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目次 (山行日付順:2020年~2024年) [もくじ]


電車・バス等の公共交通機関(タクシーは除きます)を利用して出掛けた山歩きの記録です。
自宅がある神奈川県相模原市からの日帰りがほとんどなので、行先は南関東地域が中心ですが、年に何回かは遠出をして関西圏や東北地方などの山々にも登っています。

なお、このブログに載せているのは、カメラを持ち歩いて写真を撮るようになった2010年以降の記録です。
富士山をはじめ、各種の「〇△名山」に選ばれるような魅力ある山ほど、それ以前に登ってしまっていることが多く、年を経るごとに、比較的地味な山を訪れる機会が多くなりつつあります(体力も年々衰えていますし)。

※ホームページ 『 公共交通機関でエコ登山 』には、2005年に登山を始めて以来のすべての記録を載せていて、文章だけで構成していた2009年以前の記録についてもそちらでご覧頂けます。

■山行記録一覧マップ (このブログの横幅で表示させるのは若干無理のあるサイズですが‥‥)

大きなマップで見る
※番号アイコンをクリックすると、各山行の詳細とともに記事へのリンクが表示され、それぞれの記事に直接ジャンプできます。

■最近の山行記録
[雑感]   2024/04/28(日)
   全山行のコース表示入り一覧マップが完成!
      ・・・コース表示入りのマップを、まずは南関東エリアで作成、上出来です

No.480  2024/04/11(木)  【甲府近郊】
   たいら山(934m)
      ・・・「山の神千本桜」でのお花見はあえなく空振り、展望もほぼ不発で意気消沈

No.479  2024/03/30(土)  【丹沢】
   南山(544m)・権現平(568m)
      ・・・宮ヶ瀬湖北岸の2座を巡るショートコース

No.478  2024/02/28(水)  【高尾・陣馬】
   盆前山(498m)・高丸山(253m)・金比羅山(274m)・天合峰(300m)
      ・・・東京・八王子市で、いずれも地味な4つの低山を巡る

No.477  2024/02/14(水)  【上信越】
   神成山ハイキングコース
      ・・・低山ながら9つものピークを次々と越えるミニ縦走路

No.476  2024/01/27(土)  【丹沢】
   福神山(420m)・鐘ヶ嶽(561m)
      ・・・鐘ヶ嶽をバリエーションらしさ溢れる北尾根から登る

No.475  2024/01/12(金)  【上信越】
   水沢山(浅間山,1194m)
      ・・・地元で愛される常連さんの多い山は、登山道も愛情を込めて整備されていた

No.474  2023/12/28(木)  【高尾・陣馬】
   犬目丸(870m)・荻ノ丸(794m)
      ・・・上野原で低山2つを巡って地味に歩き納め

No.473  2023/11/29(水)  【高尾・陣馬】
   石砂山(578m)・峰山(570m)
      ・・・東海自然歩道をベースに、城跡のピークを含む3つの低山を巡る

No.472  2023/11/09(木)  【南アルプス】
   日向山(1660m)
      ・・・白砂がまばゆく輝くその先に、八ヶ岳や南アルプスの大展望

No.471  2023/10/31(火)  【八ヶ岳とその周辺】
   大見山(1365m)
      ・・・眼下に諏訪湖を望む展望台からは日本アルプスも一望、なのにこの日は雲多し

[雑感]   2023/10/28(土)
   全山行の一覧マップが完成しました!
      ・・・山行記録一覧のマップも Leaflet API を利用して刷新、なかなかの出来に

No.470  2023/10/13(金)  【南アルプス】
   入笠山(1955m)
      ・・・絶好の秋晴れの下、目を見張る大展望に気分は爆上がり

No.469  2023/10/07(土)  【奥多摩】
   御岳山(929m)・鍋割山(1084m)・大岳山(1266m)
      ・・・登り下りの累積が1000mを超えて、久々にガッツリと山を歩く

No.468  2023/09/26(火)  【奥多摩】
   三頭山(1531m)
      ・・・ようやく涼しくなってきて、久しぶりの快適な山歩き

[雑感]   2023/09/20(水)
   日本百名山~日本三百名山のマップも Leaflet で作成
      ・・・見て楽しめ、機能的にも十分な、結構いい地図ができました!

[雑感]   2023/09/16(土)
   マップを Leaflet でリメイク
      ・・・山歩きのコース表示を、GoogleマップからLeaflet地図にコンバート

No.467  2023/08/25(金)  【高尾・陣馬】
   草戸山(364m)・東高尾山稜
      ・・・町田市の最高峰から、何度もアップダウンを繰り返す尾根道を下る

No.466  2023/08/04(金)  【奥多摩】
   御岳山(929m)
      ・・・渓谷の涼感とレンゲショウマをお目当てに、ケーブルカー利用のプチ山歩き

No.465  2023/06/20(火)  【奥多摩】
   赤ぼっこ(409m)・要害山(414m)・愛宕山(394m)
      ・・・今回も低山へ。青梅市のハイキングコースで地味~に尾根歩き

No.464  2023/05/17(水)  【丹沢】
   見城山(375m)・日向山(404m)・梅の木尾根537m峰(537m)
      ・・・ややマイナーな尾根歩きに、ちょっとした史跡探訪もプラス

No.463  2023/05/02(月)  【高尾・陣馬】
   嵐山(相模嵐山,406m)
      ・・・3ヶ月ぶりに山歩きを再開、まずは低山で足慣らしから

[雑感]   2023/04/29(土・祝)
   ちょっくら更新(ほぼ内容ありません)

No.462  2023/02/06(月)  【丹沢】
   頭高山(307m)・八国見山(319m)・渋沢丘陵
      ・・・遅出となったこの日は、渋沢丘陵で軽めのハイキング

