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八子ヶ峰 [八ヶ岳とその周辺]

2011/09/18(日)

■第210回 : 八子ヶ峰(1869m)


今回の行先は、八ヶ岳と霧ヶ峰の間に、こんもりと丘のようにして盛り上がっている八子ヶ峰。頂上部にはのびやかな草原が広がって、樹木がないだけに360度の展望が楽しめます。

この日は残念ながら、日本アルプスは北も中央も南も雲がかかっていたほか、南八ヶ岳の核心部も雲の中で、大パノラマとはいきませんでした。それでも北八ヶ岳が間近に迫力ある姿を現していたほか、霧ヶ峰や美ヶ原までは見渡せていて、白樺湖・蓼科湖・女神湖という湖沼を配した山麓の景色も美しく、印象深い山行となっています。

 累積標高差(登り):720m / 距離:9.8km / 歩行時間:2時間50分 (休憩除く) 
(参考) 同コースの標準時間:4時間10分 

(往路)
古淵 05:50-06:11 八王子 06:35-09:23 茅野
茅野 09:50-10:23 プール平

(登山行程)
プール平バス停  10:30
蓼科大滝     10:40-10:45
親湯       10:55
東急リゾート分岐 11:45-11:50
八子ヶ峰(東峰)  12:10
八子ヶ峰(三角点) 12:30
八子ヶ峰(山頂)  12:35-12:55
八子ヶ峰公園   13:25
南白樺湖バス停  13:50

(復路)
南白樺湖 14:03-14:45 茅野 15:18-16:49 八王子
八王子 17:00-17:22 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

プール平バス停。バスから降りたのは私ひとりだけで、しかも周囲を見渡しても歩く人の姿はありませんでした。

バス停のすぐ先から小径に入りますが、このような案内看板が随所にあって、蓼科大滝までは何の心配もなく歩けます。

蓼科大滝。落差はこの通り小さいのですが、水量が豊富なので見応えがありました。

蓼科大滝から親湯へは、少しだけこんな苔むした道を登ります。ここだけちょっと北八ヶ岳っぽい雰囲気でした。

親湯温泉。武田信玄の隠し湯で、開湯400年だそうです。でも温泉の前は、いつものように素通り。

親湯から八子ヶ峰へは、信濃路自然歩道を登ります。はじめしばらくは、低いササが地面を覆う樹林の中を進みます。
標高が1650mを超えたあたりから、岩っぽいヤセ尾根の登りに変わりました。
登るにつれて傾斜は増す一方で、地面も岩ばかりになりますが、でも階段状になっていて足だけで楽に登れます。

東急リゾートから登ってくるトレッキングコースとの合流点。ここ以降は、少しずつほかのハイカーを見かけるようになります。

行く手にヒュッテ・アルビレオの赤い三角屋根が見えてきました。
そして右手が大きく開けると、いきなり蓼科山が間近に登場。頂上直下で縞枯現象が起きているのが良く見えました。

八子ヶ峰の頂上部は、こんな感じに草原が広がっています。
ヒュッテの前を少し通り過ぎてから振り返りました。

八子ヶ峰の東峰が、この一帯の最高標高点。でも標柱が1本立っているだけで、ほかには何もなく、ほとんど顧みられていないような地点でした。
中央やや左寄りに赤く写っているのは、ヒュッテの屋根です。

これから歩く尾根。草原だけに、見通しが良くきいて気持ち良いです。
道の脇ではススキがいい雰囲気になりつつあります。草紅葉の頃も良さそうですね。

三角点の地点まで来ました。てっきりここが山頂扱いされていると思っていたら、ここも三角点があるばかりです。

頂上標識は、三角点のすぐ西隣のピークで見つかりました。ここを頂上とすることにした経緯は不明です。

蓼科山の右隣では、北横岳も雲が晴れていました。
さらに右を見ると、北横岳と、それに連なる形で縞枯山と茶臼山までは見えていました。
でも麦草峠をはさんで写真右半分の南八ヶ岳方面になると、雲ばかりで中腹から上は全く見えていません。
南アルプスもこんな感じ。中央やや左寄りの鳳凰三山と、そのずっと右のほうにある仙丈ヶ岳だけは、辛うじて頂上部が顔を出しています。
その間には北岳とか甲斐駒とかがあるはずなのですが、20分ほど粘っていても雲は晴れませんでした。
なお、左端から延びているのは南八ヶ岳の裾野です。
こちらは下山方向。左端でレーダードームがちょこんと載っているのが車山(霧ヶ峰)、右下には下山先の白樺湖が見えています。雲さえなければ、写真中央には北アルプスが並んでいるはずなのですが・・・

白樺湖への下山路は、こんなササの中の道が大半を占めていました。
ササが濃くなって、地面が見づらくなっている区間もしばしば。あまり歩きやすい道ではありません。

スキーゲレンデを下って、正面に建物が見えてくると、やがて山道は終わります。
あとは車道を歩くだけ、と思っていたら、途中で車道を離れる山道を道標が示しています。
が、すでにこの入口の時点で怪しい雰囲気がアリアリですが、入ってみたらどんどん草藪が深くなっていきます。
しばらく下った所で嫌気が差したのですが、車道まで登り返すのが面倒で、適当にエスケープしたら、途中から道無き道になって散々でした。
草深い時期は、この道標を無視して大人しく車道を歩いたほうが良さそうです。

下り着いた白樺湖は、湖畔がほぼ全周にわたってリゾート開発され尽くした感があって、自然な景観はほとんど残されていません。私にはあまり好ましい景色には感じられなかったので、そのままバス停に直行してしまいます。
南白樺湖のバス停は、待合室付きでした。

タグ:八ヶ岳
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