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峯山・桔梗山・源氏山・鎌倉七福神 [東京・神奈川(平野部)]

2023/01/10(火)

■第460回 : 峯山(95m)・桔梗山(113m)・源氏山(93m)・鎌倉七福神


2023年の初歩きは鎌倉へ。一般的なハイキングコースがある大平山や衣張山など東側の山並みは前に歩いているので、今回はあまり知られていない西側の低山を訪れつつ、年始なので七福神めぐりも絡めてみました。

と書いたものの、実態としては七福神めぐりのほうがメインで、ついでに山と名が付く地点にもいくつか立ち寄った、というのが正直なところ。なにしろ、登った山はどれも標高が100mほど、地形的にも顕著なピークではなく、ちょっとした丘に上がった程度の感覚でしたから、これを登山と呼ぶのは少々大袈裟かもしれません。

 累積標高差(登り):508m / 距離:14.7km / 歩行時間:3時間45分 (休憩除く) 
標準タイムは不明(登山地図の収録範囲外) 

(往路)
南警察署前 05:50-05:58 相模大野 06:03-06:27 藤沢
藤沢駅南口 06:41-06:54 梶原口

(登山行程)
梶原口バス停 06:55
峯山     07:15
桔梗山    07:30-07:35
大仏切通   08:20-08:30
御霊神社   09:00-09:05  (福禄寿)
長谷寺    09:10-09:45  (大黒天)
本覚寺    10:10-10:15  (夷尊神)
妙隆寺    10:25      (寿老人)
宝戒寺    10:30-10:35  (毘沙門天)
鶴岡八幡宮  10:40-10:45  (旗上弁財天社)
源氏山    11:15-11:20
浄智寺    11:45-11:55  (布袋尊)
北鎌倉駅   12:05

(復路)
北鎌倉 12:11-12:14 大船 12:16-12:20 藤沢
藤沢 12:37-12:58 相模大野 13:10-13:20 市営斎場入口


大きなマップで見る(Googleが運営するFirebaseのサイトに遷移します。※上に埋め込んだマップも同サイト上のものです)

藤沢駅からバスに揺られること10分少々、降りた梶原口バス停は、住宅地の真っただ中でした(幹線道路沿いですし)。こちらは藤沢駅に戻る方角で、駅ではまだほの暗かった空がようやく明るくなりきった頃合です。
こちらは進行方向。乗ってきたのは江ノ電バスでしたが、同じ場所に京浜急行バスのバス停もありました。
最初の交差点を左折後、すぐに右折してこの細い道へ。その先は、左に分かれて見えている坂道に入ります。
それが結構な急坂だったので、もうすっかり山の中に入っているような気になっていたら‥‥
意外にもまだ坂の先に建物が2軒あって、舗装された車道もそこまで続いていました。


ここからまずは、峯山と桔梗山を巡ります。知名度は低いながら、2座を巡る山道は地元の方による整備が行き届いている様子で、安心して歩けるコースだと感じました。
「葛原岡・大仏ハイキングコース」と接続していますから、源氏山とセットで歩くといったことなどもできますし、ハイキングのバリエーションに加えて足を延ばしてみるのも良いのではないでしょうか。

ただ、せっかく昨年8月に山と高原地図の特別版「三浦・房総」編が刊行され、その収録範囲に入ったことで、ようやく鎌倉エリアも登山地図の空白区から脱却していたのに、これから歩く峯山・桔梗山の一帯には登山道が描かれていないばかりか、山名の記載すらなくて、その存在が完全に無視された形になっています。
その代わり、「鎌倉峯山の会」のホームページ に詳しい情報が載っているので、最新情報はそちらでご覧ください。「峯山散策路案内図」の執筆日時点の版については、筆者が保存したものも下記リンクで表示できます。
(上図をクリックすると大きな地図を表示します)


