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犬目丸・荻ノ丸 [高尾・陣馬]

2023/12/28(木)

■第474回 : 犬目丸(870m)・荻ノ丸(794m)


今回は、山梨百名山として知られた扇山の手前に位置し、恐らく扇山とセットで登られることが大半で、単独で歩かれることなど少なそうな、地味な2座を巡っています。

ただ、これが今年の歩き納めだったというのに、
  ●コースの途中で斜面崩壊による通行不能箇所(※)に直面して、引き返す羽目に(一般登山道なのに‥‥)
  ●別の登山口に転進して改めて登り直したら、今度はそちらで道迷い(これは自分が悪いのだけれど)
  ●しかも体調が本調子ではなく、予定していた3座目は割愛してそそくさと歩き終えることに
という、なんだか締まらない山歩きになってしまいました。

(※) 登山道の通行不能情報 (2024/01/04記)
旧君恋温泉(廃業)から不動の滝を経由して白馬不動尊(大滝不動)へ至るコースのうち、不動の滝と白馬不動尊の間が、斜面崩壊により通行困難になっています(ほんの短い距離なのですが)。
最新の登山地図で赤実線表記されている上、現地にも注意喚起等が一切見られなかったので、登山道が決定的なダメージを被ったのは比較的最近のことなのかもしれません。

さらにもう1点、
  ●富士急バス「四方津駅-犬目」線が、いつの間にか冬期運休になっていた!
というのもあり、これも登山者にとって結構インパクトの大きなダイヤ改定になろうかと思います。

実はこの計画、数年前に作ってストックしていたもので、元々はその路線の終点「犬目」をスタート地点とし、しかも年中いつでも出掛けられると思っていたものでした。ところが実行に移すにあたり、電車やバスの時刻を最新のもので補正しようとしたら、なんとバスの運行が11月末でとっくに終わっていて愕然!
扇山や百蔵山をバス利用で登るには欠かせない存在なのに、まさか季節運行になるなんて想像外すぎて衝撃的でした。こちらも今年3月発行の登山地図では通年運行の記載なので、4月のダイヤ改正で変更された模様。

だから一旦は実行を来春以降に先送りかなと諦めかけていたところ、犬目からそう遠くない山谷への路線なら通年運行で使えそうと分かり、スタート地点を山谷に変えて計画を微調整して、この日を迎えています。
温暖化が進んだ今、この程度の標高の山なら12月なんてまだ夏山と同じ要領で歩けますから、冬期運休するにしてもせめて1~3月くらいにして欲しいところで、影響を受ける登山者も少なくないのではないでしょうか。

 累積標高差(登り):594m / 距離:10.5km / 歩行時間:3時間0分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録域外か、非掲載の登山道を含む) 

(往路)
古淵 06:18-06:40 八王子 06:46-06:53 高尾
高尾 07:07-07:36 鳥沢 07:46-07:55 山谷

(登山行程)
山谷バス停    08:00
白馬不動の滝   08:30-08:35  ※滝の前から白馬不動尊へ登ることができず、引き返しています
白馬不動尊の鳥居 08:50
白馬不動尊    09:15-09:20  (大滝不動)
犬目丸      09:55-10:00
荻ノ丸      10:10
新田下バス停   10:35
大野展望台    10:40
大目バス停    11:05
大野貯水池    11:15-11:55
大野貯水池バス停 11:55

(復路)
大野貯水池 11:59-12:04 四方津 12:32-12:53 高尾
高尾 12:54-13:00 八王子 13:20-13:43 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

JR中央線を鳥沢駅で下車します。一般的には仕事納めとなる日でしたし、行楽客なんて私だけだったような。
バス停は、駅前の通りに出てすぐの所にあります。平日だけの路線で、この日が年内の最終運行日でした。
終点の山谷で下車します。乗客は私だけでしたし、折り返す便を待つ人もここにはいませんでした。
山谷バス停にはベンチのあるちょっとした広場があって、そこからは笠雲を被った富士山が見られました。富士山の左手前に重なって淡く見えているのは鹿留山、写真右端で電線と重なって見えているのは九鬼山です。


