舞台『じょしらく』 [その他]
2015/06/24(水)
乃木坂46 舞台『 じょしらく 』
この日は、乃木坂46のメンバーによって上演された舞台 『 じょしらく 』 を観てきました。
(一部ネタバレもあるので、この記事の公開は千秋楽を迎えつつある27日にしています)
『 じょしらく 』 は、別冊少年マガジンで連載されていたギャグ漫画を舞台化したもので、5人の女性落語家が、寄席の楽屋で交わす他愛のない会話の中からギャグを展開するという内容です。
18日~28日にかけて計15公演が上演中で、乃木坂46のメンバーのうち、公開オーディションで選抜された15名が「チームら」「チームく」「チームご」の3チームに分かれ、トリプルキャストで5公演ずつを受け持ちます。
原作では、実際に落語をする姿はほとんど描かれていませんが、この舞台では各公演ごとに1人の出演者が日替わりで創作落語を披露するシーンが追加され、落語家から本格的な落語の指導も受けての挑戦となりました。
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そこで、チケット抽選に当選したと分かったら、まずは原作全6巻をレンタルで取り寄せることから始めました。初めてDMMで書籍をレンタルしてみましたが、全ての巻が新品に近いほど綺麗だったのにはびっくりです。
そしてこのあと、TSUTAYAでもアニメ版のDVDを第1巻と第2巻(計4話分)だけですが借りて観たりしたので、事前に各人物の大体のキャラクタは把握した上で、当日を迎えています。
チケット争奪戦は、今回も一般向け先行抽選からの参戦なので、確保された座席は安定のほぼ最後列。でも倍率も結構高かったようなので、取れただけで良しとしましょう(座席表にマウスを乗せると、私の位置を示します)。
平日のこの日は夜7時開演。普通に仕事を終えてからでも余裕で間に合うのですが、定時間際に何か起きたりすると面倒なので、少し早めに早退させてもらって、会場へ向かってしまいます。
原宿駅から会場へは、一般的には道路を歩くことになりますが、それでは味気ないですし、代々木競技場の敷地内を通れることを知っていたので、第一体育館のすぐ脇を進みます。平日の昼間とはいえ、原宿界隈だけに道路は人通りが多かったのですが、競技場内に入ると人の姿はほとんどなく、お散歩気分でのんびりと歩けました。
4時半ではまだ早過ぎると思いつつ、会場前の様子を窺ってみると、すでに並んでいる人たちがいました。全席指定の座席は発売と同時に完売していて、当日券もないので、入場の待機列ではありません。6時の開場に先行して、5時からグッズ販売が始まり、中には当日限定のものもあるので、それを求めて並んでいるのでしょう。
限定グッズの入手は、もっと熱心なファンの人たちに譲ることにして、一旦会場を離れます。
ホールの裏手に回ると、意外にもすぐ隣に建っていたのがNHKホールだったので、ほとんど渋谷って所まで来ていたのでした。このホールで4~5回ほど演奏したことは、もう遠い昔の記憶になりつつあります。
夜6時に開場しても、その時点ではロビーまでしか入れず、客席への入場は6時半まで待たされると分かっていたので、しばらく別の用事で時間を消化してから、6時15分頃に戻ってきました。
この時間はまだ、会場内には入らずに、外で過ごしていた人たちが多かったようです。それもそのはず、このあとロビーに入ってみたら、その狭いこと狭いこと、できることが何もなくて時間を持て余しました。私はこの日だけの観覧ですが、昨日までの公演にも来ていて、外にいるのが正解と分かっていた人も多かったのでしょう。
グッズ販売は、会場への入口とは別の窓口で行われていました。立ち寄ったついでにとパンフレットを購入しましたが、実はシアター内に入ったらパンフレットの販売すらなくて(意外すぎ)、ここで買うしかなかったとは。
誰と待ち合わせをするでもなく、外にいてもすることがないのは一緒なので、中に入ってしまいます。
ロビーは想像以上に狭くて、この写真がほぼ全景だと言えるほど。人の多さから動き回るにも不自由があり、みんな手持ち不沙汰でただ立ち尽くしている状況だったので、客席開場の直前に来たのは正解だったようです。
