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草戸山 [高尾・陣馬]

2022/09/16(金)

■第454回 : 草戸山(364m)


この日は町田市最高峰の草戸山を朝一番でサクッと登り下りしてきました。今回で8度目になる通い慣れた山ながら、大戸緑地内の未踏区間を組み入れて、少なからず新鮮味も感じられるコースにして歩いています。

実は先月にジョギングで足を痛めていて、山は暫くお休みしていましたが、幸か不幸かコロナ流行の拡大期と重なり、体調が万全でも出掛けなかっただろうと、それで落胆せずにいられたのは救われた気分です。
ただ、それがまだ全快には至っていないのと、マトモに山に登るのが3ヶ月ぶりでもあるため、低い山を選んだ上で距離も短めなコースにして、まずは足慣らし程度に軽く歩いてみることにしたのでした。

 累積標高差(登り):390m / 距離:5.3km / 歩行時間:1時間30分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
古淵 05:36-05:49 相原 06:05-06:18 青少年センター入口

(登山行程)
青少年センター入口バス停 06:20
草地広場(大戸緑地)    06:25-06:30
雨乞い場の碑       06:35-06:40
権現平          06:50-06:55
草戸峠          07:25-07:30
草戸山          07:35-07:45
大地沢青少年センター   08:10
青少年センター入口バス停 08:20

(復路)
青少年センター入口 08:30-08:45 相原 08:55-09:10 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

JR横浜線の相原駅からバスに15分ほど揺られて、青少年センター入口というバス停からスタートです。
この路線は有難いことに朝早くから駅発の下りの便があって、まだ涼しいうちに歩き始められました。
バス停からほんの2~3分で、すぐに大戸緑地の入口へ。この奥にある駐車場の利用時間が9時からとなっているのは、ここを車で通れるようになるのがその時間からということなのでしょう。
でも歩行者は問題なく奥へ進むことができて、草地広場と駐車場がある一角に出ました。
トイレは利用時間が8:30~16:30と案内されていて、私は駅で済ませてきましたが、早朝のこの時間(06:25)でも利用できました(ただし、見てみたのは男女別のトイレだけで、だれでもトイレについては未確認)。


広場の脇から山に取り付いたら、次の「雨乞い場の碑」の地点までは、昨年下りで歩いたことのある区間です。この一帯の道は登山地図には載っていませんが、当分は大戸緑地内ですから良く整備された道が続きます。
登り始めは傾斜も緩やかで、歩きやすかったです。
5分も登れば、小ピークになっている「雨乞い場の碑」の地点に出ました。
石碑には、この場所(推定)で昭和22年頃まで雨乞いの儀式が行われていたことなどが記されていました。
南東側が開けているこの地点には展望図も設置されていて、この写真で白飛びしてしまった部分には‥‥
横浜方面を眺められたものの、空気が澱んでいたこの日は町田駅周辺ですら霞んで辛うじて分かる程度にとどまって、遠望は楽しめませんでした。展望図には横浜ランドマークタワーや房総半島まで載っていたのに。
    ※下の写真にマウスを乗せると、地名等を表示します。


次の権現平までは、今回初めて歩く区間になります。ここからは尾根筋を進むためアップダウンを繰り返すようになるものの、傾斜が急な箇所や登り下りが長く続く箇所はなく、引き続き楽に歩ける道でした。
所々に現れる分岐点にも、きっちり道標が立っていて、道案内も万全。ただ、平日の朝イチなんかに歩いているから、クモの糸にかかることが頻繁で、棒切れを振ってそれを払いながら進むのが少々煩わしかったです。
権現平に着きました。ここも小ピークになっていますが、展望はありません。少し足を休めたら先へ。