さて建物の前を過ぎると、すぐに山道が始まります。良く踏まれている感じの歩きやすい道でした。
5分ほど登ると、道の左側に少し開けた場所があってベンチが置かれていました。
ベンチの傍に立って正面を見てみると、この写真では白飛びしているところに‥‥
富士山が、つい先程が日の出の時刻だっただけに、若干モルゲンロートっぽさが残って見えていました。標識等は何もありませんでしたが、ここが「峯山散策路案内図」で「富士見台」と書かれた場所なのでしょう。
なにしろ標高が低い山ですから、登り始めて10分ほどで、もう頂上近くまで来てしまったようです。八雲神社からの道を合わせる分岐点には、しっかりとした道案内も。
桔梗山と案内される方向に少し進むと、そこにもベンチが。
今度は海を眺められました。ここも標識等はなかったけれど、案内図に書かれている「汐見台」のようです。
その先で尾根道を外れて、右手に現れた広場へ。記憶が曖昧ですが、確か「峯山広場」と案内があった気が。
そのあたりは、1段下がった所にも広場があって、全体としてはかなり大きな広場になっていたようです。
そこからは軽くひと登りで、峯山の最高点らしい場所に到達。登り始めてから15分での到着でした。
少し通り過ぎてから振り返りました。丸太のベンチが少しあるだけの、さほど広くない場所は、居心地も割と平凡で、短時間の滞在だった私は立ったまま過ごしています。山名標などの標識類も見当たらなかったような。
展望も、海が先程の汐見台よりも広く見られるくらいで、樹木の間からなので大きな眺めではなかったです。


次の桔梗山を目指して、まずは北側に軽く下り、ここで尾根道に戻ります。
そこでは下ってきた道が「峯山々頂」と案内されていて、やっと先程の地点が山頂だったと確信できました。
緩やかな尾根道は、時々小さなアップダウンが現れる程度。急な傾斜などはなく、引き続き歩きやすいです。
ほぼ分岐点ごとに道案内があって、それがない所(確か1箇所だけ)も、どちらが尾根道かは明白でした。
何やら左手に立派な建物が現れて、しばらくはその敷地との境界を進みます。
それは2002年の移転時に鎌倉市に寄附された野村総合研究所の跡地です。周囲の敷地が開放されている一方で、年月の経過を経てかなり傷んでいるようにも見受けられる建物内は立入禁止となっていました。
前方にグラウンドが見えてくると(それも野村総研の跡地らしい)、桔梗山への案内がある道が左に分かれます。グラウンドへ直進する道のほうが良く歩かれているので、桔梗山に立ち寄る人はあまり多くないのかな。
桔梗山への道は少々頼りない感じで、時には足元の悪い急な登りも(ここには補助ロープあり)。
その後も道は細いまま。桔梗山の周辺は「峯山散策路案内図」にも記載がなくて、整備も手薄なのかも。
急な登りが収まった先にはモミジの大木が。この様子だと、つい最近まで見事な紅葉が楽しめたのでは?
モミジのすぐ先が桔梗山のピークっぽくて、その先は下りに変わる気配。ここには何もなかったのですが‥‥
そのまま進んでわずかに下ると間もなく、ベンチの置かれた場所が現れました。
そこを少し通り過ぎて振り返ったところ。道の奥に写っているあたりが、通過してきたばかりの最高点です。
ベンチ脇に立つ竹で組まれた道標兼用の標識が、現在地を「桔梗山 山頂」としていました。標高たった113mの超低山ながら、本日のコースではここが最高点。あまり寛げるような場所でもなかったけれど、急登が続いて身体が暖まってきていたこともあり、ここでウェアの調整をしつつ小休止していきました。


桔梗山を過ぎるともう急な箇所はなく、穏やかな道に変わって徐々に下っていきます。
所々に現れる分岐点には竹製の道標が立ち、茶室跡や大久保公園へと分かれる道を次々と見送ります。
ほどなく大仏ハイキングコースに突き当たりました。もし山歩きだけを目的に来ていたのなら、ここを左に折れれば源氏山が近いですし、健脚ならさらにその先で六国見山や大平山方面にも足を延ばせそうです。
しかしこの日の私は、鎌倉七福神も巡ろうとしていたので、ここを右折して長谷方面へと進むことに。


さて、これから巡る鎌倉七福神は、一般的には「鎌倉江の島七福神」としてPR等されているものですが、今回はそのうち鎌倉エリアの7箇所を巡って完結とすることにします。というのも、
  (1) 「鎌倉江の島七福神」は8箇所の寺社を巡るもので、実態としては八福神
  (2) 七福神なら、鎌倉エリアの7箇所の寺社できちんと揃っている
  (3) そこに、わざわざ弁財天を2箇所タブらせてまで、1箇所だけ遠く離れた江島神社を含めている
という状況があまりに不自然に感じられたから。恐らく元々は、鎌倉エリアの7つの寺社で成立していたものを、江の島エリアへの集客狙いで拡張した結果、少々いびつな八福神になってしまったものと推測されます。