ロビーで見るべきものといえば、公演内容の掲示と、
祝い花の数々くらい。
その中にはNHKの「乃木坂46SHOW!」からのお花も。今にしてみると、この番組の存在は実に大きかった。
乃木坂の初見がAKB48のリクエストアワー(2012)のDVDでだった関係で、当面は「また1つ支店が増えたんだな」程度の認識しかなく、この番組で「君の名は希望」を聴いていなかったら、ここまでハマっていたかどうか‥‥
予定より少し早く客席開場されたため、ロビーでブラついていた時間は5分くらいですんで、いよいよ客席へ。
ネットでの評判を読んでいると、感想は人によって様々だったようなのですが、私は基本的にアイドルグループの「イベント」の1つと捉えていて、そういう見方をしている限りでは、楽しめるステージだったと思います。
事前にメンバーのブログにも、全員揃って稽古できる時間が少ないと書かれていましたから、多忙なスケジュールを縫って最大限の準備をしたとしても、舞台としての完成度には多くを求められないと分かっていたのです。
3チームある中から敢えてこのチームの公演を選んだのも、最もエンターテインメント性にあふれたメンバーが集まっていて、一番観客を楽しませてくれそうだと感じていたからでした。
だから、純粋にお芝居として見てしまうと物足りないのが明白で、ネットでは辛口の批評も多々あるようです。
確かに普通の舞台ならば、演技力で観客を魅了するところに価値があり、それ故に演技への高い適性と豊富な経験を持つ役者が集います。それに対して、この舞台の演者たちはあくまでアイドルでしかないわけなのですから、それと同じものを求められる訳がないことなど、当然分かった上で見るべきものではなかったのでしょうか。
このため、写っているのは初日の公演を担当する「チームら」のメンバーで、この日のメンバーとは異なります。
さて、この舞台の脚本ですが、原作漫画のストーリーを結構忠実になぞりつつも、随所にアイドルネタを挟んだり、時には歌とダンスのシーンも盛り込まれたことで、このグループによる舞台らしくなっていたと思います。
お芝居の出来は、ほかの日の公演にも増してグダグダだったようで、台詞を噛んだり言い間違えたりして、少し前からやり直すことがたびたび発生。でもそんな時に、絶妙なアドリブで客席を沸かしつつ、自然な流れに戻したりという、経験値の高いメンバーが多いこのチームならではの対応も何度か見ることができました。
本人たちにとって納得できる内容ではなかったでしょうが、ハプニングのおかげで各メンバーの個性と魅力がふんだんに発揮されていたり、生身の人間が演じる舞台の1回限りの面白さも凄く伝わってきて、ほかの日の様子は評判でしか知らないものの、1日だけ選んだにしてはすごく楽しめる回に当たったのではないでしょうか。
では5人のキャストを個別に見ていきたいと思います。
【佐々木琴子】
5人の中では一番不安定だったか。彼女の噛み噛みを皮切りにハプニングが続出することになった感も否めません。
ただ、このチームで唯一の二期生であり、今年になって正規メンバーに昇格したばかりの彼女は、まだグループ全体(その中の一員)としての活動経験がほとんど。個人単位での仕事も多くこなしてきた他の4人と比べて明らかなハンディキャップを背負っていたので、このことは想定内でした。
大勢の観衆を前にして、個人がクローズアップされるような場への出演は、恐らくこれが初めてに近かったのではと思われるので(※)、その分を差し引いて見てあげたいですね。今後は一期生と同様に個人での仕事も増えていくでしょうから、そこで今回の経験が活かされるのを楽しみにしたいと思います。
※昨年のプリンシパル公演は、研究生だったため出演日が限られていて、役が付いたのは1公演だけでした。
【井上小百合】
このチームの中で、しっかりした舞台経験を持っている唯一のメンバー。
その経験がいかんなく発揮されていたようで、演技の安定感が群を抜いていたのはさすがの一言。
舞台用の発声ができていることから、台詞も聞きやすかったですし、ひとつひとつの言葉にきちんと感情が乗っていて、井上小百合としてではなく配役の波浪浮亭木胡桃として見ることが自然にできたのは彼女だけでした。
【中田花奈】