[雑感]   2023/01/22(日)
   厚木市飯山の「ローバイの丘」
      ・・・白山・桜山からの下山後は、見頃を迎えていたロウバイのお花見へ

No.461  2023/01/22(日)  【丹沢】
   高松山(146m)・七沢森林公園・白山(283m)・桜山(280m)
      ・・・低山ながら急なアップダウンを繰り返すタフな山道は、なかなかの歩き応え

No.460  2023/01/10(火)  【東京・神奈川(平野部)】
   峯山(95m)・桔梗山(113m)・源氏山(93m)・鎌倉七福神
      ・・・2023年の初歩きは、鎌倉で超低山3座と七福神めぐり

No.459  2022/12/03(土)  【甲府近郊】
   愛宕山(423m)・大笠山(550m)・大日影山(734m) (後編) ~ 街歩き編 ~
      ・・・下山後は、武田氏と所縁のある寺社を巡ってちょっくら歴史散歩

No.459  2022/12/03(土)  【甲府近郊】
   愛宕山(423m)・大笠山(550m)・大日影山(734m) (前編) ~ 山歩き編 ~
      ・・・遊歩道で登る公園内の3座から一転、最後は急坂が手強い寂峰へ

No.458  2022/11/08(火)  【大菩薩とその周辺】
   大菩薩嶺(2056m)
      ・・・久々の百名山は空気が澄んで展望良好、風は冷たかったけれど

No.457  2022/10/28(金)  【八ヶ岳とその周辺】
   永明寺山(1120m)
      ・・・展望を楽しみに諏訪の里山へ。槍ヶ岳を眺めるのも3年ぶり

No.456  2022/10/04(火)  【八ヶ岳とその周辺】
   平沢山(1653m)・大盛山(1643m)・飯盛山(1643m)
      ・・・3年ぶりの長野の山で、3つの頂と2つの滝を巡る

No.455  2022/09/28(水)  【高尾・陣馬】
   高尾山(599m)・小仏城山(670m)
      ・・・以前の感覚を取り戻すべく、朝一番の涼しいうちに高尾山へ

[雑感]   2022/09/24(土)
   スーツ氏が谷川岳への登山動画を公開?!

No.454  2022/09/16(金)  【高尾・陣馬】
   草戸山(364m)
      ・・・久々の山は、町田市の最高峰を朝一番にサクッと歩いて足慣らし

[街歩き]   2022/07/25(月)
   黒川駅~栗平駅コース
      ・・・多摩丘陵を歩く連続シリーズ、ラストの3回目はショートコースで

[街歩き]   2022/07/17(日)
   柿生駅(王禅寺)コース
      ・・・起伏に富んだ丘陵地を、寺社や公園を巡って歩く第2弾

[街歩き]   2022/07/08(金)
   百合ヶ丘駅~新百合ヶ丘駅コース
      ・・・起伏に富んだ丘陵地を、寺社や公園を巡って歩く

No.453  2022/06/02(木)  【高尾・陣馬】
   岩戸山(377m)・小渕山(350m)・鷹取山(472m)
      ・・・藤野駅すぐ北側の3座を巡るコースで、3時間ほどのお手軽ハイク

No.452  2022/05/20(金)  【丹沢】
   金比羅山(213m)・鳶尾山(234m)・八菅山(225m)
      ・・・厚木市と愛川町にまたがる丘陵地帯で、超低山ながらプチ縦走

No.451  2022/05/06(金)  【高尾・陣馬】
   津久井城山(375m)
      ・・・約半年ぶりの山とはいえ、用心しすぎて足慣らしになったかどうか

No.450  2022/04/23(土)  【東京・神奈川(平野部)】
   奈良山公園・寺家ふるさと村・三輪緑地・三輪七面山(74m)
      ・・・町田・横浜・川崎の境界付近をウロウロ

[雑感]   2022/04/18(月)
   JR山田線「平津戸駅」に、停まる列車がなくなった?!

[街歩き]   2022/04/08(金)
   相模原市南区の山岳展望4選
      ・・・丹沢山系の眺めが素晴らしい4つのスポットを歩いて巡る

[企画]   2022/01/13(木)
   「相模原市の山」リスト作成
      ・・・市内の65座をピックアップ、エリアごとのコメントも作成中(2エリア完了)

No.449  2021/11/26(金)  【甲府近郊】
   旭山(1037m)・苗敷山(1010m)
      ・・・訪れる人も稀な山上に、立派な神社が忽然と現れる

No.448  2021/11/17(水)  【甲府近郊】
   醍醐山(635m)・西山(487m)
      ・・・身延町の低山2座を、駅から駅へのコースで巡る

No.447  2021/11/12(金)  【奥多摩】
   戸倉城山(434m)・金比羅山(468m)
      ・・・武蔵五日市駅発着で2座+無名峰を周回

No.446  2021/10/29(金)  【甲府近郊】
   武田の杜「健康の森」・片山(大宮山)(665m)
      ・・・1年半ぶりに居住圏の外へ出掛けて森林浴ハイク

No.445  2021/10/24(日)  【高尾・陣馬】
   高尾山(599m)・小仏城山(670m)・景信山(727m)
      ・・・現在の脚力を見極めに、久しぶりに少しガチ目の縦走路へ

No.444  2021/10/15(金)  【高尾・陣馬】
   草戸山(364m)・大戸緑地
      ・・・境川の源流からその上の頂へ(No.440の続き)

No.443  2021/10/06(水)  【丹沢】
   吾妻山(140m)・弘法山(235m)・権現山(243m)
      ・・・約半年ぶりの山歩きゆえ、軽めのハイキングコースで足慣らし

