So-net無料ブログ作成

高畑山・倉岳山 [高尾・陣馬]

2019/10/09(水)

■第414回 : 高畑山(981m)・倉岳山(990m)


この日の行先は、中央線の駅から登り下りできて、手軽な日帰りの山として人気のある高畑山と倉岳山です。どちらもそれぞれ10年ほど前に別々に登頂済みですが、久々の再訪となる今回は、2つの山を縦走してきました。

秋晴れのさわやかな陽気に恵まれて、登山には快適なコンディションだったのに、残念ながらスッキリとした青空が広がっていたのは朝のうちだけ。ともに大月市から「秀麗富嶽十二景」に選定された、富士山を美しく望める山々だけに、展望を楽しみにしていましたが、登頂する頃には富士山はすっかり雲の中に隠れていました。

(往路)
古淵 06:46-07:08 八王子 07:17-07:24 高尾
高尾 07:43-08:00 上野原 08:35-09:24 無生野

(登山行程)
無生野バス停 09:25
雛鶴峠    10:15
高岩     10:40
楢峠付近   11:10-11:15
高畑山    11:35-11:50
穴路峠    12:15
倉岳山    12:40-13:00
立野峠    13:20
登山口    14:05
梁川駅    14:25

(復路)
梁川 14:27-14:52 高尾 14:53-14:59 八王子
八王子 15:22-15:45 古淵


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

上野原駅で無生野行きのバスに乗り換えます。平日は朝に1往復があるだけのこの路線、駅から乗った3人のうち、2人がまだ市街地内を走っているうちに早々に降りてしまうと、以降の乗客は私ひとりだけになりました。
バスに小1時間揺られて下車した終点の無生野は、秋山川に沿って点在する集落の最奥部で、ちょっと寂れた雰囲気です。バス停の横にある石塔は、無生野という地名の由来に関わるとされる雛鶴姫の伝承にちなんだもの。
※この写真ではバス停名が分かりませんが、それはちょうどバス停名を隠すようにして、ダイヤ改正に関する注意書きが貼られていたからです。なお、ここから上野原駅に向かう便は、乗ってきたバスが間もなく折り返す便だけなので、このあと途中で何かトラブルがあってここに戻ってきたとしても、もう乗れるバスはありません(ただし土休日は午後にもう1便あります)。

バス停から5分ほど歩いた所にはバスの転回所があって、そこにはさっきまで乗っていたバスが。だったらここにもバス停を設けて、ここまで乗せてくれても良かったのに‥‥。
さらに5分ほど歩くと、雛鶴姫を祀った雛鶴神社があるので、立ち寄って行きました。
本殿と拝殿は平成元年の再建とあって、建物は立派ですし、境内もきれいに整えられていました。ところで、雛鶴峠を越えた反対側にも同名の雛鶴神社があって、雛鶴姫の終焉の地はそちらだという説も(詳細は不明)。

元の道に戻ると、間もなく差し掛かるヘアピンカーブの所で旧道が分岐するので、そちらに入ります。
その後はしばらくの間、旧道を歩きます。そこそこの傾斜で坂道が続くので、ここでひと汗かかされることに。なお、旧道はこの先のトンネルが封鎖されていて通り抜けできないので、人も車も通らず静かでした。
雛鶴トンネルが見えてきたら、その手前が登山口。ここまでバス停から35分ほどでした。
登山道に入る前にトンネルの様子を見てみると、一応封鎖はされているものの、柵の中央部には人が入れるほどの隙間がありますし、通行止めや立入禁止などの標識もなく、通ろうとする者を拒絶する雰囲気は感じられません。中を覗いてみても、入口から見る限りでは大きな損傷は見られず、歩きならば問題なく通れそうでした。