配役の関係から、比較的シリアスな台詞を受け持つことが多く、勢いでどうにかできる部分が少なかったので難しかったと思います。
でも、暗いキャラクターが自分自身に似ているとコメントしていた通り、必ずしも演じにくくはなかったのか、原作の持つ人物像をうまく醸し出せていました。井上小百合とともにしっかり「じょしらく」の世界観が体現できていたからこそ、それをベースにほかの3人がある程度自由にできていたのではないかと感じています。
【高山一実】
最もバラエティ慣れしているメンバーだけに、舞台での演技も堂々としたものでしたし、ハプニングに対するフォローや立て直しなど機転が利く対応には、経験豊富さが良く発揮されていたと思います。
初日から1週間が経過して、観客もバラエティ的な対応の仕方が分かってきたところへ、ハプニングが多くてグダグダ感が増したこの回は、むしろ彼女にはやりやすかったのではないかとすら感じられました。
だからとても生き生きと演じているように見えましたし、そんな彼女の姿が見られたのは、そういう期待もあって(本人が望むところではなかったでしょうが)このチームを選んでいた私には嬉しかったです。
また、終演後のカーテンコールでのコメントでは、不本意だったであろうメンバーにかけた言葉が本当に優しくて、そういう関係性を垣間見られたことも良かったですし、今後も彼女を推していきたいと思いました。
【松村沙友理】
これまでのプリンシパルでの評判から、本人のキャラが丸出しで台詞も脱線が多いのを想像(期待も込めて)していたところ、意外にもきっちりと役をこなしていたことには、良い意味で裏切られました。
少なくとも、本編中には大きなミスはなく、十分な準備をして臨んだことが窺えましたし、その上で、本来の天真爛漫キャラも、他のメンバーのフォローに回った時に出てきたりして、「良くやった」と言える内容でした。
それだけに、この日受け持った創作落語は悔いが残ったでしょうね。近未来の様変わりした握手会を題材とする、アイドルには馴染みやすいネタだったのですが、あれだけ長いストーリーをずっと1人で語ることが難しいのは素人でも分かりますし、それを1回限りの本番で成功させるのは奇跡に近いことだと思います。
ただ、途中であれだけ紆余曲折しながらも、しどろもどろになることもなく、最後までしっかり語り切ったあたりには、これまでに数々の苦難を乗り越えてきた強さが感じられました。未だに逆風に晒されることも少なくありませんが、私はグループに必要不可欠なメンバーだと思いますし、さらなる活躍を期待しています。
終演は9時。心地良い充足感を胸に、原宿駅へと向かって帰途に就きました。
以上、1年少々のファン歴にしては、出過ぎた感想かもしれませんが、率直なところを書かせて頂きました。
あくまで個人的感想ということで、ご笑覧頂けましたら幸いです。
タグ:乃木坂
乃木坂の握手会も3回目 [その他]
2015/05/02(土)
乃木坂46全国握手会 in パシフィコ横浜
連休初日は乃木坂46の全国握手会が開催され、3回目の参戦となる今回は、大いに楽しんできました。
前回までは、メンバーを前にすると緊張が先に立ち、一生懸命どうにか話すことに終始していたのですが、気付かないうちに経験値が上がっていたのか、これまでとは全然違う対応が取れたことは自分でも意外でした。
振り返ってみて、
・メンバーと直接話すことにも慣れてきて、緊張せずにリラックスして会話を楽しむ余裕があった。
・ファン歴も長くなり、メンバーを良く知るようになった分、話題も自然に出てくるようになった。
ということだったのだろうと考えています。
さらに、数秒という短時間で会話をする要領も良くなってきたらしく、伝えたかったことは大抵ちゃんと伝えられた上で、2往復以上の会話ができたメンバーも少なくなかったです。
また、今回用意した握手券はこれまでで最多の5枚でした。触れあえたメンバーは計11人となり、これは全メンバー38人の約1/3に当たりますから、会場を後にする時にはそこそこの充足感もありました。
(逆に、これ以上多くのメンバーと話したら、誰と何を話したのか思い出せなくなってしまいそう‥‥)。
この日の会場は、前回と同じパシフィコ横浜ということで、みなとみらい地区にやって来ました。