山歩きを開始。まずは県道30号(大月上野原線)を進みます。山の中に入り込んだ路線だから、ほとんど車が通らなくてのんびり歩けるとばかり思っていたら、時々車が行き交う程度には交通量があるのが意外でした。
しばらく進むと古道への入口があります。ストリートビューによるとここに立っているはずの道標は‥‥
倒れて地面に転がっていました。整備に手が回らなくなっているのでしょうか。
古道に入るとそこはかつての甲州街道で、ほんの一部ですが残された石畳の上を歩くこともできました。
でも古道の面影が残っているのはわずかな区間だけ。すぐに人家が現れると舗装道路に変わってしまいます。
舗装された古道区間すらも長くは続かず、間もなく県道に合わさると、今度は県道脇に別の遺構が現れます。
それが恋塚一里塚。甲州街道の21番目(日本橋から21里)のもので、街道南側の塚だけが残っていました。


さらに進むと、次に現れた道標が君恋温泉(すでに廃業)への道を案内していました。この道標はきちんと立っていたけれど、それに従って進んでも通れない場所があったので、その旨が追記されるべきだと思います。
でも、まさか通行不能とは思っておらず、道標に従って左へ戻るように鋭角に折れ、スロープを上がります。
道なりに進むと、ほどなく左手に現れる建物が旧君恋温泉。廃業したのが2016年頃と随分前のことだからか、外観からはかつて温泉宿だった面影を感じられませんでした(元々の外観もかなり地味だったらしいけれど)。
何も案内はありませんが、旧君恋温泉の前を左折して、建物脇の細道を上がります。
温泉宿として営業していた頃の看板は、畑を守るフェンスとして再活用されていたようです。
すぐに森の中へと入ると、しばらくの間は、ほどほどの傾斜で楽に登れる、歩きやすい道が続きました。
が、右手に鉄パイプの手摺りが付けられた鉄階段が現れると、歩きやすかったのはここまででした。
やや急な階段です。さほど長くはないものの、せっかく登ってきたのに下っちゃうのが少々ちぐはぐな感じ。
階段の先には仮設通路のような橋を渡る箇所もあって、とても素直な道筋のようには思えず、君恋温泉への客寄せのため強引に通した道なのではと、そんな印象を持ちました。実際のところ、このコースは山谷・犬目どちらのバス停からも遠回りになりますから、ここを歩いたのはもっぱら温泉客だったと思われますし。温泉宿が営業していた頃は、往来の安全確保が集客上不可欠とみて、この道の維持にも力を入れていたことでしょう。
ところが沢沿いに出ると、進路が倒木で塞がれていました。君恋温泉の廃業後は歩く人が減って、それで整備も手薄になってしまったのでしょうか。ここは障害物が細い樹木だったので、乗り越えて進めましたが‥‥
沢を越えて進むあたり一帯が、すでに道の体をなしていません。対岸は鉄階段の上に白馬不動尊の建物が見えていて、そこへ手が届きそうな距離なのに、鉄階段までの道がどこにあるのやら、相当に悪そうな感じ。
以前なら滅多にないような激しい豪雨が近年は相次いで起こり、登山道の被害も各地で頻出していますが、ここもその中に入るのでしょう。とりあえず、沢には下りることができたので、沢床から上流側を見ると‥‥
白馬不動の滝を間近から見上げられました。この時は水量がわずかで、穏やかという印象を通り越して、むしろ貧相な滝に見えてしまったのですが、周囲の地面が荒れていて殺風景だったこともその一因だったかと。
で、肝心の道の続きといえば、鉄階段までのほんの3~4mが、崖に近い急斜面になっているばかりか、地面全体が湿り気を帯びてグズグズだから、どこに足を置いても滑るばかりでただ立つだけでも苦労する有様。
きっと、元々の地盤があらかた削られた上に、今も刻々と崩れ続けているような状況なのか、安定した地面を全く探せないから途方にくれました。一旦は両手をついて這うように登れないか試みてみたものの、不安定な斜面のどこにも体重を支えられるだけの足場を見出せず、このたった3~4mがどうしても上がれません。強引に登ろうとしたら、途中で足を取られて濡れた地面を滑り落ち、泥まみれになるのが関の山だったでしょう。
仕方なく、ここで引き返すことにしました。幸いに、割と近いところに白馬不動尊へ上がれる別の道があって、登山行程へのダメージは少なくて済むのです。しかしながら、ここで30分ほど無駄にしたことで、下山後に大野貯水池から乗る予定だったバスに間に合わなくなり、四方津駅までの余計な車道歩きが確定です。
なお、この箇所については、これだけ地面が流されてしまった以上、もう道を再生するのはきっと難しいでしょうから、再び人が通れるようにするには、鉄階段を沢床まで伸ばすくらいしか手がないように思われます。


