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高尾山・小仏城山 [高尾・陣馬]

2022/09/28(水)

■第455回 : 高尾山(599m)・小仏城山(670m)


今年は夏以降が少し長めのブランクになっていて、前回が久々の山でした。そもそもコロナ禍で丸2年以上、思うようには身体を動かせていないところへ、さらに山から遠ざかってしまう形になっていたのです。

そのため、すっかり今の自分の力量が分からなくなっていたので、この日は以前との比較ができる歩き慣れたコースで現状を見極めようと、朝一番で高尾山を歩いてきました。

 累積標高差(登り):739m / 距離:11.1km / 歩行時間:3時間15分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:3時間55分 

(往路)
古淵 04:59-05:21 八王子 05:26-05:34 高尾
高尾 05:46-05:48 高尾山口

(登山行程)
高尾山口駅     05:50
大山橋       06:30
高尾山       07:00-07:15
一丁平(展望デッキ) 07:40-07:45
小仏城山      08:00-08:15
千木良バス停    08:55
弁天橋       09:10
相模湖駅      09:40

(復路)
相模湖 09:55-10:04 高尾 10:05-10:11 八王子
八王子 10:20-10:43 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

久しぶりに最寄駅の始発電車を捕まえて、高尾山口駅に2番電車で到着する、高尾山に登る時のお決まりのパターンでやって来ました。同じ電車に乗っていたハイカーは3~4人で、この日は少なかったなぁ。
平日の早朝だけに、ケーブルカー・リフトの駅前も閑散の極み。
この日は何も捻らずにオーソドックスなコースを歩こうと、ここから6号路に入ります。


すぐに現れる、琵琶滝への分岐点は直進します。
ずっと谷間を進むため、この時間だと日差しがほとんど届かず、若干の暗さが残る中を歩きました。
歩き始めて40分ほどで、小さな大山橋を渡ります。6号路の序盤は緩やかな傾斜が続いて、距離上はここで高尾山までの2/3を進んだのに対して、標高差だとやっと半分を登ったところ。この先で登りがきつくなります。
特に変わった様子がなかった登山道も、大山橋を過ぎると少々荒れた箇所が見られるように。ここなどは元あったはずの路盤が流されていて、水流のすぐ脇を歩かされました。増水時でも無事に通れるのでしょうか。
稲荷山コースへの連絡路を分けて、飛び石の区間に入ります。ようやく日差しが届く高さまで来たらしい。
あれれ、以前は飛び石を伝って歩ける箇所が多かったのに、すっかり様子が変わり、川の中をただ歩くだけって具合になっていて、なんか面白味も減ってしまったような。台風などによる豪雨が何度か続いた影響かも。
一応はゴアのシューズを履いて来ているものの、いい加減くたびれてメンブレンが一部破けたりするなど、防水性が落ちているのを我慢して使い続けているので、足の置き場には気を遣いながら歩きました。


川から離れて本格的な登りの区間に入ったと思ったら‥‥、真新しい立派な階段が忽然と現れました。しかもそれが長く続きます。こんな事になっていたなんて全く知らずに来ていたので、これにはちょっとビックリ。
傾斜が緩む箇所でも全く途切れず、執拗に階段が続く様子から、登山者の安全性向上というよりは、植生保護や裸地化対策としての措置だと思われます。だから必要性は理解できるけれど、こんなに整備されたら登山の趣なんて消し飛んでしまうし、今後はもうここを歩きたいと思えなくなったので、私にとっては残念でした。
それにしてもこれ、どこまで続くんだろう?
やっと終わりまで来ました。結構長かったなぁ。(帰宅後に調べたところ、2020年12月末から翌年3月末まで、登山道改修工事のため通行止めになっていたようなので、その期間に整備されたようです)
所々に段数がマジック書きされているのを見ると、最上段は383段目だったようです。
そこは6号路終点の広場。結局6号路は、尾根筋を登り始めたら最後まで全部がこの階段になったのでした。
巷で話題のカエンタケの蔓延は、高尾山界隈にも及んでいるようです。皆さんどうぞご注意を!
山頂直下の2階建トイレ(大見晴トイレ)は、この時間に登って来るといつも閉まっているなぁ。。。


高尾山の山頂に到着した時、居合わせたのはほんの5~6人。これまでで最も落ち着いた雰囲気だったかと。
最高点にある三角点です。
展望デッキもほとんど人がいなくて、どの方角も気兼ねなく見たいだけ見放題。自由だわぁ。
富士山は笠をかぶっていました。このあと、どちらも特に天気が崩れたりはしなかったと思うのですけれど。
    ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
高尾山からの展望です。この時は雲が少なくスッキリと晴れていて、丹沢や道志の山並みをきれいに見渡せました。これよりさらに西側は雲に覆われたり霞んだりして、遠望はきかなかったものの十分楽しめています。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。