2回目となれば、もう会場の勝手も分かっていて、移動とかもいたってスムーズです。
人気上昇中につき、1万人を動員してすごい行列ができた前回を上回る動員数が見込まれていたので、今回も携帯チェアを持参の上で、開場の約2時間前に着くように出掛けます。
それでも、会場となる展示ホールが見えてきたら、1階部分の車道脇に、すでに長い待機列ができていました。
(この写真では暗くなってうまく写っていませんが、写真にマウスを乗せると、行列の位置を示します)
そしてこのあと、行列は1階部分では収まらなくなり、階段を上がって2階のデッキまで伸びていくのです。
今回はミニライブが先に行われるので、開場時間になると列の先頭から順次チケットの交換が始まります。今回のブロックは「F-3」で、前回より早く来たのに、前回より2つも後方となりました。読みが甘かったようです。
ちなみに各ブロックの配置図がこれ。(この写真にマウスを乗せると、私のブロックを示します)
ブロックは柵で仕切られているだけの立ち見スペースで、その中では入場順に前から詰めていく感じです。
前回はブロックの2列目で見やすかったのに、今回はブロックに入ると4列できていて、5列目に立つことに。
私の身長が低いこともあって、前4列の人たちの後ろ姿越しにステージを見ることは絶望的でしたが、元々遠すぎてステージ上の人が米粒大だったので、前に人がいなかったとしても満足には見られなかったことでしょう。
少し立ち位置を調整すれば、ステージ脇の大型スクリーンは見られたので、ライブはそちらで楽しみました。
ミニライブでは、いつものように今回のCDに収録された全6曲が披露され、曲間のMC中にはお決まりのようにサプライズ映像の割り込みがありましたが、今回のサプライズは夏の全国ツアーの開催という、毎年恒例になりつつあるイベントの発表だったため、さほどの目新しさはありませんでした。
今年はどの地方でも2日連続の公演となり、多くの会場では3公演を開催するという強気のスケジュールが組まれて、最もサプライズ的な内容はそこだったと思うのですが、今ひとつインパクトには欠けていたようです。
ミニライブ後は一旦退場して、改めて長蛇の入場列を作って待機したのち、例によって所持品検査と金属探知機によるボディチェックを受けてから、握手会場へと模様替えしたホールに再入場します。
ミニライブは遠くから見るしかありませんでしたが、ライブ後の退場がステージ後方のブロックから始まったため、握手会への待機列には割と早いうちに並べていたようで、今回行こうとしていた中で最も人気がありそうな白石レーンに真っ先に並びましたが、握手会が始まってから自分の番までの待ち時間は30分ほどですみました。
それでは、握手会の様子を振り返ります。
●第2レーン : 伊藤純奈 × 白石麻衣 私 「こんにちは。“年齢詐称”って、どういう意味か知りたいんだけど、時間あるかなぁ?」 ↑ 先日の某番組で説明不足だったことを訊いてみた 伊 「外見が大人びて見えるらしいんですよ。それで・・・」 ↑ 実際にはもう少し長い言葉で、結構丁寧に答えてくれた 私 「はじめましてです」 白 「こんにちは」 私 「“立ち直り中”のソロの所の歌い回し、すごくいい感じだと思います」 白 「嬉しいです。ありがとう」 ※分かってはいたけれど、ナマで見るまいやんの美しさは半端ではなかった‥‥
●第6レーン : 伊藤かりん × 衛藤美彩 私 「こんにちは。去年の“Mr.カミナリ”がすごく良かったから、今年も何かあるといいなって思ってます」 衛 「ありがとうございます。純白の七音ちゃんを見たんですね?」 私 「はい、眼に焼き付けました」 私 「こんにちは。“将棋フォーカス”、毎週見てますよ」 伊 「うぁ、ありがとうございます」 私 「司会が妙に板に付いているじゃないですか」 伊 「本当ですか? すごい嬉しいです」 ※ここの2人は、剥がされた後も手が届く間はずっと握手を続けて目を合わせてくれていて、いわゆる神対応でした