ということで、先程の県道まで引き返してきました。すでに書いたことの繰り返しになるけれど、ここに立つ道標には、示している道が通行困難であることがきちんと明示されるべきでしょう。
県道を5分も歩けば、赤い鳥居が見えてきました。実はここが、最初に計画を立てた時点(=犬目バス停から歩き始めた場合)の登山口だったのです。スタート地点を山谷バス停に変更した際に登山口も変えたのは、上の写真の地点からこの鳥居までが下りになり、せっかく上げた標高を手放すのが勿体なく思えたからなのでした。
「白馬不動尊」と掲げられた鳥居をくぐり、ここから改めて登り返します。鳥居があるってことは、ここからは不動尊まではかつての参道のはずですから、先程の道のような歩きにくい箇所が現れることもないでしょう。
そう思って気が緩んでいたからか、最奥の廃屋を見た先で、こんなふうに道を外してしまいました。
ここで左折するのが正しいのに、そちらは道の所在があまり目立っておらず、直進方向(この写真では右端)が道の続きに見えたのです。あとから写真を振り返っても、これは致し方なかったかなと思える状況でした。
次第に路面が荒れてきて道っぽさが薄まり、早速違和感を感じ始めていますが、地面には踏み跡が豊富でしたから、まだ道を外したと確信ができていません(過去に同じような状況に陥った人が多くいたからでしょう)。
でも、進むにつれて急勾配になり、足場もいっそう荒れ放題に。これはさすがにかつての参道の姿ではないと、またもや引き返す羽目になりました。さほど深入りはしなかったので、浪費した時間は10分ほどだったけれど。


どこかに別の道があるはずだと、3枚上の写真の地点に戻ったところで左側の様子を窺うと、少し鬱蒼として見えていた箇所を抜けた先に、こんな穏やかな道が続いていました。これこそ参道の続きで間違いないかと。
とはいえ、穏やかな道が続いたかというと決してそうでもなく、じきに勾配がきつくなると道幅も狭まって、それまでの参道らしい佇まいはどこへやら、しまいには登山道さながらの様相となりました。
10分ほど登って小さな広場に差し掛かると、その奥に先程も滝の近くから見ていた白馬不動尊が現れました。
不動尊への石段を登る前に、道標が案内する不動の滝への道(写真左端)に入ってみます。もはや滝まで下れない状況なのに、道標がそこに触れていないのは、通れなくなってまだあまり日数が経過していないからなのか?
鉄パイプの手摺り沿いに下り始めるとすぐ、ついさっきたどり着けなかった鉄階段が左下に見えてきました。
鉄階段の上部から沢を見下ろしました。階段は沢床まで届いていませんし、階段がなくなった先も、階段と同じくらい急傾斜の地面しかないことがお分かり頂けるかと。無理に下ろうとしたら、高確率で滑り落ちそうです。
手前の小広場に戻って石段を上がれば、白馬不動尊(登山地図では大滝不動)の前へ。やっと着きました。