No.442  2021/09/21(火)  【東京・神奈川(平野部)】
   横山丘陵緑地(てるて姫の里「ロマン探訪の小路」)
      ・・・洒落た歴史散歩の目論見は、蚊の大群により粉砕(移動は自転車 episode12)

No.441  2021/09/07(火)  【東京・神奈川(平野部)】
   木もれびの森(相模原市)ウォーキング
      ・・・73haに及ぶという広い森の全域を、なるべく満遍なく巡る

No.440  2021/07/21(水)  【東京・神奈川(平野部)】
   境川を源流域手前まで遡る(古淵から大戸まで)
      ・・・自宅近くの公園から、源流域少し手前の大戸地区まで、極力川沿いを進む

[雑感]   2021/06/18(金)
   あじさいを見に、相模原北公園と相模原麻溝公園へ

No.439  2021/04/23(金)  【丹沢】
   天狗山(190m)・三栗山(240m)・牛松山(282m)
      ・・・最近まで存在すら知らなかった無名の尾根道へ(移動は自転車 episode11)

[街歩き]   2021/04/15(木)
   水郷田名でプチ散歩
      ・・・移動は自転車 スピンオフ version

No.438  2021/03/31(水)  【東京・神奈川(平野部)】
   かしの木山自然公園・成瀬尾根
      ・・・住宅街に残された貴重な尾根道を歩く(移動は自転車 episode10)

No.437  2021/02/22(月)  【東京・神奈川(平野部)】
   さがみはら・みどりの散歩道(歴史の散歩道コース) (後編)
      ・・・段丘崖からの見事な展望と、遺跡巡りも少々(移動は自転車 episode9)

No.437  2021/02/22(月)  【東京・神奈川(平野部)】
   さがみはら・みどりの散歩道(歴史の散歩道コース) (前編)
      ・・・相模原市南区の9ヶ所の景勝地や名所を巡る(移動は自転車 episode9)

No.436  2021/01/22(金)  【東京・神奈川(平野部)】
   道保川公園
      ・・・水辺の景色が清々しい、近所の公園を軽くお散歩(移動は自転車 episode8)

No.435  2021/01/05(火)  【東京・神奈川(平野部)】
   原町田七福神
      ・・・自宅から歩いて行ける七福神めぐり(今回は移動も徒歩で)

No.434  2020/12/18(金)  【東京・神奈川(平野部)】
   小山田緑地・小野路 (後編)
      ・・・神社や史跡など見所も多く、最後には大展望も(移動は自転車 episode7)

No.434  2020/12/18(金)  【東京・神奈川(平野部)】
   小山田緑地・小野路 (前編)
      ・・・起伏に富んだ緑地で、低山にも匹敵する登り下り(移動は自転車 episode7)

No.433  2020/11/09(月)  【東京・神奈川(平野部)】
   座間谷戸山公園・富士山公園
      ・・・近場の公園を巡り、前後には測量の史跡も探訪(移動は自転車 episode6)

No.432  2020/10/28(水)  【高尾・陣馬】
   南高尾山稜(大洞山(536m)・中沢山(494m)・泰光寺山(475m)
      ・・・地元完結で低山縦走(移動は自転車 episode5)

No.431  2020/10/13(火)  【高尾・陣馬】
   草戸山(364m)・榎窪山(420m)
      ・・・地元完結で低山歩き(移動は自転車 episode4)

No.430  2020/09/30(水)  【高尾・陣馬】
   津久井城山(375m)
      ・・・地元完結で低山歩き(移動は自転車 episode3)

[雑感]   2020/08/31(月)
   映画『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』

[雑感]   2020/08/15(土)
   足柄峠へのバス路線が新たに運行開始!

[雑感]   2020/07/17(金)
   Googleマイマップで山行記録の一覧を作成してみた

No.429  2020/05/02(土)  【東京・神奈川(平野部)】
   相原中央公園・大日堂・七国峠
      ・・・地元完結で丘陵歩き(移動は自転車 episode2)

No.428  2020/04/23(木)  【東京・神奈川(平野部)】
   谷戸池公園・長池公園・尾根緑道
      ・・・地元完結で公園巡り(移動は自転車 episode1)

[雑感]   2020/04/15(水)
   自転車行で津久井湖へ
      ・・・移動は自転車 episode0

No.427  2020/04/03(金)  【丹沢】
   権現山(243m)・弘法山(235m)・吾妻山(140m)
      ・・・外出自粛ムードの中、普段の散歩から行動範囲を少し広げて山歩きを模索

No.426  2020/02/29(土)  【東京・神奈川(平野部)】
   天王森公園(161m)・大松山(130m)・高幡山(126m)
      ・・・今回も前回同様、近場で超低山3座を絡めた街歩き

No.425  2020/02/23(日・祝)  【東京・神奈川(平野部)】
   小沢城址(天神山,87m)・ありがた山(110m)・浅間山(79m)
      ・・・遠出を控えて、近場で超低山3座を絡めた街歩き

No.424  2020/02/09(日)  【栃木】
   諏訪岳(324m)・唐沢山(241m)・浅間山(192m)
      ・・・低山3座を縦走、思いがけず一番標高の低い山が展望絶佳で至福のひととき

No.423  2020/02/01(土)  【静岡】
   岩本山(192m)・明星山(224m)
      ・・・超低山なのに好展望、間近から望む富士山のほか南アルプスも

No.422  2020/01/16(木)  【丹沢】
   南山(544m)・権現平(568m)
      ・・・宮ヶ瀬湖を眼下に望む山頂から丹沢の山々を一望するも、雲の多さが残念


    2019年の目次
    2018年の目次
    2017年の目次
    2016年の目次
    2015年の目次
    2014年の目次
    2013年の目次
    2012年の目次
    2011年の目次
    2010年の目次