それに加えて、寺社間もすべて歩き移動で巡りたいという事情もあって、大きく離れた江島神社は割愛することにしたのです。さらに、コロナ禍という情勢も鑑みて、各所では静かに参拝するだけとしました。


大仏ハイキングコースに入ると、まずは木段でガクンと下ります(写真は下ってきた木段を振り返ったもの)。
木段を下った先の分岐点では、右折方向が峯山と案内されていました。恐らくその道が「峯山散策路案内図」に書かれている大仏ハイキングコースからの経路に当たるらしく、私が歩いた桔梗山を経由する道よりも良く踏まれている様子にも見えましたが、その道だと桔梗山はスルーしてしまうのでしょう。
その後、小さなアップダウンを何度も繰り返して進む間、特段の見所はなくて、ダラダラと歩く具合でした。
しばらくして、階段道を大きく下ったら右への分岐が。実はこの先で大仏切通へ向かうべく、ハイキングコースを外れて右へ進もうとしていて、ここがその分岐だろうと右折してしまったのですが、それは早とちりでした。
行先が何も案内されていなかった道は、ほどなく公園に出て終わっていました。引き返すしかありません。
ハイキングコースに戻ってもう1段下ったところに、右折方向が大仏切通だと道標がきちんと案内する分岐点がありました。大仏切通への道に道案内がないはずがないと、先程の地点で疑えなかったのが悔やまれます。
実はこの分岐点、鎌倉七福神を巡るだけならば、左折してそのままハイキングコースを進むほうが長谷寺と御霊神社に近いのですが、せっかくだから大仏切通にも行っておこうと、寄り道することにしたのでした。


大仏切通への山道は、木段の長い登りから始まります。
木段を登ってしまえば、その後の道の登り下りは比較的穏やか。このあたりから史跡エリアに入るようです。
しばらくの間はごく普通の山道が続きましたが‥‥
7~8分進むと、巨岩を穿って道を通したとみられる、いかにも切り通しといった景色が現れます。
両側に岩壁が迫る中を、細い道で抜けます。ここは明治期のトンネル開通で生活道が付け変わり(次の写真の解説板には、江戸時代にすでに経路変更されていたとの記載も)、未だに古道の趣きが残されているのだとか。
大仏切通の解説板がある地点まで来ると、奥の高い所に岩窟が見えてきて、そこへの階段を上がってみます。
岸壁に掘られた洞窟状のものは、鎌倉~室町時代頃の納骨窟(横穴式の墳墓)で「やぐら」といい、平地が少ない鎌倉の特徴的な遺跡なんだそう。それがいくつも見られるこの場所は「火の見下やぐら」と呼ばれます。
「火の見下やぐら」を過ぎると、ほどなく市街地に出て山道区間も終わります。


バス道路に戻ってきました。近くにある「火の見下」バス停は、最初に降りた「梶原口」のわずか2つ先。
鎌倉七福神の長谷寺や御霊神社へは、ここからバス道路を左に進めば近いのですが(車道歩きを短く抑えるなら来た道を戻る手も)、この日は少し長く歩きたいと思っていたので、かなり大回りになる上に余計な登り下りもある打越トンネル経由の山越えルート(とはいえ全部が舗装道路ですけれど)を進むことに。
まずは笛田の住宅街を進みます。ここで十字路を右折するのがポイント。
次第に坂道に変わって、上のほうでは車道にしては結構きつめの坂になります。
打越トンネルを抜けたら、向こう側では極楽寺の住宅街を縫ってゆるゆると下ります。
あらかた下り終えて渡る桜橋の下は、川ではなくて江ノ電の線路。橋の上からは右に極楽寺駅が見えます。
その先でやや交通量の多い道に入ると、ここも「極楽寺坂切通」と呼ばれる切通し道でした。現在は二車線の車道が通っているので、道幅を確保するために元来よりも広くかつ深く掘られてしまっているようですが。


切り通しを抜けて細い道に入れば、江ノ電の踏切を渡った先に御霊神社。この日最初に巡る鎌倉七福神です。
入口の鳥居の下に境内は撮影禁止とあり、中の様子は写真に収められませんでしたが、拝観料(100円)を納めて入った宝物庫には、例祭の面掛行列で使われる十種類の面が安置されていて、その中の1つが福禄寿でした。
参拝を終えたら、長谷寺に近い側にある別の鳥居をくぐって外へ。