白馬不動尊で少し足を休め、気持ちも整えたら、道標に従って軽く登ると、犬目から上がってきた扇山への登山道に出ました。ここから先は良く歩かれている道ばかりが続くはずなので、あとは順調に進めることでしょう。
扇山への登山道を歩くのは3回目。それなりに登らされますが、急すぎない一定の傾斜が続いて、歩きやすい。
せっかく道の状況に不安がなくなったのに、間もなく尾根に上がろうかという頃から、今度は体調が少し変に。
でも普通に歩けることは歩けるので、そのまま進んで尾根に上がったところが分岐点です。ここまで登った人は一般的には扇山を目指しているはずなので、その場合は左へ進みますが、今回は扇山を目指さないので右へ。
すると、穏やかな尾根が続くようになって、イマイチな体調でもこのあたりは気持ち良く歩けました。
分岐点から5分ほどで、最初のピークとなる犬目丸が見えてきました。ここを登れば頂上です。
犬目丸の頂上は、樹木が残されていてさほどの広さはなく、腰掛けるのに適当な物も何もなかったりして、寛いで過ごせる雰囲気ではありません。また意外にも私製の物を含め山名標なども一切見当たらないようでした。
その代わり、南面の樹木が広範に伐採されていたことで、道志の山々などがズラリと並ぶ展望を楽しめました。富士山は朝方よりも雲が増えていて、その中に隠れつつあるのが残念でしたけれど。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
さらに少し左を向けば、下山予定地の大野貯水池もしっかり見えていました。これからあそこを目指します。


犬目丸から軽く下り、東側に隣接する小ピークに差し掛かると、登山道はその手前からピーク右側を巻き気味に進んでしまいます。でも地形図に標高点が打たれたピークなので、一応寄ってみようとここを直進しました。
ここが861mピーク。普通に森が広がっているそのただ中というだけで、特別な景色は何もありません。
樹木には「犬目丸 861m」なる私製のプレートが掛かっていたけれど、地形図に標高点が書かれているからといって、そこが山の頂上になるという訳ではないのよ。それと、写真左下の三角点風の標石は何者なのだろう?
その先も快適な尾根道が続くのに、体調面の不安から次第に楽しむ余裕がなくなって、黙々と歩くばかりに。
本日2座目となる荻ノ丸も、先程のピークと同様に登山道は少し手前のここから右側を巻いてしまいます。
なので再び登山道から外れて直進してみます。ここが荻ノ丸なのですが、山頂然としたところがおよそ見つからない地味な地点で、山名が付いているのを不思議に思ったくらい。これなら登山道も巻いていて当然だわ。
私製の山名プレートが樹木に付けられていた以外は何もなく、来た意味をほとんど見出せないような場所です。体調も芳しくないことだしと、写真だけ撮ったらとっとと下山を始めてしまいました。


荻ノ丸からは勘を頼りに最短で登山道に戻れそうな方向を探りながら進んで、ここで登山道に復帰です。
あとはグングンと下るようになって、良く踏まれた道は、段差などがない素直な坂道で歩きやすかったです。
下る途中、登山道をわずかに左に外れたところが少し開けていて、金毘羅社の小さな社が鎮座していました。
金毘羅社の前からは、目指している大野貯水池の方角を見下ろせて、だいぶ近付いてきているようでした。
金毘羅社を過ぎるとジグザグ道に変わって、さらに下り続けます。
樹木越しに下の集落が見え隠れし始めたあたりに分岐があり、集落に直行する道を選んでここを右折します。
ほんの1~2分で森の中から抜けると、そこには何やら建物が建っていました。
正面に回っても良く分かりませんでしたが、Googleマップによればここは「丹勢神社」。山梨県神社庁のウェブで丹勢神社を検索すると「金毘羅社」との記載もあって、登山地図では「金比羅神社」となっていました。