これ以前(2005年9月~2010年1月)はカメラを持ち歩いていなかったため、写真付きの記録はありません。
文章と図表による全ての山行記録は、メインサイトの 『 公共交通機関でエコ登山 』 でご覧頂けます。

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コース表示入りの山行マップが完成! [雑感]

2024/04/28(日)

目次の代わりになる山行一覧のマップとして、昨年10月に番号表示のみのマップを作成し、当ブログでもトップページの冒頭に載せていますが、さらに機能を加えて、歩いた経路を全て表示できるマップを作成しました。

ヤマレコに登録しているユーザの方なら、ヤマレコ内で同じような地図が見られることをご存じでしょうけれど、それとほぼ同等の仕組みを自前で構築したことになります。

なお、対象範囲は今のところ南関東圏(東京・神奈川・埼玉・山梨・静岡東部 = 地図中に青枠で示した範囲)に絞っています。折を見て少しずつエリアを広げたいとは思いつつも、当分は現行維持が続くかも‥‥。

そのマップがこちら。

大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)


このマップは情報量が多いため、PC・タブレット等のある程度大きな画面でないと少々見づらくて、以下の説明画像もこのブログの横幅が狭いゆえに、どうしてもゴチャゴチャした表示になってしまうのをご容赦下さい。

さて、せっかく表示させたルートも、初期表示では丸数字が目立って、思ったほど存在感はないのですが‥‥、
左上のボックスで「番号+リンク」をオフにすると、ほぼルートだけの表示に。これが作りたかったのよ。


実は旧来からのウェブサイトでは、開設時より類似のマップを掲載していました(そのマップの縮小です)。
このマップに、機能的な不満は特になかったのですが(ゆえに2006年頃から同じ体裁のまま20年近くずっと使い続けていたり)、山行記録が増えるたびに行う更新がなかなか面倒なのが悩みの種だったのです。

実はこれ、Excelの図形描画を駆使した労作で、だから更新はExcel上で行うのですが、当然Excelなので山行ルートのGPSデータを取り込む機能なんてありませんから、増えたルートは自由曲線を繋げて書き足していくことになって、マップの縮尺に合わせた線形をきちん書くのが結構な手間でした。

また、マップ内の丸数字をクリックしたら山行記事にジャンプできるよう、マップ画像をHTMLのクリッカブルマップにしていて、そのために丸数字の座標をHTMLのソースに記入するという、細かな作業も必要でした。

そんな訳で、leaflet で地図作成をするようになった昨年夏以来、このマップもleaflet版にバージョンアップすべく、試行錯誤を繰り返していたのです。もし完成すれば、以降は更新作業が楽になるばかりか、静止画像で縮尺を変えられないという、旧来のマップの唯一の欠点も克服できますから。


まずは、ベースにする地図として、国土地理院公開の「地理院タイル」から用途に見合ったものを選びます。
旧版のマップではカシミール3Dの地形図表示で標高別に段彩表現させたものを採用していたので、当初は新版でも同様にするつもりだったのに、「地理院タイル」の「色別標高図」はこんなにも鮮やかな配色で、上に重ねる予定のルートの線をどんな色で書いても埋もれて目立たなそうな感じでした。
そこで選んだのがこの「赤色立体地図」。これならルートの線を赤・橙・紫といった色で書いた時に目立たせそうですし、なにより地形表現がより緻密になることが、山を見る地図だけに大いにプラスだと感じました。
なお「赤色立体地図」自体は、その名前通りにもっと赤みが強い色合いなのですが、「陰影起伏図」をオーバレイとして重ねると彩度が下がり、ルートの線をより識別しやすくできたので、その組み合わせを採用です。
その代わり、地形以外の情報が全くないので、このように海岸線が見えていればまだしも、そうでないとどこがどこなんだか全く分からなくなりそうな地図です。ただそれは旧版でも同様で、それを補うために都道府県境と鉄道データを自前で追記していましたから、新版でもそれに倣って同じことを試みました。

手始めに都道府県境を記入してみます。でもこれだけだと、まだちょっと弱い感じですね‥‥。
続いて鉄道のデータを追加。主要駅名も表示したことで、どの地域を見ているのかが随分分かりやすくなったように思います。でも鉄道線を一般的な地図と同じような白黒模様で描くためのやり方を、旧版のExcelではできていたのにleafletではまだ見つけられず、黒一色の線なのがなんとも芸がない感じで、そこは今後の課題です。

ところで、都道府県境や鉄道のデータに加えて、このあとで出てくるバス路線や湖沼のデータなども、利用可能なGeoJSONデータを国土交通省が公開しています。ただ、公的なデータだけに精度が高い一方でデータ量も膨大なのが難点。
現に、ネット環境で見るだけならまだしも、マップの製作途上で試作品の表示を繰り返す際にローカル環境でも見られるように、GeoJSONデータを少し加工しようとしたら、サイズが巨大だけにソフトの編集動作が重たくて捗りません。使うのが南関東エリアのデータだけで他地域のデータは不要ですが、そんな抜粋も難儀しそうなので、使用するデータは全て自前で用意することに。
決して精細ではないレベル16の地形図を表示したカシミール3D上で、さらに手作業でプロットした、相当に精度が低いデータになりましたが、それでも今回の用途には十分。小さなデータで済んだことで、出来上がるマップの動作も軽くできたことでしょう。


しかし、これでもまだ何か足りない気がします。全体的にもっさりした印象で、見た目のメリハリが今ひとつなのです。見慣れた普通の地図と比べて何が欠けているのかと考えた時、あっそれは湖だと思いました。
ということで湖を追加してみたら、どうでしょう、より地図っぽい体裁に近付いた感じがしませんか?
───湖は凝り始めたらキリがなさそうなので、ダム湖などはこれまでの山行で関わりがあったものにとどめています。