御霊神社から長谷寺までの距離は短くて、歩いても5分ほどで行き来できます。
長谷寺の拝観料(400円)は自動券売機でチケットを購入、観光スポットだけに近代的でした(電子マネーも使用可!)。受付で尋ねたところ、堂内の撮影は禁止しているものの、屋外での撮影は構わないとのことです。
まずは七福神をお目当てに、入ってすぐの大黒堂へ。祀られた2種類の大黒天については、こちらも堂内だけに撮影を控えます。本来なら自由に触れられる「さわり大黒天」も、感染症対策で閉じたガラス窓の奥でした。
長谷寺の境内は広くて見所も多く、幸いにまだ早めの時間で人出も少ないので、少し時間をかけてゆっくり回ります。本堂の観音堂では、木造の仏像として国内最大級とされる本尊の十一面観音像に圧倒されました。
観音堂は、昭和61年に再建されたという堂宇の外観も実に荘厳で立派でした。
海に面した高台は展望台になっています。
展望台から眺めると、目の前に相模湾が広がる先に三浦半島が横たわり、遠くには伊豆大島も半分ほど。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
一番奥には眺望散策路も。もちろん登りに行きます。
散策路にはまだ、全く人がいません。平日の朝早くに来てみて正解でした。
アジサイの名所として知られる散策路も、さすがに今の時期は展望を楽しむのがせいぜいといった感じです。
一番高いエリアまで登ってきました。
眺望散策路の最上段から眺めると、下の展望台よりもだいぶ高いだけに、鎌倉の市街地も良く見えました。
    ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
展望を楽しんだら、あとは下るだけのつもりでしたが‥‥
最後に大黒堂の前に戻って、その向かいの弁天窟も見て行きました。岩窟内なんて、混雑時だと入る気にならないでしょうから、人のいないこの状況が貴重に思われたのです。色々と見所のあった内部は、撮影禁止の堂内に当たるのか少々微妙な気がしたけれど(屋外と言えないこともない?)、写真を撮るのはやめておきました。


残る5つの七福神はほぼ鎌倉の中心部にあり、そこまで少々距離があって、この先しばらくは車道歩きです。
由比ヶ浜大通りを歩くこと約20分、江ノ電の踏切を渡る頃にはもう鎌倉駅が近くて、3駅分ほど歩いた形に。
大町四ッ角交差点を左折して小町大路に入れば、間もなく3つめの七福神となる本覚寺です。


本覚寺はなぜか人出が多くて活気があり、拡声器で何事かが連呼されるなど境内が騒然としている様子。
七福神の夷尊神が祀られた夷堂(えびす堂)には長い行列が。並ばずに少し離れた所で手を合わせました。
その代わり本堂で参拝していきますが、こちらもいくつか建てられた仮設テントからの長い行列が本堂そばまで延びてきていて、少々肩身の狭い思いでした。この混雑ぶりでは長居は無用と、早々に退散しているのですが、帰宅後に調べるとちょうど商売繁盛祈願の「本えびす」なる行事の日だったと分かります。なるほど仮設テントでは、「商売繁盛!」のような掛け声が繰り返し叫ばれていましたっけ。


ここからは、4つの寺社が近い距離に点在していて七福神めぐりも捗ります。次に訪れたのは妙隆寺。
山門をくぐると、大きな建物は本堂と社務所くらいで、境内もこぢんまりとしていました。
七福神の寿老人は、短い参道脇の小さな祠に鎮座していました。


続いて宝戒寺へ。こちらは拝観料(300円)が必要で、撮影について伺うと、やはり堂内はNGとのことでした。
本堂には多くの仏像が並んでいて、七福神の毘沙門天は左奥に。境内にはほかにいくつもお堂があったりして見所は多く、また四季折々の花が楽しめる名所としても知られているらしい(今回は時期が悪かったけれど)。


鶴岡八幡宮はさすがに観光客が多かったです。時間的にも人出が増えてくる頃合になりましたし。
でも参道の奥には目もくれず、すぐに初詣客と別れて源氏池のほうに折れると、途端に人が少なくなります。
同じ目的の人たちの数はこの程度で、七福神めぐりだけであれば、ほとんど混雑に関わらずに済みました。
こちらが鶴岡八幡宮の摂末社のひとつで、七福神めぐりの対象とされている旗上弁財天社。ただ肝心の弁財天像は鎌倉国宝館に寄託されていてここにはなく、ここをお参りする意味を考えると、少々釈然としない気分にも。
旗上弁財天社の参拝後は、押し寄せる人波を後目に、つい先程入ってきたばかりの入口へと引き返しました。