丹勢神社から短い石段を下れば、もうそこは大野集落(新田地区になるのかな?)の中です。
少し広めの車道に出て右折すると、すぐ次の角で左に分かれる小道があり、道標の案内に従ってそちらへ。
小道を下って一段下の車道が見えてきたら、それが最初に歩いていた県道30号(大月上野原線)の続きです。
県道30号に出たところには新田下バス停があります。でもここを通るのは12月から冬期運休と知ってアプローチに使えなくなっていた犬目への路線なので、次にバスが来るのは来年4月でしょう(廃止にならなければ)。
そしてバス停の向かい側に小道の続き(?)があって、四方津駅への道標もそちらを案内していましたが‥‥
Googleマップで見つけていた「大野展望台」とやらへ寄り道すべく県道を左へ進むと、すぐ近くにありました。
それは右手の斜面に張り出すようにして造られた展望台で、南側に連なる山並みを結構広角に見渡せるものでした。現地には何も表示がなくて、「大野展望台」という名称が適当なのかハッキリさせられませんでしたが。
展望台からは裏丹沢や道志の山々を一望です。残念だったのは富士山がほぼ見えなくなっていたのと、条件が良ければ道志の稜線上に顔を出すはずの蛭ヶ岳・檜洞丸や大室山など丹沢核心部の山々を見られなかったこと。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
でもさらにその左には、高尾方面の山々も眺められていて、なかなか贅沢な展望だったと思います。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


展望台の脇にもスロープがあって、ここからも先程道標が案内していた小道に出られそうと降りてみましたが、私有地らしい畑の中をウロウロした挙げ句、小道へも大きな段差を無理に下る羽目になって、失敗だったかな。
なんとかその小道に降りて右へ進むとこのT字路へ。本来は写真右上から下って来るべきだった地点です。
T字路では道標が小道を外れてさらに下る山道を案内していましたが、文字はかすれて判読不能でした。
構わず山道を下っていくと、少々藪っぽい箇所の通過もあったりして、もうほとんど歩かれていない様子。
でも道は不明瞭にはならずに続いていて、ほどなく中央道脇の小道に出ました。フェンスの左側が高速道路。
少し進むと、中央道を跨ぐ歩道橋が現れますが‥‥
歩道橋を渡った先が工事で行き止まりらしく、通り抜け不可の看板が。元々はこれを渡れば談合坂SAに出られたのに、その行き来ができなくなったことが、ここまでの道が歩かれなくなっていた要因でもあるのでしょう。
でも通り抜け不可の情報は事前に得ていたので、予定通りに先の車道まで進み、この橋で中央道を渡ります。
車道をしばらく下って、大目バス停まで来ました。
ところで元々の計画では、この先を右折し、さらに御春山にも登っていく予定だったところ、体調がおかしなまま復調しないのが悩ましくて、ここまでの道すがら考えた末、御春山へは向かわないことにしました。
御春山へ登ったら、すでに書いた通り下山後はバスを使えず、四方津駅まで歩き続ける必要があるのに対して、このまま歩き終えればバスに乗れて楽に帰れることもあり、無理をしないメリットがより大きかったのです。
そうとなれば、この大目バス停で待っていてもバスは来ますが、50分後では時間を持て余すにも程があり、ただ歩くだけなら差し支えない程度の調子でもあったので、大野貯水池までは行ってしまうことにしました。


てなわけで、バス通りをそのまま歩き続けていると、やがて道の右側に貯水池の一部が姿を現しました。
さらに近付くと、車道と並行する遊歩道が始まって、車を気にせず池畔をのんびりと歩けるように。
貯水池越しに対岸に見えていたのが、登るのを諦めた御春山。こんな景色の中、池畔を半周近く歩きます。
大野貯水池の、堰堤脇の広場まで来ました。バス停もすぐ近くにあって、本日のゴールがここになります。
あずまやといくつかのベンチなどがあり、平日とあって訪れる人も少なく、静かに寛げる雰囲気でした。
大野ダムについての紹介や、周辺の観光案内などいくつかの看板を見て回ったあとは‥‥
このベンチでまったりと過ごしながら、バスの時間を待ちました。
大野貯水池からの眺めの中で、やはり存在感が大きかったのは間近にそびえる御春山でしょうか。
この日巡った山なども、少し遠くなった景色として見えていました。また池畔には桜並木が続いていて、春の花見でも少し知られた場所になっているようです。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
最後はここからバスに乗って四方津駅へ。こちらも行きのバスと同じく、乗客は私だけでした。


タグ:高尾・陣馬
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