続いてバス路線データに取り組みます。こちらも旧版ですでに載せていたものですが、縮尺固定の粗い地図にアバウトな線を引けば良かった旧版とは勝手が異なり、新版はかなり精細な縮尺までズームできる地図ですから、載せるならそれなりに精度を持った線でなければ意味がありません。
ただ、以前より「電車・バス派」を前面に打ち出してやってきた手前、バス路線データを載せないという選択は考えられませんでした。鉄道が全く来ていない地点から登山の線を引き始めるに当たっては、そこにどうやってたどり着けたのかという情報にも、一定の価値があると思われたからです。

とはいえ、地形図で見えている線をただなぞればデータが作れた都道府県境や鉄道データとは違って、バス路線となるとデータソースが限られます。ルート図まで公開しているバス会社はわずかで、多くの路線では時刻表などから経由するバス停名が分かるまでにとどまりますが、そこからが腕の見せ所。
入手できた各種情報を最大限に駆使して大半の路線でルートが判明した一方、すでに廃線になっていたり、会社自体がもう存続していなかったりで得られる情報が限られ、苦労した路線もちらほら。でも、なんとかこれまでに利用した全部の路線について、経由する全バス停名が分かるところまでは漕ぎつけました。
ここで心強い味方となったバス関連書籍。すべて2000年代の発行で、情報が少ない当時の状況を遡る上での貴重な手掛かりにも。

バス停名さえ分かれば、あとはもうこっちのもの。たいていの地域でGoogleのストリートビューが2012年頃まで遡れますから、時間はかかったもののあちこち見ているうちに当時バス停があった位置を探し出せることが多く、ほぼ全ての路線でルートが判明。地図はこうなりました。
※ここで「ほぼ全ての路線で」と書いた通り、どうしてもルート未確定の路線が2路線ほど残りました。それについては末尾で。


ここまででベースの地図が出来上がり、ようやくメインとなる山行データの処理に取り掛かります。
山行データは個別にGPXおよびKML形式での蓄積があったので、当初はそれをそのままleafletに処理させていたところ、数が少ないうち問題なく動いていたものが、200件近くなった頃には早くも初期表示がもたつき始めてしまい、500件も登録するなんてとても無理そうだと分かります。
そこで、少し余計な手間はかかったけれど、ここまでの都道府県境・鉄道・湖・バス路線と同じGeoJSON形式にデータを変換した上で、山行ごとに分かれていたファイルを色別(5色にしたので計5ファイル)にまとめてI/Oを減らしたところ、データを増やしても軽快に動くようになりました。
その結果がこちらで(2番目の画像の再掲)、見て楽しむだけの地図ならここでやめられるのですが‥‥、

この地図には目次としての機能も持たせたいから、記事へのリンクを含むポップアップを出して山行記事に飛べるようにする丸数字の表示は欠かせず、しかもそれは最初から見えているのが望ましいと判断しました。
このほか、あまりに情報過多で五月蠅い地図になるから初期表示ではオフにしましたが、
  ● 山行の開始点と終了点を示す [S] マークと [G] マーク (同じ地点に戻る場合は [SG] マークに)
  ● 登った山の情報を表示する▲マーク
なども盛り込んで、ようやく公開の運びとなったのでした。
結果的には、冒頭でも触れた通り、むしろ丸数字のほうが目立ってしまい、山行ルートがびっしり並んだ見た目のインパクトが初期表示からは失われることになりましたが、やはりここは実用性のほうが大事かな、と。


今さらながら、データ処理のスピードってこんなにも進歩していたんですね‥‥。
自分がSEとしてプログラムを書いていた1990年頃の感覚(古すぎ!)だと、画像の上にこれほど膨大な数の座標を使って図形を重ねたら、動きがカクカクしてとても見られたものじゃなくなりそうなのに、ストレスなくサクッと表示する上に縮尺まで自在に変えられるんだもんなぁ。まさに隔世の感です。

まずは南関東圏にエリアを限定して、それでもデータが多すぎて厳しいかもと不安視していたのに、この調子なら対象を全国に広げても大丈夫そうに思えてきました。もっとも、ここ2ヶ月ほどは空いている時間を全部注ぎ込んでやっと完成させられたので、その間に録画したっきり見ないで溜まるばかりだったTV番組の消化とか、ほかにも後回しにしていた諸々を少しずつでも片付けるのが優先で、当分はこのままになってしまいそう。





■どうしても運行ルートが分からなかった2つのバス路線

上記文中で触れていた通り、これまでに利用したことのある大半のバス路線で運行ルートを突き止められる中、色々と手を尽くしてもルートが不明のままという路線が2つだけ残りました。
これらは、マップ中に他の路線と同じように白線を引くわけにはいかず、推定されるルートを点線で示すにとどまっているので、もし何らかの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお寄せ下さい。