●第9レーン : 桜井玲香 × 渡辺みり愛 私 「こんにちは。みさみさとPVで歌ってたデュエットが凄く良くて、ちゃんと聴く機会があると嬉しいんだけど」 桜 「ありがとう。でもどうなんだろうなぁ‥‥」 ↑ と思案顔で、自分たちでは分からない、というようなことを答えてくれた 私 「はじめまして。まだ高校生なんでしたっけ?」 渡 「はい、高校1年です」 私 「うわ、若すぎてこっちが困っちゃうよ」 渡 「・・・(にこにこ)」 ↑ これだけ可愛かったら、もう笑っているだけで十分だよと、オッサンはそう思いました
●第11レーン : 高山一実 × 能條愛未 私 「こんにちは。新番組おめでとうございます!」 能 「ありがとう」 私 「どうやって引き寄せたんですか?」 能 「え~とね、あれはね、‥‥‥、もう適当です(お互い苦笑)」 私 「こんにちは。全握しか来てないんですれど、かずみんの所には毎回来ています」 高 「ありがとうございます」 私 「あの~、“ひまつぶし”って言ってもらってもいいですか?」 高 「ひまつぶし」 ↑ 言ってくれたのはいいんだけど、割と普通の言い方だったんで内心ズッコケる。
「“ひまっぴー”の声で」ってちゃんと言わなきゃいけなかったか・・・高 「また来て下さいね~」 ↑ 次の人があみあみと長話ししていたので、荷物置き場に戻る頃までずっと話しかけてくれていた
最後のレーンは3人と会えてお得感があるからか、白石レーンと同じくらい混んでいて30分ほど並んだものの、ほかは第6レーンで10分くらい待った程度。第9と第11レーンなどはほとんど列がなくて、すぐに自分の番が回ってきたので、5つのレーン合計でも1時間半ほどで回れました。
●第18レーン : 生駒里奈 × 斉藤優里 × 中元日芽香 私 「こんにちは。兼任お疲れ様でした。まゆゆとの“てもでも”は、何回くらい歌ったんですか?」 生 「う~んと、2回くらいかな」 私 「意外と少なかったんですね」 ※ボーイッシュなイメージを強く持っていた生駒ちゃんですが、実際に会ってみたら普通に可愛らしい女の子でした。 ※レーンの前に「声が出ません。ごめんなさい。でも元気です」と書かれた紙が貼り出されていた。 私 「こんにちは。“おに魂”毎回聴いてます。最近ラジオやってるメンバーが増えてきたけれど、“おに魂”が一番面白いです。のど早く治るといいね」 ↑ ゆったんが喋れない分、こちらが一方的に喋る感じに。 私 「こんにちは。この前ラジオで生ちゃんとやった『君の名は希望』がすごく良かったです」 中 「ありがとうございます」 私 「またなんか歌ってくださいね」 中 「はい、私も頑張ります」
握手会場を後にしたのは3時頃で、まだまだこれから入場しようとする人も多い時間です。食事をしようとお店がある2階に上がってみたら、なんとこの時間でも、1階から続いた待機列が2階まで伸びていたのでした。
(この写真は2階デッキの様子で、この行列は下の階から始まっているのです)
その後、各メンバーのブログなどで、やはり過去最大の動員数だったことが明らかにされていますが、すでに4日が経過した現在も運営サイドからのレポートはまだ出ておらず、公式な動員数はまだ発表されていません。
最後は冒頭と似たような内容になりますが、前回までの握手会は「メンバーと直接話せる貴重な場であり、そこに参加できるのが嬉しい」という感想にとどまって、あまり楽しいイベントだとは感じていなかったのです。
だから今回、実は出掛けることを迷う部分もなくはなかったのですが、やっと握手会の面白さを実感できたので、行ってみて良かったと思っていますし、次回が今から楽しみになりました。
タグ:乃木坂
乃木坂46 3rd Birthday Live [その他]
2015/02/22(日)
乃木坂46 3rd Birthday Live乃木坂46がデビュー3周年を迎えたこの日は、バースデイライブが開催された西武ドームに行ってきました。
西武ドームは、名前こそ「ドーム」ですが、実際には壁がない建物に屋根があるだけなので屋外同然なのです。
さらにその所在地たるや、都心と比べたら気温が5度は低いといわれる埼玉県所沢市で、なんと、すぐ隣には狭山スキー場まであるというではありませんか。
こんな真冬にそんな場所で行われるライブということで、観客も出演者も戦々恐々として臨んだライブでした。
下の画像は、西武ドームの公式サイトから、今月のイベントスケジュールをキャプチャしたものです。
