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相模原市の山 [5] 津久井・愛川エリア [相模原の山]

2022/01/14(金)

この記事では、神奈川県相模原市の山のうち、「津久井・愛川エリア」に分類した7座を紹介します。
「山と高原地図」に登山道が描かれている津久井城山と、「関東ふれあいの道」の経路上にある雨乞山が良く歩かれている程度で、あとの5座はその存在からしてほとんど知られていないのではないでしょうか。

■津久井城山 (375m)
このエリアで、「山と高原地図」に登山道が掲載されている唯一の山です。
山頂を含む一帯が神奈川県立の津久井湖城山公園として整備されていて、東西南北いずれの側からも登ることができ、どの登山道も登山口からすでに公園内ですから道案内も万全です。
山名の通り、戦国時代に山城があった山で、山中の各所に残る遺構の数々に触れることもできます。

■雨乞山 (429m)
「山と高原地図」に登山道の掲載がないとはいえ、「関東ふれあいの道」が通っている山なので、一般登山道とみなせる良く整備された道で登り下りできます。
この山を通る「関東ふれあいの道」は、神奈川県の13番のコース「山里から津久井湖へのみち」で、雨乞山と上記の津久井城山の2座を踏んでいく約10km(所要3時間程度)のコースです。

■平代山 (405m)
■津久井堂所山 (370m)
いずれも「山と高原地図」に登山道の掲載がありませんが(地図上は全くの空白域で山の存在自体がスルー状態)、近隣の方々には良く歩かれているらしく、しっかりと踏まれた道が付いています。
要所には、地元の方の手によると思われる私製の標識が立てられていて、迷わず歩けるようになっていますが、低山で歩く人も少ないですから、夏などは草木のうるさい場所があるかもしれません。

■牛松山 (282m)
■三栗山 (240m)
いずれも「山と高原地図」の収録範囲から外れているものの、相模原市と愛川町の境界尾根に道が付けられていて、ミニ縦走することが可能。登山口がすべて愛川町側にあるためか、愛川町が「三栗山ハイキングコース」として整備しているようで、要所にはしっかりとした道標が立っています。
尾根上のコースは道幅の広い区間が多いものの、道幅が狭まる一部の箇所は、この標高ですから夏にはヤブっぽくなりそうな印象を持ちました。

■小倉山 (327m)
整備された登山道がないながら、2012年当時は明瞭な踏み跡を追って登頂可能でしたが、現在は採石場の拡張工事により立入禁止になっている模様です(2020年に津久井城山に登った折に、2012年に歩いた尾根がゴッソリと削り取られた光景を目の当たりにして、えらく衝撃を受けました)。
今後再び登頂できる日が来るのか全く分かりませんし、仮にそうなった場合でも状況が当時と大きく変わることが確実なので、この山については次項のコース例の紹介を割愛します。


    【登山コースの一例を紹介】    

■津久井城山
コピオ相模原インター

城山登山口バス停

津久井城山

津久井湖観光センター前バス停

コピオ相模原インター
① 城山登山口バス停から、この山の登山道の中でもっとも急勾配の小倉登山道の男坂を登って山頂へ。
② 下りは小網登山道で湖畔展望園路へ下り、湖畔の眺めを楽しみつつ津久井湖観光センター前バス停へ。
 
このコースを歩いた記録を見る(2020/09/30の記事)
 

※リンク先の記事では、ショッピングモールのコピオ相模原インターまで自転車を走らせ、そこを起終点にして歩いていますが、これはコロナ禍で公共交通機関の利用を避けたためです。そのような事情がなければ、公園の周囲にいくつかあるバス停を利用して、公園内で完結するコースを歩く(上の地図の赤点線部分を除いて赤実線部分だけを歩くイメージ)のが一般的でしょう。