[1] 山交タウンコーチ「清流と甲斐駒ヶ岳周遊バス」
   ・韮崎駅と小淵沢駅を結んで走り、1日の本数は少ないながら、尾白川渓谷駐車場を通る運行経路が、
    日向山(山梨県北杜市,1660m)への登山にうってつけだった
   ・運行は2009年~2013年の5年間だけか? (しかも全区間フルで運行したのは2012年まで)
   ・しかしその5年間、「山と高原地図」にはこの路線の情報が1度も載らず
     (それで登山者内での知名度が低かったことが、利用客が伸びなかった一因とも考えられる)
   ・この路線の廃止から5年後の2018年、山交タウンコーチは山梨交通に吸収合併され、現存していない
   ・筆者は2011年の2日間で計3回利用(それらを合わせると全区間利用している)
   ・経由するバス停は次の通りと判明している
韮崎駅-韮崎大村美術館-わに塚-武川村直売所「なごみ」-まちの駅武川-実相寺神代桜-眞原桜並木-フレンドパークむかわ-藪の湯みはらし・篠沢大滝キャンプ場-南ア観光開発・ナカヤマ住設-名水公園べるが-尾白川渓谷-台ヶ原宿七賢・金精軒-道の駅はくしゅう-薮内正幸美術館-サントリー白州入口-ビューファーム鳥原平-小淵沢駅
   ・上記のうち、韮崎駅~実相寺神代桜の間は、PCに保存していた2013年当時のパンフレットPDFから
    経路を断定できているが、2013年には運行区間が韮崎駅~実相寺神代桜の間だけに縮小されていた
    ため、実相寺神代桜~小淵沢駅の区間(運行は2012年まで)については、経路が全く分かっていない
    ばかりか、ストリートビューでも遡れない年代のためバス停の位置すら判明しないものもある

[2] 富士急平和観光バス「市立甲府病院 ~ 上九一色出張所 ~ 古関町線」
   ・筆者は2010年に1度だけ、市立甲府病院~右左口交差点間を往復利用
   ・2008年9月まで甲府市営バスとして運行されていた路線を富士急平和観光が引き継いだ模様
   ・富士急平和観光は2014年末に富士急山梨バスに合併され、この路線も富士急山梨バスに引き継がれた
   ・現在(2024/04時点)も富士急行バスがこの路線を運行中で、南甲府駅発着に延伸されている
   ・こちらは、現在の富士急行バスによる運行経路のバス停が次のように分かっているのみで、それが
    筆者が利用した2010年当時と同じかどうかは不明
(筆者が利用した市立甲府病院~右左口交差点間の、2024/04時点のバス停)
市立甲府病院-甲府城南病院-甲府市リサイクルプラザ-中道北児童館-宮下-中道交流センター-高速バス停-下曽根-北野医院-旧中道支所-金沢-中道南小学校-七覚入口-右左口交差点

比較的バス路線の改廃が少ない上、情報も多く残りやすい首都圏ですら調べ切れない路線が2つも出てしまい、もし今後エリアを広げたら、こんな路線がもっと出てくるんじゃないかというのが専らの懸念材料です。
年々バス路線の変動が激化している上、2024年問題がそれにさらに拍車をかけるかもしれず、路線バスに関する情報だけは、今のうちに先駆けて調べ始めておくほうが良いのかもしれないけれど、当面は時間が‥‥。

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たいら山 [甲府近郊]

2024/04/11(木)

■第480回 : たいら山(934m)


この日は「山の神千本桜」でお花見をと目論んで、山梨県中央市の「たいら山」へ。
ちょうど満開が予想された時期に雨の日が続いて、好天を待つ間に見頃は過ぎていたようなのですが、麓から山頂近くの神社まで桜並木が長く続くここなら、標高の高いあたりではまだ楽しめるかもと期待したのです。

でも実際に訪れてみたら、一番高いエリアでも花はもう終盤らしく葉桜のほうが目立っていて、全体を通しても満足に花を見られる場所なんてどこにも残っていません。おまけに、予報ほどスッキリとは晴れずに空の色がくすんでいたから、山の上からの展望までもが今ひとつ。今回はあまり報われない山行となりました。

 累積標高差(登り):750m / 距離:9.4km / 歩行時間:2時間50分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録域外か、非掲載の登山道を含む) 

(往路)
古淵 04:59-05:21 八王子 05:36-06:19 大月
大月 06:25-07:12 甲府 07:15-07:38 東花輪
東花輪 08:08-08:23 豊富

(登山行程)
豊富バス停        08:30
登山口(関原峠口)     08:55
関原峠          09:50-09:55
たいら山         10:20-10:30
山之神社         10:50
登山口(山の神千本桜口)  11:15
登山者用駐車場      11:25
シルクふれんどりぃバス停 11:35
シルクの里公園      11:35-12:15
シルクふれんどりぃバス停 12:15

(復路)
シルクふれんどりぃ 12:18-12:36 東花輪
東花輪 12:52-13:19 甲府 13:32-14:32 八王子
八王子 14:49-15:01 橋本 15:04-15:15 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

まずはじめに、「山の神千本桜」とは‥‥

「たいら山(標高934m)」の標高800m付近に鎮座する山之神社の、参道に沿って植えられた桜並木です。
地元の人たちが昭和40年から3年ほどの月日をかけ、麓の参道入口から神社まで約2.4km続く山道の両側に、昔からのものに植樹を加えていって現在の姿になったらしい。長く急な坂道を麓から山頂へと順に咲き移り、まるで天に昇る龍のように咲き揃っていく様子が素晴らしいと、山梨県名花百選にも選ばれているとか。
≪ 満開の頃の「山の神千本桜」≫ (写真にマウスを乗せると補足説明を表示)
※写真は(公社)やまなし観光推進機構「富士の国やまなし観光ネット」から転載。上記説明文も同サイトからの要約。


最寄駅の始発電車を捕まえて、JR身延線の東花輪駅まで来たら、中央市のコミュニティバスに乗り換えます。
豊富バス停で下車。ここには山梨交通のバスで甲府駅から来ることもでき、今回利用した中央市のバスが日祝運休で土曜日も本数が減る(乗ってきた便も土曜日は運行なし)のに対して、山梨交通のバスなら少ない本数ながら毎日運行されています(朝夕だけのダイヤで往復で利用するには待ち時間が長すぎてしまうけれど)。
バス停前から眺めると、たいら山の山頂部が名前通りに平たくて、ちょっと冴えない見え方をしていました。
これから、まずは左側の関原峠を目指し、たいら山登頂後は、山之神社のピーク付近から下山してくる予定。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
はじめは車道歩き。川沿いを進んで、左手に慈運院とその墓地が現れたら、その先の十字路を右折します。
その十字路まで来たところで、初めてたいら山への案内標識を目にしました。
以降はその標識に従って進めば、きちんと登山口まで案内してくれます。
すぐに配水場が見えてきて、クルマが自由に入れる道はその前まででした。