この時期の西武ドームが、いかにイベント開催に不向きで不人気なのかを如実に物語っています。
しかもこのライブ、長さがもう尋常ではないのでした。一般的なライブならば、2~3時間がせいぜいですから、それならば普段の格好+αでもどうにか凌げるかもしれません(その日の天候にもよるとは思いますが)。
しかし、乃木坂46のバースデイライブは、その時点のレパートリーの全曲披露が恒例となっていて、それまでにリリースした全ての曲を歌わないと終われない、恐ろしいライブなのです。
最初に行われた1周年ライブは、24曲を披露して約2時間でしたから、この年だけはごく普通のライブでした。
それが昨年の2周年ライブになると、曲数が42曲に増えたことで、実に4時間半に及びました。この段階で十分に長丁場だったのに、その路線がそのまま踏襲されて、今年はいつ終わるか分からないと言われていたのです。
(↑昨年12月のMerry X'mas Showで会場に流された、3rd Birthday Liveの予告映像から)
今回披露されるのは実に68曲。その準備期間が始まると、約7時間半かかるという話がメンバーから伝わるようになります。正午に開演して、昼間のうちはまだ良いとしても、終盤を迎える頃にはすっかり日が暮れているでしょう。半野外の会場で、夜の厳しい寒さをどう乗り切るのか、それが観客にも出演者にも問われていたのでした。
それとは別に、チケットの争奪戦も熾烈だったようです。私は今回も、先行抽選で運良く当選させてもらえたのですが、その後の一般申込は開始数秒で完売となったらしく、そこに参戦しても勝機はなかったでしょう。
ただし先行抽選とはいえ、さらにその前に会員限定など2段階の抽選が行われた後なので、すでに良い席が残っているはずもありません。座席番号を確認したら、昨年のクリスマスライブと同様に、ほぼ最後列でした。
(下の座席表にマウスを乗せると、私の座席位置を示します)
当日は、開演の1時間半前を目標に置いて、その通りの順調さで会場の西武ドームに到着しました。
電車を降りてドームの前に出てみると、まだ早いのに、人、人、人‥‥。さすが3万8千人収容の西武ドーム、これまでに私が参戦してきたイベントとは規模が段違いなのでした。
ズラリと並んだ祝い花の中には、世界のマーくんから届けられたものもありました。一番の推しはももクロらしいのですが、AKBのファンであることも知られていて、乃木坂のイベントにも何度か足を運んでいます。
メンバーの白石麻衣に始球式のお仕事が入ったとき、彼女にピッチングの指導をしていたのもこの人でした。
例によって、手荷物検査と金属探知機によるボディチェックがありますが、握手会と違ってライブはメンバーとの距離がある程度あるからなのか、ほとんど形式的でユル~いものでした。
普段のライブとは違い、みんな防寒具の用意とかでバッグの中身が多くて(この点に配慮して、今回は珍しく持ち込むバッグのサイズが制限されなかった)、入念に検めていたら捌けないという事情もあったのでしょう。
なので身体検査のゲートも、高速道路料金所のETCレーン並みにサラッと通過できてしまいます。シャツの胸ポケットに入っていたハクキンカイロが探知されなかったのは、良かったのかどうか分からないけれど(笑)。
まだ開演まで1時間以上ありますが、外にいてもすることもないので、球場内に入ってしまいます。
入場口を通過すると、さっそく会場内の舞台セットが一部ですが見えてきました。
(ここはまだ大丈夫でしたが、このすぐ先で撮影禁止エリアに入るので、以降は文章主体になります)
私が目指す座席は★印のあたりです。どう考えても、環境的には外にいるのとほとんど一緒ではないかと。
実際に着席してみると、ステージの見え方はこんな具合(メインステージは遙か彼方‥‥)。ステージ上のメンバーは小さくて、39人もいると区別の付かないことも多く、双眼鏡と、中央上部の大型スクリーンが頼りでした。
そして、まだ開演前にしてすでに、吐く息が白く見えています。ちょっと下まで降りてみましたが、それはステージがあるグラウンドレベルでも変わらない様子。自由に防寒対策ができる観客はまだしも、メンバーがどんな衣装で出てくるのかが気になりますし、冷えた身体で満足に歌が歌えるのかも心配でした。普通に声を出すのに不自由するほどの状況ではありませんでしたが、歌唱となるとまた事情が異なることでしょう。
