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蜂城山・神領山・大久保山 [大菩薩とその周辺]

2011/04/10(日)

■第200回 : 蜂城山(738m)・神領山(866m)・大久保山(664m)


200回記念はどこにしようかと色々考えて、山梨の桃源郷に桃の花のジュータンを見に行くことにしました。
ところが、日程的には桃の花まつりの終盤に差し掛かっているというのに、全体的には3分~4分咲き程度にとどまっていて、ほとんど花を付けていない木も目立っているといった状況。期待していた、あたり一面が桃色に染まる景色は、その片鱗すら窺えませんでした。
その代わり満開で迎えてくれたのが桜の花で、桃の花を見に行ったのに桜の花を楽しんで帰ってくるという、妙で地味な200回記念になってしまいました。

 累積標高差(登り):710m / 距離:10.5km / 歩行時間:2時間55分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:3時間55分 

(往路)
古淵 05:58-06:21 八王子 06:35-07:39 甲斐大和
甲斐大和 08:05-08:25 勝沼総合局前

(登山行程)
勝沼総合局前バス停 08:30
釈迦堂遺跡博物館  09:00-09:05
蜂城山       09:45-09:55
神領山       10:25-10:40
大久保山      11:05-11:20
釈迦堂PA     12:00-12:40
釈迦堂入口バス停  12:50

(復路)
釈迦堂入口 13:03-13:16 勝沼ぶどう郷 13:41-14:48 高尾
高尾 14:51-14:57 八王子 15:00-15:22 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

JR中央線を甲斐大和駅で降りて、甲州市民バスに乗り換えます。まだ大菩薩方面(上日川峠行き)のバスの運行がないこの時期、電車が着いても降りる人はまばらです。

本日のスタート、勝沼総合局前バス停です。これから登る山々にはまだかなりの距離がありますが、近くを通るバス路線はずっと遅い時間の便しかないので、ここから歩きます。

30分ほどで釈迦堂遺跡博物館の前まで来ました。すぐ下にある中央高速の釈迦堂PAから外に出て歩いて来られるので、すでにかなりの人の姿があります。
建物の前では、さまざまな花が彩りを競い合っていました。また、すぐ隣には茶席が設けられていて、おだんごなどを注文できるようでした。
釈迦堂周辺の桃畑では、まだ2~3分咲きといったところでした。奥に見えているのが、これから登る蜂城山です。

蜂城山の登山口まで来ました。ここから先の登山道は、元は頂上にある蜂城天神社の参道です。この付近では、開花が進んで桃色が鮮やかになりつつある様子も見られました。

笛吹市の天然記念物、「蜂城山のヤマボウシ」です。稀に見る巨樹ということですが、葉を落としたこの時期は、特段見応えはありません。6~7月の花期に訪れてみたいところです。

蜂城山の頂上です。鳥居の向こうに、蜂城天神社が見えています。
山頂標識は、社の柱に括り付けられていました。
振り返ると、山梨市~甲州市のあたりの街並みを見渡せます。山梨市の方向を見ると、いくらか桃色ががっているのが辛うじて分かりますが、期待にはほど遠くて残念です。

蜂城山と神領山との鞍部まで下ると、私製の標識が道案内をしていました。ここは直進して、登り返していきます。
最初はジグザグ道でしたが、やがて直線的な道形に変わります。それなりに傾斜もあるので、ここは少々きつく感じる登りでした。

神領山の頂上に着きました。周囲は少々ヤブっぽく、そして展望はほとんどありません。もう少し緑があるかなと思っていたのですが、どの木もまだ芽吹き前で、まだ冬の装いのままでした。
頂上標識のアップです。

神領山から先は、かなり不明瞭になる箇所もある道を、赤テープに頼って大久保山まで来ました。
ここは大久保山の最高点。この地点の標高は、地形図によれば680m圏となっています。標識に書かれている標高は、この下にある三角点のものなので、この地点で掲示するのは間違いだと思います。
何もない最高点はスルーして、地形図が山頂としている三角点の所に来てみましたが、ここにも三角点があるだけでした。ここは四等三角点ですが、比較的新しいのか、標石はいたって綺麗でした。
三角点のすぐ下には那賀都神社があって、少し開けた場所になっています。ただし展望はほとんどありません。
神社の中に入っていくと、御神木となっているアカマツの巨樹に懐かれるようにして、小さな祠がありました。

神領山から那賀都神社の参道を下って、動物除けのフェンスがある所までくると、ちょっとした展望地がありました。
ここから見ても、山梨市の方向はうっすらとピンクに染まっています。満開になれば、もっと濃いピンクになるはずなのですが。

麓まで下りてくると、かなり開花の進んだ桃畑も見られました。
桃の花を少しアップにしてみました。

帰りのバスまでに時間の余裕があったので、釈迦堂PAに寄って、食堂でソバを食べていきます。
ついでに釈迦堂遺跡博物館のイベント広場に寄ってみたところ、何本かの桜がどれも満開を迎えていました。