これで鎌倉七福神も残すところ1箇所となり、それは少し離れた北鎌倉にあります。車道を進めば最短距離で向かえますが、非常に交通量が多くて味気なさそうですし、少々遠回りにはなるもののハイキングコースでも目指すことができ、ついでに源氏山にも登れるので、まずはそこへ登り口の近くにある寿福寺へ。


寿福寺の山門前に立つと、美しい石畳の参道が奥へとずっと続いているのが見えました。
寿福寺は非公開で、参道を歩けるのも中門まで。でも本堂はすぐ先にあり、様子を少し窺うことはできます。
その後なんとなく勘に頼って奥へ奥へと進んでいたら、墓地に出てしまって引き返すことになりました。
源氏山公園への登り口は、墓地への道を少し戻ったあたりに。中門の先を奥へ進まずに左折すれば良かったか。


寿福寺裏手から源氏山に登る道は、一部に少々危なげな箇所もある隘路で、一般向けではないと感じました。
でも、はじめに急な道でグングン登ってしまうと、その後は穏やかな道になりました。
しばらく進むと、振り返って見る形でこんな看板が。確かに登り口あたりは、特に下る際は要注意でしょう。
ほどなく遊歩道に迎えられました。源氏山公園に入ったようです。
左手にはやや急な階段道があって、何も道案内はなかったけれど源氏山へはここを登るのが近そう。
登り終えたと思ったら、すぐ先にまた次の階段が。すでに結構な距離を歩いてきた足には少し堪えました。
源氏山の山頂部に出ました。本日3つめの山にしてようやく、いかにも山の頂上といった景色に出会えた感じ。
この祠のあたりが、源氏山の最高点だったでしょうか。
そこは山名標がなかったばかりか、周囲に文字情報が一切ないという、実にあっけらかんとした地点でした。


風が強かったこの日、山頂付近は吹きっさらしで落ち着かず、写真だけ撮ったら通り過ぎて一段下の広場へ。
そこでは山頂部が北風をちょうどブロックしてくれていて、気持ち良く休んでいくことができました。
源氏山公園内を進んでいくと、源頼朝の銅像が立つ広場に出ました。
こちらの広場の方がより開放的で心安らぐ雰囲気があり、ここまで来てから休憩するほうが良かったかも。
さすがにいい加減疲れを感じ始めていて、色々と見所もある公園内も寄り道せずに最短経路を進んでいます。
源氏山公園の北端に当たる葛原岡神社の前まで来れば、そこに‥‥
今朝少し歩いた大仏ハイキングコースの続きがあって、しかも最後の七福神を巡る浄智寺へと下れるのです。
そこからのハイキングコースにはアップダウンがたびたびあって。中にはやや大きな登り返しも。
それでもこんな階段道に迎えられれば、あとはもう下る一方でした。
車道まで下りてきたら、ほどなく左手に浄智寺の境内が見えてきます。


そんな訳で、浄智寺には参道を歩かずに横手から、拝観料(200円)を納めて境内へ。こちらは本堂の曇華殿。
奥の方には趣のある竹林の道も。ほんの短いものでしたが。
お目当てはどこかと、案内を見つけるまで少しウロウロしてしまいました。狭いトンネルの先にあるらしい。
七福神の布袋尊は、岩壁に掘られた「やぐら」にいらっしゃいました。
鎌倉七福神の中で唯一、オープンな環境で写真に収められる福神さまでした。この時ちょうど日光があたるさまが神々しくてきらびやかだった一方、写真の出来としては白飛びしてしまったのがちょっと残念な具合に。
ここは参拝後に参道を歩く形になり、途中で振り返ると、唐様の鐘楼門が独特の雰囲気を醸していました。
山門を出て振り返った景色も趣に富んで味わい深く、ここは別の機会に改めてじっくり巡りたいと思います。


北鎌倉の駅前まで来たら、最後にこの豊島屋でちょっくらお土産などを購入。
すると先客が時間をかけていた事情もあって、発車時刻間際になってしまい、慌てて駅へ駆け込むことに。そしたら写真を撮り忘れていて、最後の2枚はGoogleマップから加工したものを流用させて頂きました。

この日は立ち寄った箇所が多くて、いつも以上に長ったらしくなった記事を、最後まで読んで下さりありがとうございました。コロナ禍も丸3年になろうとしていますが、少しは明るく過ごせる1年になると良いですね。

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