権現平から先は過去に歩いている道。ほどなく右手にフェンスが続くようになって、そちら側は拓殖大学の敷地らしい。そういえば3年前に高尾駅から辿った拓殖大西尾根コースにも同じようなフェンスがあったっけ。
その後も道は尾根上を進んで、アップダウンの多さも相変わらず。でも引き続き急な箇所がないのでさほど疲労させられず、道の様子が単調ではないことで、展開が目まぐるしく変わるのをむしろ楽しんで歩けたような。
15分ほどで通過する分岐点の「峠の丘」もやはり小ピークで、大戸緑地の西端に当たります。なので、ここを右折して草戸峠の方向に進むと、大戸緑地から離れることに。
すると以降は登り下りとも道の勾配がやや増しますが、それでも急な傾斜というほどにはなりません。
やや大きく登った先が草戸峠。ここで高尾駅方面からの登山道を合わせます。
草戸峠からは高尾山の頂上付近が間近に眺められました。


草戸峠からはひと登りで、草戸山の頂上に到着。鳥居の先には山の神が祀られています。
草戸山の頂上は「松見平休憩所」にもなっていて、見晴台を兼ねた休憩舎も建てられていますが‥‥。
休憩舎は立入禁止となっていて(老朽化が原因かと)、昨年来た時はまだ使われていたので、こうなったのは比較的最近の模様。ま、周囲の樹木が育ってしまって、登ったところで展望なんてほぼなかったのですけれど。
少し開けている東側も、遠くが霞んでいたこの日は、八王子駅周辺のビル群を眺めるのがやっとでした。


草戸山からは、城山湖側に少し下ったのち、この分岐点を左に折れて、まだ歩いていなかった大地沢青少年センターへの道に入ります(もし城山湖に向かうのなら、湖岸のゲートが9時に開くのを待つ必要があります)。
するとやや細くなった道は、尾根伝いに小刻みな登り下りが続くようになり、傾斜が少々急な箇所も現れます。
小さなコブをいくつか越えていく中には、なにやら三角点っぽい代物が埋まったコブが‥‥。
それは3級基準点で、神奈川県企業庁電気局の名が刻まれたもの。国土地理院HPの基準点検索では何もない地点になりますが、山間部の基準点は検索対象外になっているっぽいので、きっと廃止とかではなく現役のものなのでしょう(廃止なら撤去して原状回復とかしそうだし)。
道は細いながら、途中にはベンチがあり、急な箇所はロープが設置されているなど、良く整備されていました。
都県境尾根を突端の少し手前まで進んだのち、この地点を左に折れると、あとはもう下界へと下る一方です。
ほどなく転落防止柵に守られた道に入ると、その下に道路や建物が見えてきました。


道路に降り立ったところで、下ってきた道を振り返っています。
道路の反対側に建っているのが大地沢青少年センターです。以前は建物内のトイレを利用できましたが、コロナ禍以降は入館が制限されるようになり、現在は少し奥にあるキャンプサイトのトイレのみが利用可でした。
あとは少しだけ車道を歩いて‥‥
スタート地点の青少年センター入口バス停に戻ってきました。
すぐに一般の路線バスがやって来たけれどそれは見送って、相原までの運賃が¥100と格安な、10分後に出る町田市民バス「まちっこ」を待ちました。おトクな代わり、相原駅の駅前には入らなかったり、1日3往復のみでうまく時間が合わないと使えないのが難点かな。また、座席数が少ない車種なのに、この便は利用者が結構多くて、途中からお年寄りの方に席を譲ることになったりもしました。

冒頭にも書いた通り、このところ毎年のように登っている歩き慣れた山ではありますが、登り下りとも途中に初めて歩く区間を織り交ぜたコースを組んで、楽しみながら歩くことができました。

登山口のバス停からの単純な標高差が200mに満たないような山なので、境川源流経由などの手近なコースをピストンしてしまうと物足りなかったかもしれませんが、アップダウンを繰り返す尾根伝いのコースを選んだことで、それなりの運動量があってまずまずの歩き応えもあり、程よい足慣らしにもなったように感じています。

タグ:高尾・陣馬
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