七国山 [東京・神奈川（平野部）]
2010/12/15(水)
■第190回 ： 七国山(128m)
この日は午後から時間が取れたので、ご近所の七国山を歩いてきました。山といっても標高はわずか128ｍ。とても山登りとは呼べないばかりか、ハイキングという言葉すらも違和感があって、もうほとんどウォーキングの世界。
参考にしたのも、もちろん登山用のガイドブックなどではなく、「フットパス」という里山歩きのジャンルのガイドブックでした。
| 累積標高差(登り)：244m ／ 距離：6.3km ／ 歩行時間：１時間40分 (休憩除く) 標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) |
（往路）
大沼 12:46－13:00 相模大野 13:32－13:34 町田
町田 13:50－14:10 薬師ヶ丘
（登山行程）
薬師ヶ丘バス停 14:15
野津田神社 14:20
民権の森 14:25
七国山ファーマーズセンター 14:35
薬師堂 14:40－14:45
薬師池公園 14:50－15:00
七国山(三角点) 15:30－15:35
七国山ファーマーズセンター 15:40
鎌倉古道北入口 15:50
七国山付近 16:00
山崎団地バス停 16:15
（復路）
山崎団地 16:45－16:59 古淵
大きなマップで見る（Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです）
実はこの七国山、自宅から自転車での行動圏内にあるので、交通機関を一切使わなくても行かれるのです。でもこの日は相模大野駅にちょっと用事があったため、そのひと駅お隣の町田駅からバスに乗って向かうことにしました。薬師ヶ丘バス停で降りて、５分も歩くと野津田神社に着きます。住宅地に接している神社ですが、社殿の脇から、森の中へと続く小径が始まっていました。
あまり大きな森ではありませんが、中央部はちょっとした丘になっていて、山道の趣もある中を歩いて行きます。一番高いあたりを少し過ぎたあたりに、「民権の森」の解説版と、その民権運動の中心人物のお墓がありました。
一旦舗装道路に出て、七国山ファーマーズセンターを過ぎてすぐ、この細い道に入ります。入口の標識には「農耕用道路につき農耕車両以外の通行は禁止」と書かれていて、最初は入るのがためらわれて通り過ぎてしまいました。
次に訪れたのは、この薬師堂。天平年間に行基が開基したとされている由緒ある薬師堂ですが、御堂は明治時代に再建されたものだそうです。
薬師堂のすぐ下が薬師池公園。池の上に架かるたいこ橋からの眺めはこんな感じ。
薬師池から七国山への道はちょっと難解でした。何も道標のない地点で小径に入るまではバッチリで、その後は落ち葉の道を進みます。近所でこんなに落ち葉がフカフカで気持ちの良い道を歩けるとは思っていなかったので、ウキウキして進んでいましたが、実はこの道は間違い。少し先で行き止まりになってしまいました。
七国山が近くなり、鎌倉古道に入ると、すぐにこの鎌倉井戸を見ます。鎌倉時代に、新田義貞が掘らせたと語り継がれている井戸で、現在は埋まっているものの、地中には当時の井戸が原型のまま保存されているとのこと。
登頂、という感覚は、もちろん微塵もありません。単なる到達、といったところでしょうか。七国山三角点は林の中にあって、意外なことに周囲には踏み跡が見られず、取り付きも分かりにくかったです。かつては相模・甲斐・伊豆・駿河・信濃・上野・下野の七つの国が見渡せたのが名前の由来らしいのですが、現在は疎林の中にあって、見晴らしはほとんどありません。
七国山の先では、ぐるっと北側を回って、鎌倉古道を歩きます。
比較的幅広の道が続いていました。
今日最後に見たのは山崎団地の中にあった幼稚園。機関車を模した送迎用のマイクロバスが、なんと７台もあったのが目を引きました。大きな団地の中とあって、たくさんの児童が通っているのでしょうか。
山崎団地のバス停。今回は最寄駅の横浜線古淵駅へ向かうバスを始発から捕まえるために、ここをゴールとしました。ただし小田急線の駅に向かう場合には、七国山から北に歩いて鎌倉古道の先にある野津田車庫バス停に出るか、逆に南に歩いて今井谷戸バス停に出るか、そのどちらかが一般的だと思います。
タグ：東京都内
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