配水場の先で、フェンスの扉を開閉して進みます。公的に登山口と案内されている地点はもっと先になりますが、実質的にはここが登山口だったような気分でした。
とはいえ、フェンスの先にも舗装道路が続いていて、山に取り付いたという感覚はまだあまりありません。
道がすっかり森の中へと入り、登りの勾配が増していっても、所々で途切れながらも舗装された道路は続きます。ただ落石や落枝が散乱するなど路面は荒れていて、クルマでの通行はすでに困難かと思われました。
ここで車道が二手に分かれ、私製の小さな道標に従って右の道に入ると‥‥
その先に「関原峠口」の標識が立っていました。ここが登山口ってことは、以前はここまで車で入れたのかな?
それはともかく、この「関原峠口」が山道への入口だったことは確かでした。


登山道は、はじめのうち少々不明瞭で頼りない上、強引に登っていく感じでなんか歩きにくい。
ピンクテープを頼りに進むと、時には細い所の通過も。最初の15分くらいはあまりいい道ではなかったなぁ。
でも登るにつれて次第に道形が明瞭になり、歩きやすくはなってきますが、その一方あちこちで‥‥、
倒木がそのままになっていて、マメに手入れされているような印象は持てません。全く通れない程の場所はなかったから、もし大きな倒木があれば取り除かれるなど最小限の整備はされているのではと思われますが。
そして結構長い間、似たような景色ばかりが続くので、あまり面白味も感じられません。なお案内図には途中で馬頭観音や石祠などを複数見られると書かれていたのに、それらを全く見なかったのが不思議でした。
複数の道形が並走し、どちらを歩いても良さそうな箇所がいくつもあったので、そのたびに悉く馬頭観音とかがないほうの道を選んだりしていたのかなぁ? 一応ずっとピンクテープに従って進んでいたはずなのですが。
ここは複数の倒木が重なっていて全く通れず、でも左側を迂回できたから、それで放置されていたのかも。
変わり映えしない景色の連続が、実際の時間以上に長く感じて、ようやく着いたという感覚だった関原峠。
関原峠は十字路になっていて、各方向を示す道標がきちんと立ちながら、なぜか現在地名の表示はありません。
関原峠を右折してすぐに振り返ったところ(左手の道から登ってきました)。
「右左口方面」と案内される東への尾根道は、いくらか歩かれているようでピンクテープも見られますが‥‥、
「芦川方面」に沢沿いを下る道は、道形が不明瞭な上に荒れた感じでほとんど歩かれてなさそうでした。


関原峠の先で少し道迷い。880m圏のピークへ導くらしいピンクテープが目立っていて、つられてウロウロしてしまいました。地図を見て間違いに気付き、破線路がピーク北側を巻き気味に通っているのを見てその方角に適当に進むと、そこにはちゃんと明瞭な道が。こんなにしっかりした道から、どこで外れてしまったのだろう?
その後はやや複雑な地形の中で登り下りを小刻みに繰り返すも、道形は明瞭で道標も適切に立っていました。
たいら山への最後の登りが始まりました。はじめのうちは割と緩やかな傾斜です。
登るにつれて勾配が少しきつくなっても、頂上部っぽい景色が先の方に見えているのを励みに頑張れます。結局バスを降りて以来、自分以外のハイカーを全く見ないまま静かに歩いて来て、そのまま登頂となりそう。
ほぼ平坦な頂上部に入ったら、あとは穏やかな道で頂上へ。でもその前に物々しい何かが目に入ってきました。
それはモノレールを跨ぐ仮設の階段でした。たいら山の頂上直下では何やら工事が進行中で、その資材運搬用のモノレールらしい。登頂後に山の神千本桜へ下る時にも、同様の仮設階段を2度ほど登り下りしています。
たいら山の頂上に到着すると、そこにはいくつもの標識が立って目印になっていました。
あたり一帯が平坦だから、そんな目印でもなければ、足ではここが最高点ってことを実感できない感じです。
ここでは周囲の木立でどの方角も見通せない代わり、少し北側には木立がいくらか除かれたのか展望を楽しめるようにした上で、置かれた切り株などに腰を下ろして休める場所があります。さすがに私がこのあと下る予定の千本桜側からは、こんな時期だけに登っている人も多いようで、そこでは10人ほどの方々が休憩中でした。
そこから展望がこちら。この日は一応は晴れていて日差しもあるのに、薄曇りであまりに空が白っぽく、スッキリとした眺めではなかったのが残念でした。北側なので、甲府盆地の先に八ヶ岳連峰などが見えています。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
南アルプスは、少し場所を変えれば鳳凰三山までは眺められたものの、白峰三山などは木立越しでした。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
そして足元に、ここにはないはずの三角点が。旧版の地形図には載っていたものが、現在の地形図では抹消されているので、今はないものとばかり思っていたのに、現役同然のきちんとした姿で堂々と埋まっていました。
もしかしてと思って帰宅後に国土地理院のウェブで基準点検索をしてみると、普通に検索されるし表示されるデータにも不審な点はなく、どうやら今も運用中の三角点で間違いない模様。まさか地形図の収録漏れなのか?