■雨乞山
小倉バス停

小倉山

三増峠

志田山

雨乞山

日ノ森山

   無料庵バス停
① 三増峠からバリエーションルートをたどって志田山を越え、関東ふれあいの道に合わさると雨乞山。
② 雨乞山から北へ下り、途中で関東ふれあいの道から一旦外れて日ノ森山を踏んでいく。
③ 日ノ森山から下った先で再び関東ふれあいの道に合わさり、最後は無料庵バス停へ。
 
このコースを歩いた記録を見る(2012/02/22の記事)
 

※1 リンク先の記事では、まず小倉山に登るために小倉バス停から歩き始めていますが、現在は小倉山が立入禁止になっているので、上記①②③は小倉バス停~小倉山~三増峠の区間(地図の赤点線部分)を割愛した説明にしています。

※2 韮尾根バス停から関東ふれあいの道を進めば、バリエーションルートを歩かずに雨乞山に登ることができます(地図の下部にピンク色で示したコース)。

※3 関東ふれあいの道は日ノ森山を通らずに下るので、道標に従って歩くと地図の中央にピンク色で示したコースになります。



■平代山、津久井堂所山
串川グラウンド前バス停

天王山

平代山

津久井堂所山

聖天堂

津久井湖城山公園
パークセンター

津久井城山

津久井湖観光センター前バス停
① 串川グラウンド前バス停から歩き始め、グラウンドの反対側から道標に従って脇道へ入る。
② 尾根に上がれば間もなく天王山で、尾根道はその先も小さなアップダウンを繰り返しながら進む。
③ 宮標石のピークを過ぎると分岐点があり、そこからこの一帯の最高峰の平代山を往復。
④ 分岐点に戻ったら津久井堂所山へ向かい、その後も監視所山などを巡っていく。
⑤ 監視所山の先で尾根から外れ、聖天堂に下ると、近くに津久井警察署前バス停がある。
 
このコースを歩いた記録を見る(2015/12/31の記事)
 

※リンク先の記事では、さらに津久井城山に登るため、聖天堂から津久井湖城山公園のパークセンターに向かっていますが、上記⑤のように聖天堂から津久井警察署前バス停に向かうと、所要2時間少々のショートコースになります。



■牛松山、三栗山
高田橋

梅沢バス停

天狗山

三栗山

大相模カントリークラブ

牛松山

上三増バス停

梅沢バス停

高田橋
① 梅沢バス停からスタート、相模メモリアルパーク(公園墓地)の奥にある登山口から、まずは天狗山へ。
② 天狗山から三栗山を経て、一旦ゴルフ場の大相模カントリークラブに下ったら、しばらくは車道歩き。
③ ゴルフ場のコースを横目に見ながら歩いて牛松山の登山口まで来れば、あとは山頂までひと登り。
④ 牛松山の先に続く踏み跡を追うと、やがて道がなくなり、すぐ下に見えるさがみ野霊園へは適当に下る。
⑤ 霊園から県道に出たところに上三増バス停があり、あとはバス通りを歩いて梅沢バス停に戻る。
 
このコースを歩いた記録を見る(2021/04/23の記事)
 

※1 リンク先の記事では、高田橋近くの広場まで自転車を走らせ、そこを起終点にして歩いていますが、これはコロナ禍で公共交通機関の利用を避けたためです(自転車を高田橋に停めたのは、そこから梅沢バス停までが結構な急坂だったから)。バスを利用するならば、高田橋~梅沢バス停間(上の地図の赤点線部分)を歩く必要はなく、梅沢バス停を起終点にできます。

※2 さらにリンク先の記事では、牛松山から先へ進んだことで道のない区間を一部歩いていますが、牛松山から戻るようにすれば、整備された道だけを歩いて上三増バス停に下ることができます。

※3 梅沢バス停には相模原市内から路線バスで来られますが、乗り継ぎが多くなり本数も少ないなど使い勝手が良いとは言えません。それに対して、本厚木駅~上三増間を走るバスは本数が多いので、その路線の上三増バス停と高峰小学校前バス停を起終点にすることにより、路線バスに関する制約をあまり受けずに歩くこともできます。



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