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映画 『悲しみの忘れ方』 [その他]

2015/07/14(火)

『 悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46 』

この日は、10日に封切されたばかりの映画 『 悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46 』 を観てきました。
デビュー前のオーディションから現在に至るまでの約3年半を、これまでほとんど公開されてこなかった舞台裏の映像や、メンバーの家族へのインタビューなどを元に構成したドキュメンタリー作品です。
 
当初は映画館まで行って観るつもりなどサラサラなく、DVDで出るのを待つ心構えでいたのですが、毎月14日の「TOHOシネマズデイ」で入場料が大幅割引になることを直前に知って、ほぼ衝動的に出掛けてきました。
 
平日につき、午後はお仕事をお休みさせて頂いて、小田急線の海老名駅へ。
相鉄線への乗り換えでしか利用しないような駅で、駅の外に出たのは、高校生時代に吹奏楽部の活動で海老名市文化会館に行った時以来になります。橋上駅舎の上には、もう何度も登った丹沢の大山が顔を出していました。
 
東口に複合商業施設「ビナウォーク」ができて、駅と各施設の2階部分が公開街路で結ばれたのを知ってはいましたが、そこを初めて歩いて、「ビナウォーク」の中核店舗の1つである「TOHOシネマズ海老名」に来ました。
 
映画館に入るのも久しぶりで、記憶が正しければ、007シリーズの第10作「私を愛したスパイ」以来です。1977年公開の映画ですから、「シネマコンプレックス」(通称:シネコン)なる場所に来るのも今回が初めて。
客席が全席指定になっていたり、自動券売機でチケットが発券されるようになっていたりと、見るもの全てが新鮮でした。もちろん、窓口では入場料を払うだけで、館内に入ったら空いている席に適当に座るという、昔ながらの映画館も残っているとは思うのですが。
 
しかもその座席が、ネットで事前に予約までできるようになっていたのには隔世の感がありました。歳とともに涙腺が緩まる一方で、どんな種類の映画を観ても必ずといって良いほど泣くので(このために映画館で観るのをずっと避けていました)、なるべく人目に付かないよう、最後列の隅の席を前日に確保しておきました。
 
いよいよ客席に入ります。
割引日とはいえ、郊外の映画館で平日の昼間ですから、埋まっていたのは約150席の3割程度でしたでしょうか。
アイドルの映画を観に来るなんて、若い人たちばかりだろうと思っていたら、年齢層は意外にも幅広かったように感じましたが、それもこの時間帯によるところが大きかったのかもしれません。
 
公開されてまだ間がないので、本編の内容については、簡単に触れるにとどめたいと思います。
 
この映画は、37人ものメンバーを擁するグループのドキュメントですが、グループの全体像を描くことが意図的に避けられた感があり、主要メンバー5人のエピソードにほぼ絞った構成となっていました。
フィーチャーされた5人には、個々にスポットが当てられて、グループに加入する以前(小中学生時代など)から現在に至るまでを、じっくりと振り返っています(上のチラシの5人です)。 華やかな活動の陰で苦悩する姿など、普段あまり表面に出ないようなシーンも織り交ぜつつ、全くの素人だった一少女がアイドルとして輝くまでになる過程が丁寧に綴られていました。 これまでに歩んできた道のりを、より深く知ることができるので、5人のファンならば応援したい気持ちもさらに高まることでしょう。
 
ところがその反面、30人以上いるほかのメンバーは、主役5人と絡んだシーンにいくらかでも出番があれば良いほうで、ほとんどスクリーンに登場しないメンバーも少なくありませんでした。 だからグループ全体のドキュメントという色があまりにも薄く、メンバーによって取り上げ方にこれほど極端な隔たりを付ける必然性があったのだろうかと、その点が若干の疑問として残っています。
 
意外だったのは、AKBのドキュメンタリーでは多用されがちな、アイドルの裏側的な部分のドロドロした描写が少なかったことで、全編を通して美しく撮られた映像も相まって、ライトなファンにとって鑑賞しやすい作品に仕上がっていたようです。 ただその分、ファン歴が長かったり、ファン歴にかかわらず初期の頃からの活動ぶりを熱心に追いかけて来た層にとって、情報が少々ぬるいであろう印象は否めませんでした。
そんなわけで、涙を抑えるのが大変なシーンが続くのを覚悟していった割には、思いのほか淡々と観ることができた感じです。さすがにラストでは、バックに流れる歌の力もあって、ウルっとさせられてしまいましたが‥‥
タグ:乃木坂
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