千本桜側へ下る道は、登ってきた関原峠経由の道と比べると断然穏やかな傾斜です。
良く踏まれている道は歩きやすくもあり、実際に登って来る人たちともしばしばすれ違いました。
5~6分ほど下ると「登山道入口」という標識が立っていて(振り返って撮影)、山道は一旦終わります。
そこからは舗装された車道歩きに。モノレールで運搬されている資材は、この林道の延伸工事用らしい。
車道を歩き始めると、左手にちょこんと富士山のてっぺんが見えていました。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
すっかり下山気分になっていたところへ、この車道区間では結構登らされるのが少し凹みました。
車道がようやく下り坂に変わると、ほどなく分岐点があり、ここで舗装された車道からは離れます。
でも分かれた先も林道のような感じの道で、雰囲気は今ひとつ。
そんな林道を歩く距離は短いもので、3~4分もすると山之神社が見えてきました。
その昔、農耕守護・商売繁栄・養蚕守護の御利益を求めて関東一円から参拝者が多数訪れたという山之神社。
今も毎年4月の例大祭には多くの人が参拝に上がっているとか。私も心を込めてお参りさせて頂きました。
神社のすぐ下には「籠り堂」なる建物が。信者が祈願・修行するためのお堂らしい。


山之神社からは、九十九折りの参道が始まります。間もなく桜並木にも出会えることでしょう。楽しみです。
ふと「十九丁目」の丁石が目に入り、それを皮切りに以降はたびたび目にすることに。帰宅後に調べてみたところ、入口から山之神社に至る参道に1~20丁までの丁石が置かれていると分かり(最初の20丁目のものは見逃したか?)、その後はそれらの丁石が、どのくらい下って来たかの良い目安にもなりました。
そして、桜並木が始まったあたりで展望が開けると、そこに東屋が建ち展望図も設置されていました。
東屋からの展望を、まずは全体の様子から。春霞なのか何なのか、この白っぽい空がとにかく残念。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
続いて、少し大きめに撮った展望写真を左側から順に並べます。まずは南アルプス方面。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
真ん中に見えていた八ヶ岳連峰までは少し距離があったので、望遠にして撮るべきだったようです。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
奥秩父の山々は満開の桜とともに。でも桜の花を見映え良く撮れたのが、この1枚だけで終わろうとは‥‥。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


そうなのです。その先の桜並木ときたら、こんな感じに葉桜のほうが目立つものが大半で‥‥。
時折それなりに花を付けた木があっても、とうに見頃が過ぎているから色合いが淡く、あまりパッとしません。
なんと期待していた標高の高いエリアですら、もう花はほぼ終わりかけていたのでした。すでに展望が期待外れだったのに、花の見頃まで外してしまうなんて。まぁ、思い通りにはいかない、こんな日もありますよね。
下るにつれて、次第に葉桜ばかりになっていき、この先はもう期待するだけ無駄な気がしてきました。
地面をピンク色に染める花びらの、空しく見えることといったら。せめて桜吹雪には間に合っていたかった...
そして、桜の木の本数自体も、思っていたより少ないのかなと感じていたら、途中からまだ背の低い若木を多く見掛けるようになって、こんな標識が。これらが立派に育つ頃には、さらに見事な桜並木になるのでしょう。
一旦林道に出る地点まで下ってきたら、参道も残すところあとわずかです。
林道を歩くのはほんの短い距離で、すぐにまた山道の続きへ。
葉桜ばかりを見ながらさらに下って、こんな鳥居をくぐります。元々はここが参道の始まりだったのかも。
ほどなく登山口が見えてきました。
車道に下りて、登山口を振り返ったところです。
登山口付近が桜の広場のようになっていましたが、そこも花がいくらかは残っている、といった程度でした。


あとは車道歩きを残すのみ。このあたりの車道沿いの桜並木も、もうあらかた葉桜でした。
たいら山を振り返ってみてもこんな具合。冒頭に載せた満開の頃の紹介写真を事前に見ていて、同じような光景が見られるのを期待していたので、それとのギャップの大きさにここで改めてガッカリしたっけ。
でもそこからは、八ヶ岳や奥秩父の山並みを眺めつつで気分良く下れる道に(もう少し空が青ければ‥‥)。
登山者用の駐車場が見えてくると、正面の山々が南アルプスに変わったり。
登山者用駐車場から振り返るたいら山。目立っているのは東屋付近に唯一残った花付きの良い木々だけですね。
多くの人たちと違って、私は駐車場がゴールではないので、車道歩きをもう少し続けます。
バス通りに出た先に、シルクの里公園の入口があります。あとで園内に入りますが、今ここからは入らず‥‥
もう少し車道を進むと、そこに並んでいた八重桜(たぶん)が、この日見た桜の中で一番綺麗に咲き揃っていたような(上の写真で奥の方に写っているあたり。車道の右側も桜並木ですが、それらはやはり葉桜でした)。
車道を進んだのは、その先に温泉施設の「シルクふれんどりぃ」があるから。施設自体は改装工事で休館中ですが、帰りに乗る予定のバスがそこから出ているのです。
上の写真にも写っていますが、バス停は施設への入口に立っていました。この位置はストリートビューで予め確認済みでしたが、温泉施設の休館で移動している可能性も考えられたため、念のため見に来ておいたのです。
バス停の位置を確認できたら、すぐ近くの入口からシルクの里公園へ。
平日のお昼時、温泉施設も休館中とあって、園内は家族連れの姿を時折ぽつんと2~3見掛ける程度で閑散としています。人がいないから、多目的トイレなんかも憚らずに使えて、着替えとかもそこで済ませられました。

この日は、一番のお目当てだったお花見が全くの空振りに終わり、展望までもがほぼ不発という体たらくで、この山にはまた改めて来なければ、という思いで現地を後にしています。お花見も、近いうちにまたどこかで。

タグ:甲府近郊
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