山頂で少し休んだら、奥高尾方面への縦走路へ進みます。
5号路を横切った先の分岐は、もみじ台へは向かわずに北側のまき道へ。
まき道が終わった先には、ススキの穂が道にかぶさる箇所もあって、山の上だけに少し早めに秋の気配が。
一丁平には誰もいません。というか、この日は縦走路全体がいつもよりも静かだったような。
一丁平の展望デッキにも寄っていきます。富士山の笠はあらかた取れていたようでした。
一丁平からの展望は、来るたびに樹木の目障りさが増しているように思います。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
それでも方角を絞れば、あまり樹木が邪魔に感じないですむアングルも。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
巻き道への分岐まで来れば、小仏城山まであとひと登りです。


小仏城山も着いた時は無人で静まり返っていました。すぐに、後続のハイカーが何人か現れましたが。
休日なら開店する頃合の茶屋も、店内に人の姿は見られずひっそり。手前は三角点です。
開けている南東側は、横浜のビル群が眺められて、ランドマークタワーもしっかり見えていました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
西側は雲が増えてきて、富士山の頂上部はまだ雲の上に出ていたけれど、このあとはどうだったのだろう。


今回は、小仏城山から下山を開始して、相模湖方面へ向かいます。最終目標は相模湖駅ですが、そこまで歩くには最後にもうひと仕事頑張ることになるので、どこをゴールにするかは足と相談しながら決めることに。
相模湖への道は、下りはじめは木段になっている箇所が大半でした。
中盤になると、傾斜が緩んで普通の坂道を快適に歩ける場所も現れますが‥‥、
さらに下るとやや勾配が増した上に、路面が滑りやすい赤土で、足を取られないよう要注意でした。
茶屋の前まで下ったところが登山口で、車道に迎えられます。この茶屋も平日だからか閉まっていました。
車道を少し歩けば千木良バス停。でもまだ余力があったので、相模湖駅まで歩いてしまうことにします。
ここからバスに乗れば、ほんの10分ほどで相模湖駅に着きますし、本数もそこそこあって割と使い勝手も良い路線です。前回(といっても2008年のこと)こちらに下ってきた時は、バスのお世話になっていたのでした。


ということで、ここから先は初めて歩く区間になり、それを楽しみにして来ていました。このあとはすぐに相模川を渡るため、住宅地を抜けた先のこの地点から、川へと下る山道に入ります。
橋が割と高い所に架かっていてくれたら、そんなに下らなくて済むかも、などと虫の良いことを考えていたら、やがてその橋がはるか下に架かっているのが小さく見えてきて、ちょっとげっそりとした瞬間です。
橋の見え方から、長く続くかと思っていた下りは案外短いもので、下ったのは60~70mほどでしょうか。
吊り橋の弁天橋を渡ります。橋の袂には両岸とも狭いスペースしかない、写真を撮るには不自由な橋でした。
だから橋の外観の写真は、渡った先でのこの角度のものが目一杯。これではなんだか良く分かりませんね。
橋まで下ってきた訳ですから、渡った先は当然登り返し。疲れが溜まった終盤にこれはなかなかこたえます。
登り返しの階段の途中には弁天島公衆便所があって、足を休ませがてら利用させて頂きました。
階段状の山道がさほど長くなかった代わりに、その先にも車道の急坂が続いて、それなりにきつかったです。
そんな登りも、前方に2車線の車道が見えてくれば、そこで一旦は収まります。


しばらく車道を歩いたら、今度は相模ダムの天端を通って、相模川を渡り返します。
相模ダムの天端の様子です。
相模ダム天端からの下流側の眺め。
ダム湖の相模湖は、遊覧船などもある観光地ですが、災害級の豪雨が続いてまだ間がないためか湖水が濁ったままで、湖面を撮った写真はあまり絵になりませんでした。これは渡り終えた天端を振り返ったところ。
駅は湖面よりも少し高い場所にあって、最後にもうひと頑張りです。
朝方は涼しくて、小仏城山あたりまでは実に快適に歩けていたのに、さすがに日が高くなると気温も上がって、終盤以降の登りでは結構汗もかかされつつ、やっと駅前へ。
相模湖駅への到着は、早朝から歩き始めていただけに、まだ朝の10時前。午前中のうちに帰宅できました。

歩いてみた結果、スタミナ的にはあまり問題なさそうで、コロナ前とほぼ変わらない感触だった一方、さすがに運動不足は否めず、下る途中で足が少しプルプルしたり、翌日に筋肉痛になってしまったりしました。

なので、やはりあまり欲張らずに、抑えめのコースから慣らしていく段階を経て、徐々に標高差や距離を伸ばしていくほうが良さそうです。とはいえ、今後も当分の間はある程度抑制した行動が必要とされそうで、思い描いたように伸ばしていくなんて難しそうですから、現実的には現状を維持できればそれでも御の字でしょうか。

タグ:高尾・陣馬
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