釈迦堂の近くからバスに乗って、勝沼ぶどう郷駅まで来ました。特に下調べもしていなかったこの駅には、何も期待していたものはなかったのでしたが・・・
なんと、線路沿いに桜並木が続いていて、見事に満開となっていました。おかげで退屈せずに電車が来るまでの時間が過ごせそうです。
かつての線路敷が公園として整備されていて、一部は桜のトンネルのようになっています。中央は、ここが線路だった当時の駅のホームです。
現在のホームからの眺めも壮観でした。
現在のホームから、かつてのホームを見下ろします。

タグ:大菩薩嶺
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小倉山 / 塩ノ山 [大菩薩とその周辺]

2010/03/17(水)

■第168回 : 小倉山(954m) / 塩ノ山(552m)


小倉山の麓に群生しているザゼンソウは、「竹森のザゼンソウ群」として天然記念物の指定を受けています。今がちょうど見頃の時期なので、人の少なそうな平日に見に行くことにしました。
ただし山としては、小倉山だけでは高低差が200mしかなく、ほんの2時間コースで物足りません。近くには歩いてコースを繋げられる山はないのですが、塩山駅のすぐ近くには、前からちょっと気になっていた塩ノ山があります。
そこで、途中をバスで結んで、2つの山をセットで歩いてみることにしました。

 累積標高差(登り):570m / 距離:6.1km / 歩行時間:2時間50分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:3時間40分 

(往路)
古淵 06:28-06:49 八王子 06:57-08:13 塩山
塩山 08:42-09:10 玉宮

(登山行程・小倉山)
玉宮バス停    09:10
玉宮ざぜん草公園 09:35-09:40
小倉山      10:10-10:25
996m峰      10:45
上条峠      11:05-11:25
玉宮バス停    11:45

(小倉山から塩ノ山へバス移動)
玉宮 12:37-12:54 塩山温泉入口

(登山行程・塩ノ山)
塩山温泉入口バス停 12:55
塩ノ山       13:15-13:20
向嶽寺       13:40
塩山駅       13:55

(復路)
塩山 14:02-15:19 八王子 15:30-15:53 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

塩山駅から玉宮行きのバスに乗ったのは5人だけでした。ザゼンソウが見頃を迎えて、もう少し乗客があるかと思っていたので、この人数はやや意外です。車で向かう人が多いのでしょうか。
そのうち小倉山エリアまで乗っていったのは4人。単独行女性2人は、終点のひとつ手前の湯原で降りたので、ざぜん草公園に直行するのでしょう。私のほか、もうひとりの男性が終点の玉宮まで乗っていきました。

まず最初に、カタクリコースを経由して船宮神社へ行ってみましたが、境内は狭くて少々薄暗く、あまりくつろげる雰囲気ではありませんでした。

玉宮ざぜん草公園まで来ると、ザゼンソウの群生地までは至近距離で、群生地内に入るとすぐに木道が始まりました。
暗褐色の花弁は、地味を通り越して薄気味の悪さすらありますが、「群生」と呼ぶに相応しいだけの株数があって、次々と花が現れるさまは壮観です。

群生地を抜けた先は、そのまま小倉山への登山道になっています。登山道といっても、道幅が広くてほとんど遊歩道のような道です。
尾根上に出たところの分岐点で、帰路に歩く予定の上条峠への道を見送って頂上へ向かっていくと、やがて行く手の坂の上に展望台が見えてきます。その展望台の立っている場所が頂上でした。

展望台に登ってみると、甲府盆地側を広く見渡すことができて、次に向かう予定の塩ノ山も、盆地の手前で小さいながらも存在感を示していました。
少し右に視線を移すと、甲府近郊の山の上には南アルプスが並んでいました。

先程の分岐点まで戻って、上条峠への尾根道コースに入ると、途端に道が細くなって、いかにも登山道らしくなってきました。
いい感じに木々の間を縫う道や、少々岩っぽくなった急坂などもあって、ようやく山歩きらしい気分を味わえるようになります。しかも尾根道コースに入った後は全く人を見かけなくなり、静かに歩けるのも良かったです。

上条峠で少しゆっくりした後、玉宮からバスに乗って塩ノ山の近くへ向かいます。
塩山駅行のバスの始発からの乗客は2人で、すぐ次の湯原バス停から単独行女性2人が乗ってくるという、朝のバスの完全な逆回し再生になっているのが笑えました。

塩山温泉入口バス停で降りて旅館街を歩いていくと、廣友館という旅館の横に塩ノ山の遊歩道の入口がありました。
頂上までの標高差は150mほどで、かかった時間も20分ほど。その間、誰にも会わずに登ってきて、そして頂上も無人でした。頂上からの展望は南側が主体で、眼下には塩山市街を見渡すことができました。

下りは向嶽寺を経由する大回りのルートを選びましたが、乗りたい電車の時間が迫っていて、向嶽寺は通りがかるだけになってしまいました。
由緒ある寺らしく、庭などもきれいに整えられていて、風格を感じさせる佇まいだったので、改めて時間がある時にじっくり訪れてみたいと思いました。

タグ:大菩薩嶺
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