
なので身体検査のゲートも、高速道路料金所のETCレーン並みにサラッと通過できてしまいます。シャツの胸ポケットに入っていたハクキンカイロが探知されなかったのは、良かったのかどうか分からないけれど(笑)。
 
まだ開演まで1時間以上ありますが、外にいてもすることもないので、球場内に入ってしまいます。
入場口を通過すると、さっそく会場内の舞台セットが一部ですが見えてきました。
(ここはまだ大丈夫でしたが、このすぐ先で撮影禁止エリアに入るので、以降は文章主体になります)
私が目指す座席は★印のあたりです。どう考えても、環境的には外にいるのとほとんど一緒ではないかと。
実際に着席してみると、ステージの見え方はこんな具合(メインステージは遙か彼方‥‥)。ステージ上のメンバーは小さくて、39人もいると区別の付かないことも多く、双眼鏡と、中央上部の大型スクリーンが頼りでした。
そして、まだ開演前にしてすでに、吐く息が白く見えています。ちょっと下まで降りてみましたが、それはステージがあるグラウンドレベルでも変わらない様子。自由に防寒対策ができる観客はまだしも、メンバーがどんな衣装で出てくるのかが気になりますし、冷えた身体で満足に歌が歌えるのかも心配でした。普通に声を出すのに不自由するほどの状況ではありませんでしたが、歌唱となるとまた事情が異なることでしょう。
 
さてライブの内容ですが、これまでの2回と同様に、1枚目のシングルCDの収録曲から順に、各曲のほぼオリジナルのメンバー(卒業メンバーのポジションには二期生が入る)が、その曲ごとの衣装で出てきて歌います。
今回ばかりは、メンバーの衣装に相応の防寒対策が施されていても仕方ないだろうと思っていたのですが、驚いたことに、最終盤のセクションを除けば、どの曲もほとんど軽装のオリジナル衣装で歌い切っていました。
踊ったり駆け回ったりしながら歌っていれば、身体が暖まることもあったでしょうが、シリアスで動きの少ない曲もありますし、曲間にトークがあればただ立っているだけになりますから、かなり寒い思いもしたはずです。
 
薄着で7時間半頑張ったことには最大限の敬意を払いたいと思いますが、歌を歌うのに適したコンディションでないのは明らかでした。やはり、この時期にこの会場という選択は誤りだったと思わざるを得ません。
特に目立っていたのが音程の合わなさ。素人レベルかそれ未満のそれは酷いモノで、せっかくの楽曲の良さが不協和音のオンパレードで台無しにされて、ファンでなければ聴くに堪えない瞬間も多々あったと感じました。
元々歌唱力で評価されるグループではなく、ファンもそれは承知していてそこには過度の期待を寄せていない訳ですが、それでももう少しマシな環境で歌わせてあげたかった気がします。
上手く歌えない原因が気温の低さだけにあるとは思っていませんが(元々上手でないメンバーも少なくない)、歌唱力に定評のあるメンバーの歌声も不安定だったので、身体が冷えた状況で歌うのは厳しかったのでしょう。
 
そんな内容でも、会場を埋めた3万8千人と一緒に盛り上がって楽しめるのはライブの現場ならではですね。
今回はスカパーで生中継されたので、チケットが取れなければ自宅で見ることも可能でしたし、そのほうが視覚的にも最後方の席よりは楽しめたのかもしれませんが、臨場感ばかりは会場にいないと得られない貴重なもの。
おまけに夜になると、色とりどりのスティックライトで満たされた会場がすごくきれいで気分が高揚しました。下はアンコールを待つ間にコソッと撮った写真で、パフォーマンス中に比べたらライトの数は全然少ないのですが、本編ラストの「何度目の青空か」でライトが青色に統一された直後なので、これはこれできれいです。
 
それと、普段のライブならば披露される曲数が限られるのですが、バースデイライブはとにかく発表された曲が全部聴けるのが良いですね。この日だけで、ナマのパフォーマンスを観たことのない曲がなくなります。
さすがに1日開催はもう限界で、来年は2日に分かれるでしょうが、そうなると両日とも来ないと全曲は聴けなくなるのが難点かな。それに、もっと大きな会場にしないと、今後はいっそうチケットが取りづらくなりそう。
自分が推しているグループの人気が上がっていくのを見るのは喜ばしいことで、今後のさらなる活躍を願ってはいるけれど、嬉しいことばかりでもないなぁと複雑な思いを抱きながら、満員の会場を後にしました。
 
最後に心配していた寒さですが、すっかり夜になった終盤のトークで、気温が2度まで下がったことが話題になっていましたし、後日ネット上の感想などを見ていても、かなり寒い思いをした人たちが多かったようでした。
ただ、私はもっと気温が下がることも想定して、高機能の防寒着で重装備していた上に、予想外に風が穏やかだったことにも助けられて、7時間半もの間、ほとんど寒い思いをせずに過ごせてしまいました。
今後再び着る機会などないだろうと思いつつ、発熱素材のアンダーウェア(しかも厳寒対応の極厚版)などを大枚はたいて買い込み、複数枚重ね着していたところ、そこまでで十分にオーバースペックだったようなのです。
それでも寒かったらと、バッグに詰め込んできた装備の多くは使う必要に迫られず、ムダに持ち運んだだけで終わったのですが、それらの出番がない寒さにとどまったのは、メンバーのためにも良かったんだろうと思います。
タグ:乃木坂
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