トンネルの前から戻ってきたら、ここから登山開始。まずは、トンネルのほぼ真上にある雛鶴峠を目指します。
登山道の一部には石垣が見られました。車道ができる前は、きっとこの道で人々が往来していたのでしょう。
その後も古来の峠越えの道らしい、ジグザグで傾斜を抑えた優しい道が続きます。中には路面が荒れている箇所もありましたが、昔から生活路として使われていたことが感じられる、歩きやすい道でした。
雛鶴峠には、登り始めてから15分ほどで到着。反対側へ下る道も、峠から見られる範囲では道形は明瞭でした。

雛鶴峠からは尾根道に変わります。はじめのうちは、歩きやすくて気持ちの良い道でした。
すぐに通過する送電線鉄塔の脇からは、富士山の頂上部がきれいに眺められました。この日は朝からスッキリとした秋晴れで、頂上に着いてからの展望が楽しみでしたし、まさか、この富士山が見納めになるなんて‥‥。
送電線鉄塔の先にはなんとヤブが! このあたりは、普段もあまり歩かれていないんでしょうね。ほんの20~30mでしたが、ここだけ道が見えないほどの草藪で、背丈よりも高く伸びた草を掻き分けて進むようでした。
ヤブの先に待っていたのは急な登り。登山地図に実線で記載される一般登山道にしては、歩く人が少ないからか歩きやすい道にはなっておらず、急斜面でもジグザグを描かずに直登するので、少々骨が折れます。
急登の途中には、リニア実験線の車両基地を見下ろせる場所もありました。
高岩の手前で傾斜はさらに急に。登るのも辛かったけれど、下りだと滑落に注意して慎重に歩く必要ありです。
高岩は展望のない地味なピーク。ここで西へ分岐する破線路も、道形は不明瞭に見えました。

高岩からは、一旦少し下ります。ここの下りは比較的穏やかな道でした。
下り切ったところがイヤゲ峠らしいのですが、標識等に現在地名の表記はありませんでした。
イヤゲ峠からの登り返しは、何箇所かで露岩が現れる道で、ここまでと比べると傾斜は落ち着いていました。
登り詰めたところが大タビ山です。ここも展望はなく、尾根上のちょっとしたコブに過ぎない印象でした。
大タビ山の標識。これ以外にももう1つ別の標識があって、いずれも私製の物でした。

大タビ山からの下りはかなりの急降下で、しかもそれが少々長く続きます。程よい間隔である立ち木に掴まりながら下れるので、そこまで困難な下りではなかったけれど、このような道に慣れていないと少し戸惑うかも。
急降下を終えると、鞍部のあたりが楢峠のはず。しかし付近のどこにも標識はなく、地形図の破線路も東西ともに不確かで、峠の位置は不明だったのですが、次なる登り返しに備えて、ここで最初の小休憩を取りました。
その後は高畑山までずっと、容赦ない急登が続きます。結局、雛鶴峠と高畑山の間は、急登と急降下が大半を占めていて、歩きやすい箇所は少なく、道形も薄くて時として不明瞭になることもあるなど、あまり一般登山道らしくないという印象を持ちました。この区間は、山慣れした人でないと厳しく感じるのではないでしょうか。
どうにか急登を登り詰めて、高畑山と倉岳山を結ぶ稜線に上がりました。もう高畑山は目と鼻の先です。

高畑山に到着しました。思っていたよりもこぢんまりとした山頂です。
冒頭で触れた通り、「秀麗富嶽十二景」の1座です。が、「秀麗」を拝めるとばかり思っていた富士山は‥‥。
なんと、全く見えていませんでした。唯一開けている南の空には、いつの間にか雲が増えていて、富士山を完全に隠してしまっていたのです。上空が良く晴れているので期待していただけに、これにはガッカリでした。
さて、ややマイナーなコースを平日に歩いているので、ここまでは鹿2頭を見掛けただけで、この山頂も無人でしたが、休憩中にやっと自分以外のハイカーと会っています。その単独行の女性は、倉岳山方面から現れたと思ったら、今はほとんど展望のないこの山頂ではほんの一瞬立ち止まった程度で、ほぼスルーするように鳥沢駅への道を下って行かれました。だからある程度の展望は、倉岳山ですでに楽しまれていたのかもしれませんね。