さてライブの内容ですが、これまでの2回と同様に、1枚目のシングルCDの収録曲から順に、各曲のほぼオリジナルのメンバー(卒業メンバーのポジションには二期生が入る)が、その曲ごとの衣装で出てきて歌います。
今回ばかりは、メンバーの衣装に相応の防寒対策が施されていても仕方ないだろうと思っていたのですが、驚いたことに、最終盤のセクションを除けば、どの曲もほとんど軽装のオリジナル衣装で歌い切っていました。
踊ったり駆け回ったりしながら歌っていれば、身体が暖まることもあったでしょうが、シリアスで動きの少ない曲もありますし、曲間にトークがあればただ立っているだけになりますから、かなり寒い思いもしたはずです。
薄着で7時間半頑張ったことには最大限の敬意を払いたいと思いますが、歌を歌うのに適したコンディションでないのは明らかでした。やはり、この時期にこの会場という選択は誤りだったと思わざるを得ません。
特に目立っていたのが音程の合わなさ。素人レベルかそれ未満のそれは酷いモノで、せっかくの楽曲の良さが不協和音のオンパレードで台無しにされて、ファンでなければ聴くに堪えない瞬間も多々あったと感じました。
元々歌唱力で評価されるグループではなく、ファンもそれは承知していてそこには過度の期待を寄せていない訳ですが、それでももう少しマシな環境で歌わせてあげたかった気がします。
上手く歌えない原因が気温の低さだけにあるとは思っていませんが(元々上手でないメンバーも少なくない)、歌唱力に定評のあるメンバーの歌声も不安定だったので、身体が冷えた状況で歌うのは厳しかったのでしょう。
そんな内容でも、会場を埋めた3万8千人と一緒に盛り上がって楽しめるのはライブの現場ならではですね。
今回はスカパーで生中継されたので、チケットが取れなければ自宅で見ることも可能でしたし、そのほうが視覚的にも最後方の席よりは楽しめたのかもしれませんが、臨場感ばかりは会場にいないと得られない貴重なもの。
おまけに夜になると、色とりどりのスティックライトで満たされた会場がすごくきれいで気分が高揚しました。下はアンコールを待つ間にコソッと撮った写真で、パフォーマンス中に比べたらライトの数は全然少ないのですが、本編ラストの「何度目の青空か」でライトが青色に統一された直後なので、これはこれできれいです。
それと、普段のライブならば披露される曲数が限られるのですが、バースデイライブはとにかく発表された曲が全部聴けるのが良いですね。この日だけで、ナマのパフォーマンスを観たことのない曲がなくなります。
さすがに1日開催はもう限界で、来年は2日に分かれるでしょうが、そうなると両日とも来ないと全曲は聴けなくなるのが難点かな。それに、もっと大きな会場にしないと、今後はいっそうチケットが取りづらくなりそう。
自分が推しているグループの人気が上がっていくのを見るのは喜ばしいことで、今後のさらなる活躍を願ってはいるけれど、嬉しいことばかりでもないなぁと複雑な思いを抱きながら、満員の会場を後にしました。
最後に心配していた寒さですが、すっかり夜になった終盤のトークで、気温が2度まで下がったことが話題になっていましたし、後日ネット上の感想などを見ていても、かなり寒い思いをした人たちが多かったようでした。
ただ、私はもっと気温が下がることも想定して、高機能の防寒着で重装備していた上に、予想外に風が穏やかだったことにも助けられて、7時間半もの間、ほとんど寒い思いをせずに過ごせてしまいました。
今後再び着る機会などないだろうと思いつつ、発熱素材のアンダーウェア(しかも厳寒対応の極厚版)などを大枚はたいて買い込み、複数枚重ね着していたところ、そこまでで十分にオーバースペックだったようなのです。
それでも寒かったらと、バッグに詰め込んできた装備の多くは使う必要に迫られず、ムダに持ち運んだだけで終わったのですが、それらの出番がない寒さにとどまったのは、メンバーのためにも良かったんだろうと思います。
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