高畑山からは、来た道を少し戻るように歩いて、先程右から上がってきた分岐を直進し、倉岳山に向かいます。
すると、ここからは一般登山道の中でもメジャーで良く歩かれているコースになります。斜面にはきちんとジグザグが描かれて勾配が緩和されているなど、雛鶴峠からのコースとは全く別格の歩きやすい道に変わりました。
しばらくは急な登り下りが現れることがなく、本当に気持ち良く歩ける尾根道が続いていきます。
軽く登り返したところが天神山。
天神山も小さなコブといった感じですが、ちゃんとした山頂標識がありました。
さらに、北面が大きく開けていて、この日初めて、展望らしい展望を楽しめています。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。

天神山からは少し急な下りで穴路峠へ。南北に峠越えする道はいずれも登ってきたことがあって(南の無生野から登った時は高畑山へ(2007)、北の鳥沢駅から登った時は倉岳山へ(2009))、訪れるのが3回目になりました。
穴路峠から倉岳山への登りは、穏やかで気持ち良く歩けるところがあるかと思えば‥‥。
倉岳山に近付くと急坂の連続となりますが、道はジグザグになっていたりして、歩きにくい箇所はありません。

倉岳山に到着すると、そこは割とゆったりとした広さのある頂上で、ベンチもあって腰を下ろして休憩ができます。また到着時は単独行の男性が先着していて、この日見掛けた2人目の(そして結果的に最後の)ハイカーとなりました。10分ほどでその方が先発されると、山頂には私だけが残されています。
ここも「秀麗富嶽十二景」の1座ではありますが‥‥、富士山の方向は先程までよりも雲が増えていたような。
そして倉岳山は山梨百名山でもあるので、その標柱も設置されていました。手前に写っているのは三角点です。
雲が多い南側に比べると、北側は雲が少なくて割とスッキリとした展望を得られていました。樹木がやや邪魔で大きくは開けていないのが残念なものの、北西側を眺めてみるとこんな具合です。
  ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
そして真北の方角には奥多摩の山々を眺められています。
  ※下の写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します。
雲が多かった南側も一応は写していますが、道志の稜線が見られた程度であまりパッとしない眺めでした。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真は こちら です。

倉岳山での休憩後は、立野峠を経由して梁川駅へと向かいます。倉岳山の直下は少し急な下りでしたが、その後は穏やかな道に変わって、何度か小さなアップダウンを繰り返しつつ高度を落としていきます。
立野峠で尾根道を離れて、左へ下る梁川駅への道に入ります。
はじめのうちは緩やかな坂道を、快調に下って行きます。
植林の中に入る上、北向きの斜面になるからか、中には少し薄暗くなる場所も(写真は明るく写りましたが)。
沢筋まで下った所は水場になっていて(ただし飲用不適とのこと)、そこからは沢沿いに下って行きます。
沢筋の道はダラダラと下っていく具合で、景色にあまり変化が無いこともあり、やや単調な歩きになるのが長く感じたりした一方で、沢沿いの道にしてはあまり石がゴロゴロしておらず、歩きにくくなかったのが幸いです。
また沢筋を下る途中で、何度も対岸に渡ったりしますが、涸れ沢になっているか橋が架けられている箇所が大半でした。数回あった飛び石を伝って徒渉するこのような箇所も、流量は僅かで靴を濡らすことはなかったです。
終盤になって、小さな登り返しが何度か現れるのが少々煩わしかったものの、最後は穏やかな道になりました。

ようやく登山口まで下ってきました。ここで車道に合わさります。
登山口を振り返りました。
あとは車道を歩くだけ。途中にあった迂回箇所も、幸い歩く距離は大きくは変わらず、影響は最小限でした。
ゴールの梁川駅に到着です。この駅に来るのは2006年以来で、新しくなった駅舎を見るのは初めてでした。

タグ:高尾・陣馬
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。